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701.
人は自分から抜け出すほど一層自分となる。
また一層よく自分の生きていることを感ずる。
（ アラン ）
702.
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。
（ ヴォルテール ）
703.
苦悩なき者は深き精神的趣味を理解することは出来ない。
（ 西田幾多郎 ）
704.
けちは往々にして逆の結果をもたらす。
何の当てにもならない遠い希望のために、全財産を投ずる者があるかと思うと、ある者は、目先のほんのわずかの利益のために、将来の大きな儲けを逃す。
（ ラ・ロシュフコー ）
705.
美には客観的な原理はない。
（ カント ）
706.
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。
その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。
読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
707.
スタイル・ハーモニー・優雅・よきリズムの美は、簡素さによる。
（ プラトン ）
708.
女の貞節は、多くの場合、
自分の名声と平穏への愛着である。
（ ラ・ロシュフコー ）
709.
有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。
（ ヴォルテール ）
710.
私たちは、
自分自身に対して嘘をつく時、
最も大きな声で嘘をつく。
（ エリック・ホッファー ）
711.
死は存在せず。
なんとなれば、
我らの存在する限り死の存在はなく、
死の存在あるとき、
我らは存在することをやめるからなり。
（ エピクロス ）
712.
孤独を知りたかったら恋愛せよ。
（ 作者不詳 ）
713.
雄弁は、常軌を逸した群衆や暴徒を扇動したり操ったりするために考え出された道具である。
（ モンテーニュ ）
714.
自己愛は、あらゆるおべっか使いの中で、最も強力なものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
715.
付き合いがまずくなるのは、
言葉が誤解されるときではなく、
沈黙が理解されないときである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
716.
休みなさい。
休息を与えられた土地は、
実り豊かなのだから。
（ オウィディウス ）
717.
真実はすべて３つの段階を経る。
１つ目はあざ笑われる段階。
２つ目は激しく攻撃される段階。
３つ目は自明なこととして受け入れられる段階。
（ ショーペンハウアー ）
718.
意見を持つだけの人は、ほとんど世に益をもたらさない。
しかし、確信を持つ人は、自ら生活する社会を改革することができるものだ。
（ エマーソン ）
719.
金(かね)は戦争の筋肉あるいは腱(けん)である。
（ キケロ ）
720.
簡素化、簡素化に尽きる
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
721.
私は正義の戦いよりも、よこしまな平和を好む。
（ キケロ ）
722.
弁護士とは、
悪い奴を悪い奴と知りながら弁護して、
その悪い奴から悪い金をもらう、
悪い人間。
（ 堀秀彦 ）
723.
私は人生を他人の二倍も楽しんでいる。
なぜなら享受の尺度は、
我々がそこに注ぐ熱意の多少に依存するからである。
（ モンテーニュ ）
724.
動物にさまざまな種類があるように、人間にもさまざまな異なった種類がある。
そして、人と人との関係は、異なった動物と動物との関係によく似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
725.
うんざりした気持ちを癒やすには、ウイスキーを一杯やって忘れようとするより、仕事に打ち込んで一生懸命になるほうが、よほど効果的である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
726.
人は、最も栄えている時に、大きな不幸に見舞われるものだ。
（ アリストテレス ）
727.
頭が水に潜っていたときに空気を欲しがったぐらい知恵を欲すれば、君は英知を得るであろう。
（ ソクラテス ）
728.
私は真理と精神との力を信じるがゆえに、人間の未来を信じる。
（ シュバイツァー ）
729.
無理にひねり出した冗談と、巧(たく)まずして生まれた冗談とでは、大きな相違がある。
（ ヴォルテール ）
730.
美貌は目を楽しませ、優しさを魂を魅了する。
（ ヴォルテール ）

