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キルケゴールの名言
1.
私に欠けているものは、私は何をなすべきかということについて、私自身に決心がつかないでいることなのだ。
つまり、私自身の使命が何であるかを理解することこそが問題なのだ。
2.
私にとって真理であるような真理を発見し、私がそのために生きそして死ぬことを願うようなイデー（＝理念・理想）を見い出すことが必要なのだ。
3.
もしもあなたが私にレッテルをはるなら、それは、私の存在を否定することになる
4.
結婚したまえ、君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。
5.
人は何を愛すかという問題に対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしいものを愛す、ということである。
6.
しばらく二人で黙っているといい。
その沈黙に耐えられる関係かどうか。
7.
行動と情熱がなくなると、その世界は、妬みに支配される。
8.
子供は眠っているときが一番美しい。
9.
臆病の虫に取り付かれると、その人はよきことを行わなくなる
10.
その女を手に入れる事ができない期間だけ、
男はその女に熱狂させられる。
11.
祈りは神を変えず、祈る者を変える。
12.
信念は理屈をも超越する。
13.
さあ、サイコロは投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ。
この道は私を戦いに導くだろう。
だが私はたじろぎはしない。
私は私の手で見出した「この道」を駆け抜けて進むのだ。
14.
苦難の道は永くもあれば、また暗くもある。
次第に明るくなるような道は別の道である。
15.
めったに使われない思考の自由の代償として、人々は言論の自由を要求する。
16.
汝が汝自身のごとく隣人を愛するとき、汝はまたその隣人を愛するごとく、汝自身をも愛さねばならない。
17.
絶望とは死に至る病である。
自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。
それは死を死ぬことである。
18.
さあ賽は投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ！
19.
人は他の何ものを知るよりも先に、自己自身を知ることを学ばなければならない。
20.
比較的厳密な意味で二者択一が問題となる場合には、どんな時であろうと、そこには必ず倫理的なものも関係している。
21.
人間の未来は、その自由な選択に依存する故に予測不可能である。
22.
どんな恋愛関係にあっても、
関係はできたが実現の見込みはないという場合には、
思いやりが最大の侮辱である。
23.
絶対的な二者択一は一つしかない。
すなわち善悪の選択であって、これはまた絶対的に倫理的でもある。
24.
女というものは、目の前を通った他の女が自分に注目したかどうかを直感的に悟る術を心得ている。
というのも、女がその身を飾るのは、男に媚びるためではなく他の女たちに誇るためだからである。
25.
亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。
そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、結婚もまた足取りののろいものである。
26.
人間とは一つの総合――無限と有限、時間的なものと永遠的なもの、自由と必然――である。
27.
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。
28.
女性は実体で、男性は反省である。
29.
裏切り者の中で最も危険な裏切り者は何かといえば、全ての人間が己自身の内部に隠しているところのものである。
30.
人生は振り返らなければ理解できないが、
前を向かなければ進んで行かない。

31.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
32.
人間はなんといっても不合理だ。
人間は自分の持っている自由は決して行使しないで、自分の持っていない自由を要求する彼らは、思索の自由を持っているが、表現の自由を要求する。
33.
真理とはイデー（＝理念・理想）のために生きることでなくて何であろう。
34.
孤独とは生命の要求である。
35.
女の身を滅ぼすかの流行という病にとりつかれて、無我夢中になっている、みじめにもあどけない女たちの姿を、一幅の絵にしてごらんなさい。
そしてまた、女が無意識に示す女性特有の羞恥を含んだ姿を一幅の絵にしてごらんなさい。
おそらく、一目で女というものをすっかり理解なさることができましょう。
36.
偉大な人と対面した経験があるということに最高の価値をおく人が、なんとたくさんいることだろう。
彼らはその時の印象を決して忘れない。
彼らの眼前に漂い続けるその理想像が、彼らの全存在を高貴にするのである。
37.
信仰はまさに
思惟(しい)の終わるところから始まる。
38.
人生は解かれるべき問題ではなく、経験されるべき現実である。
39.
忘れるということができない者は、分別のある者にならない。
40.
思弁が終わる、まさにそのときに信仰が始まる。

41.
女というのは（泣きたいときは）泣かせてやらなければならない。
泣きぬくと、泣くべきものがなくなって、あとはすぐに忘れてしまうものなのだ。
42.
女性は自然の規定に完全に従属しており、したがって美的な意味において自由である。
男性が女性に求婚するに際して、自由を与えるという言葉を使うのは、このためである。
43.
女性の本質は献身であるが、その外形は抵抗である。
44.
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
45.
何よりも、歩きたいという欲望を捨ててはいけない。
日々、私は歩くことで健康を保ち、あらゆる病から歩み去る。
歩くことで最高の思考も経験した。
また歩くことで逃れられないほどやっかいな考え事を、私は知らない。
46.
本来、お世辞というものは、女の身にぴったりと当てはまる衣裳である。
47.
時間は
時間から生まれた子供たちを飲み込む。
悩みも時間の子であって、
悩みが永遠を僭称(せんしょう)するのは、
まやかしにすぎない。
48.
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
49.
真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、本物でない信仰の騎士は宗派的である。
50.
彼の愛は心理的ではなく、感性的であって、感性的な愛は、その概念にしたがって貞節ではなく、絶対的に不貞であり、一人の女を愛さずすべての女を愛する。
すなわちすべての女を誘惑するのである。

