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ショーペンハウアーの名言
1.
幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。
2.
孤独は優れた精神の持ち主の運命である。
3.
結婚とは、
男の権利を半分にして、
義務を二倍にすることである。
4.
我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の４分の３を喪失してしまう。
5.
推理する能力を持っている人はたくさんいるが、判断する能力を持っている人は少ししかいない。
6.
信仰は愛のようなもので、強制することはできない。
7.
普通、人は時間をつぶすことに苦心する。
才能ある人間は、時間を利用することに苦心する。
8.
誰でも他人の悲しみに同情することはできる。
しかし、
他人の喜びを共に喜ぶのは、
天使の特質である。
9.
誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
10.
誰かが嘘をついていると疑うなら、信じたふりをするとよい。
そうすると彼は大胆になり、もっとひどい嘘をついて正体を暴露する。
11.
船荷のない船は不安定でまっすぐ進まない。
一定量の心配や苦痛、苦労は、いつも、誰にも必要である。
12.
宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。
13.
軽信というものは、善良に生まれついた人に具(そな)わる特徴である。
14.
障害と闘って勝つことが、人間を幸福にするのだ。
15.
人間は孤独であるかぎり、彼自身であり得る。
16.
真実はすべて３つの段階を経る。
１つ目はあざ笑われる段階。
２つ目は激しく攻撃される段階。
３つ目は自明なこととして受け入れられる段階。
17.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
18.
男性の間では愚かで無知な男が、女性の間では醜い女が愛され、ちやほやされる。
19.
無知は富と結びついて
初めて人間の品位をおとす。
20.
どのような運が降りかかろうと、喜びに浮かれることのないように、悲しみに暮れることのないように。
万物は流転し、そして運もまた、いつ変わるとも知れないのだから。
21.
信仰の強制は、不信仰を喚起するだけである。
22.
泣くことは、
自分自身に対する同情である。
23.
男同士は本来、互いに無関心なものだが、女は生まれつき敵同士である。
24.
強い人間は自分の運命を嘆かない。
25.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
26.
人の社交本能も、その根本は何も直接的な本能ではない。
つまり、社交を愛するからではなく、孤独が恐ろしいからである。
27.
人生というものは、通例、裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ち、の連続にほかならない。
28.
人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。
29.
運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。
30.
多く笑う者は幸福であり、多く泣くものは不幸である。

31.
人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。
だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。
富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。
32.
いかなる財産も、ちょっとしたチャンスに手に入れたものである。
33.
たとえ話は嘘ではない。
なぜならば、それは決して起こらなかった事柄を述べているのだから。
34.
重要な思想を誰にでもわからせるように表現するほど難しいことはない。
35.
三種の貴族がある。
１．血統と位階の貴族、
２．財力の貴族、
３．精神的貴族
が、すなわちそれである。
36.
孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間にほかならない。
なぜなら、孤独でいるときにのみ人間は自由なのだから。
37.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。
38.
読まれたものは、熟慮を重ねることによってのみ、真に読者のものとなる。
食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養う。
39.
金銭は、人間の抽象的な幸福です。
だから、もはや具体的に幸福を享楽する能力のなくなった人は、その心を全部、金銭にかけるのです。
40.
人間の幸福の敵は、苦痛と退屈である。

41.
女性はすぐれた才能の持ち主となることはできようが、しかし天才の持ち主とはなれない。
なぜなら、女性は常にどこまでも主観的なものだから。
42.
文体は、精神の現れた姿である。
他人の文体を真似ることは、仮面をかぶることに相当する。
43.
すべての人は、限られた世界に対して、自らの限られた視野からの見方しかできない。
44.
人は通常、金を貸すことを断ることによって友を失わず、金を貸すことによってたやすく友を失う。
45.
天才は平均的な知性よりは、むしろ狂気に近い。
46.
富は海水に似ている。
飲めば飲むほど渇く。
名声についても同じことが当てはまる。
47.
時は、時をよく用いる者には親切である。
48.
全ての享楽と、全ての幸福とは消極的なものだが、苦労は積極的なものだ。
49.
善、すなわち一切の幸福と一切の満足とは消極的なものである。
言いかえれば、それは単に欲求が鎮まり、苦痛がやんでいるということにすぎない。
50.
世論は振り子の運動の法則に従う。

