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1101.
たとえ話は嘘ではない。
なぜならば、それは決して起こらなかった事柄を述べているのだから。
（ ショーペンハウアー ）
1102.
我々の計画というのは、目標が定かでないから失敗に終わるのだ。
どの港へ向かうのかを知らぬ者にとっては、いかなる風も順風たり得ない。
（ セネカ ）
1103.
真の欲求なくして真の満足はない。
（ ヴォルテール ）
1104.
すべての不運や、つまらぬ物事に対して、
上機嫌にふるまうことである。
上機嫌の波はあなたの周囲にひろがり、
あらゆる物事を、あなた自身をも、
軽やかにするだろう。
（ アラン ）
1105.
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
（ セネカ ）
1106.
思慮は何にもまして堅固なる城壁なり。
なぜならば、それは決して倒壊することも、敵の手に渡されることもないゆえなり。
（ アンティステネス ）
1107.
貧困とは、
礼儀作法の教師なり。
（ アンティステネス ）
1108.
私は数多くの賢人と猫について学んだが、猫の知恵は賢人のそれよりはるかにまさっている。
（ イポリット・テーヌ ）
1109.
世界ではなく、自分自身を征服せよ。
（ デカルト ）
1110.
子どもに対して言われる「お利口さん」という言葉は、子どもがいつでも理解する言葉で、しかも、人が決して子どもに説明してやらない言葉である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
1111.
あらゆる真実は一度発見されれば理解するのは容易だ。
肝心なのは真実を発見することだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
1112.
我々は不幸な人々を叱責する。
それは、不幸な人々を憐憫せずにすますためである。
（ ヴォーヴナルグ ）
1113.
おまえの心を明るく楽しくしようと思うならば、共に暮らす人びとの長所を思え。
（ アウレリウス ）
1114.
唯一の善は知識であり、
唯一の悪は無知であることである。
（ ソクラテス ）
1115.
戦争の目的は平和である。
（ アリストテレス ）
1116.
けちは、気前のよさ以上に倹約の敵である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1117.
もし、友人が陰でしゃべっていることをお互いに知ったら、たとえ真面目にありのままにしゃべっているのだとしても、友情はほとんど保たれない。
（ ブレーズ・パスカル ）
1118.
人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
（ カール・マルクス ）
1119.
大人物と小人物との差異は、一度意を決すれば死ぬまでやるという覚悟があるかないかにある。
（ シェリング ）
1120.
我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。
（ シュバイツァー ）
1121.
人間を目的として尊重し、手段としてだけ利用してはいけない。
（ カント ）
1122.
あなたの悲哀がいかに大きくても、世間の同情を乞おうとしてはならない。
なぜなら、同情の中には軽蔑の念が含まれているからだ。
（ プラトン ）
1123.
知恵を伴わなくても正義は大いに強力なものだが、正義を欠いた知恵はまったく通用しないであろう。
（ キケロ ）
1124.
あらゆる事物は価値を持っているが、
人間は尊厳を有している。
人間は決して、目的のための手段にされてはならない。
（ カント ）
1125.
幸福への才能とは、幸福への好みを抱き、幸福であることへの情熱を抱くことである。
（ フランシス・ジャンソン ）
1126.
貧困は、
気高い心を堕落させることはできないし、富は、
卑しい心を高めることはできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
1127.
怒りは奇妙な用法を有する武器である。
他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
（ モンテーニュ ）
1128.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
1129.
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。
（ ヴォルテール ）
1130.
豊かな心がなければ、富は醜い物乞いでしかない。
（ エマーソン ）

1131.
正義のもたらす最大の実りは、心の平静なり。
（ エピクロス ）
1132.
三種の貴族がある。
１．血統と位階の貴族、
２．財力の貴族、
３．精神的貴族
が、すなわちそれである。
（ ショーペンハウアー ）
1133.
いかなる場合にても、喜び大なれば大なるほど、それに先立つ苦しみもまた大なり。
（ アウグスティヌス ）
1134.
性格のための証拠は、いかなる細事からでも取り出し得る。
（ セネカ ）
1135.
いったい何が我々の感覚以上に我々に情報を与えることができようか。
（ ルクレティウス ）
1136.
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1137.
若い頃私は、頭の良い人を尊敬した。
年をとった今私は、思いやりのある人を尊敬する。
（ アブラハム・ヘシェル ）
1138.
これまでに激しい苦悩も味わわず、自我の大きな劣敗を経験しなかった、いわゆる打ち砕かれたことのない人間は、何の役にも立たない。
（ カール・ヒルティ ）
1139.
多くの場合、
教える者の権威が、
学ぼうとする者の邪魔をする。
（ モンテーニュ ）
1140.
冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ。
（ フランシス･ベーコン ）

1141.
賢者の不動心とは、心の動揺を胸中に閉じ込める技巧に過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
1142.
人生を変えたかったら、今すぐ始めなさい。
派手派手しく大げさにやりなさい。
例外は無しです。
そして、言い訳はしないこと。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1143.
目的を遂げるのに、長い忍耐をするよりも、目覚ましい努力をすることのほうが、まだ容易である。
（ ラ・ブリュイエール ）
1144.
凡事徹底
（ 森信三 ）
1145.
自己教育の真の方法は、すべてのことを疑ってみることである。
（ J・S・ミル ）
1146.
他人とは、自分自身の心を読み取ることのできるレンズである。
（ エマーソン ）
1147.
暇な時間は、かけがえのない財産である。
（ ソクラテス ）
1148.
私の会う人はすべて、必ず何かの点で私よりまさっている。
私は常にその点をその人たちから学ぶことにしている。
（ エマーソン ）
1149.
金属は利用とともに光る。
（ オウィディウス ）
1150.
しつけ三原則──
「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」
（ 森信三 ）