731.
希望はすこぶる嘘つきであるが、とにかく我々を楽しい小道を経て、人生の終わりまで連れて行ってくれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
732.
天才とは自ら法則を作るものである。
（ カント ）
733.
生命の所有が短くなればなるほど、
私はこの所有をますます深め、
ますます充実させなければならない。
（ モンテーニュ ）
734.
貧しくとも自分の人生を愛そう。
たとえ貧しい家庭であろうとも、楽しい時間、わくわくする時間、素晴らしい時間があるはずだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
735.
人生の道には、広いのはたくさんあるが、天才が歩んだ道はほんのわずかしかない。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
736.
たとえば、
走者の平均速度をたった１パーセント速めるだけで、
持久力は即座に１０パーセント落ちる。
このことはどんな種類の活動にもあてはまるので、
馬車馬のように働く生活の果てには、
喜びも利益もありえない。
（ タタルケビッチ ）
737.
教育者は
他のどのような職業人よりも、
遠い将来を見定めることに関わっているのである。
（ ジョン・デューイ ）
738.
自分の魂（精神）をできるだけ優れたものにせよ。
（ ソクラテス ）
739.
才能ある人は賛辞にのぼせない。
（ オウィディウス ）
740.
数学は数学的真理のために、文学は精神的真理のために、人の頭を鍛える。
（ ジョセフ・ジュベール ）

741.
幸福を確かなものにするには、
美徳では不十分だが、
不幸を確かなものにするには、
悪徳で十分である。
（ アリストテレス ）
742.
もしこの世で、
もう誰も一日に四時間以上働くことを強制されなくなるとすれば、
知的好奇心を持った者は、誰でも
自分の学問的趣向に従うことができるであろうし、
どんな画家も、
その絵がそれだけの良いものであれば、
飢え死にしないで絵が描ける（＝絵を描いて暮らせる）であろう。
（ バートランド・ラッセル ）
743.
人は獲物よりも狩猟を好む。
（ ブレーズ・パスカル ）
744.
人生とは、その人が毎日考えている通りのものである。
（ エマーソン ）
745.
美しさは「自然」が女に与える最初の贈り物であり、そしてまた「自然」が女から奪い取る最初の贈り物である。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
746.
なるほど、人には自分のしたいことをする自由がある、悪いことをする自由もある。
でも、悪いことをする自由は、じつは自由ではないんだ。
（ 池田晶子 ）
747.
自分の人生がつまらないものであっても、それを受け入れ、それを生きよう。
それを避け、ののしるのはやめよう。
悪くはないのだ……自分の周りが富んでいるときには貧しく見える。
あら捜しをしようと思えば、楽園にすらあるものだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
748.
人間は半ば社会的な動物であり、半ば孤独な動物である。
（ バートランド・ラッセル ）
749.
苦しみは成長から生まれる副産物。
苦しみだけで終わってしまうことはない。
（ アイリス・マードック ）
750.
男が、自分で思っているのと同じくらい若く見えることはよくある。
だが、自分で思っているのと同じくらい重要な存在であることは絶対にない。
（ ボーヴォワール ）

751.
最高の馬鹿とは、
自分がそうでないと思い、
自分以外の全てがそうだと思っている人である。
（ バルタザール・グラシアン ）
752.
言葉の意味は文脈によって決まる、
つまり、（他者の）言葉は私的に使用できない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
753.
学問に時間を費やしすぎるのは、怠惰である。
（ フランシス･ベーコン ）
754.
愛さなければ、
愛する気持ちはわからない。
（ アイリス・マードック ）
755.
愛というものは、
地中深くにしっかりと根を張り、
また、天にも届かんばかりの大きな枝を張った大樹になるべきものである。
（ バートランド・ラッセル ）
756.
誰も死を味わってないのに、誰もが最大の悪であるかのように決めつける。
（ ソクラテス ）
757.
あなたが欲しいもののいくつかをなしで済ませることが、幸せになるには不可欠である。
（ バートランド・ラッセル ）
758.
本当に出席に値する講義には、
出席を強制する規律など必要ではない。
（ アダム・スミス ）
759.
ある者の得は、他の者の損になる。
（ モンテーニュ ）
760.
鼻持ちならないのは、
無知ではなく無作法である。
（ エルヴェシウス ）

