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哲学者・思想家の名言
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3501.
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
（ キルケゴール ）
3502.
懐疑は発明の父である。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
3503.
幼にして謙遜なれ。
弱にして温和なれ。
壮にして公正なれ。
老いては慎重なれ。
（ ソクラテス ）
3504.
飢餓線上の貧困者は生き甲斐のある生活をおくる。
衣食住を求める闘争に従事することは、無用の感覚から自由になることでもある。
（ エリック・ホッファー ）
3505.
年をとった女性には３つの種類がある。
第一は、あのやさしいおばあちゃん、第二は、あのばあさん、第三は、あの鬼ばばあ。
（ コールリッジ ）
3506.
友とともにせざる晩餐(ばんさん)は、ライオンもしくは狼の生活の如(ごと)し。
（ エピクロス ）
3507.
恋は交戦の一種なり。
（ オウィディウス ）
3508.
健康には自由がある。
健康は、すべてにおいて自由をもたらす、第一のものである。
（ アミエル ）
3509.
しゃべるものもいいけれども、黙っているのがいちばんいい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
3510.
告白は新しい生の一部でなくてはならない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
3511.
偽りは、それ自体において悪しきもの、非難されるべきものであり、素直さは高貴で賞讃に値する
（ アリストテレス ）
3512.
友愛はつねに利をもたらすも、恋情は害をもたらす場合もありえる。
（ セネカ ）
3513.
忍耐は力以上のものを我々に授ける。
（ エドマンド・バーク ）
3514.
私の真理は怖ろしい。
というのは、いままでは嘘が真理と呼ばれてきたのだから。
あらゆる価値の転倒、これが私の方式だ。
（ ニーチェ ）
3515.
手傷を負ってから盾を振りかざしても遅過ぎる。
（ オウィディウス ）
3516.
思考の掲示は、隷属から自由へと人を釈放する。
（ エマーソン ）
3517.
人間をつくるのが理性であるとすれば、人間を導くのは感情である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3518.
神は自惚れ屋を憎む。
（ セネカ ）
3519.
習慣という専制王国では、人間進歩の永続的な障害が見られる。
（ J・S・ミル ）
3520.
友人らしくみえる人々は、おおかた友人にあらず、かく見えぬ人がおおむね友人なり。
（ デモクリトス ）
3521.
罪を憎みて罪人を憎まず。
（ セネカ ）
3522.
書物は私の心の鍛錬にはならず、
知を育んだだけである。
（ モンテーニュ ）
3523.
休息は睡眠以外には不要
──という人間に成ること。
すべてはそこから始まるのです。
（ 森信三 ）
3524.
権力の不平等のあるところでは、いずこにおいても、自尊心は、他人の支配に屈服している人間の間では見当たりそうもない。
（ バートランド・ラッセル ）
3525.
考えて見ると
一日一日、一刻一刻が
こんなに事なく過ごして行けるものか。
（ 串田孫一 ）
3526.
彼は何も知らないのに、何かを知っていると信じており、これに反して私は、何も知りもしないが、知っているとも思っていない。
（ ソクラテス ）
3527.
この人間よりも私のほうが賢いに決まっている。
なるほど、我々は二人とも、正しいこと、まともなことを何一つ知らぬように見えるが、向こうは、物を知っていると思い込みながら、実は何一つ知らぬのに対して、私はなるほど何一つ物を知らぬが、知っているとは全然思ってもいないのであるから。
（ ソクラテス ）
3528.
世の中では、
予断の信奉(しんぽう)が良識として通る。
（ エルヴェシウス ）
3529.
人は手に入れたものよりも、期待をかけるものを楽しむ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3530.
死ぬことと、自分の信念とどちらが大事か！
（ ソクラテス ）

3531.
事実を知れ──事実を抱きしめよ。
（ エマーソン ）
3532.
もし私に人間の性の善であることを疑わせるものがあるとしたら、それは人間の心における嫉妬の存在である。
（ 三木清 ）
3533.
愉(たの)しみは、他人の苦しみから生まれる快楽なり。
（ オウィディウス ）
3534.
目を閉じて、眠りに就いてはならぬ。
その日、お前のした行為を三度振り返るまでは。
何がうまくでき、何が失敗し、何をまだしていないか？
（ ピタゴラス ）
3535.
希望を持つことはやがて失望することである。
だから失望の苦しみを味わいたくない者は初めから希望を持たないのが宜(よろ)しい、といわれる。
（ 三木清 ）
3536.
国家あるところに戦争は絶えない。
（ エドマンド・バーク ）
3537.
神々のささやきを聞くために沈黙しよう。
（ エマーソン ）
3538.
どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。
というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである。
（ デカルト ）
3539.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
3540.
不満足は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）

