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哲学者・思想家の名言
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2001.
信じる理性の力を失ってもなお信じるところに、信仰はある。
（ ヴォルテール ）
2002.
何事も終わりを重視せよ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2003.
魂は肉体を拒否する。
（ アラン ）
2004.
文体は、精神の現れた姿である。
他人の文体を真似ることは、仮面をかぶることに相当する。
（ ショーペンハウアー ）
2005.
女性をキャンドルの光のもとで評価してはいけない。
判断を誤る。
女の容貌を真に知りたければ、昼の光のもと、しらふの状態で見ることだ。
（ オウィディウス ）
2006.
満足は天然の富だ。
（ ソクラテス ）
2007.
世の中で人の言う通りに生きるのは簡単だ。
また、独りのときに自分の意のままに生きるのも簡単だ。
しかし偉大な人間は、群集の真っただ中で完璧な優しさを保ちながら、独りのときの意志を貫くのだ。
（ エマーソン ）
2008.
この（＝誠実さの）学問は、本来、人間の学問である。
というのも、それは、道理にかなった人間的な仕方で生活しかつ互いに交際するところに成り立つからである。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
2009.
多くの優れた知恵の源泉を認識できるかできないかは、言葉の習得にかかっており、ローマ人の知恵への道はそれによって開かれる。
（ ロジャー・ベーコン ）
2010.
見なさい。
（書物の）執筆者たちが高度に気持ちを張りつめても、
最も賢明な執筆者でさえ、
一つの論拠の周りに、
どんなに浮薄な論を、
じっくり読めばすぐ判(わか)る実体のない論を撒き散らしているかを。
いずれも、我々を瞞着(まんちゃく)する
口先だけの屁理屈にすぎないのだ。
（ モンテーニュ ）
2011.
二つの保証は一つにまさる。
保証が多すぎて失敗したためしはない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2012.
真の悲劇詩人は、同時にまた真の喜劇作家である。
（ ソクラテス ）
2013.
とにかく健康が第一。
充分な睡眠こそ健康のもと。
（ エマーソン ）
2014.
幾何学は上手く測定する技術である。
（ ペトルス・ラムス ）
2015.
富は賢者のもとにあっては奉仕し、愚者のもとにあっては命令する。
（ セネカ ）
2016.
誰がより多く知っているかではなく、誰がより正しく知っているかを問わねばならぬ。
（ モンテーニュ ）
2017.
身体を単なる機械仕掛けと考えると、人体の挙措(きょそ)動作を笑わずにはいられない。
（ アンリ・ベルクソン ）
2018.
死とは、いわば存在の消失で、もろもろの事柄に関する感覚が残らず欠落することか、さもなければ、俗説の説く通り、魂が変転してこの世から別の場所へ移り住むことか、そのどちらかである。
（ プラトン ）
2019.
もし死が感覚の欠落で、夢さえ見ない眠りのようなものであるなら、それは実際、素晴らしい賭けだと言えよう──それに反して、死がいわば、この世から別の場所に転出することで、そこでは死者たちが全て相集(つど)うという俗説が真実であるとするなら、それにまさることが他にまたとあろうか？
（ プラトン ）
2020.
心のとげを引き抜いてくれるのは、
友の手しかない。
（ エルヴェシウス ）
2021.
美徳は多くの説教師をかかえているが、殉教者は少ない。
（ エルヴェシウス ）
2022.
人間の真の学問、真の研究、それは人間である。
（ ピエール・シャロン ）
2023.
満ち足りてしまった恋は、すぐに、退屈になってしまうものである。
（ オウィディウス ）
2024.
年をとったら謙虚にならなくては。
（ サルトル ）
2025.
汝(なんじ)ら我(われ)に哲学を学ぶべきにあらず。
哲学することを学ぶべし。
（ ソクラテス ）
2026.
上手に話そうとするからいけないのだ。
なあに、靴を注文するとき、靴屋のおじさんに話すように話せばいいのだ。
（ ソクラテス ）
2027.
人間は二項対立でしかものを考えることが出来ない。
（ 芦田宏直 ）
2028.
私たちの生きているもとのもの（精神・魂）が乱れ、腐っているならば、生きがいのあるわけがないではないか。
（ ソクラテス ）
2029.
身体のもとが腐っているとしたら、どれだけ食べ物や飲み物があり、また、どれだけお金や権力があったところで、誰も生きがいがあるとは思えないだろう。
（ ソクラテス ）
2030.
人間は本来、社会的な動物である。
（ アリストテレス ）

