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1101.
偉人たちが偉大なことを企てるのは、それが偉大なことだからである。
しかるに、馬鹿者たちが偉大なことを企てるのは、それを容易だと思い込むからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
1102.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
1103.
死はいうまでもなく、肉体からの解放にほかならない。
（ ソクラテス ）
1104.
苦しみは、苦しむ者がその限界を知っていて、その恐怖に想像を加えなければ、堪えられないこともなく、また永続するものでもない。
（ アウレリウス ）
1105.
誰もがその収入を公表はしない。
ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
（ モンテーニュ ）
1106.
人は教える間に教えられる。
（ セネカ ）
1107.
己はこの世のすべてである。
（ ブレーズ・パスカル ）
1108.
野心家の主な幸福は忙しいということである。
（ アラン ）
1109.
大人物と小人物との差異は、一度意を決すれば死ぬまでやるという覚悟があるかないかにある。
（ シェリング ）
1110.
めったに使われない思考の自由の代償として、人々は言論の自由を要求する。
（ キルケゴール ）
1111.
魂の病は身体のそれよりも危険であり、かつ怖ろしい。
（ キケロ ）
1112.
おそらく快楽は、
苦痛の半分の印象も我々に与えない。
（ ジェレミー・ベンサム ）
1113.
年とった人々は異議が多すぎ、相談が長すぎ、冒険が少なすぎ、後悔が早すぎ、めったに仕事をとことんまでやりとげず、いいかげんな成功で満足する。
（ フランシス･ベーコン ）
1114.
不正を非難する人は、自分が不正を行うことを恐れて非難するのではない。
自分の不正が見破られることを恐れて非難するのである。
（ プラトン ）
1115.
どんな問題にも両面がある
（ プロタゴラス ）
1116.
凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する。
（ ラ・ロシュフコー ）
1117.
考えることは己自身と親しむことである。
（ ウナムーノ ）
1118.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
1119.
物事をうまく成し遂げたことに対する最大の報酬は、それを成し遂げたということである。
（ エマーソン ）
1120.
我々は目当て以上のものを狙う。
（ エマーソン ）
1121.
正義のもたらす最大の実りは、心の平静なり。
（ エピクロス ）
1122.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
1123.
贋(にせ)の紳士とは、自己の欠点を他人にも自分にもごまかす連中であり、真の紳士とは、それらを完全に認識し、それらを告白する人間である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1124.
孤独を愛する者は野獣か、そうでなければ神である。
（ アリストテレス ）
1125.
知識がなくて想像力を持っている人間は、
足がないのに翼を持っているようなものだ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
1126.
快楽に抵抗するは賢者、快楽の奴隷になるは愚者。
（ エピクテトス ）
1127.
金銭は肥料のようなものであって、ばら蒔かなければ役に立たない。
（ フランシス･ベーコン ）
1128.
最大の災害は自ら招くものである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
1129.
人を信頼（信用）しなさい。
そうすれば人はあなたに正直になるだろう。
素晴らしい人物として接しなさい。
そうすれば素晴らしさを示してくれるだろう。
（ エマーソン ）
1130.
思慮は何にもまして堅固なる城壁なり。
なぜならば、それは決して倒壊することも、敵の手に渡されることもないゆえなり。
（ アンティステネス ）

1131.
貧困とは、
礼儀作法の教師なり。
（ アンティステネス ）
1132.
言葉は社会の子である。
（ アラン ）
1133.
本当に幸福になれる者は、人に奉仕する道を探し求め、ついにそれを見出した者である。
（ シュバイツァー ）
1134.
豊かな心がなければ、富は醜い物乞いでしかない。
（ エマーソン ）
1135.
暇な時間は、かけがえのない財産である。
（ ソクラテス ）
1136.
暴力よりも優しさのほうが効果が上がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
1137.
幸福への才能とは、幸福への好みを抱き、幸福であることへの情熱を抱くことである。
（ フランシス・ジャンソン ）
1138.
自愛こそ、この世でいちばんのへつらいである。
（ ラ・ロシュフコー ）
1139.
多くの場合、
教える者の権威が、
学ぼうとする者の邪魔をする。
（ モンテーニュ ）
1140.
迷信は弱々しい精神の宗教である。
（ エドマンド・バーク ）

1141.
人々は
美徳の点ではそんなに差異はなく、
悪徳の点でのみ差異がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
1142.
どんな人も
他人の経験によって学び取るほど利口ではない。
（ ヴォルテール ）
1143.
善も悪も、我々に快楽と苦痛を引き起こすものにほかならない。
（ ジョン・ロック ）
1144.
もし、友人が陰でしゃべっていることをお互いに知ったら、たとえ真面目にありのままにしゃべっているのだとしても、友情はほとんど保たれない。
（ ブレーズ・パスカル ）
1145.
近いものは遠いものを説明する。
一滴の水は小さな大海である。
（ エマーソン ）
1146.
すばらしい英知は、
極度の無知と同じく、狂愚として非難される。
（ ブレーズ・パスカル ）
1147.
罰を受けずに王侯を恥ずかしめるには、彼らに備わっていない徳を褒め称えればよい。
（ ラ・ロシュフコー ）
1148.
大学は天才を嫌う。
修道学校が聖者を嫌うように。
（ エマーソン ）
1149.
あらゆる事物は価値を持っているが、
人間は尊厳を有している。
人間は決して、目的のための手段にされてはならない。
（ カント ）
1150.
金属は利用とともに光る。
（ オウィディウス ）