3541.
統治する時は、人々をあるがままに、そして事態をあるべき姿で見なければならない。
（ ルイ・ド・ボナール ）
3542.
勇者らしく感じるためには、勇者らしく振る舞うがいい。
そのために意志の力をありったけ振り絞ることだ。
そうすれば勇者たらんとする熱情が、恐怖の発作に取って代わろうとするであろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
3543.
微笑は笑いの完成だ。
微笑のうちでは一切がくつろぎ、何の不安も抵抗もない。
だから、母親が子供を見て微笑するよりも、子供は母親を見てもっと上手に微笑する。
（ アラン ）
3544.
過去の出来事を持ち出してこれが今の悩みの原因ですよという治療者に、患者さんは依存してしまいます。
患者さん自身は何も言えないのです。
治療者から一方的にこうなんだと言われると、依存関係になってしまう
（ 岸見一郎 ）
3545.
音楽とは、自分では気づかずに計算する、心の喜びである。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
3546.
彼の愛は心理的ではなく、感性的であって、感性的な愛は、その概念にしたがって貞節ではなく、絶対的に不貞であり、一人の女を愛さずすべての女を愛する。
すなわちすべての女を誘惑するのである。
（ キルケゴール ）
3547.
神のささやきが聞こえるように沈黙しよう。
（ エマーソン ）
3548.
数学の成果を軽んずる者は、すべて科学に害をもたらすであろう。
なぜなら、数学を知らない者は、他の精密科学を学ぶことができず、世界を十分に知ることができないからである。
（ ロジャー・ベーコン ）
3549.
人間の本性を詳(つまび)らかにするには、理性によるほかはない。
（ ダランベール ）
3550.
過去に大きな出来事に遭遇した場合、その影響がまったくないとは言い切れません。
もちろんあるでしょう。
ただ、同じ出来事を経験したかたらといって、皆が同じようになるわけではない。
（ 岸見一郎 ）

3551.
ペテン師をだませば、喜びが倍になる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
3552.
人間たちが善良で正しいからではなく、むしろその逆だからこそ、人間たちが連帯しているからではなく、じつはしていないにしてもそうなる可能性がなくはないからこそ、国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
3553.
平和条約についての規準など、いくらよく考えられ、いくら手際よく整えられたものであろうと、何の役にも立たぬ。
生への畏敬の思いを実効あるものにする思考のみが、永遠の平和をもたらすことができるのである。
（ シュバイツァー ）
3554.
最強の理性は常に最良である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
3555.
自然は人間に刃向かうものと、我々は考えている。
（ ガストン・バシュラール ）
3556.
善悪の基準を自分の外に求めるという思い込みの根は、とにかく深い。
まさにこの思い込みのために、人類において、道徳や法律は時代や国によって相対的になっているのであって、本当は話がまったくあべこべなのだけど、ここ数千年、人類はそのことに気がついていない。
（ 池田晶子 ）
3557.
真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、本物でない信仰の騎士は宗派的である。
（ キルケゴール ）
3558.
数学の大きな基礎となっているのは、判断は同時に真でもあり偽でもあることはあり得ないという、言い換えれば、ＡはＡであって非Ａではないという、一致か、矛盾かの原則である。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
3559.
無知、および好奇心の欠如は、快い両耳である。
だが、そのような耳に気づくには、モンテーニュと同様に作られた頭脳を必要とする。
（ ドゥニ・ディドロ ）
3560.
人間の偉大さは、考える力にある。
（ ブレーズ・パスカル ）

3561.
人間が他の動物すべてを合わせたより勇敢で、反抗し、運命に挑戦したのは確かである。
永遠に未来のものである人間、自己自身の迫真力のために安息できず、あらゆる現在のうちに未来を拍車のように食い込ませる人間、こういう勇敢で豊かな動物が、最も重く病めるものでないわけがどうしてあろうか。
（ ニーチェ ）
3562.
ひとたび一人の愛にまき込まれても、憂いや頑なな苦痛を保持しないようにすべきである。
なぜならば、初めの傷を新しい刺激を加えてまぎらし、傷の新しい内に、移り気な愛で気まぐれな振舞いをして治療し、心の動きを他に転じ得ないならば、傷は活発となり、育むことによって痼疾(こしつ)化し、日毎に狂気はつのり、苦悩は悪化するばかりだからである。
（ ルクレティウス ）
3563.
新刊書の不都合な点は、我々が古い書物を読まなくなることである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
3564.
施しは、相手の不幸を苦しむことだ。
まるで苦しむ責任があるかのように。
（ ヴォーヴナルグ ）
3565.
一貫して変わらぬ目的が具体的に実現されるのは、主として仕事によってである。
（ バートランド・ラッセル ）
3566.
およそあらゆる対人関係のトラブルは、人の課題に土足で踏み込むこと、あるいは（自分の課題に）踏み込まれることから起こる
（ 岸見一郎 ）
3567.
小難しい思考や重箱の隅めいた研究をわたしは禁じ、そして罰する。
それらがもたらす悲しげな憂愁によって、
それが引きずりこむ果てしない不確実性によって、
そしてその発見めいたものを伝えたときに
それが直面する冷たいオウム返しによって
罰するのだ。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
3568.
学問に情熱を傾けよと（自然は）言うが、
その学問は人間的なものであるべし。
したがって、行動や社会に対して直接の関わりを持つものであるべし。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
3569.
宗教は
逆境に打ちひしがれた者の溜息(ためいき)であり、
非情な世界の感傷であり、
魂のないところに魂を見るものである。
それは民衆の阿片である。
（ カール・マルクス ）
3570.
全てのものは、
何らかの実用的な役に立つようにできている。
（ ジェレミー・ベンサム ）

