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2801.
迷信は、下劣な魂の持ち主たちの可能な唯一の宗教である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
（ Joseph Joubert ）
2802.
知は愛、愛は知である。
（ 西田幾多郎 ）
（ Nishida Kitarou ）
2803.
ほとんどの宗教は、
神の偉大さを強調することで、
人間との間に非対称的な関係を作るが、
仏教だけは対称的な関係を重視している。
（ 中沢新一 ）
（ Nakazawa Shinichi ）
2804.
科学技術って
進歩する以外に能がないんですね。
文化、芸術がブレーキかけないと、
野蛮な文明国になっちゃう。
合理を最優越させないで
知情意、真善美のバランスを回復しなくてはいけない。
（ 唐木順三 ）
（ Karaki Junzou ）
2805.
紙に書かず、心に書きとどむべし。
（ アンティステネス ）
（ Antisthenes ）
2806.
豚となりて楽しまんより、
人となりて悲しまん。
（ ソクラテス ）
（ Sokrates2 ）
2807.
弱者は保護されようと欲して従属する。
人間を怖れる人々が法律を愛する理由は、ここにある。
（ ヴォーヴナルグ ）
（ Vauvenargues ）
2808.
欲望はある種の人を盲目にするが、ある種の人を明るくする。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2809.
自由とは、法が認めるすべてのことを行う権利である。
（ モンテスキュー ）
（ Montesquieu ）
2810.
最も教育された者とは、人生のよいことにも悪いことにも最もよく耐えられる者である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
（ Jean Jacques Rousseau ）
2811.
すべては疑いうる。
（ カール・マルクス ）
（ Karl Marx ）
2812.
私はどんなに失望している時でも、やはり心の底の底で自分を信じているようです。
（ 和辻哲郎 ）
（ Watsuji Tetsurou ）
2813.
アンチテーゼは、好んで誤謬が真理に忍び込んでいくときに通る、狭い門に他ならない。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）
2814.
憎悪から友情までの距離は、反感から友情までの距離ほど遠くはない。
（ ラ・ブリュイエール ）
（ La Bruyere ）
2815.
己自身を愛することは、理性や正義に反することなのだろうが、なぜ、自愛がつねに悪なのだろうか。
（ ヴォーヴナルグ ）
（ Vauvenargues ）
2816.
友人との気楽な会話は、
私の最も好きな娯楽である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
（ David Hume ）
2817.
不機嫌というものは、結果でもあるが、それに劣らず原因でもある
（ E・アラン ）
（ E. Alain ）
2818.
君自身の行為や、出くわした危険を、たくさん、度をこえて述べることは避けたほうがいい。
（ エピクテトス ）
（ Epictetus ）
2819.
我々が敵と和解するのは、味方の条件をより有利にしようと願うからであり、戦争に疲れ果てているからであり、また、何か凶事が起こりはしないかと杞憂するからにすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2820.
人間は状況によってつくられる。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
（ Jean Paul Sartre ）
2821.
多くの宗教が互いに相反しているのをみる。
だから、ひとつを除いて、他はみな虚偽である。
どの宗教も、それ自身の権威に基づいて（人に）信じられることを欲し、不信仰者をおびやかす。
（ ブレーズ・パスカル ）
（ Blaise Pascal ）
2822.
人は誤ったことを言うべきにあらず。
ただし、真実なことは黙すべからず。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
2823.
酒は口を軽快にする。
だが、酒はさらに心を打ち明けさせる。
こうして酒はひとつの道徳的性質、つまり心の率直さを運ぶ物質である。
（ カント ）
（ Immanuel Kant ）
2824.
私はあまり自分の意見を重んじないが、
他人の意見もあまり重んじない。
私は人の意見を聞かない代わりに、
自分の意見を人に押しつけることは更に少ない。
（ モンテーニュ ）
（ Montaigne ）
2825.
気まぐれな読書は喜びを与えてくれるが、
有益なものとするには注意深い指導が必要だ。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
2826.
君はいつでも好きな時に、自分自身の内に引きこもることができるのである。
実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠れ家を見出すことはできないであろう。
（ アウレリウス ）
（ Aurelius ）
2827.
丁寧に拒絶することが出来るのは、交際の上で重要な術である。
（ カール・ヒルティ ）
（ Carl Hilty ）
2828.
誤謬(ごびゅう)というものは、真理を余計含んでいれば、それだけ余計に危険である。
（ アミエル ）
（ Henri Frederic Amiel ）
2829.
太陽が雨の役目を果たそうとするだろうか。
彼らはそれぞれ異なっていながら、同一の目的に向かって協力してはいないだろうか。
（ アウレリウス ）
（ Aurelius ）
2830.
弱者の譲歩は恐怖のそれである。
（ エドマンド・バーク ）
（ Edmund Burke ）

