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901.
汝自身を知れ。
（ ソクラテス ）
902.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
903.
祈りは神を変えず、祈る者を変える。
（ キルケゴール ）
904.
順境の美徳は節度であり、逆境の美徳は忍耐である。
（ フランシス･ベーコン ）
905.
もし人が、
この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、
どんな家もどんな都市も存続することができない。
（ キケロ ）
906.
生きるということは、
日ごとに快癒し、新しくなること、
また自分を見いだし、
回復することである。
（ アミエル ）
907.
高位にある人間は、三重に奴隷である。
すなわち、君主または国家の奴隷であり、名声の奴隷であり、仕事の奴隷である。
（ フランシス･ベーコン ）
908.
うわべだけのつつましさは、いちばん手の込んだ虚栄である。
（ ラ・ブリュイエール ）
909.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
910.
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの──そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。
奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼らはふたたびそわそわしはじめ、まだ手に入れていないものを欲しがり、人が持っていれば羨(うらや)ましがる。
（ エピクテトス ）
911.
雄弁家たちは功名心にかられやすい。
なぜならば、雄弁は彼ら自身にも、またほかの人々にも英知に見られるからである。
（ トマス・ホッブズ ）
912.
天才を知る者は天才である。
（ ヘーゲル ）
913.
結婚するときはこう自問せよ。
「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」
そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
（ ニーチェ ）
914.
好人物な人間は余るほどいるが、
高慢な者に戦い勝つ鉄の心をもった正義の味方はとぼしい。
（ エマーソン ）
915.
生きている限り、どう生きるべきかを学び続けよ。
（ セネカ ）
916.
個人の自由も次の点では制限されなければならない。
すなわち、他の人達に迷惑をかけてはならない。
（ J・S・ミル ）
917.
賢い者は、機会を見つける以上に、機会を多く創る。
（ フランシス･ベーコン ）
918.
勇気がなければ幸福は得られない。
戦いなしには美徳はありえない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
919.
その女を手に入れる事ができない期間だけ、
男はその女に熱狂させられる。
（ キルケゴール ）
920.
自分でも守れない秘密を、
どうして人に守らせることができようか。
（ ラ・ロシュフコー ）
921.
私たちは、いわば二回この世に生まれる。
一回目は存在するために、二回目は生きるために。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
922.
どんなことも、これでいいと思ってはいけない
（ バートランド・ラッセル ）
923.
人生というものは、通例、裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ち、の連続にほかならない。
（ ショーペンハウアー ）
924.
賞賛の中には、非難の中よりも、より多くの鉄面皮がある。
（ ニーチェ ）
925.
子供たちに幸福である法をしっかり教えるべきであろう。
頭上に不幸がふりかかるときに幸福である法ではない。
周囲の状況がそう悪くもなく、人生の苦しみが些細な心配事や不快事にとどまるような場合に幸福である法だ。
（ アラン ）
926.
美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか？
否である。
（ ブレーズ・パスカル ）
927.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
928.
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう？
（ ニーチェ ）
929.
うんざりさせるための秘訣は、
なんでもかんでもしゃべることである。
（ ヴォルテール ）
930.
人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる。
（ ブレーズ・パスカル ）

931.
人があれもこれもなし得ると考える限り、何もなし得る決心がつかない。
（ スピノザ ）
932.
純粋な歓びのひとつは勤労後の休息である。
（ カント ）
933.
人は、「おれはゼロだ。
　マイナスだ」という自己評価に耐えることはできる。
しかし、「おまえはゼロだ。
　マイナスだ」という他者評価には耐え難い存在なのである。
（ 鷲田小彌太 ）
934.
他の人からみると、
すばらしい職業に見えるものは、
例外なく、その過程がきわめて厳しい。
（ 鷲田小彌太 ）
935.
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
（ モンテーニュ ）
936.
我々は、どんなものでも自分自身のためにしか愛することができない。
（ ラ・ロシュフコー ）
937.
我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう。
（ ソクラテス ）
938.
運命とは受け入れるべきものではなく、自ら選び創り出すものだ。
（ スピノザ ）
939.
何を知らないかではなく、何を知っているかで、人を判断しなければならぬ。
（ ヴォーヴナルグ ）
940.
友情のための最大の努力は、友人に我々の欠点を見せることではない。
彼に彼の欠点を悟らせることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）

941.
人間的欠陥の主な原因は、幼少期に身に付いた偏見である。
（ デカルト ）
942.
将来を思い煩うな。
現在為すべきことを為せ。
その他は神の考えることだ。
（ アミエル ）
943.
誰でも、恐れていることと願っていることを、やすやすと信じてしまう。
（ ラ・フォンテーヌ ）
944.
富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。
富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。
そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。
（ フランシス･ベーコン ）
945.
余り高望みをして、目前の職業を失うな。
（ エマーソン ）
946.
母親は息子の友人が成功すると妬む。
母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである。
（ ニーチェ ）
947.
人生の悲劇は、
生きていながら内部では死んでいること。
（ シュバイツァー ）
948.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
949.
子供はすべての慰めになる。
子供を持っているという悩みを除いては。
（ イポリット・テーヌ ）
950.
幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
（ ソクラテス ）

