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2201.
悪賢い人は勉強を軽蔑し、
単純な人は勉強を称賛し、
賢い人は勉強を利用する。
（ フランシス･ベーコン ）
2202.
誰かが奴隷なのは、彼自身の意志のせいであり、ある民族が他国の足かせのもとに置かれるのも、同じくその民族の意志のせいである。
（ ヘーゲル ）
2203.
嫉妬の中には、
愛よりも自愛のほうが多くひそんでいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
2204.
人は女に生まれない。
女になるのだ。
（ ボーヴォワール ）
2205.
欠陥はいつも、それを取り除くために必要な変化よりはずっと耐えやすいものとなっている。
（ デカルト ）
2206.
私たちが愛する人々の幸福を願うのは当然である。
だが、自分たちの幸福を棄ててまで、これを願うべきではない。
（ バートランド・ラッセル ）
2207.
亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。
そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、結婚もまた足取りののろいものである。
（ キルケゴール ）
2208.
我々の自由とは、
今日、自由になるために戦う自由な選択以外のなにものでもない。
（ サルトル ）
2209.
女、この生きている謎を解くためには、それを愛さなければならない。
（ アミエル ）
2210.
成功の暁、その成功をもってどうするかということを人間が教えられて来なかったとすれば、
成功の達成も、つまるところは、その人間を退屈の餌食にするより他はないものである。
（ バートランド・ラッセル ）
2211.
顔にお白粉(しろい)を塗れば十分なので、心にまで塗る必要はない。
（ モンテーニュ ）
2212.
流行を避けるのは、流行に迎合するのと同じくらい弱いことである。
（ ラ・ブリュイエール ）
2213.
人は許しながらなお残酷になれるし、
罰しながらなお慈悲深くなれる。
（ アウグスティヌス ）
2214.
人があなたのことを悪く言う。
それが真実なら直せばいい。
それがウソなら笑い飛ばせばいい。
（ エピクテトス ）
2215.
友達の間で親密さが不足しているということは、咎(とが)めたら最後、治しようがなくなるような過失である。
（ ニーチェ ）
2216.
三十年の結婚生活の後にも、貞淑な妻に優雅ささえあれば、彼女は結婚の最初の日のように夫の気に入る。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2217.
物言わぬ先から、人の言おうとすることを、顔つきから読み取れなければならない。
（ アウレリウス ）
2218.
世界についての意見は、同時に自らの人格の告白でもあることを、人々は理解していないようだ。
（ エマーソン ）
2219.
健やかに死ぬ方法を知らない者は病的に生きることとなろう。
（ セネカ ）
2220.
不運が眠っているときには、
起こさないようにそっとしておくことだ。
ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、
それがもとで転倒してしまうと、
致命傷を負いかねない。
（ バルタザール・グラシアン ）
2221.
人がいらだったり、不機嫌だったりするのは、あまり長い間立ち通しでいたせいであることがよくある。
そういう時、その人の不機嫌に対して理屈をこねあげたりしてはいけない。
椅子を差し出してやるがいい。
（ アラン ）
2222.
世界は我々次第である。
我々が落ち込むとき、世界もうなだれているように見える。
（ エリック・ホッファー ）
2223.
遠くにいると恐怖を感じるが、近くに迫るとそれほどでもない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2224.
私たちは他人の不幸に堪えられるだけ十分幸福なのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2225.
芸術こそ至上である！
それは生きることを可能にする偉大なもの。
生への偉大な誘惑者、生の大きな刺激である。
（ ニーチェ ）
2226.
孤独の中では、人がその中へ持ち込んだものが成長する。
（ ニーチェ ）
2227.
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
（ アラン ）
2228.
人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
2229.
我々が自由でありうるために、我々全員が法律の奴隷となる。
（ キケロ ）
2230.
恋愛は仕事のない人々の仕事である。
（ モンテスキュー ）