2831.
人間は一匹の虫けらさえつくり出せないが、一ダースもの神々をつくり出している。
（ モンテーニュ ）
（ Montaigne ）
2832.
苦しみから湧き出る楽しみは甘美なり。
（ オウィディウス ）
（ Ovidius ）
2833.
理想とは、精神が秩序を予見することである。
精神は精神であるから、
つまり永遠を垣間見ることができるから、
理想を持ち得る。
（ アミエル ）
（ Henri Frederic Amiel ）
2834.
階級選択は自由による選択である。
したがって、
ある階級に所属するよう強制されたり、
どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
（ Johann Gottlieb Fichte ）
2835.
悪法も法なり。
（ ソクラテス ）
（ Sokrates2 ）
2836.
他人と比較してものを考える習慣は、
致命的な習慣である。
（ バートランド・ラッセル ）
（ Bertrand Russell ）
2837.
休息する時間がなければ継続できない。
（ オウィディウス ）
（ Ovidius ）
2838.
恋愛で第一に大事なことは何かと聞かれたら、私は、好機をとらえることと答えるだろう。
第二も同じ、第三もやはりそれだ。
（ モンテーニュ ）
（ Montaigne ）
2839.
親の喜びはひそかなものである。
その悲しみや不安もまた同じだ。
（ フランシス･ベーコン ）
（ Francis Bacon ）
2840.
目に見える水の流れは、地下を流れる水の量に比べると本当に少ないのと同じように、目に見える理想主義は、世の中の人々が心の中に閉じこめ、ほとんど出さないでいる理想主義に比べると本当に小さなものだ。
閉ざされているものを放ち、地下水を地表に導く。
人々はそれができる人が現れることを待ち焦がれている。
（ シュバイツァー ）
（ Albert Schweitzer ）

2841.
運動と節制は、老境になっても、何らかの若い力を維持し得る。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
2842.
真理は神によりてのみ到達され、人間の及ぶところにあらず。
（ アルケシラオス ）
2843.
賢者は自然の富を熱心に求める。
（ モンテーニュ ）
（ Montaigne ）
2844.
恋愛が欲望の手段ではなくして欲望が恋愛の手段である。
（ 和辻哲郎 ）
（ Watsuji Tetsurou ）
2845.
過去とは、所有者の贅沢だ。
過去を整頓しておくには一軒の家を持つことが必要だ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
（ Jean Paul Sartre ）
2846.
故意だからこそ、
罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
（ Aristotle ）
2847.
あらゆる人は同等である。

それを異なるものにするのは
生まれではなくて、
徳にあるのみ。
（ ヴォルテール ）
（ Voltaire ）
2848.
自然は、神が世界を支配する技術である。
（ トマス・ホッブズ ）
（ Thomas Hobbes ）
2849.
高位にある人は、
物事をあまりに詳細に詮索すべきではない。
全てを知ることは大切だが、
全てのことについて何もかも知る必要はない。
（ バルタザール・グラシアン ）
（ Baltasar Gracian ）
2850.
私は同時に他人の自由をも目標にするのでなければ、
自分の自由を目標にすることはできない。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
（ Jean Paul Sartre ）

2851.
法のないところに不義はない。
（ トマス・ホッブズ ）
（ Thomas Hobbes ）
2852.
理論も、大衆をとらえるやいなや物理的権力となる。
（ カール・マルクス ）
（ Karl Marx ）
2853.
虚言のデパートは誇張だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
（ Baltasar Gracian ）
2854.
皮肉屋とは、犬の哲学者なり。
（ アウグスティヌス ）
（ Augustine ）
2855.
よい結婚はしたほうがよく、悪い結婚はしないほうがよい。
（ バートランド・ラッセル ）
（ Bertrand Russell ）
2856.
南国の勤勉は営利欲ではなく、他人に絶えず必要とされるからである。
食わんがためだけなら勤勉は不必要である。
北国のそれは、その反対である。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）
2857.
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
2858.
飲食、睡眠、運動の時間に何も考えず快活なのは、最良の長寿法のひとつである。
（ フランシス･ベーコン ）
（ Francis Bacon ）
2859.
自己の持てるものを十分に己にふさわしき富と考えざる者は、世界の主となるとも不幸なり。
（ エピクロス ）
（ Epikouros ）
2860.
同情されたがる渇望は
自己陶酔、しかも、隣人の懐を傷めての自己陶酔の渇望である。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）