3571.
愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。
（ エーリヒ・フロム ）
3572.
最も知られることのないものこそ、最も固く信じられるものである。
（ モンテーニュ ）
3573.
宴席で作法を守るように人生の作法を守ることを忘れてはならない。
ご馳走が回ってきて自分の前に来たら、手を伸ばして礼儀正しく一人分を取る。
次に回っていくのを滞らせることのないように。
まだ回ってこないうちから欲しそうにしないで自分の前に来るまで待つように。
子供についても妻についても地位についても富についても同じ事である。
（ エピクテトス ）
3574.
人生は生きるに値するか？
それはひとえに肝臓にかかっている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
3575.
いかに多くの者が光を見る資格がないか。
それでも夜は明ける。
いかに多くの者が、この世に生まれたことを嘆いているか。
それでも自然は新しい子孫を生み、この世に存在しなかったことをむしろ望んだ者たちをも、存在せしめている。
（ セネカ ）
3576.
精神的な人は、そういう人は同時に勇気もある人だと前提しての話だが、精神的であればあるだけ、また痛ましい悲劇にも出会う。
だが、彼らはまさに人生が自分たちに大きく敵対してくればくるだけ、その人生を称賛する。
（ ニーチェ ）
3577.
悔恨の情は、得意の折には熟睡し、失意のときには苦味を増すものである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3578.
よい趣味は才智よりはむしろ判断から生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
3579.
「生きること」は、単に呼吸をすることではなく、「活動する」ことである。
それは我々の全器官を、感覚を、機能を利用すること、つまり、我々に「生きている」という感覚を与える肉体のあらゆる部分を利用することである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3580.
冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。
（ フランシス･ベーコン ）

3581.
常に瞬間を享楽せよ。
快楽が満たされれば満足だし、もしそれが満たされなければ、楽しみが次の時間まで持ち越してゆく。
（ エピクロス ）
3582.
自然はやさしい案内者である。
賢明で、公正で、しかもやさしい。
（ モンテーニュ ）
3583.
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。
俺はなんとたくさんの埃を上げていることか！
（ ラ・フォンテーヌ ）
3584.
先の見通しがどれほど利くか。
どれほど他人の気持ちの察しがつくか。
何事についてもどれほどバランスを心得ているか。
この三つで人間の知恵は一応わかる。
（ 森信三 ）
3585.
涙にもそれなりの快感がある。
（ オウィディウス ）
3586.
経験を積んだ人は、物事がこうであるという事を知っているが、なぜそうであるかということを知らない。
（ ハイデッガー ）
3587.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
3588.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
（ ヴォルテール ）
3589.
ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
（ フランシス･ベーコン ）
3590.
自然を見よ。
そして自然が教える道をたどっていけ。
自然は絶えず子供を鍛える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）

3591.
神は本質ではなく実存である。
我々は、神については、霊的な体験に基づいた象徴的な言葉だけでしか語ることができない。
（ ベルジャーエフ ）
3592.
歴史は人生の師である
（ キケロ ）
3593.
常ないものを常あるもののごとく思い、頼むべからざるものを頼みとするところに、人生における種々の苦悩は生ずる。
（ 三木清 ）
3594.
私たちは、私たちがいつ最も成功したのかということを、決して知り得ない。
（ ウナムーノ ）
3595.
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
（ ソクラテス ）
3596.
ゆうゆうと焦らずに歩む者にとって長すぎる道はない。
辛抱強く準備する者にとって遠すぎる利益はない。
（ ラ・ブリュイエール ）
3597.
人は長生きすることを望み、しかも老齢を恐れる。
人は生命を愛し、死を避けるのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
3598.
空想は感情に似ているが、感情とは反対のものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
3599.
贅沢は人為的貧困である。
（ ソクラテス ）
3600.
将来の戦争は勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。
（ バートランド・ラッセル ）

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