2231.
性本能なしにはいかなる恋愛も存在しない。
恋愛はあたかも帆船が風を利用するように、この粗野な力を利用する。
（ オルテガ ）
2232.
いくつかの偉大な思想だけは、本当に自分のものにしておかなければならない。
明るくなどとは思いも及ばなかった遠い所まで、それが光を投げかけてくれるからである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
2233.
金銭、快楽、名誉を愛する者は、人を愛することができない。
（ エピクテトス ）
2234.
他人の過ちが気に障る時は、即座に自らを反省し、自分も同じような過ちを犯していないか考えてみるといい。
（ アウレリウス ）
2235.
職業はものを考えないようにさせる。
そこに職業の最も大きい恵みがある。
なぜならそれは、ごくありふれた疑念や憂慮に襲われるとき、誰はばかることなく蔭に引っ込むことのできる防壁だからである。
（ ニーチェ ）
2236.
アイデアは、善良で勇敢な人の頭と腕で活用されなければならない。
さもないと、それは夢にすぎない。
（ エマーソン ）
2237.
私は隣人に対する愛を諸君には勧めない。
私が諸君に勧めるのは遠き者に対する愛である。
（ ニーチェ ）
2238.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
2239.
恋は幻想の子供であり、幻滅の親である。
（ ウナムーノ ）
2240.
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
（ ニーチェ ）

2241.
いまだかつて、不幸にうちひしがれた者といえば、ただ、幸福に惑わされた者しかいない。
（ セネカ ）
2242.
民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが、
普通選挙の手品師・ペテン師の業である。
（ アミエル ）
2243.
批評家とは、他人の思想について思考する人間である。
（ サルトル ）
2244.
感傷には常に何らかの虚栄がある。
（ 三木清 ）
2245.
空威張りする人間は、
賢者に軽蔑され、
愚者に感嘆され、
寄生的人間にたてまつられ、
彼ら自身の高慢心の奴隷となる。
（ フランシス･ベーコン ）
2246.
笑いの実は青いうちに摘んではならない。
（ プラトン ）
2247.
教育の根は苦いが、
その果実は甘い。
（ アリストテレス ）
2248.
阿呆は話さない愚者だが、話す愚者よりもよい。
（ ラ・ブリュイエール ）
2249.
女はなぜとか、何のためにとかいった理由なしに愛されることを望むものだ。
つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとかいった理由によってではなく、彼女が彼女自身であるという理由によって愛されることを望むものだ。
（ アミエル ）
2250.
都市は人類の掃き溜めである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）

2251.
金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
（ アラン ）
2252.
ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいの恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2253.
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
2254.
あまり喋るのは、才気のしるしにはならぬ。
（ タレス ）
2255.
生き生きとしていない観念によるような教育は、無用であるだけではありません。
何よりも有害なのです。
（ ホワイトヘッド ）
2256.
人間は自然に服従することによって、
自然を支配することができる。
（ フランシス･ベーコン ）
2257.
心の真の医薬は哲学なり。
（ キケロ ）
2258.
幾千の言葉を重ねたところで、
文学は音楽にはかなわない。
優れた音楽は、
疲れた知性に清涼感を与え、
そして悩める感情に慰めをもたらしてくれる。
（ ポール・ブラントン ）
2259.
人間は「自分の死後に、何が起ころうとしているのか」に思いをはせることが大事である。
（ バートランド・ラッセル ）
2260.
死に対する用心深さが死を恐ろしいものにし、死の接近を促進する。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）

2261.
幸運をもたらす富や順境は素直に受け入れよ。
ただし、それを手放すときは渋るべからず。
（ アウレリウス ）
2262.
友情とは、二つの肉体に宿れる一つの魂のことである。
（ アリストテレス ）
2263.
人間はだれ一人として幸福を求めないものはない。
（中略）ただ、幸福の内容はどんなものか、また、いったいこの世で幸福は見出せるかどうかという点で、人々の考えが一致しないだけである。
（ カール・ヒルティ ）
2264.
自然に帰れ。
自然の中の人間こそ真の姿である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2265.
どんなものでも、自然という造物主の手から出るときは善であり、人間の手に渡ってからは悪となる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2266.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）
2267.
全ての享楽と、全ての幸福とは消極的なものだが、苦労は積極的なものだ。
（ ショーペンハウアー ）
2268.
酩酊(めいてい)は一時的な自殺である。
（ バートランド・ラッセル ）
2269.
心にある感情を隠すことは、心にない感情を装う以上に難しい。
（ ラ・ロシュフコー ）
2270.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）

