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4401.
正義は常に目標でなければならないが、必ずしも出発点である必要はない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
4402.
平和が来るか来ないかということは、個々人の心の持ちようの中に、また諸国民の心の持ちようの中に作り上げられるものにかかっている。
（ シュバイツァー ）
4403.
愛はすべてを信じ、しかも欺(あざむ)かれない。
愛はすべてを望み、しかも決して滅びない。
愛は自己の利益を求めない。
（ キルケゴール ）
4404.
最強者の理屈がつねに最上とされる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
4405.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
4406.
哲学というのは一切の現象を批判の対象とするような、生活の一種の態度そのもの、或いは少なくとも思想の態度そのものを意味する。
（ 戸坂潤 ）
4407.
人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である。
（ オーギュスト・コント ）
4408.
忙しいだけでは十分ではない。
問題は何(なに)で忙しいかである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4409.
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
（ モンテーニュ ）
4410.
怠け者はいつも何かをしたがっている。
（ ヴォーヴナルグ ）
4411.
およそ惨めなものは、将来のことを不安に思って、不幸にならない前に不幸になっている心です。
（ セネカ ）
4412.
真実には特定の時などない。
真実はどんな時代にも真実である。
（ シュバイツァー ）
4413.
誰でも怒ることはできる──それは簡単なことだ。
しかし、正しい人に、正しい程度に、正しい時に、正しい目的、正しい方法で怒ること、それは簡単ではない。
（ アリストテレス ）
4414.
人間は、自分の行状を保証するすべてのものを、自らのうちに持っている。
人間は、自分自身を支配する法としてつくられているのである。
（ エマーソン ）
4415.
否定にはいつも、対照的な肯定が付き物である。
（ アリストテレス ）
4416.
あなたが望むあらゆる物は、意志の力によって引き寄せられる。
（ ピタゴラス ）
4417.
もっとも謙虚な人々でも乗り越えることができない障害というものは、ほとんど存在しない
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4418.
人間の心は、肉体とともに滅びるものではない。
ある永遠なものが残るのである。
（ スピノザ ）
4419.
ある本はその味を試み、ある本は呑み込み、少数のある本はよくかんで消化すべきである。
（ フランシス･ベーコン ）
4420.
女房に愛される技術、というものは発明されないものだろうか。
（ ラ・ブリュイエール ）
4421.
恐怖は常に人間の中に何か正しくないことが生じた徴候である。
恐怖は、苦痛が肉体に対して果たすのと同様に、精神に対しても貴重な警告者の役目を果たす。
（ カール・ヒルティ ）
4422.
握ったコブシを開けば、怒りも消える。
（ アラン ）
4423.
まだ驚くことがありうるということに驚く以外は、驚くべきではないだろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
4424.
明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向う。
（ エピクロス ）
4425.
人は多くを約束する、少しも与えないために。
（ ヴォーヴナルグ ）
4426.
いないのがいちばん悪い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
4427.
喜びにむかう思想は健康にもむくものである。
（ アラン ）
4428.
他人に恐れを抱かせる者は、自分が恐れを抱かずにはいられない。
（ エピクロス ）
4429.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
（ ショーペンハウアー ）
4430.
なんびとにもせよ、まったく突如として、人は生きているのである。
（ ショーペンハウアー ）

4431.
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。
（ アラン ）
4432.
他人の厚顔無恥に腹が立つとき、ただちに自らに問うてみよ。
「世の中に恥知らずの人間が存在しないということがありえようか」…「ありえない」と答えるだろう。
それならば、ありえぬことを求めるな。
（ アウレリウス ）
4433.
自然は決して我々を欺かない。
我々自身を欺くのは常に我々である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4434.
もしも諸君が奴隷の首の回りに鎖をかけるならば、鎖の一方の端は諸君自身の首の回りにからみつくだろう。
（ エマーソン ）
4435.
立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。
（ ヴォルテール ）
4436.
機知とは自分の思っている事を人に推測させる余地を与えるために、半分しか言わない技術である。
（ ヴォルテール ）
4437.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
4438.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
（ サルトル ）
4439.
真の友情は、本当の事を教えられるという事である。
友情は、盲目と無知の中には存在しないのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4440.
問題解決より問題づくりの方がずっと大切だ。
（ ジョン・デューイ ）

4441.
人間は深淵に架けられた一本の綱である。
渡るも危険、途上にあるも危険、後ろを振り返るも危険、身震いして立ち止まるのも危険。
（ ニーチェ ）
4442.
他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。
他の人が苦労して得たものをそれで容易に得ることが出来る。
（ ソクラテス ）
4443.
物事をよく知るには、細部について知らなければならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4444.
老年の歳月における人生は、悲劇の第五幕に似ている。
人間は悲劇的な最後が近いことは知っているが、それがいかなるものであるかは知らない。
（ ショーペンハウアー ）
4445.
人間の値打ちはどの宗教を信じるかではなくて、ただその人の行いによって決まるのだ。
（ ローランド・ジーモン・シェーファー ）
4446.
大衆とは、善い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分は「すべての人」と同じであると感じ、そのことに苦痛を覚えるどころか、快感すら覚える。
（ オルテガ ）
4447.
起きている人間たちは同じひとつの世界を共有しているが、眠れば、人それぞれにこの世界を離れて、自分に固有の世界におもむく。
（ ヘラクレイトス ）
4448.
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
（ キルケゴール ）
4449.
軽蔑は不機嫌におけるエゴイズムである。
（ コールリッジ ）
4450.
人間は、人生を理解するために創られたのではない。
人生を生きるために創られたのである。
（ サンタヤーナ ）

