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2401.
物言わぬ先から、人の言おうとすることを、顔つきから読み取れなければならない。
（ アウレリウス ）
2402.
心の中に未来にふさわしいビジョンを描け。
そして、自分を過去の末裔(まつえい)であるという迷信を忘れるんだ。
あの未来の生を思い巡らせば、工夫し、発明すべきものが限りなくある。
（ ニーチェ ）
2403.
恋愛は恋情によって始まる。
したがって、いかに強い友情からも弱い恋情にしか移行できない。
（ ラ・ブリュイエール ）
2404.
いわゆる恋愛結婚とは、幻想を父とし、必要性を母とするものである。
（ ニーチェ ）
2405.
偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ。
（ プラトン ）
2406.
人生の舵取りは、金庫の数字合わせのようなものである。
つまみをひとひねりしても、金庫が開くことは稀である。
前進と後退のそれぞれが、目標へ向かう一歩なのだ。
（ エリック・ホッファー ）
2407.
苦悩は活動への拍車である。
そして活動の中にのみ、我々は我々の生命を感じる。
（ カント ）
2408.
ひとりの男だけを見つめている女と、ひとりの男からいつも眼をそらす女とは、結局、似たようなものである。
（ ラ・ブリュイエール ）
2409.
真なるものは全体である。
（ ヘーゲル ）
2410.
光るものすべてが黄金ではない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
2411.
仕事に対する考えを整理するとか、熟考するとか口走るのは、おおかた仕事を逃れる口実である。
（ カール・ヒルティ ）
2412.
人が失敗する原因は、ひとつしかない。
それは本当の自分に対する信頼の欠如である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2413.
哲学の本質は、真理を所有することではない。
むしろ真理を探究することである。
（ カール・ヤスパース ）
2414.
抑制の欠如と限界の逸脱が、政治においては罪あるいは犯罪と呼ばれず、「誤り」と呼ばれる。
（ ベネデット・クローチェ ）
2415.
賭博は、先天的に備わった“人間の特性”である。
（ エドマンド・バーク ）
2416.
世論に対して関心を示さないのは、
まさに一つの力であり、
幸福の源泉である。
（ バートランド・ラッセル ）
2417.
離婚は進んだ文明にとって必要である。
（ モンテスキュー ）
2418.
誰でもわが身がすべてである。
そのため、自分は誰にとってもすべてだと思うようになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
2419.
人民の自由は、国家の強さに比例する。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2420.
私は他人にどう見えるかということよりも、むしろ私自身の中で、どんな人間であるかを気にする。
借りものによってではなく、私によって富みたいと思う。
（ モンテーニュ ）
2421.
神は現世におけるいろいろな心配事の償いとして、われわれに希望と睡眠を与えた。
（ ヴォルテール ）
2422.
自制ができぬうちは、自由だとはいえぬ。
（ デモフィロス ）
2423.
自由こそ、
高度の教養が芽生えてくる土壌である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
2424.
みせかけの微笑を見せたり、
心に仮面をかぶったりしない、
真心のこもった、裸のままの親切には、
人は決して抵抗できないものだ。
もしこちらがあくまで親切を続ければ、
たとえ良心のひとかけらもない人間でも、
必ず受け入れてくれるだろう。
（ アウレリウス ）
2425.
人間が大きな進歩をするための道は、いつも苦しみによって開かれなければならない。
（ カール・ヒルティ ）
2426.
結婚は男にとって、しばしばひとつの危機である。
その証拠に、多くの男の精神病患者が婚約期あるいは結婚生活の初期に生まれるからである。
（ ボーヴォワール ）
2427.
一事を考え終わらざれば他事に移らず、
一書を読了せざれば他書をとらず。
（ 西田幾多郎 ）
2428.
過ぎ去ったものは、もはや再び帰らない。
賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。
（ フランシス･ベーコン ）
2429.
幸福な生活をするのに必要なものはほとんどない。
それはあなた自身の中、心のもちようにある。
（ アウレリウス ）
2430.
創造的な人間は、あいまいさと付きあうのを楽しんでいる。
すぐに問題が解決されなくてもいいと思っていて、ぴったりした考えを待つ余裕があるのだ。
（ エイブ・タネンバウム ）