2861.
聞き上手は一つの技術である。
（ エピクテトス ）
（ Epictetus ）
2862.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
（ ショーペンハウアー ）
（ Schopenhauer ）
2863.
犬があなたの膝に乗るのは、
あなたが好きだから。
でも猫が同じことをしても、
それはあなたの膝の方が温かいからだ。
（ ホワイトヘッド ）
（ Alfred North Whitehead ）
2864.
巧みにしゃべる機知と
沈黙する術(じゅつ)を心得ていないことは、
大いなる不幸である。
（ ラ・ブリュイエール ）
（ La Bruyere ）
2865.
それでも地球は動いている。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
（ Galileo Galilei ）
2866.
己自身を統治できぬ者は、自由にあらず。
（ エピクテトス ）
（ Epictetus ）
2867.
己の魂の資産を改善する時間を有する者は、
真の閑暇を享楽する。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
（ Henry David Thoreau ）
2868.
人気のないルールは、
決して長続きしない。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
2869.
すべてのものが変化するのは明らかだが、実際には消え失せるのではない。
物質の総量はつねに同じだ。
（ フランシス･ベーコン ）
（ Francis Bacon ）
2870.
私は哲学者ではなく、
「哲学学者」だった。
（ 谷川徹三 ）
（ Tanikawa Tetsuzou ）

2871.
不死不滅という希望なくしては、何人といえども、国家のために死ねるものにあらず。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
2872.
友情の続かざるものは性格の悪しき人間なり。
（ デモクリトス ）
（ Demokritos ）
2873.
単純化、単純化、単純化せよ！
物事は二つか三つ考えればよい。
百や千では多すぎる。
百万でなく半ダースで十分だ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
（ Henry David Thoreau ）
2874.
遠からず君はあらゆるものを忘れ、遠からずあらゆるものは君を忘れてしまうであろう。
（ アウレリウス ）
（ Aurelius ）
2875.
我々が敵の不幸を憐れむ心の中には、しばしば優しさよりも高慢の方が多分含まれている。
我々が彼らに同情の証を見せるのは、彼らに我々の優越を感じさせたいからである。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2876.
声の調子や目つきや姿のうちにも、取捨選択した言葉に劣らない雄弁がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2877.
一般的にいって、一つの世代は、その世代中に生み出された世界観によって生きるよりも、むしろ前世代の世界観によって生きるものである。
（ シュバイツァー ）
（ Albert Schweitzer ）
2878.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
2879.
賢い者は、
言うべきことがあるから話し、
愚かな者は、
言わねばならぬから話す。
（ プラトン ）
（ Platon ）
2880.
古来の偉人には雄大な根の営みがあった。
その故(ゆえ)に彼らの仕事は、味わえば味わうほど深い味を示してくる。
（ 和辻哲郎 ）
（ Watsuji Tetsurou ）

2881.
老人は民衆の威厳である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
（ Joseph Joubert ）
2882.
自己に自殺の命令を下したのみならず、その手段を見出せし人間は真に偉大というべきなり。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
2883.
自分の胸に「いま、幸せか？」とたずねたら、途端に幸福ではなくなってしまう。
（ J・S・ミル ）
（ J. S. Mill ）
2884.
他人に対する不正を防ぎうるのは、
正義の原則よりもむしろ思いやりである。
（ エリック・ホッファー ）
（ Eric Hoffer ）
2885.
宗教は抑圧された生物の嘆息である。
（ カール・マルクス ）
（ Karl Marx ）
2886.
競合社会では、個の野心が公の利益。
（ アダム・スミス ）
（ Adam Smith ）
2887.
生活のための闘争と言っているものは、正直なところ、成功のための闘争にほかならない。
（ バートランド・ラッセル ）
（ Bertrand Russell ）
2888.
身体の美は、もし知性がその根底になければ、動物的なものに過ぎず。
（ デモクリトス ）
（ Demokritos ）
2889.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2890.
よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ。
（ ソクラテス ）
（ Sokrates2 ）

2891.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
（ Schopenhauer ）
2892.
自らの力でやり遂げようとする人に、
天は手を差しのべる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
（ La Fontaine ）
2893.
易しいものでも、
難しいもののように取り組み、
難しいものでも、
易しいもののように取り組むべきである。
（ バルタザール・グラシアン ）
（ Baltasar Gracian ）
2894.
人生は、
解決すべき問題でも、
答えるべき質問でもない。
人生とは、経験するべき未知なのだ。
（ アラン・ワッツ ）
（ Alan Watts ）
2895.
完全に無駄になった日とは、一度も笑わなかった日である。
（ フランスの古いことわざ ）
2896.
行為の前に先慮することは、後になって気付くことよりもより良い。
（ デモクリトス ）
（ Demokritos ）
2897.
植物は人間から見られる事を求め、見られる事が救済なり。
（ アウグスティヌス ）
（ Augustine ）
2898.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2899.
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
（ オウィディウス ）
（ Ovidius ）
2900.
美学的に完璧なものが世の中に二つある。
時計と猫だ。
（ E・アラン ）
（ E. Alain ）

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｜26｜27｜28｜29｜30｜
｜31｜32｜33｜34｜35｜
｜36｜37｜38｜39｜40｜
｜41｜42｜43｜44｜45｜
｜46｜47｜48｜49｜50｜
｜51｜52｜53｜54｜55｜
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