1151.
力のある者は騒がない。
力のある者ほどじっとしていて働きかける。
真の道徳は、言葉の終わったところから始まる。
（ シュバイツァー ）
1152.
頑固者は、
打ち砕くことはできるが、
服従させることはできない。
（ セネカ ）
1153.
涙したことのない若者は無粋であり、
笑うことのない老人は愚か者だ。
（ サンタヤーナ ）
1154.
最も不知なるものこそ、神とすることに適している。
（ モンテーニュ ）
1155.
言葉は社会の子である。
（ アラン ）
1156.
もろもろの偉大な思想は心から来る。
（ ヴォーヴナルグ ）
1157.
暴力よりも優しさのほうが効果が上がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
1158.
卑下はしばしば人を従えるために用いられる、
見かけだけの服従にすぎない。
それは、自分を高めようとして、
自分を低くする高慢なからくりである。
（ ラ・ロシュフコー ）
1159.
まず、どのように生きたいのかを自らに問え。
そしてなすべきことをなせ。
（ エピクテトス ）
1160.
最大の災害は自ら招くものである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）

1161.
幸福な人生を阻む大敵は
外にあるのではなく、内にある。
すなわち、あなたの心の中に潜んでいる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1162.
雄弁家はその深遠さにおいて足りないところを話の長さで補う。
（ モンテスキュー ）
1163.
敗戦当夜、食事をする気力もなくなった男は多くいた。
しかし、夕食をととのえない女性がいただろうか。
（ 鶴見俊輔 ）
1164.
人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。
だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。
富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。
（ ショーペンハウアー ）
1165.
夫をつかまえるのは技、とどめておくのは努力。
（ ボーヴォワール ）
1166.
心から出たものは、心へと伝わる。
（ コールリッジ ）
1167.
罰を受けずに王侯を恥ずかしめるには、彼らに備わっていない徳を褒め称えればよい。
（ ラ・ロシュフコー ）
1168.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
1169.
我々は聞いてもらうよりも、話すことのほうに熱心である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
1170.
野心家の主な幸福は忙しいということである。
（ アラン ）

1171.
未熟な愛は言う、｢愛してるよ、君が必要だから｣と。
成熟した愛は言う、｢君が必要だよ、愛してるから｣と。
（ エーリヒ・フロム ）
1172.
人々は
美徳の点ではそんなに差異はなく、
悪徳の点でのみ差異がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
1173.
本当に幸福になれる者は、人に奉仕する道を探し求め、ついにそれを見出した者である。
（ シュバイツァー ）
1174.
日本人は「家」を「うち」として把握している。
家の外の世間は「そと」である。
（ 和辻哲郎 ）
1175.
人を信頼（信用）しなさい。
そうすれば人はあなたに正直になるだろう。
素晴らしい人物として接しなさい。
そうすれば素晴らしさを示してくれるだろう。
（ エマーソン ）
1176.
孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間にほかならない。
なぜなら、孤独でいるときにのみ人間は自由なのだから。
（ ショーペンハウアー ）
1177.
革命とは、既存の秩序に対する反逆ではない。
それは存来の秩序を破壊するに足る一つの新しい秩序の樹立である。
（ オルテガ ）
1178.
物事の手のつけられない厄介さと人間の弱さとを考えたら、何もできやしない。
だから、まず行動してみて、それから自分の行為について考えることだ。
（ アラン ）
1179.
すぐれた精神であっても、それを評価する基準がないために過小に評価されることがある。
かかる精神は試金石のない貴金属のようなものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
1180.
まったく相反する二つのこと、習慣と新奇が等しく我々の心をとらえる。
（ ラ・ブリュイエール ）

1181.
我々の人生は、我々の思考によってつくられる。
（ アウレリウス ）
1182.
人間は年をとるにつれて、いっそうもの狂おしくなるとともに、賢くもなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
1183.
中傷は、石よりも冷静に受け止めるべきだ。
（ アンティステネス ）
1184.
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ。
（ ヴォルテール ）
1185.
凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する。
（ ラ・ロシュフコー ）
1186.
人を判断するには、
（問いに対して）どのように答えるかより、
どのような問いをするかによるべきである。
（ ヴォルテール ）
1187.
快楽に抵抗するは賢者、快楽の奴隷になるは愚者。
（ エピクテトス ）
1188.
幸福とは最高の善なり。
（ アリストテレス ）
1189.
優れた人間とは、自分自身に多くを課す者のことであり、凡俗な人間とは、自分自身に何も課さず、現在あるがままのもので満足し、自分自身に陶酔（とうすい）している者である。
（ オルテガ ）
1190.
近いものは遠いものを説明する。
一滴の水は小さな大海である。
（ エマーソン ）

1191.
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
（ ニーチェ ）
1192.
偏見は判断を持たない意見である。
（ ヴォルテール ）
1193.
勤勉は一つの美徳だが、
ほかのあらゆる美徳を包含する。
（ キケロ ）
1194.
子どもに純真な心をも持ち続けさせるよい方法は一つしかないと思われる。
それは、子どものまわりにいるすべての人が純真なものを尊重し、愛することだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
1195.
おそらく快楽は、
苦痛の半分の印象も我々に与えない。
（ ジェレミー・ベンサム ）
1196.
一兵卒は、
軍曹や伍長に対するほどには、
将軍に対して嫉妬心を抱かない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
1197.
王侯にささげる忠節は第二の自愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1198.
アドバイスは結果を見てから評価されるものだ。
その意図によってではない。
（ キケロ ）
1199.
哲学とは疑うことである。
（ モンテーニュ ）
1200.
精神の高邁さとは、
非礼を平然と耐えること。
（ デモクリトス ）

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