1151.
偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
1152.
どこから見ても確かな格言は、千のうち一つしかない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
1153.
戦争の目的は平和である。
（ アリストテレス ）
1154.
自分の才能を目立たせないことが、
真の才能である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1155.
しつけ三原則──
「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」
（ 森信三 ）
1156.
一兵卒は、
軍曹や伍長に対するほどには、
将軍に対して嫉妬心を抱かない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
1157.
敗戦当夜、食事をする気力もなくなった男は多くいた。
しかし、夕食をととのえない女性がいただろうか。
（ 鶴見俊輔 ）
1158.
王侯にささげる忠節は第二の自愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1159.
上り坂と下り坂は、一つの同じ坂である。
（ ヘラクレイトス ）
1160.
休息はよいことであるが、倦怠はその兄弟である。
（ ヴォルテール ）

1161.
幸福な人生を阻む大敵は
外にあるのではなく、内にある。
すなわち、あなたの心の中に潜んでいる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1162.
因襲にぜんぜん屈服しない男女から成り立つ社会のほうが、みんなが画一的になるような社会よりも面白い社会であろう。
（ バートランド・ラッセル ）
1163.
幸福なる生活は、心の平和において成り立つ。
（ キケロ ）
1164.
すべて偉大なことは、小規模に、少人数から始まるものだ。
（ カール・ヒルティ ）
1165.
貧困は、
気高い心を堕落させることはできないし、富は、
卑しい心を高めることはできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
1166.
多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。
（ ニーチェ ）
1167.
もろもろの偉大な思想は心から来る。
（ ヴォーヴナルグ ）
1168.
せっかちは愚者の弱点である。
（ バルタザール・グラシアン ）
1169.
全世界を知り、己自身を知らない者がある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
1170.
精神の高邁さとは、
非礼を平然と耐えること。
（ デモクリトス ）

1171.
世界について知りたいなら、細部を見過ごしてはならない。
（ ヘラクレイトス ）
1172.
人が何を食べているかより、誰と食べているかを見ることだ。
（ エピクロス ）
1173.
すぐれた精神であっても、それを評価する基準がないために過小に評価されることがある。
かかる精神は試金石のない貴金属のようなものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
1174.
神が人間に一つの舌と二つの耳を授けたのは、
しゃべるより二倍多く聞くためである。
（ エピクテトス ）
1175.
恋愛と友愛は互いにしりぞけ合う。
（ ラ・ブリュイエール ）
1176.
幸福はどこにあるのか？
名誉を愛する人は、他人の行為の中にあると考える。
快楽を愛する人は、自分の感情の中にあると考える。
悟った人は、自分の行動の中にあると考える。
（ アウレリウス ）
1177.
明日は、試練に応じた新しい力をもたらすであろう。
（ カール・ヒルティ ）
1178.
凡事徹底
（ 森信三 ）
1179.
仕事は最初が肝心だ。
（ プラトン ）
1180.
あらゆる宗教のうちでキリスト教は、疑いもなく最も寛容を教えたはずの宗教である。
しかし、現在までのところ、キリスト教徒はすべての人間の内で最も不寛容な人たちであった。
（ ヴォルテール ）

1181.
決定的なものは「是が非でも」の上にしか打ち立てられない。
（ ニーチェ ）
1182.
人間は年をとるにつれて、いっそうもの狂おしくなるとともに、賢くもなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
1183.
勤勉は一つの美徳だが、
ほかのあらゆる美徳を包含する。
（ キケロ ）
1184.
人に退屈だと思われないようにすることを大切だと思っている人々に限って、きまって我々を飽きさせる。
（ ラ・ロシュフコー ）
1185.
王侯の寛容は、人民の忠誠を勝ち取るひとつの政略にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
1186.
我々は不幸な人々を叱責する。
それは、不幸な人々を憐憫せずにすますためである。
（ ヴォーヴナルグ ）
1187.
言葉の中に、話し手の心の状態と人格と気質が見える。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
1188.
智恵とは大目に見るべき事を知ること。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1189.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
1190.
さあ、サイコロは投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ。
この道は私を戦いに導くだろう。
だが私はたじろぎはしない。
私は私の手で見出した「この道」を駆け抜けて進むのだ。
（ キルケゴール ）

1191.
涙したことのない若者は無粋であり、
笑うことのない老人は愚か者だ。
（ サンタヤーナ ）
1192.
夫をつかまえるのは技、とどめておくのは努力。
（ ボーヴォワール ）
1193.
革命とは、既存の秩序に対する反逆ではない。
それは存来の秩序を破壊するに足る一つの新しい秩序の樹立である。
（ オルテガ ）
1194.
人生の多くの贅沢といわれる慰安の多くは、人類の向上に対する不可避的な障害のみならず、人間的な障害でもある。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
1195.
健康な身体は客間で、病身は監獄である。
（ フランシス･ベーコン ）
1196.
わずかな狂気も交じらない天才はいない。
（ アリストテレス ）
1197.
力のある者は騒がない。
力のある者ほどじっとしていて働きかける。
真の道徳は、言葉の終わったところから始まる。
（ シュバイツァー ）
1198.
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
（ セネカ ）
1199.
怒りは奇妙な用法を有する武器である。
他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
（ モンテーニュ ）
1200.
良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。
（ デカルト ）

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