2031.
どの一つの科学も、数学なしでは十分に知ることはできない。
（ ロジャー・ベーコン ）
2032.
もし私が怒っていなかったとすれば、
私はたぶん、
お前を殴りつけていたであろう。
（ ソクラテス ）
2033.
弓の弦(つる)は二本持っていなければならぬ。
（ シャルル・ド・ボヴェル ）
2034.
倫理とは、意志の問題ではなく、気配りの問題である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
2035.
数は万物の本質であり、そして宇宙の組織はその諸規定において、一般に数および、数どうしの比の、調和のとれた体系をなしている。
（ ピタゴラス ）
2036.
人間が「本物の人間」であるための基本的な条件の第一は、「不完全性の自覚」から滲(にじ)み出てくる謙虚さ。
（ 芳村思風 ）
2037.
人間において生きるとは、
ただ単に生き永らえることではありません。
何のためにこの命を使うか、
この命をどう生かすか、
そして、命を生かすということは、
何かに命を賭けるということです。
（ 芳村思風 ）
2038.
全力をあげて努力しない限り、人を愛そうとしても必ず失敗する。
（ エーリヒ・フロム ）
2039.
極陰は陽に転ずることわりを
ただにし思へば心動ぜず
（ 森信三 ）
2040.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）

2041.
我々の性格は我々の行動の結果なり。
（ アリストテレス ）
2042.
人生から友情を取り去ることは、世界から太陽を取り去ることに等しい。
（ キケロ ）
2043.
生きるためにはわずかの生気しか必要でないが、行動するためには多くの生気が必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
2044.
自尊心とは、空気でふくらませた風船である。
ちょっと突いただけで炸裂して風になってしまう。
（ ヴォルテール ）
2045.
金銭、快楽、名誉を愛する者は、人を愛することができない。
（ エピクテトス ）
2046.
未完成の仕事に
いつまでもしがみついていることほど
疲れるものはない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2047.
優雅は美徳と違ってすり切れない。
それには生命があり、絶えず新しくなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2048.
人は理性でしか望まないものは、決して熱烈には望まない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2049.
私たちは他人の不幸に堪えられるだけ十分幸福なのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2050.
我々が自由でありうるために、我々全員が法律の奴隷となる。
（ キケロ ）

2051.
人は愛しているかぎり許す。
（ ラ・ロシュフコー ）
2052.
いわゆる恋愛結婚とは、幻想を父とし、必要性を母とするものである。
（ ニーチェ ）
2053.
友達の間で親密さが不足しているということは、咎(とが)めたら最後、治しようがなくなるような過失である。
（ ニーチェ ）
2054.
人間は自然に服従することによって、自然を支配することができる。
（ フランシス･ベーコン ）
2055.
老人が長く生きてきたことを証明するものを、年齢以外に何も持っていないことほど不名誉なことはない。
（ セネカ ）
2056.
人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
2057.
人間とは一つの総合――無限と有限、時間的なものと永遠的なもの、自由と必然――である。
（ キルケゴール ）
2058.
武装平和とは、自国と隣国を信用せず、半ば憎悪、半ば恐怖から武器を放棄しかねる意向上の平和である。
（ ニーチェ ）
2059.
流行を避けるのは、流行に迎合するのと同じくらい弱いことである。
（ ラ・ブリュイエール ）
2060.
いかに世間が判断を誤りやすいとはいえ、偽の偉さを厚遇する例の多さは、真の偉さを冷遇する場合を、さらに上回るものがある。
（ ラ・ロシュフコー ）

