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2501.
真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり、真の政治家とは政治を楽しむ人である。
（ アリストテレス ）
2502.
習慣はもしそれに反対しなければ間もなく当然のことになってしまう。
（ アウグスティヌス ）
2503.
頼むから静かに死なせてくれ。
（ ヴォルテール ）
2504.
苦悩は活動への拍車である。
そして活動の中にのみ、我々は我々の生命を感じる。
（ カント ）
2505.
恋愛は恋情によって始まる。
したがって、いかに強い友情からも弱い恋情にしか移行できない。
（ ラ・ブリュイエール ）
2506.
富は海水に似ている。
飲めば飲むほど渇く。
名声についても同じことが当てはまる。
（ ショーペンハウアー ）
2507.
競争とは、優れた仕事の副産物であり、目的ではない。
創造的な人間を動機づけるのは、達成への願望であり、征服への願望ではない。
（ アイン・ランド ）
2508.
健康で、借金がなくて、
気がとがめることが何もないなら、
これ以上の幸せがあるだろうか？
（ アダム・スミス ）
2509.
平等主義は愛と見せかけようとしている憎しみである。
（ アミエル ）
2510.
「正義」――この言葉に、
地球上における、私どもの「幸福」が包まれている。
正義こそ、
文明の精髄であり、
社会の真髄であり、
そして政治の総括である。
国家が繁栄するかいなかは、
正義を大事にするかいなかにかかっている。
（ ルイ・バルボーザ ）
2511.
自負、嫉妬、貪婪(どんらん)は
人の心に火を放てる三の火花なり。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
2512.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
2513.
物言わぬ先から、人の言おうとすることを、顔つきから読み取れなければならない。
（ アウレリウス ）
2514.
恋愛のために
出世をすべて犠牲にするのは、
痛ましくも英雄的である場合もあるが、
愚行であろう。
だが、
出世のために恋愛をすべて犠牲にすることも
同じく愚行で、
けっして英雄的ではない。
（ バートランド・ラッセル ）
2515.
男は自分の秘密よりも他人の秘密のほうを誠実に守る。
女はそれと反対に、
他人の秘密よりも自分の秘密のほうを大事にする。
（ ラ・ブリュイエール ）
2516.
やったと思えばドジを踏む。
それが人間の仕事です。
朝に計画を立てても、昼にすることはへまばかり。
（ ヴォルテール ）
2517.
幸福になる秘訣をお教えしよう。
できるだけいろいろなものに興味を持ち、物ごとであれ人間であれ興味を感じるものを無視せず、できるだけ好意的に接することだ。
（ バートランド・ラッセル ）
2518.
希望とは、目覚めている人間が見る夢である。
（ アリストテレス ）
2519.
人間の運命の大きな改善は、
彼らの考え方の根本的な構成に大きな変化が生じない限り、
絶対に不可能である。
（ J・S・ミル ）
2520.
長いこと論争している場合は、たいてい、彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
（ ヴォルテール ）
2521.
この世の生活の幸福を求める私たちの計画は、すべて幻想なのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2522.
人生の舵取りは、金庫の数字合わせのようなものである。
つまみをひとひねりしても、金庫が開くことは稀である。
前進と後退のそれぞれが、目標へ向かう一歩なのだ。
（ エリック・ホッファー ）
2523.
ビロードのクッションに大勢で座らされるよりも、カボチャに座って独り占めした方がいい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2524.
たいていの男は、誰も自分の妻をさらってくれないことを嘆く。
（ ニーチェ ）
2525.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2526.
自然の法則には、例外というものはひとつもない
（ ハーバート・スペンサー ）
2527.
幸福は人間の生活目標である
（ カール・ヒルティ ）
2528.
自尊心は我々に嫉妬心を吹き込むが、しばしばその嫉妬心を和らげる役もする。
（ ラ・ロシュフコー ）
2529.
試練は、将来我々の上に咲き出ようとする、新しいまことの幸福の前ぶれである。
（ カール・ヒルティ ）
2530.
ものごとには限界というものがあって、
我慢が美徳でなくなるときがある。
（ エドマンド・バーク ）