51.
ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに語ることができ、ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに行動することができる。
52.
結婚というのは、人々が愛に、ある宗教的表現を与えることと、愛を宗教的義務に高めることのほか、何を意味するつもりなのか。
53.
愛とは、愛の意図や動機を絶えることなく吟味することだ。
54.
決意は、人間の力・勇気・知恵ではない。
それは宗教的な出発である。
55.
あらゆる人生は反復である。
56.
青年は希望の幻影を持ち、老人は想起の幻影を持っている。
57.
私の生活を変えるのは、私の行為である。
58.
私は二つの顔を持つヤヌスだ。
一面の顔で笑い、一面の顔で泣いている。
59.
人間は、自由であり、自由であるが故(ゆえ)に不安である。
60.
蛇に咬(か)まれた者がどんな苦しみを受けねばならないかは、自ら蛇に咬まれたことのある者にしかわからない。

61.
人間は、各個が唯一者であって、形而上学的にも科学的にも、その用語によっては、説明され得ない。
62.
我々が、自分の得ようとするものに達するには、まずその反対のものを経なければならないということは、我々人間の不完全さの一つである。
──我々は善悪を通して、初めて至福を目にするのである。
63.
君が君自身を重んじることができなければ、誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、ほとんどないであろう。
64.
我々が恋愛について話し始めるや否や、ただちに第一の問題が出て来る。
すなわち、人は何を愛するかという問題である。
これに対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしきものを愛す、ということである。
65.
女であることはなんと不幸なことか！
しかも女でありながら、自分が女の一人であることを本当に知らないのは、いっそう手ひどく不幸なことだ。
66.
選択の瞬間、自我はおのれ自身を選ぶ──あるいはむしろ、おのれ自身に委ねられるがままにするのである。
その時、個性は、いつまでもおのれを高貴にしてくれる儀式を受けるのである。
67.
退屈は悪の根源であって、遠ざけねばならないものである。
無為は悪ではない。
それどころか、無為のセンスを持たぬということは、誰の場合でも、いまだ人間性にまで高められていないことの証左である、とさえ言うことができる。
68.
奇妙な奴だ、人間とは！
自分が持っている自由は決して使わずに、いつも、自分の持っていない自由を望む。
思想の自由を持ち、言論の自由を求めるのもそれだ。
69.
審美的な選択は、全く間接的であり、その限りにおいて選択というべきものにはならないか、あるいは、多様な可能性の中に埋没するか、そのどちらかである。
70.
人間は思考し、観想する存在であると共に、選択する存在である。

71.
幸福は過去になったとき初めて存在するものなのだ。
72.
この世のこっけいなものの中で一番こっけいに思えるのは、物事を急ぐ人、どんなに急いで食べても、どんなに急いで仕事をしても急ぎ足りない人である。
──それで何を成し遂げるのだろう、永遠に慌てふためくこの人たちは？
彼らは、火事になった我が家からろうばいして火箸を救い出す女のようなものではないのか？
73.
人間の生の価値は、その人が何をしたがではなく、どうしたかにかかっているべきである。
74.
人間は思想を隠すためでなく、思想を持ってないことを隠すために語ることを覚えた。
75.
人間が根源的であればあるほど、不安はそれだけ深い。
76.
全てか、しからずば無。
77.
愛はすべてを信じ、しかも欺(あざむ)かれない。
愛はすべてを望み、しかも決して滅びない。
愛は自己の利益を求めない。
78.
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
79.
世間では、愛は人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。
というのは、神が愛の媒介であるからである。
80.
哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。

81.
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
82.
なるほどぼくは人生の主人ではなく、人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ることはできないにしても、糸を切ることはできるのだ。
83.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
84.
私は二つの顔を持つ双面神だ。
一面の顔で笑い、他面の顔で泣く。
85.
罪は消極的なものではなく、積極的なものである。
86.
追憶は後方へ向かって反復されるが、本当の反復は前方に向かって反復される。
87.
絶望であることを知らない絶望。
言いかえれば、人が自己を、しかも永遠的な自己を持っているということについての絶望的な無知。
88.
思い出しか欲しないのは、淫(いん)しているのである。
89.
自分の肉体の欠陥や奇形をむき出しにして同情を呼ぼうとする乞食と同じように、自分のくだけた心の状態をさらけ出して人目を惹こうとする作家がある。
90.
罪とは、存在する代わりに創作し、ただ空虚の中でのみ善と真とを問題にし、実在的にはそれであろうと努力しないことである。