4451.
哲学は、
ある種の人々が大衆を馬鹿にするために、
今なお装う古い流行である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4452.
少年は最初、
自由に向かってため息をつく。
（ ヴォーヴナルグ ）
4453.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
4454.
下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4455.
申し分のない振り子とは、動きの速い振り子のことではなく、良く調整されている振り子のことだ。
（ ヴォーヴナルグ ）
4456.
哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。
（ キルケゴール ）
4457.
地上に住む全ての人々を全て知っているわけでもないのだから、誰が世界中で他の者よりも優れているのかということなどわからないのである。
ただ一人を完全に認識する、ということですら難しいのだ。
（ ニコラウス・クサヌス ）
4458.
私は、少なくとも自ら知らぬことを知っているとは思っていないかぎりにおいて、あの男よりも知恵の上で少しばかり優っているらしく思われる。
（ プラトン ）
4459.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
（ ラ・ロシュフコー ）
4460.
政治には火に対するようにすべきである。
火傷しないためには近寄るべきでなく、凍傷しないためには遠ざかるべきでない。
（ アンティステネス ）

4461.
社会は良心の上に立ち、科学の上に立つものではない。
（ アミエル ）
4462.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
4463.
目は耳よりも確かな証人である。
（ ヘラクレイトス ）
4464.
神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。
ただ人間が、あるものは正しく、あるものは正しくないと思うだけである。
（ ヘラクレイトス ）
4465.
世間では、愛は人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。
というのは、神が愛の媒介であるからである。
（ キルケゴール ）
4466.
人を動かすには模範を示すことが大切だ。
というより、それしかない。
（ シュバイツァー ）
4467.
決心する前に完全に見通しをつけようとする者は、決心できない。
（ アミエル ）
4468.
自分自身に対して賢明であることより、他人に対して賢明であるほうがもっとやさしい。
（ ラ・ロシュフコー ）
4469.
子供と動物はずいぶんよく似ています。
どちらも自然に近いのです。
でも子供が狡猾な猿よりも良く理解する事が一つあります。
それは偉人の立派な行為のことです。
（ プラトン ）
4470.
人間が根源的であればあるほど、不安はそれだけ深い。
（ キルケゴール ）

4471.
私にとって、真の道理のほうが民衆の意見より価値がある。
（ キケロ ）
4472.
法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。
道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
（ カント ）
4473.
人を不安にするのは、物事ではない。
物事についての意見だ。
（ エピクテトス ）
4474.
僕ぐらい僕に似ていない者はいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4475.
本当の親切ほどまれなものはない。
人に対して親切なつもりでいる人は、通常ただ人を喜ばせようとする心か、さもなければ弱い心しか持っていない人だ。
（ ラ・ロシュフコー ）
4476.
手は、道具の中の道具である。
（ アリストテレス ）
4477.
完璧になろうとしゃかりきになればなるほど、完璧からどんどん遠ざかってしまう。
（ ハリダス・チャウドリ ）
4478.
子供達が父親に結び付けられているのは、自分達を保存するのに父親を必要とする期間だけである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4479.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
（ ラ・ロシュフコー ）
4480.
欠陥に満ちていることは一つの悪である。
しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。
（ ブレーズ・パスカル ）

4481.
パリを去るのはつまらない。
友達と別れなければならないから。
といって田舎を去るのも辛い。
自分と別れなければならないから。
（ ジョセフ・ジュベール ）
4482.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4483.
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
（ キルケゴール ）
4484.
あなたが何かになろうとしている限り、あなたが何かにとりつかれている限り、不可避的な葛藤、混乱、つのりゆく不幸があるだろう。
（ J・クリシュナムルティ ）
4485.
一切の書かれたもののうち、私はただ、その人がその血をもって書かれたもののみを愛する。
血をもって書け。
君は、血が精神であることを知るだろう。
（ ニーチェ ）
4486.
わたしの唯一の義務。
それは、常に、私が正しいと思うことを行うことである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4487.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
（ ショーペンハウアー ）
4488.
与えられたるものを受けよ。
与えられたるものを活かせ。
（ エピクテトス ）
4489.
人間は思想を隠すためでなく、思想を持ってないことを隠すために語ることを覚えた。
（ キルケゴール ）
4490.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）

4491.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
4492.
究極の善、究極の悪、究極の価値がなければ、人間のある活動が別の活動よりも本質的に優っていることなどあり得ない。
だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを認めざるを得ない。
とするなら、一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、我々が自分で独自の選択を行っているからなのである。
（ サルトル ）
4493.
お前の推測する義務とは、お前がそれを推測した瞬間からお前を束縛する。
（ アミエル ）
4494.
はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。
（ ショーペンハウアー ）
4495.
教育の過程はそれ自体を超えるいかなる目的も持っていない。
すなわちそれはそれ自体の目的なのだ。
（ ジョン・デューイ ）
4496.
いかなる訓練をも受けない精神は、無為の中に鈍重になり不活発になる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4497.
不当な非難をこうむればこうむるほど、また強暴な言論の圧迫を受ければ受けるほど、我々はますます高く叫ばずにはいられない。
（ ブレーズ・パスカル ）
4498.
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、・・・これが人々の好むところである。
（ ニーチェ ）
4499.
人は老年を恐れる。
果たしてそこまで到達するかどうかも確かでないのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
4500.
人はいつまでも故郷を身に付けている。
（ ラ・フォンテーヌ ）

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