2061.
教師はすべてを知っているのではなく、
むしろ知らない部分についての、
より多くの自覚を持っている者なのである。
（ 田中美知太郎 ）
2062.
水とパンですましていれば、私は身体の快楽を身にしみて味わう事ができる。
（ エピクロス ）
2063.
天才は平均的な知性よりは、むしろ狂気に近い。
（ ショーペンハウアー ）
2064.
怒りに対する最善の手段は猶予である。
怒りに対して、いきなり許しを求めることはせず、熟慮を求めよ。
（ セネカ ）
2065.
自分の意見と違う意見に腹を立てず、そういう意見が出た理由を理解しようとする術を学ぶことが大事である。
（ バートランド・ラッセル ）
2066.
人生は振り返らなければ理解できないが、
前を向かなければ進んで行かない。
（ キルケゴール ）
2067.
人は、他人と違っているのと同じくらい自分自身とも違っている時がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
2068.
事故の原因は、事故そのものよりも興味深い。
（ キケロ ）
2069.
女はなぜとか、何のためにとかいった理由なしに愛されることを望むものだ。
つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとかいった理由によってではなく、彼女が彼女自身であるという理由によって愛されることを望むものだ。
（ アミエル ）
2070.
真理は醜いもの。
（ ニーチェ ）

2071.
人間が他の動物よりも賢くて強くて繊細で高級だというのは、
単に人間自身の尺度でもって他の生物たちを価値評価した結果でしかない。
（ 竹内芳郎 ）
2072.
他人の過ちが気に障る時は、即座に自らを反省し、自分も同じような過ちを犯していないか考えてみるといい。
（ アウレリウス ）
2073.
口で何を言っても、本心を隠すことはできません。
どうしてもまわりに伝わってしまうものですから。
（ エマーソン ）
2074.
愛する事を教えてくれたあなた。
今度は忘れる事を教えて下さい。
（ アイリス・マードック ）
2075.
我(われ)思う。
ゆえに我あり。
（ デカルト ）
2076.
恋文を書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ろうとせず書き終わらなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2077.
都市は人類の掃き溜めである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2078.
悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する。
（ フランシス･ベーコン ）
2079.
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2080.
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
（ ジョン・ロック ）

2081.
ささいなことが私たちの慰めになるのは、ささいなことが私たちの苦しみになるからである。
（ ブレーズ・パスカル ）
2082.
雄弁とは、適切なことを言って、後は黙ることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
2083.
愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。
（ モンテーニュ ）
2084.
我々は生まれると競技場に入り、死ぬとそこを去る。
その競技用の車をいっそううまく操るすべを学んだとて何になろう。
いまとなっては、ただどんなふうに退場したらよいかを考えればよいのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2085.
一日の質に影響を与えるような工夫は、最高の技術だと言える。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2086.
自然の為すことには、全て意味がある。
（ アリストテレス ）
2087.
制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。
そして全ての服装は、多かれ少なかれ制服である。
（ アラン ）
2088.
貧しくとも、君の生活を愛したまえ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2089.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）
2090.
哲学の本質は、真理を所有することではない。
むしろ真理を探究することである。
（ カール・ヤスパース ）

2091.
結婚したほうがいいのか、それともしないうがいいのかと問われるならば、わたしは、どちらにしても後悔するだろうと答える。
（ ソクラテス ）
2092.
競争とは、優れた仕事の副産物であり、目的ではない。
創造的な人間を動機づけるのは、達成への願望であり、征服への願望ではない。
（ アイン・ランド ）
2093.
人は通常、金を貸すことを断ることによって友を失わず、金を貸すことによってたやすく友を失う。
（ ショーペンハウアー ）
2094.
少なくとも強い友情というものは、ある不信と抵抗とから始まるのが自然らしい。
（ アラン ）
2095.
今日の人間は果たして幸福であるために幸福について考えないのであろうか。
むしろ我々の時代は人々に幸福について考える気力をさえ失わせてしまったほど不幸なのではあるまいか。
幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に満ちているのではあるまいか。
（ 三木清 ）
2096.
働きかけをあきらめることも、場合によっては働きかけそのものとまったく同様の効果をあげるものである。
（ モンテーニュ ）
2097.
純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
2098.
顔にお白粉(しろい)を塗れば十分なので、心にまで塗る必要はない。
（ モンテーニュ ）
2099.
性本能なしにはいかなる恋愛も存在しない。
恋愛はあたかも帆船が風を利用するように、この粗野な力を利用する。
（ オルテガ ）
2100.
誰かが奴隷なのは、彼自身の意志のせいであり、ある民族が他国の足かせのもとに置かれるのも、同じくその民族の意志のせいである。
（ ヘーゲル ）

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