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4701.
人間は自分の知っている以外のものではない。
（ フランシス･ベーコン ）
4702.
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
（ キルケゴール ）
4703.
偉人も小人も、同じ偶然、同じ不快、同じ情熱にみまわれる。
だが一方が車輪の端にいるのに対し、一方は車輪の中心にいるから、同じ動きでも振り回されることが少ないのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
4704.
悲しむことはない。
いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ。
（ サルトル ）
4705.
我々は決して悪を選ぶことが出来ない。
我々が選ぶのは常に善である。
（ サルトル ）
4706.
究極の善、究極の悪、究極の価値がなければ、人間のある活動が別の活動よりも本質的に優っていることなどあり得ない。
だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを認めざるを得ない。
とするなら、一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、我々が自分で独自の選択を行っているからなのである。
（ サルトル ）
4707.
起きている人間たちは同じひとつの世界を共有しているが、眠れば、人それぞれにこの世界を離れて、自分に固有の世界におもむく。
（ ヘラクレイトス ）
4708.
私は旅行に出る理由を尋ねる人があると、いつもこう答えるようにしている。
「私は、自分が何を避けようとするのかはよくわかるのだが、何を求めているのかはよくわからない」と。
（ モンテーニュ ）
4709.
哲学なしでは、世界は魂が抜けたものになることだろう、世界は物言わぬ彫像になることだろう
（ ウラジミール・ジャンケレヴィッチ ）
4710.
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
（ ヴォルテール ）
4711.
絵画とは無声の詩であり、詩とは有声の絵画である。
（ コールリッジ ）
4712.
なんびとにもせよ、まったく突如として、人は生きているのである。
（ ショーペンハウアー ）
4713.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
（ サルトル ）
4714.
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
（ アラン ）
4715.
私は、幼い精神を名誉と自由に向かって育て上げようとする教育においては、すべての暴力を否定します。
厳格と強制には何かしら奴隷的なものがあります。
そして、理性と知恵と技術によってなし得ないものは、力によっては決してなし得ないのだと言いたいのです。
（ モンテーニュ ）
4716.
与えられたるものを受けよ。
与えられたるものを活かせ。
（ エピクテトス ）
4717.
機知とは自分の思っている事を人に推測させる余地を与えるために、半分しか言わない技術である。
（ ヴォルテール ）
4718.
まだ驚くことがありうるということに驚く以外は、驚くべきではないだろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
4719.
他人のために生きることは容易である。
誰でも皆していることである。
（ エマーソン ）
4720.
社会は良心の上に立ち、科学の上に立つものではない。
（ アミエル ）
4721.
現在はその一部が将来、他が過去である。
（ クリュシッポス ）
4722.
真の友情は、本当の事を教えられるという事である。
友情は、盲目と無知の中には存在しないのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4723.
細部を気にしていると、人生は少しずつ浪費されてゆく。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4724.
「事柄に対するよろこび」と人は言う。
しかし本当はそれは事柄を介しての自己に対する喜びである。
（ ニーチェ ）
4725.
人はいつまでも故郷を身に付けている。
（ ラ・フォンテーヌ ）
4726.
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。
（ アラン ）
4727.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
4728.
自分自身に対して賢明であることより、他人に対して賢明であるほうがもっとやさしい。
（ ラ・ロシュフコー ）
4729.
自然は決して我々を欺かない。
我々自身を欺くのは常に我々である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4730.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
（ ショーペンハウアー ）

4731.
問題解決より問題づくりの方がずっと大切だ。
（ ジョン・デューイ ）
4732.
年月は一日一日が知っていないことを、たくさん教えてくれる。
（ エマーソン ）
4733.
だれに対しても、不正を不正でもって、悪を悪でもって、埋め合わせしてはいけない。
よしんば、その相手にどれほど苦しめられていようと、である。
（ プラトン ）
4734.
いかなる訓練をも受けない精神は、無為の中に鈍重になり不活発になる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4735.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
4736.
他人にあざむかれるもっとも確実な手段は、他人よりも自分のほうが狡猾だと思うことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
4737.
私は暴力に対して一つの武器しか持っていなかった。
それは暴力だ。
（ サルトル ）
4738.
他人の厚顔無恥に腹が立つとき、ただちに自らに問うてみよ。
「世の中に恥知らずの人間が存在しないということがありえようか」…「ありえない」と答えるだろう。
それならば、ありえぬことを求めるな。
（ アウレリウス ）
4739.
子供と動物はずいぶんよく似ています。
どちらも自然に近いのです。
でも子供が狡猾な猿よりも良く理解する事が一つあります。
それは偉人の立派な行為のことです。
（ プラトン ）
4740.
自己犠牲は美徳の条件である。
（ アリストテレス ）

4741.
知るは見るなり
（ ジョン・ロック ）
4742.
神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。
ただ人間が、あるものは正しく、あるものは正しくないと思うだけである。
（ ヘラクレイトス ）
4743.
目は耳よりも確かな証人である。
（ ヘラクレイトス ）
4744.
医者よ、あなた自身を助けなさい。
そうすれば、あなたはあなたの病人たちをも助けることになる。
自分自身を癒す者を、目の当たりに見ることが、病人の何よりの助けになるようにすれば良い。
（ ニーチェ ）
4745.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
4746.
少年は最初、
自由に向かってため息をつく。
（ ヴォーヴナルグ ）
4747.
吟味を欠いた人生というものは、人間にとって生きるに値しない。
（ ソクラテス ）
4748.
僕ぐらい僕に似ていない者はいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4749.
「この世で最も美しいものは何か」
「言論の自由」
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
4750.
自分の内に安らぎを見出せない時は、外にそれを求めても無駄である。
（ ラ・ロシュフコー ）