2271.
忠告とは雪のようなものだ。
穏やかに降るほど、長く消えずに残り、心に染み込んでいく。
（ コールリッジ ）
2272.
人生は本来善でも悪でもない。
生き方しだいで善の舞台とも悪の舞台ともなる。
（ モンテーニュ ）
2273.
自己の過誤から学びうるがゆえに、知識が発展し、科学が進歩する
（ カール・ポパー ）
2274.
どんな人でも生きているかぎり存在の必要がある。
（ エマーソン ）
2275.
いわゆる恋愛結婚とは、幻想を父とし、必要性を母とするものである。
（ ニーチェ ）
2276.
我々の性格は我々の行動の結果なり。
（ アリストテレス ）
2277.
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
（ ニーチェ ）
2278.
軽い苦しみは言葉になるが、大いなる苦悩は沈黙する。
（ セネカ ）
2279.
真理は醜いもの。
（ ニーチェ ）
2280.
どんな小さな努力でも、それをする事で、無限の結果が生まれてくる
（ アラン ）

2281.
情熱は･･･人間という原子を回転させる力であり、他人の家を訪ねたり初めて社会的に発言するときの抵抗感を克服させる。
つまりは勢いよく私たちを発進させて、いったん着手したなら容易に続いてゆけるようにさせる熱なのだ。
（ エマーソン ）
2282.
沈黙することを学びなさい。
静まった心に耳をすませ、吸収させなさい。
（ ピタゴラス ）
2283.
人は、説明のついた明瞭な事柄よりも、説明のつかない不明瞭な事柄をいっそう重要に受け取る。
（ ニーチェ ）
2284.
本当の賭博者は、注意・用意・腕前がものをいう賭け事はあまり好まない。
（ アラン ）
2285.
天才は平均的な知性よりは、むしろ狂気に近い。
（ ショーペンハウアー ）
2286.
永遠は一瞬の中にある。
（ ショーペンハウアー ）
2287.
男は知っていることをしゃべり、
女は人に喜ばれることをしゃべる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2288.
真理は二人から始まる。
（ カール・ヤスパース ）
2289.
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。
（ デカルト ）
2290.
幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。
幸福を追っかけるなどは、言葉の上以外には不可能なことである。
（ アラン ）

2291.
水とパンですましていれば、私は身体の快楽を身にしみて味わう事ができる。
（ エピクロス ）
2292.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
（ ショーペンハウアー ）
2293.
若い時は、一日は短く一年は長い。
年をとると、一年は短く一日は長い。
（ フランシス･ベーコン ）
2294.
健康と自由な一日（＝日々）を与えられれば、帝王の栄華も馬鹿らしく思われるほど幸福になれる。
（ エマーソン ）
2295.
優雅は美徳と違ってすり切れない。
それには生命があり、絶えず新しくなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2296.
酒の一杯は健康のため、
二杯は快楽のため、
三杯は放縦のため、
四杯は狂気のため。
（ アナカルシス ）
2297.
諸君は相手をだましたと思っている。
だが先方は、だまされたふりをしているのだとしたら、どちらが一体だまされているのか。
（ ラ・ブリュイエール ）
2298.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2299.
希望を持たずに、私達は欲望の中に生きている。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
2300.
遅延は怒りに対する最良の治療薬。
（ セネカ ）

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｜16｜17｜18｜19｜20｜
｜21｜22｜23｜24｜25｜
｜26｜27｜28｜29｜30｜
｜31｜32｜33｜34｜35｜
｜36｜37｜38｜39｜40｜
｜41｜42｜43｜44｜45｜
｜46｜47｜48｜
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