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801.
もっともよい復讐の方法は、自分まで同じような行為をしないことだ。
（ アウレリウス ）
802.
人から受けた不正をいつまでも思い続けることは、
常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、
そのために元気を失わないようにするのが、
一番よいことである。
（ カール・ヒルティ ）
803.
不幸な人の共通の過ちは、わが身に幸せが訪れることを、決して信じたがらないことである。
（ セネカ ）
804.
人生はイチゴの味がする。
（ アラン ）
805.
我々はどこまでも理性について行くだけの力はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
806.
目指す港がないような航海をしていたら　どんな風が吹いても助けにならない。
（ モンテーニュ ）
807.
人は、尊敬するが故(ゆえ)にのみ尊敬せられる。
（ エマーソン ）
808.
嫉妬は常に他人との比較においてであり、
比較のないところには嫉妬はない。
（ フランシス･ベーコン ）
809.
人間だけがこの世で苦しむため、笑いを発明するほかなかったのだ。
（ ニーチェ ）
810.
どんな不幸な出来事でも、賢人はそこから自分の利になることを引き出す。
しかし、どんな幸運な出来事でも、愚者はそこから禍を引き出す。
（ ラ・ロシュフコー ）
811.
教える事は二度習う事である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
812.
他人のパンのいかに辛(から)く、
他人の家の階段の上がり下がりが
いかに辛(つら)いことであろうか。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
813.
「幸福を必要としないこと、それがおまえたちの幸福だ」と、神は言った。
（ セネカ ）
814.
真に勇気あり力のある者は、恐ろしい真実を見つめるとともにそれに堪える道を知っている。
（ 和辻哲郎 ）
815.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
816.
身のまわりにある愉快なことを考えるのが幸福の第一歩。
（ チャールズ・エバレット ）
817.
半可通は全知よりも圧倒的勝利を博する。
それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすく説得力のあるものとなる。
（ ニーチェ ）
818.
美徳は二つの悪徳のちょうど中間である。
（ アリストテレス ）
819.
強い意志と弱い意志の主な相違は知的なものであって、それは、どれほど粘り強く十分に結果を考え抜くかという点にある。
（ ジョン・デューイ ）
820.
人間は他人の経験を利用するという特殊な能力を持った動物である。
（ コリングウッド ）
821.
許すことは復讐に勝る。
（ エピクテトス ）
822.
心にもない言葉よりも沈黙のほうが、むしろずっと社交性を損なわない。
（ モンテーニュ ）
823.
考えてばかりいないで、とにかくやるべきことをやれ。
人生とは、頭で考えたり難癖をつけたりして、変わるようなものではない。
（ エマーソン ）
824.
恋と酒の共通点。
人を熱くし、明るくし、くつろがせる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
825.
混乱は誕生の陣痛である
（ 唐木順三 ）
826.
私の人生哲学は、本質的には単純な言葉だが、「辛抱強く頑張る」ところにある。
（ ジョン・デューイ ）
827.
酒は、人を魅了する悪魔である。
うまい毒薬である。
心地よい罪悪である。
（ アウグスティヌス ）
828.
賢者は、生きられるだけ生きるのではなく、生きなければいけないだけ生きる。
（ モンテーニュ ）
829.
愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。
（ プラトン ）
830.
人生の悲劇は、
生きていながら内部では死んでいること。
（ シュバイツァー ）

831.
幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。
成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう。
（ エーリヒ・フロム ）
832.
幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
（ ソクラテス ）
833.
世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
834.
ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより、得るものは大きいはずだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
835.
海のほか何も見えないときに、
陸地がないと考えるのは、
けっして優れた探検家ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
836.
少量をうまくやる方が、大量にまずくやるよりもよい。
（ ソクラテス ）
837.
若くても美しくなければ何にもならないし、美しくても若くなければ何にもならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
838.
子供の教育は、
過去の価値の伝達にはなく、
未来の新しい価値の創造にある。
（ ジョン・デューイ ）
839.
善悪において一個の創造者になろうとするものは、
まず破壊者でなければならない。
そして、一切の価値を粉砕せねばならない。
（ ニーチェ ）
840.
順境の美徳は節度であり、
逆境の美徳は忍耐である。
（ フランシス･ベーコン ）

841.
人間の全ての知識の中で、最も有用でありながら最も進んでいないものは、人間に関する知識であるように思われる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
842.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
843.
自分でも守れない秘密を、
どうして人に守らせることができようか。
（ ラ・ロシュフコー ）
844.
誰でも、恐れていることと願っていることを、やすやすと信じてしまう。
（ ラ・フォンテーヌ ）
845.
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの──そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。
奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼らはふたたびそわそわしはじめ、まだ手に入れていないものを欲しがり、人が持っていれば羨(うらや)ましがる。
（ エピクテトス ）
846.
生きるということは、
日ごとに快癒し、新しくなること、
また自分を見いだし、
回復することである。
（ アミエル ）
847.
世間の付き合いでは、長所よりも短所によって気に入られることが多い。
（ ラ・ロシュフコー ）
848.
病気は、より高い人生の階段を登ってゆく通路に過ぎない
（ カール・ヒルティ ）
849.
満足は不満足の中に求むべし、
休息は進歩の中に求むべし、
安心は力行(りっこう)の中に求むべし。
（ 大西祝 ）
850.
人の行動を妨げる欠陥は、何かができるのにそれを意識しないことにある。
（ ボシュエ ）

