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人間にあっては、
近いもの(たとえばじぶんの感情、性、家族)、 大事なこと(たとえば政治)ほど、 見えにくいものだ。 言葉にはなりえないもののうちに それでも言葉を駆使して潜り込んでゆくこと。 このことを、胆に銘じたいものだ。 鷲田清一[わしだ・きよかず]
(哲学者、1949〜) 『想像のレッスン』、『老いの空白』
〈全文〉
わたしたちが生きるうえでたいせつなことは、 わからないものに囲まれたときに、 わからないままに それらとどう向き合うかということであろう。 __ Link __ それに、人間にあっては、 近いもの(たとえばじぶんの感情、性、家族)、 大事なこと(たとえば政治)ほど、 見えにくいものだ。 言葉にはなりえないもののうちに それでも言葉を駆使して潜り込んでゆくこと。 このことを、胆に銘じたいものだ。 __ Link __
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