2431.
我々の美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2432.
恋するものの狂乱は、あらゆる狂乱の中で最も幸いなるものなり。
（ プラトン ）
2433.
人間は一本の葦(あし)にすぎない。
自然のうちで最も弱いものである。
だがそれは考える葦である。
（ ブレーズ・パスカル ）
2434.
涙は、もの言わぬ悲しみの言葉である。
（ ヴォルテール ）
2435.
自分に対して弱くて寛容であることと、人に対して厳しいことは、同じ悪徳にすぎない。
（ ラ・ブリュイエール ）
2436.
あらゆるものは自明である。
（ デカルト ）
2437.
生活とは、つまり習慣の織物である。
（ アミエル ）
2438.
内的な生活を持たない人は、環境の奴隷である。
（ アミエル ）
2439.
人間の精神世界には、自ら探検していない、幾つもの大陸があり、海がある。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2440.
すべての残忍性は臆病から生まれる。
（ セネカ ）

2441.
不要なものなら、
なくて困るということはない。
（ キケロ ）
2442.
無限の可能性をはらんだ未来の観念が、未来そのものよりも豊饒なのだ
（ アンリ・ベルクソン ）
2443.
水泳は冬の間に上達し、
スケートは夏の間に上達する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2444.
我々は、たとえどれほどの恥辱を自ら招いたとしても、ほとんど必ず自分の力で名誉を挽回できるものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2445.
狂気はどこにあるか。
それを汝らに植え付けねばならぬのだが。
（ ニーチェ ）
2446.
青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事より新しい企てに適している。
（ フランシス･ベーコン ）
2447.
一度も恋の話を聞かなかったなら、恋なんか決してしなかったろうと思われる人間がたくさんいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
2448.
「老い」 は私達の顔よりも心に多くの皺(しわ)を刻む。
（ モンテーニュ ）
2449.
三つのものが強く女を動かす。
利害と快楽と虚栄とである。
（ ドゥニ・ディドロ ）
2450.
自分の意見と違う意見に腹を立てず、そういう意見が出た理由を理解しようとする術を学ぶことが大事である。
（ バートランド・ラッセル ）

2451.
思考という要素を含まなければ、経験は意味を持ち得ない。
（ ジョン・デューイ ）
2452.
人が自分自身をどう思うかで、その人の運命は決まる、というより示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2453.
思考から生まれ、思考に問いかけるもののみが、全人類のための精神的な力となりうる。
（ シュバイツァー ）
2454.
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2455.
過失をするのは恥ずかしいことだが、過失を改めるのは恥ずかしいことではない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2456.
我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。
他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちていることを百も承知なのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
2457.
動物と違って、人間は世界の中に生きているだけではなく、世界とともに生きている。
（ パウロ・フレイレ ）
2458.
青年時代は知恵を磨く時であり、老年はそれを実践する時である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2459.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
2460.
何事かをいっそう深く身につけたいと思う者は、自分自身の才能と努力とによってなさなければならない。
なぜなら、何人も先生の訓練や強制によって、知識の蘊奥(うんおう)をきわめたり、学問で有名になった人はいないからである。
（ ジョン・ロック ）