761.
残された時間は短いが、
私はこのまま自分の一生を貫き通したいと思う。
（ ソクラテス ）
762.
自信がない男ほど、女にいばりたがる。
（ ボーヴォワール ）
763.
数学を味方にしていない者は、いつかそれを敵に回すことになるだろう。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
764.
学ぶのに年を取り過ぎたということはない。
（ セネカ ）
765.
無知を知るは学問の始めなり。
（ ソクラテス ）
766.
人はみんな自分のことを話したがる──時には自分の悪口でもいいから話したがる。
（ ラ・ロシュフコー ）
767.
一般に伝記というものは何でも語っているが、只(ただ)我々にとって重要なことは除外しているものだ。
（ シェストフ ）
768.
人生はその人の考えた所産である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
769.
戦争──それはつまるところ無益な殺し合いだ。
「よい戦争」とか「悪い平和」なんてものはない。
あるのはただ「悪い戦争」と「よい平和」だけだ。
（ バートランド・ラッセル ）
770.
生は適切に活用すれば十分に長い。
（ セネカ ）

771.
各自その性格に身をゆだねれば、それに抵抗するための無用な努力から免れる。
（ エルヴェシウス ）
772.
自分を愛し、同時に他のすべての人を等しく愛するような人は、偉大で、正しい。
（ エーリヒ・フロム ）
773.
酔っぱらった頭で読み直すと（＝推敲すると）
こなれた文章になりやすい。
（ 山内志朗 ）
774.
誤りをはっきり誤りと言ってのければ、どんな誤りも、おのずから誤りでなくなるであろう。
（ ヴォーヴナルグ ）
775.
神が人間を多種多様に分かつたのは、相互に扶助させようとするためである。
（ セネカ ）
776.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
777.
貸した金の額が少なければ
債務者を作るだけですむが、
額が大きければ敵を作る。
（ セネカ ）
778.
金は火によって試され、勇者は逆境によって試される。
（ セネカ ）
779.
人間は誰でもいつかは必ず死ぬのだ。
だから、我々が常に考えなければならないのは、
死をまぬがれようとすることではなく、
生きられるだけの時間を
どうすれば最もよく生きられるかということだ。
（ ソクラテス ）
780.
一つの悪徳は、他の悪徳に導く。
（ セネカ ）

781.
本なき家は、主(あるじ)なき家の如(ごと)し。
（ キケロ ）
782.
生まれによって、
名声によって、
世襲財産によって
尊重されればされるほど、その人は高い位の者が戦場では第一線に立つことを考えて、
より一層勇敢に振る舞うべきなのである。
（ セネカ ）
783.
目指す港がないような航海をしていたら　
どんな風が吹いても助けにならない。
（ モンテーニュ ）
784.
変革の手段を持たない国家は、
自己保存の手段も持たない。
（ エドマンド・バーク ）
785.
汝自身を知れ。
（ ソクラテス ）
786.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
787.
切れ者らしく見せようという色気が邪魔をして、切れ者になれないことがよくある。
（ ラ・ロシュフコー ）
788.
幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。
成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう。
（ エーリヒ・フロム ）
789.
どんな不幸な出来事でも、賢人はそこから自分の利になることを引き出す。
しかし、どんな幸運な出来事でも、愚者はそこから禍を引き出す。
（ ラ・ロシュフコー ）
790.
人生より難しき芸術はなし。
他の芸術学問には至るところに師あり。
（ セネカ ）

791.
運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。
（ ショーペンハウアー ）
792.
克服できない障害を前にして頑固にふるまうのは、おろかなことだ。
（ ボーヴォワール ）
793.
真に勇気あり力のある者は、恐ろしい真実を見つめるとともにそれに堪える道を知っている。
（ 和辻哲郎 ）
794.
天才を知る者は天才である。
（ ヘーゲル ）
795.
賞賛の中には、非難の中よりも、より多くの鉄面皮がある。
（ ニーチェ ）
796.
富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。
富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。
そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。
（ フランシス･ベーコン ）
797.
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
（ モンテーニュ ）
798.
愛というものは、愛されることよりも、むしろ愛することに存在する。
（ アリストテレス ）
799.
自分でも守れない秘密を、
どうして人に守らせることができようか。
（ ラ・ロシュフコー ）
800.
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。
（ カール・ヒルティ ）

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