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1201.
神は男を飼い馴らす為のみに女を創った。
（ ヴォルテール ）
1202.
人は普通、称讃されんがために褒める。
（ ラ・ロシュフコー ）
1203.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
1204.
あなたの悲哀がいかに大きくても、世間の同情を乞おうとしてはならない。
なぜなら、同情の中には軽蔑の念が含まれているからだ。
（ プラトン ）
1205.
すべての人が幸福になるまでは、
だれも完全に幸福にはなり得ない。
（ ハーバート・スペンサー ）
1206.
どんな革命も、一人の人間が心に思いついた、ひとつの思想にほかならなかった。
（ エマーソン ）
1207.
すべて偉大なことは、小規模に、少人数から始まるものだ。
（ カール・ヒルティ ）
1208.
王侯の寛容は、人民の忠誠を勝ち取るひとつの政略にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
1209.
大学は天才を嫌う。
修道学校が聖者を嫌うように。
（ エマーソン ）
1210.
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
（ ニーチェ ）
1211.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
1212.
友情は魂の結びつきである。
（ ヴォルテール ）
1213.
孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間にほかならない。
なぜなら、孤独でいるときにのみ人間は自由なのだから。
（ ショーペンハウアー ）
1214.
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
（ エマーソン ）
1215.
嘘つきは欺く術を知らない人であり、へつらう人間は一般に愚かな人々を欺く人である。
（ ヴォーヴナルグ ）
1216.
我々の人生は、我々の思考によってつくられる。
（ アウレリウス ）
1217.
己はこの世のすべてである。
（ ブレーズ・パスカル ）
1218.
誰もがその収入を公表はしない。
ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
（ モンテーニュ ）
1219.
真理は子供の口から出る。
（ プラトン ）
1220.
毎日をまったく違う人生と見なすべきだ。
（ セネカ ）
1221.
死はいうまでもなく、肉体からの解放にほかならない。
（ ソクラテス ）
1222.
優れた人間とは、自分自身に多くを課す者のことであり、凡俗な人間とは、自分自身に何も課さず、現在あるがままのもので満足し、自分自身に陶酔（とうすい）している者である。
（ オルテガ ）
1223.
中傷は、石よりも冷静に受け止めるべきだ。
（ アンティステネス ）
1224.
人生の幸福は、困難が少ないとか、まったく無いということにあるのではなく、それらの困難をすべて立派に輝かしく克服することにある。
（ カール・ヒルティ ）
1225.
自分のやっていることに
一生不満を持ち続けるということは、
予想する以上に難しい。
愚痴をいいながらも、
自分のやってきたもの、やっているものを
いとおしく思うからだ。
（ 鷲田小彌太 ）
1226.
せっかちは愚者の弱点である。
（ バルタザール・グラシアン ）
1227.
我々は目当て以上のものを狙う。
（ エマーソン ）
1228.
人が何を食べているかより、誰と食べているかを見ることだ。
（ エピクロス ）
1229.
言葉は社会の子である。
（ アラン ）
1230.
我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。
（ シュバイツァー ）

1231.
暇な時間は、かけがえのない財産である。
（ ソクラテス ）
1232.
閑暇は心の充足ではなく、その骨休めである。
（ キケロ ）
1233.
迅速に決断し、行動できるように自己訓練しておくことを、誰しも心がけるべきである。
（ チャールズ・エバレット ）
1234.
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ。
（ ヴォルテール ）
1235.
幸福とは最高の善なり。
（ アリストテレス ）
1236.
あらゆる真実は一度発見されれば理解するのは容易だ。
肝心なのは真実を発見することだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
1237.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
1238.
健康な身体は客間で、病身は監獄である。
（ フランシス･ベーコン ）
1239.
贋(にせ)の紳士とは、自己の欠点を他人にも自分にもごまかす連中であり、真の紳士とは、それらを完全に認識し、それらを告白する人間である。
（ ラ・ロシュフコー ）
1240.
人間の最大の誘惑は、あまりにも小さなことに満足してしまうことだ。
（ トマス・マートン ）

1241.
言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉よりも雄弁である。
（ 三木清 ）
1242.
私の理性は、曲げられたり折られたりするようには仕込まれていない。
そうされるのは、私の膝である。
（ モンテーニュ ）
1243.
神が人間に一つの舌と二つの耳を授けたのは、
しゃべるより二倍多く聞くためである。
（ エピクテトス ）
1244.
一兵卒は、
軍曹や伍長に対するほどには、
将軍に対して嫉妬心を抱かない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
1245.
恋愛と友愛は互いにしりぞけ合う。
（ ラ・ブリュイエール ）
1246.
会社や仕事が自分に合うかどうかは、
とにかくやってみなければ分かりません。
人間は体全体で何かを理解します。
（ 中島義道 ）
1247.
たとえ話は嘘ではない。
なぜならば、それは決して起こらなかった事柄を述べているのだから。
（ ショーペンハウアー ）
1248.
人生は、経験しなければ理解できない教訓の連続である。
（ エマーソン ）
1249.
もろもろの偉大な思想は心から来る。
（ ヴォーヴナルグ ）
1250.
順境の際、
招待されし時のみ我を訪れ、
逆境の際、
招待されずとも訪れるが真の友人なり。
（ テオフラストス ）