4751.
悪徳を非難するよりは、徳を教える方がよい。
（ スピノザ ）
4752.
全てか、しからずば無。
（ キルケゴール ）
4753.
下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4754.
わたしの唯一の義務。
それは、常に、私が正しいと思うことを行うことである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4755.
教育は青年にとっては気品、老人にとっては慰め、貧者(ひんじゃ)にとっては富、金持ちにとっては飾りである。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
4756.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
4757.
将来もっと不幸なときがくるかもしれないのだから、今不幸だと思うのは愚かしい。
（ セネカ ）
4758.
立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。
（ ヴォルテール ）
4759.
自由を放棄することは、人間としての資格を放棄することである。
人間としての権利を放棄することである。
すべてを放棄する人にとっては、いかなる補償もありえない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4760.
19世紀においては、神が死んだことが問題だったが、20世紀では、人間が死んだことが問題なのだ。
（ エーリヒ・フロム ）

4761.
一般に堕落した人々の間では、自由は長く存在することはできない。
（ エドマンド・バーク ）
4762.
私にとって、真の道理のほうが民衆の意見より価値がある。
（ キケロ ）
4763.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
4764.
「彼にとり入りたいのか？
　それならば、彼の前に出て当惑のさまを示せ・・・」
（ ニーチェ ）
4765.
氷の上をすべるには、スピードを出すほうが安全だ。
（ エマーソン ）
4766.
読書は量ではなく、役に立つように読むことが問題である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
4767.
人間が根源的であればあるほど、不安はそれだけ深い。
（ キルケゴール ）
4768.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4769.
恋する女の最高の幸福は、恋する男性によって彼自身の一部と認められることである。
（ ボーヴォワール ）
4770.
政治には火に対するようにすべきである。
火傷しないためには近寄るべきでなく、凍傷しないためには遠ざかるべきでない。
（ アンティステネス ）

4771.
粗暴は弱さの一つのしるしである。
（ セネカ ）
4772.
軽蔑は不機嫌におけるエゴイズムである。
（ コールリッジ ）
4773.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
（ ラ・ロシュフコー ）
4774.
人生の情景は、粗いモザイク画に似ている。
この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。
間近にいては、それは何の印象も与えない。
（ ショーペンハウアー ）
4775.
法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。
道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
（ カント ）
4776.
決心する前に完全に見通しをつけようとする者は、決心できない。
（ アミエル ）
4777.
もっとも謙虚な人々でも乗り越えることができない障害というものは、ほとんど存在しない
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4778.
完璧になろうとしゃかりきになればなるほど、完璧からどんどん遠ざかってしまう。
（ ハリダス・チャウドリ ）
4779.
人間は、人生を理解するために創られたのではない。
人生を生きるために創られたのである。
（ サンタヤーナ ）
4780.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）

4781.
申し分のない振り子とは、動きの速い振り子のことではなく、良く調整されている振り子のことだ。
（ ヴォーヴナルグ ）
4782.
善は偉大さの中にないが、偉大さは善の中にある。
（ ゼノン ）
4783.
他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。
（ アウレリウス ）
4784.
学者や芸術家との交際においては、評価を反対に誤ることがよくある。
注目すべき学者の背後に凡庸な人間を、また、凡庸な芸術家の背後にしばしばきわめて注目すべき人間を見ることが希ではない。
（ ニーチェ ）
4785.
最も平安な、そして純粋な喜びの一つは、労働をした後の休息である。
（ カント ）
4786.
私は常々、人の考えをもっともよく表すのは、その人の行いだと考えてきた。
（ ジョン・ロック ）
4787.
人々は驚くことを愛する。
そしてこれこそ科学の種である。
（ エマーソン ）
4788.
地上に住む全ての人々を全て知っているわけでもないのだから、誰が世界中で他の者よりも優れているのかということなどわからないのである。
ただ一人を完全に認識する、ということですら難しいのだ。
（ ニコラウス・クサヌス ）
4789.
世間では、愛は人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。
というのは、神が愛の媒介であるからである。
（ キルケゴール ）
4790.
人は老年を恐れる。
果たしてそこまで到達するかどうかも確かでないのに。
（ ラ・ブリュイエール ）

4791.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
（ ラ・ロシュフコー ）
4792.
恐怖は常に人間の中に何か正しくないことが生じた徴候である。
恐怖は、苦痛が肉体に対して果たすのと同様に、精神に対しても貴重な警告者の役目を果たす。
（ カール・ヒルティ ）
4793.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
（ ショーペンハウアー ）
4794.
はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。
（ ショーペンハウアー ）
4795.
大衆とは、善い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分は「すべての人」と同じであると感じ、そのことに苦痛を覚えるどころか、快感すら覚える。
（ オルテガ ）
4796.
哲学は、
ある種の人々が大衆を馬鹿にするために、
今なお装う古い流行である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4797.
まず第一に理解しなければならないことは、自分が理解していないということである。
（ サルトル ）
4798.
自分にできないと考えている間は、本当はそれをやりたくないと心に決めているのだ。
だからそれは実行されはしない。
（ スピノザ ）
4799.
他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。
他の人が苦労して得たものをそれで容易に得ることが出来る。
（ ソクラテス ）
4800.
見ることではなく、泣くこと、ただ人間だけが泣くことを知っている。
（ ジャック・デリダ ）

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