2531.
最上の証明とは経験である。
（ フランシス･ベーコン ）
2532.
真理は「時」の娘であり、
権威の娘ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
2533.
恋愛を一度もしたことのない女はよく見かけるが、恋愛を一度しかしない女はめったに見かけない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2534.
知的な努力を必要とする仕事とか、
社会的に有用な仕事をしなくとも、
家業を受け継ぎ、
家庭を作り、子どもを育てあげる、
ただそれだけの人生でも、
つまらない、意味のないものかというと、
けっしてそんなことはない。
（ 鷲田小彌太 ）
2535.
目を凝らして注意深く観察すれば、運命を見分けることができよう。
盲目であっても、運命は見分けられぬものではないから。
（ フランシス･ベーコン ）
2536.
武装平和とは、自国と隣国を信用せず、半ば憎悪、半ば恐怖から武器を放棄しかねる意向上の平和である。
（ ニーチェ ）
2537.
とにかく結婚したまえ。
良妻を得れば幸福になれるし、悪妻を得れば哲学者になれる。
（ ソクラテス ）
2538.
人は人によりてのみ人となり得べし。
人より教育の結果を取り除けば無とならん。
（ カント ）
2539.
面倒な養生のおかげで
やっと自分の健康を保っているのは、
何かやりきれない病気を患っているようなものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2540.
文人は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）

2541.
いわゆる恋愛結婚とは、幻想を父とし、必要性を母とするものである。
（ ニーチェ ）
2542.
結婚したほうがいいのか、それともしないうがいいのかと問われるならば、わたしは、どちらにしても後悔するだろうと答える。
（ ソクラテス ）
2543.
徳性は宝石のようなもので、あっさりした台に嵌（は）めこまれたものが最上である。
（ フランシス･ベーコン ）
2544.
純朴と純真な真実とは、いかなる時代においても時と場を得る。
（ モンテーニュ ）
2545.
運は我々から富を奪うことはできても、
勇気を奪うことはできない。
（ セネカ ）
2546.
哲学への第一歩、それは無信仰だ。
（ ドゥニ・ディドロ ）
2547.
思考には気をつけよう。
いつ口に出してしまうかわからないから。
（ イアラ・ガッセン ）
2548.
人はときどき英知を持ちながら馬鹿であるが、判断があって馬鹿であることは絶対にない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2549.
人は思っているほど、幸福でもないし、不幸でもない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2550.
悲運に耐えるより、幸運に耐えるためにこそ、大きな能力が要る。
（ ラ・ロシュフコー ）

2551.
子どもは父母の行為を映す鏡である。
（ ハーバート・スペンサー ）
2552.
危険な行き過ぎが二つある。
理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
2553.
よりいっそう愛するよりほかに、
恋に対する治療法はない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2554.
年頃の娘たちは結婚のために結婚する。
結婚によって自由になれるから。
（ ボーヴォワール ）
2555.
人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。
（ J・S・ミル ）
2556.
人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる
（ バートランド・ラッセル ）
2557.
心の中に未来にふさわしいビジョンを描け。
そして、自分を過去の末裔(まつえい)であるという迷信を忘れるんだ。
あの未来の生を思い巡らせば、工夫し、発明すべきものが限りなくある。
（ ニーチェ ）
2558.
よもや他人の迷惑にはなるまいと思っているときに、他人の迷惑になっていることがよくあるものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2559.
私たちは無知によって道に迷うことはない。
自分が知っていると信じることによって迷うのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2560.
始め良ければ半分終わったようなもの。
（ アリストテレス ）
（ 始めが良ければ半分終わったも同然 ）