1251.
決定的なものは「是が非でも」の上にしか打ち立てられない。
（ ニーチェ ）
1252.
賢者の不動心とは、心の動揺を胸中に閉じ込める技巧に過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
1253.
上り坂と下り坂は、一つの同じ坂である。
（ ヘラクレイトス ）
1254.
明日は、試練に応じた新しい力をもたらすであろう。
（ カール・ヒルティ ）
1255.
凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する。
（ ラ・ロシュフコー ）
1256.
傲慢は、自分以外の者すべてへの軽蔑である。
（ テオフラストス ）
1257.
人生を変えたかったら、今すぐ始めなさい。
派手派手しく大げさにやりなさい。
例外は無しです。
そして、言い訳はしないこと。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
1258.
肉体があまり安楽すると、精神が腐敗してくる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
1259.
苦難の道は永くもあれば、また暗くもある。
次第に明るくなるような道は別の道である。
（ キルケゴール ）
1260.
心から出たものは、心へと伝わる。
（ コールリッジ ）

1261.
人々は
美徳の点ではそんなに差異はなく、
悪徳の点でのみ差異がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
1262.
暴力よりも優しさのほうが効果が上がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
1263.
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
（ セネカ ）
1264.
貧困は、
気高い心を堕落させることはできないし、富は、
卑しい心を高めることはできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
1265.
他人とは、自分自身の心を読み取ることのできるレンズである。
（ エマーソン ）
1266.
ひとり徒歩で旅したときほど
豊かに考え、豊かに存在し、豊かに生き、
あえて言うならば、私自身であったことはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
1267.
自分自身を理解していないうちから、人に理解してもらおうなどと思うべきではない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
1268.
まず前もって服従することを学んでいなければ、
人に上手に命令することはできない。
（ アリストテレス ）
1269.
偉大な人物の栄光は、
それを手に入れるために用いた手段によって
常に計られるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
1270.
反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい。
（ フランシス･ベーコン ）

1271.
無人島で紳士たり得る人は、
真の人なり。
（ エマーソン ）
1272.
自己の所有以上を望まぬ者は富者なり。
（ キケロ ）
1273.
男は妻や愛人（＝恋人）が嫌いになると、逃げようとする。
だが、女は憎い男には仕返ししようと、手元に抑えておきたがる。
（ ボーヴォワール ）
1274.
汝を高むる者は
ただ汝自身の中にあり。
（ 阿部次郎 ）
1275.
女が裏切るときの最初の兆候は、その夫に対して昔のような礼儀正しさと注意深さとを取り戻すことにある。
（ アラン ）
1276.
優しくなりなさい。
あなたの出会う人々は皆、困難な戦いに挑んでいるのだから。
（ プラトン ）
1277.
決して人に向かって、顔色が悪いねなどと言ってはならない。
（ アラン ）
1278.
人間はすべての財を背に負う放浪者のように、あらゆる経験を背負っていく。
（ オルテガ ）
1279.
親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。
（ プラトン ）
1280.
懐疑は賢者の冠である。
（ アラン ）

1281.
偉大な人間は、
必然的に懐疑家である。
（ ニーチェ ）
1282.
偉大な知恵は懐疑的である。
（ ニーチェ ）
1283.
何故(なぜ)に宗教が必要であるか──かかる問いを発するのは、自己の生涯の真面目ならざるを示すものである。
（ 西田幾多郎 ）
1284.
立派な箴言はちょうど塩のように、
決して利かなくなることのない食物である。
（ ニーチェ ）
1285.
根づきたいという魂の欲求は、最も重要でありながら、最もないがしろにされている。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
1286.
生まれて一度も、立派な決心をしない人はほとんどない。
ただそれが続かないのだ。
昨日結んだ紐(ひも)が、今日はや緩むのを見れば、明日は解けはせぬかと案じられるではないか。
結んだ紐は、日に日に締め直せば、固く締まってくる。
（ ジェームズ・ミル ）
1287.
良心をもって残酷の苦患を加えることが、道徳主義者には一つの喜びなのだ。
これこそ彼らが「地獄」を発明した理由だ。
（ バートランド・ラッセル ）
1288.
おずおずとお願いする者は、（相手に）拒絶することを教えている。
（ セネカ ）
1289.
誰も我々の前では、我々の不在のときに語るように、我々のことを語らない。
人と人とのあいだに存する結合は、このような相互の欺瞞(ぎまん)の上に築かれたものにほかならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
1290.
不平は自信の欠乏であり、意志の薄弱である。
（ エマーソン ）

1291.
最も危険なのは、質より量へ逃避することだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
1292.
真の平等主義と過激な平等主義との間には、
天地の差がある。
前者は決して、誰も彼もが命令を発するのだとか、
誰一人命令を受ける者はないのだとかいうことではなく、
同輩の言うことに耳を傾け、
同輩に命令する、
ということなのである。
（ モンテスキュー ）
1293.
人に従うことを知らない者は、
良き指導者になり得ない。
（ アリストテレス ）
1294.
軽い悲しみには声がある。
重い悲しみはものを言えぬ。
（ セネカ ）
1295.
富によって得た不幸は、不幸の中でも最悪のものである。
（ キケロ ）
1296.
我々は自分が直そうと思わない欠点を、ことさらに自慢の種にしようとする。
（ ラ・ロシュフコー ）
1297.
読まれたものは、
熟慮を重ねることによってのみ、
真に読者のものとなる。
食物は食べることによってではなく、
消化によって我々を養う。
（ ショーペンハウアー ）
1298.
一つの事柄について全てを知るよりも、全ての事柄について何らかのことを知るほうがずっとよい。
知識の多面性が最上である。
（ ブレーズ・パスカル ）
1299.
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。
（ ニーチェ ）
1300.
私の精神は足で揺さぶってやらないと、よく働かない。
（ モンテーニュ ）

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