全部で、90件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
企業活動の目標は、富の創出能力を最大化することにある。
（ ピーター・ドラッカー ）
2.
他人に穴を掘る者は自らそれに落ちる。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
3.
愛は男や女を臆病者にはしないわ。
むしろ勇敢に、意志堅固にするものよ。
（ ニム・ウェールズ＆キム・サン ）
4.
本音を吐く本人が、吐いてることに自己陶酔して、他人に感動を強いようとする、そういういやらしさを、近頃の小説や短歌に感じる。
（ 田辺聖子 ）
5.
どんな障害物にもそれを克服する術(すべ)はある──上から、下から、横から、真ん中から。
（ チャック・カールソン ）
6.
その生涯がたとえどんなに不幸であっても、よい音楽家というのはみずからなすべきことを「充分になしとげた」人であり、「充分になしとげた」一人の遺(のこ)した音楽はつねに励ましにみちていて、どんなときもひとの生はなお祝福にあたいするという、この世界の密(ひそ)やかな真実をわすれさせない。
（ 長田弘 ）
7.
人の数だけ意見がある。
（ テレンティウス ）
8.
食生活が貧しいと、心にまで栄養が行き渡らないから、そういう人は話の中身まで痩せている感じがするし、逆に食生活が充実している人と一緒にいると、こっちまでとても豊かな気分になれる。
（ 堀江貴文 ）
9.
何かっていうと、心の傷とか、カウンセラーとかっていうけど、ほっとくのが一番いいんだよ。
（ 永六輔 ）
10.
（若さを保つ秘訣は）つねに大いなるものに喜びを感じることだ。
偉大なものはいつも新鮮で心を暖め活気づける。
ところがつまらぬ奴らは、つまらぬものにかまけて凍えているのだ。
（ ゲーテ ）
11.
ユーモアとは、単におかしさや面白さを表すだけのものではありません。
その人間性が自ずと伝わってくるような、温かい精神性あふれる表現こそ、真のユーモアと呼ばれるものです。
（ 佐藤富雄 ）
12.
ストレスはすべて人間関係から生じ、別の人間関係で解消するしかない。
キレるかどうかの境目は、グチを聞いてくれる人がいるかどうか。
（ 藤原智美 ）
13.
ゴミ問題は、都会の問題です。
百姓はゴミを出しませんからね。
（ 永六輔 ）
14.
私は寝床に入るときには、寝床に対して「お世話になります」といって入ることにしている。
そして、朝目が覚めたら「ありがとうございました」と礼を言って自分で寝床を片付ける。
この馬鹿げたようなところに真理があるんですぜ。
（ 中村天風 ）
15.
この濁りある沼が
私の浄土でございますと
あるとき
いっぴきの鮒が
申しました
（ 榎本栄一 ）
16.
みがかずば　玉の光は　いでざらむ　人のこころも　かくこそあるらし
（ 昭憲皇太后 ）
17.
正しい言葉はなぜかいつも遅れてあとからやってくる。
（ 村上春樹 ）
18.
苦しみは自分が作ったものにすぎない。
それを喜びに変えられるかどうかは、すべて自分の心次第。
（ 栗城史多 ）
19.
新しき友を探して廻る者は遂に真の友を得る時なけん。
（ 国木田独歩 ）
20.
青年に勧めたいことは、ただ三語に尽きる。
すなわち、働け、もっと働け、あくまで働け。
（ ビスマルク ）
21.
概して部下はこちらの期待の大きさに見合った仕事をするものだ。
こちらが大きな成果を期待すれば大きな成果を上げるが、そうでない場合は成績も思わしくないのが普通である。
（ メアリー・ケイ・アッシュ ）
22.
私は、犬猫小鳥などのペットを、洩(も)れなく子供たちに飼わせる夢をみている。
子供たちは、自分よりかよわいもの、自分を慕ってくれるもの、自分を信じてくれるものの存在を知ることによって、愛を育ててゆく。
（ 田辺聖子 ）
23.
河海(かかい)は細流を択(えら)ばず。
（ 『史記』 ）
24.
人は傷つくことで成長していく。
先生の役割は、傷をつける役割だ。
（ 河合隼雄 ）
25.
習わしこそ万物の王。
（ ピンダロス ）
26.
すべては練習の中にある。
（ ペレ ）
27.
戦うに道あり。
腕力殺伐を持ってするものと、
天理によりて広く教えて勝つものと、二つの大別あり。
予はこの天理によりて戦うものにて、斃(たお)れてもやまざるはわが道なり。
（ 田中正造 ）
28.
万法(まんぼう)は無より生じ、煩悩は我より生ず。
（ 一遍 ）
29.
死の真っ只中に我々は生きている。
（ ジェイムズ・ジョイス ）
30.
愛する人たちを、ふられてもいいから、存分に愛して、これからの人生を生きていっていただきたい。
（ 古山高麗雄 ）
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