2561.
障害を克服できると信ずる者だけが、本当に障害を克服することができる。
（ エマーソン ）
2562.
愛する事を教えてくれたあなた。
今度は忘れる事を教えて下さい。
（ アイリス・マードック ）
2563.
悪とは何か。
弱さから生じるすべてのものだ。
（ ニーチェ ）
2564.
希望は底の深い海の上でなければ、決してその翼を広げない。
（ エマーソン ）
2565.
人生から友情を取り去ることは、世界から太陽を取り去ることに等しい。
（ キケロ ）
2566.
人間は本来、他人をだましながらだまされるように生まれついている。
（ ヴォーヴナルグ ）
2567.
生まれの良い人、
権勢のある人、
富裕な人は、
名誉を受けるに値するとみなされている。
だが本当は、
善い人だけが名誉を受けるに値するのである。
（ アリストテレス ）
2568.
老人が長く生きてきたことを証明するものを、年齢以外に何も持っていないことほど不名誉なことはない。
（ セネカ ）
2569.
自然の為すことには、全て意味がある。
（ アリストテレス ）
2570.
自由とはすべての特権を有効に発揮させる特権である。
（ カント ）

2571.
いかなる人間にも、三つの望みがある。
健康であること、
正直な手段で金持ちになること、
そして美しくあること。
（ プラトン ）
2572.
心にある感情を隠すことは、心にない感情を装う以上に難しい。
（ ラ・ロシュフコー ）
2573.
一人ひとりの人間が、
究極の絶対的な自由を持っている。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
2574.
忘れっぽい人は幸いである。
というのは、彼らは自らの失敗からさえ、"より良きものを得る"からである。
（ ニーチェ ）
2575.
私は人生をあるがままに楽しむ。
たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が躍(おど)る、輝かしい人生が送れるはずだ。
夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2576.
偶然は、
神が公に署名しない特別なケースのために取っておく、
神のペンネームである。
（ コールリッジ ）
2577.
３週間互いに研究しあい、３ヶ月間愛し合い、３年間喧嘩をし、３０年間我慢しあう。
そして子供達が同じことをまた始める。
（ イポリット・テーヌ ）
2578.
人は許しながらなお残酷になれるし、
罰しながらなお慈悲深くなれる。
（ アウグスティヌス ）
2579.
女たちにとっての地獄は老いである。
（ ラ・ロシュフコー ）
2580.
人生は本来善でも悪でもない。
生き方しだいで、
善の舞台とも悪の舞台ともなる。
（ モンテーニュ ）

2581.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
（ ショーペンハウアー ）
2582.
持って生まれた能力というのは植物と似たようなものだ。
研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
2583.
人間の有用性というものは
木の枝の葉のようなものである。
一枚の葉が散ると、
すぐ他の葉がはえてくる。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
2584.
引っ込み思案は、若者には美点になるが、年配には欠点でしかない。
（ アリストテレス ）
2585.
偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ。
（ プラトン ）
2586.
真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。
（ モンテーニュ ）
2587.
冗談はよいものだ。
誰も傷つかなければ、さらによいものだ。
（ サンタヤーナ ）
2588.
怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。
（ ピタゴラス ）
2589.
誰か過去をほめず、現在をののしらない老人を見たことがあるか。
彼らはみな自分の悲惨と悲哀を世の中のせい、人々の考え方のせいにしている。
（ モンテーニュ ）
2590.
知識と勇気は、偉大な仕事をつくる。
二者は人を不朽(ふきゅう)ならしむる。
（ エマーソン ）

2591.
顔にお白粉(しろい)を塗れば十分なので、心にまで塗る必要はない。
（ モンテーニュ ）
2592.
流行を避けるのは、流行に迎合するのと同じくらい弱いことである。
（ ラ・ブリュイエール ）
2593.
賢明さと幸福は非常に接近している
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2594.
私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうか。
（ モンテーニュ ）
2595.
世界は我々次第である。
我々が落ち込むとき、
世界もうなだれているように見える。
（ エリック・ホッファー ）
2596.
運を開く秘訣は、各人が持つ喜びの中にある。
（ エマーソン ）
2597.
民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが、
普通選挙の手品師・ペテン師の業である。
（ アミエル ）
2598.
人生は、段々に諦めていくこと。
絶えず我々の抱負、我々の希望、我々の所有、我々の力、我々の自由を減らしていくことの修行である。
（ アミエル ）
2599.
人間の細部において個別に判断する者こそ、最も真実を言い当てるだろう。
（ モンテーニュ ）
2600.
一人の人間の評価と価値は、心と意志の中にある。
そこに人間の本当の栄誉が宿るのだ。
（ モンテーニュ ）

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