2461.
何かにケチをつける喜び。
それを味わうと、何か良いものに心動かされる喜びが、私たちから奪われてしまう。
（ ラ・ブリュイエール ）
2462.
学問には平坦な大道はありません。
そして、学問の険しい坂道をよじ登る労苦を厭わない者にのみ、その明るい頂上にたどり着く見込みがあるのです。
（ カール・マルクス ）
2463.
祝祭のない生活とは、旅館のない、長い街道である。
（ デモクリトス ）
2464.
男と女という
こうも違った、また複雑な人間の間で、
互いに良く理解しあい、
ふさわしく愛するために、
一生を費やして長すぎるということはない。
（ オーギュスト・コント ）
2465.
恋は燃える火と同じで、絶えずかき立てられていないと持続できない。
だから希望を持ったり不安になったりすることがなくなると、たちまち恋は息絶えるのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2466.
悪を原因によって知る人は、決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
（ アラン ）
2467.
世界を動かす力は、あなたの潜在意識の中にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2468.
恋の病を癒す薬はいくつもある。
しかしそれに間違いなく効く薬というものはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2469.
笑いの実は青いうちに摘んではならない。
（ プラトン ）
2470.
奴隷は繋がれた鎖によって全てをなくしてしまう。
「そこから逃れたい」という欲望さえも。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）

2471.
天才は平均的な知性よりは、
むしろ狂気に近い。
（ ショーペンハウアー ）
2472.
政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2473.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
2474.
不幸な時に幸福だった時期を思い出すことほど大きな悲しみはない。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
2475.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）
2476.
恋愛は生命の高揚であり、情熱は恋愛の財である。
（ アミエル ）
2477.
最初のボタンをかけ違えると、残りのすべてもそうなってしまう。
（ ジョルダーノ・ブルーノ ）
2478.
宗教を愛し、それを守っていくには、それを守らぬ者を憎んだり、迫害したりする必要はない。
（ モンテスキュー ）
2479.
「不正」はお互いの間に不和と憎しみをつくり出し、
「正義」は協調と友愛をつくり出す。
（ プラトン ）
2480.
話し方を知っていれば、
話すべき時もわかる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）

2481.
子供の教育については、勉学の欲望と興味を喚起することが一番大切である。
でないと結局、本を背負ったロバを養うことになる。
（ モンテーニュ ）
2482.
全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげである。
（ ヴォルテール ）
2483.
女性は恋愛においては、たいていの男よりも徹底する。
だが、友情においては男が女に勝っている。
女が互いに決して愛し合わない原因、それは男である。
（ ラ・ブリュイエール ）
2484.
人間の希望は絶望よりも激しく、人間の喜びは悲しみより激しく、かつ永続するものである
（ ラ・ブリュイエール ）
2485.
人類のいかなる種族も、倦怠な種族よりはマシだ。
（ ヴォルテール ）
2486.
世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。
（ モンテーニュ ）
2487.
男は女にすべてを与えよと求める。
女がその通りにすべてを捧げ、生涯をあげて献身すると、男はその重荷に苦しむ。
（ ボーヴォワール ）
2488.
老齢は明らかに迅速なり。
我らに必要以上に迅速に切迫す。
（ プラトン ）
2489.
偶然にしか接触せぬ人々に気に入られるよりも、
自分自身に気に入られることが必要である。
（ メーヌ・ド・ビラン ）
2490.
最上のタイプの愛情は、相互に生命を与え合うものだ
（ バートランド・ラッセル ）

2491.
愛とは本来臆病なものであり、控えめなものです。
（ カール・マルクス ）
2492.
あなたの実力以上に有徳であろうとするな！
できそうもないことを己に要求するな！
（ ニーチェ ）
2493.
太鼓の音に足の合わぬ者を咎(とが)めるな。
その人は、別の太鼓に聞き入っているのかもしれない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2494.
悲運に耐えるより、幸運に耐えるためにこそ、大きな能力が要る。
（ ラ・ロシュフコー ）
2495.
恋愛を一度もしたことのない女はよく見かけるが、恋愛を一度しかしない女はめったに見かけない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2496.
結婚したほうがいいのか、それともしないうがいいのかと問われるならば、わたしは、どちらにしても後悔するだろうと答える。
（ ソクラテス ）
2497.
汝は、その手に無いものを望み、その手にあるものを軽蔑している。
（ ルクレティウス ）
2498.
文人は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
2499.
阿呆は話さない愚者だが、話す愚者よりもよい。
（ ラ・ブリュイエール ）
2500.
科学がなければ、愛は無力である。
愛がなければ、科学は破壊的である。
（ バートランド・ラッセル ）

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