51.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
52.
礼儀正しさが人の本性に訴えかける働きは、熱がロウに伝える働きのごとし。
53.
永遠は一瞬の中にある。
54.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
55.
人間は、自分の頭脳や心を養うためよりも何千倍も多く、富を得るために心を使っている。
しかし、私達の幸福の為に役立つものは、疑いもなく人間が外に持っているものよりも、内に持っているものなのだ。
56.
すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。
57.
何故(なぜ)女が不幸に対して男より深い同情を示すかといえば、推理能力に弱みを持っているからである。
58.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
59.
礼儀は賢いことであり、
非礼は愚かなことだ。
非礼を不必要に気ままに行うことによって
敵をつくることは、
わが家に放火すようなものだ。
60.
礼節とは、道徳的にまた知的に貧弱な互いの性質を互いに無視し合いながら、非難しまいという暗黙のうちの協定である。

61.
精神の豊かな人は、
まったくの孤独の中でも、
おのれひとりの想念や幻想にすばらしい楽しみを見出すことができるが、
愚か者の場合は、
社交、観劇、遊山、宴会などが入れ替わり立ち替わり絶えることなく続いても、
死ぬほどの退屈から彼を防ぐ手立てはないのである。
62.
紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。
歩行者のたどった道は見える。
だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。
63.
人はなんでも忘れることができるが、自分自身だけは、自分の本質だけは忘れることはできない。
64.
普遍的な真理に対して人がいかに無関心でも、個別的な真理に対しては実に執着が強い。
65.
個々の人間にあっては、隠退と孤独への傾向の増加は、つねにその人間の知的価値の程度に応じて生ずる。
66.
他人の考えを読み取ることは他人の食べ残しを食べるようなもの、他人の脱ぎ捨てた衣服を着るようなものだ。
67.
人は、ある種の外的活動を必要とする。
なぜなら、内側は不活発だからである。
68.
書く力も資格もない者が書いた冗文や、
からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる。
69.
人生には正真正銘の本質的な価値などない。
人生はただ、欲望と幻影によって動き続けるだけだ。
70.
我々は朝を生の本質と見、これを神聖に扱わなくてはならない。

71.
自分の心の奥底にある考えだけが、真実と生命を内に秘めている。
人間が本当に完全に理解できるものは、これしかないからである。
72.
知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
73.
読書は他人にものを考えてもらうことである。
本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない。
74.
虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする
75.
睡眠は死からの負債である。
睡眠は生命を維持するために、死から借りるものである。
76.
自分でおこなった貴重な省察は、できるだけ早く書きとめておくべきである。
77.
世間普通の人たちは、難しい問題の解決にあたって、熱意と性急のあまり、権威ある言葉を引用したがる。
78.
謙譲というものは、平凡な能力を持つ人間の場合には単なる誠実であるが、偉大な才能のある人間の場合には偽善である。
79.
医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、牧師は人間を愚かなものと見る。
80.
人生は、幼年期には遠くから見た舞台装飾に、老年期には間近に見た舞台装飾に似ている。

81.
宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることが出来ない。
82.
逆境における友というものは、果たして稀であろうか。
反対である。
誰かと友情を結ぶや否や、その人は苦境にさいして金を借りたがる。
83.
我々の肉体が衣服に包まれているように、我々の精神は虚偽に包まれている。
84.
読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
85.
名誉は、外に現れた良心であり、良心は、内に潜む名誉である。
86.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
87.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
88.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
89.
はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。
90.
老年の歳月における人生は、悲劇の第五幕に似ている。
人間は悲劇的な最後が近いことは知っているが、それがいかなるものであるかは知らない。