951.
彼の言葉があるように彼の人生もある。
（ セネカ ）
952.
愛と憎しみは正確な対立物と見ることは完全な誤りである。
愛の対立物は愛でないもの…つまり無関心である。
（ ゲオルク・ジンメル ）
953.
子供の教育は、
過去の価値の伝達にはなく、
未来の新しい価値の創造にある。
（ ジョン・デューイ ）
954.
「時」をまねるがよい。
「時」は一切のものをゆっくりと破壊する。
「時」はおもむろに浸蝕し、消耗させ、根こそぎにし、引き離す。
だが、ひったくることはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
955.
葬式は、
死者に対する務めというよりは、
生者に対する慰めである。
（ アウグスティヌス ）
956.
我々は、賢明になるためには、
まず馬鹿にならなければならない。
己を導くためには、
まず盲目にならなければならない。
（ モンテーニュ ）
957.
人間の全ての知識の中で、最も有用でありながら最も進んでいないものは、人間に関する知識であるように思われる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
958.
始めることさえ忘れなければ、
人はいつまでも若くある。
（ マルティン・ブーバー ）
959.
友達を疑ってかかるのは、友達からだまされるよりも恥ずかしいことだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
960.
大衆はモノを書かない批評家である。
（ ヴォルテール ）

961.
人生の目的には、
レジャー、幸福、知識の蓄積の三つがある。
レジャーは幸福と知識の蓄積を得るための必要条件で、
人生の究極の目的の一つである。
（ アリストテレス ）
962.
もし仮に、絶対の悪人がいるとしたら、それはまさしく、信じることができない人間をいうのだ
（ アラン ）
963.
自分の言ったことを決して取り消さない人は、
真理よりおのれを愛する人間である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
964.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
965.
凡庸の特性は、人より優れていると思い込むことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
966.
一生を終えてのちに残るものは、
我々が集めたものではなくて、
我々が与えたものである。
（ ジェラール・シャンドリ ）
967.
お互いに友人だといっても、それを信じるのは愚か者である。
この名ほど世間にありふれたものはなく、その実、これほど天下に稀なものはない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
968.
老年においては、名声と富とがかろうじて才能と快楽との代わりをする。
（ ヴォーヴナルグ ）
969.
信仰の強制は、不信仰を喚起するだけである。
（ ショーペンハウアー ）
970.
もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。
（ オウィディウス ）

971.
臆病は残酷性の母である。
（ モンテーニュ ）
972.
毎日毎日をきっぱりと終了せよ。
あなたは全力を尽くした。
確かにへまもやったし、馬鹿なこともしでかした。
そんなことはできるだけ早く忘れよう。
明日は新しい日だ。
明日をつつがなく、静かに始めるのだ。
（ エマーソン ）
973.
人間が自由であり得るためには、神があってはならない。
（ シェリング ）
974.
ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。
（ ヴォルテール ）
975.
子供はすべて外国人だ。
（ エマーソン ）
976.
人間の活動、活動のみが
その人間の価値を決定する。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
977.
運のはなはだ悪い人は安心するがいい。
なぜなら、なおいっそうの悪運に陥る心配はないから。
（ オウィディウス ）
978.
真実の中には、個人的な経験を経て初めて本当の意味が理解できるものも多い。
（ J・S・ミル ）
979.
読書をして考えないのは、
食事をして消化しないのと同じである。
（ エドマンド・バーク ）
980.
賢明であるコツとは、
何に目をつぶるかを知ることである
（ ウィリアム・ジェームズ ）

981.
人は自分自身の道理で己れを説き伏せることはできても、相手の道理でしか相手を説き伏せられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
982.
変革の手段を持たない国家は、
自己保存の手段も持たない。
（ エドマンド・バーク ）
983.
男同士は本来、互いに無関心なものだが、女は生まれつき敵同士である。
（ ショーペンハウアー ）
984.
孤独は、知恵の最善の乳母である。
（ シュティルネル ）
985.
どれほど深く悩みうるかということが、ほとんど人間の位階を決定する。
（ ニーチェ ）
986.
泣くことは、
自分自身に対する同情である。
（ ショーペンハウアー ）
987.
くる日、くる日が最良の日。
（ エマーソン ）
988.
悪い政府の元で、正しくあることは危険だ。
（ ヴォルテール ）
989.
人生はそれを感じる人間にとっては悲劇であり、考える人間にとっては喜劇である。
（ ラ・ブリュイエール ）
990.
美貌は夏の果物のように腐りやすく長持ちしない。
（ フランシス･ベーコン ）

991.
人生における幸福は、平静さを失わない性格、忍耐力と寛容、周囲の人たちへの好意や思いやりなどに左右される部分が大きい。
（ プラトン ）
992.
過去のものといえども、
真に価値あるものは、
常に新しさを含んでいる。
（ 柳宗悦 ）
993.
私が知らないことについて無知であることを告白するのを、私は恥としない。
（ キケロ ）
994.
たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい。
（ ニーチェ ）
995.
徹底的にどうしようもなく道を踏みはずした悪人に対しては、怒りをあらわにすべきである。
（ プラトン ）
996.
利得には聖堂がないが、崇められる。
（ ヴォルテール ）
997.
一番難しいことは自分自身を知ることであり、
一番易しいことは何もしないで助言だけ与えることである。
（ タレス ）
998.
人はそれぞれ、自分のすることは申し分ないと思う。
（ キケロ ）
999.
全体というのは、一個人の拡大された影である。
（ エマーソン ）
1000.
自由な人間は決して妬(ねた)まない。
彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ。
（ ヘーゲル ）

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