851.
ジャーナリストは公平な批評家であるよりも、
むしろ党派的意見の代表者である。
（ 三木清 ）
852.
言うことと、やることは別のものである。
（ モンテーニュ ）
853.
富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。
富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。
そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。
（ フランシス･ベーコン ）
854.
愛なくしては、何人(なんびと)も、優れた才能を持っている人でさえも幸福ではありえない。
（ カール・ヒルティ ）
855.
好人物な人間は余るほどいるが、
高慢な者に戦い勝つ鉄の心をもった正義の味方はとぼしい。
（ エマーソン ）
856.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
857.
やっかいなのは恐怖心そのものだけだ。
（ フランシス･ベーコン ）
858.
運命は理性の力では直せない数々の欠点を改めさせる。
（ ラ・ロシュフコー ）
859.
うわべだけのつつましさは、いちばん手の込んだ虚栄である。
（ ラ・ブリュイエール ）
860.
美貌は夏の果物のように腐りやすく長持ちしない。
（ フランシス･ベーコン ）

861.
もし人が、
この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、
どんな家もどんな都市も存続することができない。
（ キケロ ）
862.
子供はすべての慰めになる。
子供を持っているという悩みを除いては。
（ イポリット・テーヌ ）
863.
変革の手段を持たない国家は、
自己保存の手段も持たない。
（ エドマンド・バーク ）
864.
凡庸の特性は、人より優れていると思い込むことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
865.
純粋な歓びのひとつは勤労後の休息である。
（ カント ）
866.
ヤギだの羊だのを各自がどれくらい持っているかは言えても、友達をどれくらい持っているかは言えない。
（ キケロ ）
867.
人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。
人間は常に全面的に自由であるか、
あるいは常に全面的に自由でないか、
そのいずれかである。
（ サルトル ）
868.
子供は「愛されること」によって、初めて「愛すること」を知る
（ エーリヒ・フロム ）
869.
過去のものといえども、
真に価値あるものは、
常に新しさを含んでいる。
（ 柳宗悦 ）
870.
誰もが記憶力のなさを嘆くが、
判断力のなさを嘆く者はいない。
（ ラ・ロシュフコー ）

871.
人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
872.
うんざりさせるための秘訣は、
なんでもかんでもしゃべることである。
（ ヴォルテール ）
873.
どんなことも、これでいいと思ってはいけない
（ バートランド・ラッセル ）
874.
人は、「おれはゼロだ。
　マイナスだ」という自己評価に耐えることはできる。
しかし、「おまえはゼロだ。
　マイナスだ」という他者評価には耐え難い存在なのである。
（ 鷲田小彌太 ）
875.
運命とは受け入れるべきものではなく、自ら選び創り出すものだ。
（ スピノザ ）
876.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
877.
美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか？
否である。
（ ブレーズ・パスカル ）
878.
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
（ モンテーニュ ）
879.
賢い者は、機会を見つける以上に、機会を多く創る。
（ フランシス･ベーコン ）
880.
我々は、どんなものでも自分自身のためにしか愛することができない。
（ ラ・ロシュフコー ）

881.
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。
（ カール・ヒルティ ）
882.
ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。
（ ヴォルテール ）
883.
始めることさえ忘れなければ、
人はいつまでも若くある。
（ マルティン・ブーバー ）
884.
賞賛の中には、非難の中よりも、より多くの鉄面皮がある。
（ ニーチェ ）
885.
我が行いを見習えと、誰にでも言い得るよう行為せよ。
（ カント ）
886.
多くは覚悟でなく愚鈍と慣れでこれに耐える。
（ ラ・ロシュフコー ）
887.
美の持つ説得力は、いかなる紹介状にもまさる。
（ アリストテレス ）
888.
孤独は山になく、街にある。
一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の間にある。
（ 三木清 ）
889.
切れ者らしく見せようという色気が邪魔をして、切れ者になれないことがよくある。
（ ラ・ロシュフコー ）
890.
自分のことだけを考え、あらゆることに自分の利益を求める人は、決して幸福にありつけない。
自分の利益を考えるなら、まず他人のためを思うことである。
（ セネカ ）

891.
誘惑に恐れる者には、すべてが誘惑となる。
（ ラ・ブリュイエール ）
892.
克服できない障害を前にして頑固にふるまうのは、おろかなことだ。
（ ボーヴォワール ）
893.
人生より難しき芸術はなし。
他の芸術学問には至るところに師あり。
（ セネカ ）
894.
臆病の虫に取り付かれると、その人はよきことを行わなくなる
（ キルケゴール ）
895.
わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
（ モンテーニュ ）
896.
自分ひとりが賢い者になろうとするのは大馬鹿者である。
（ ラ・ロシュフコー ）
897.
愛というものは、愛されることよりも、むしろ愛することに存在する。
（ アリストテレス ）
898.
人間は仕事がないと、健康を損なうばかりでなく精神的にも退廃する
（ アダム・スミス ）
899.
世界史とは、自由の意識の進歩以外のなにものでもない。
（ ヘーゲル ）
900.
どのような運が降りかかろうと、喜びに浮かれることのないように、悲しみに暮れることのないように。
万物は流転し、そして運もまた、いつ変わるとも知れないのだから。
（ ショーペンハウアー ）

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