91.
なんびとにもせよ、まったく突如として、人は生きているのである。
92.
人生の情景は、粗いモザイク画に似ている。
この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。
間近にいては、それは何の印象も与えない。
93.
不道徳行為を望むのは、大きな誤謬の永続を望むことである。
94.
善、愛、高潔な心を動かしやすい行為や愛の業(ごう)を行わせることができるのは、つねにただ他人の苦悩に対する認識にほかならない。
95.
男性の愛情は、彼が肉体の満足を得た瞬間から急降下する。
ほかの女はすべて、征服した女より多くの魅力をもつように思われて、彼は心変わりする。
それに反して、女性の愛情はこの瞬間から増大する。
全部で、95件
　
　
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これより以下、
キーワードとは無関係の
ランダム名言コーナー
1.
平和は人間の幸福なる自然状態であって、
戦争は人間の堕落であり、恥辱である。
（ ジェームズ・トムソン ）
2.
あたし、できることなら、からだを百にして千にしてたくさんの男のひとを、かばってやりたいとさえ思うわ。
男は、だって、気取ってばかりいて可哀そうだもの。
（ 太宰治 ）
3.
牢獄にいて一番の不幸は、扉にこちらから鍵がかけられないことだ。
（ スタンダール ）
4.
教育は、悩める人間の胸中に赤々と善の炎を灯し、凶暴な悪人の両手を縛る。
（ ホセ・リサール ）
5.
一人の女の最高の１０年間とはいつか？
２５歳と２６歳の間である。
（ リップ ）
6.
愚かな人間は、沈黙しているのが最もよい。
だが、もしその事を知ったならば、その人はもう愚かな人間ではない。
（ トルストイ ）
7.
我々が賞讃や驚異の眼で見上げる、人類の成し遂げたあらゆる大工事の成果は、辛抱強さと何事にもめげぬ、たゆまぬ努力がもたらした好例である。
（ サミュエル・ジョンソン ）
8.
人間は、助けることの出来るすべての生命を助けたいという内的要求に従い、何らかの生命のあるものならば加害することを怖れる、というときにのみ真に倫理的である。
（ シュバイツァー ）
9.
子どもたちの騒音は、将来の音楽。
（ ドイツのことわざ ）
10.
慰められるよりも慰めることを
理解されるよりも理解することを
愛されるよりは愛することを
（ マザー・テレサ ）
11.
待つことを知る者には、万事が適当な時に来る。
（ フランスのことわざ ）
12.
ああ面白かった。
これでおしまい。
（ 山田風太郎 ）
13.
私が恋愛小説を読みたいというのは、恋すること、あるいは恋を失うことで変わってゆく、その変わりようがみたい、ということなのである。
（ 田辺聖子 ）
14.
他人の過去の過ちを許しなさい。
そして何よりもあなた自身を許しなさい。
（ シンディ・フランシス ）
15.
おお主よ、われに力と勇気を与え給え、わが肉、わが心を嫌悪の念なく見んがために。
（ ボードレール ）
16.
（本当に）好きな人であれば、
いくら欠点があっても、
その人を愛しているという気持ちがあるかぎり、
ずっとつきあっていられる。
（ 斎藤茂太 ）
17.
父は永遠に悲壮である。
（ 萩原朔太郎 ）
18.
人間は、自分が心がけたとおりになるものである。
あごを引いて頭をまっすぐに立てよう。
（ ウェイン・ダイアー ）
19.
復興には時間がかかる。
ところが、復興という奴が、又日本人の十八番なのである。
どうも日本人は、改革の情熱よりも、復興の情熱に適しているところがある。
（ 三島由紀夫 ）
20.
長所は伸ばす為にあり、
短所は触らない為にある。
（ 船井幸雄 ）
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