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2101.
多くの戦争が過ぎ去って、両方とも打撃で疲労困憊(こんぱい)し、とうとう、平和が訪れてきたとき、結局人々は何を得たか？
ああ、税金、未亡人、義足、そして借金。
（ トーマス・モア ）
2102.
他の党や立候補者よりは、まだ希望が持てる
──選挙というのは、消去法で選ぶものである。
（ 七瀬音弥 ）
2103.
私たちは「正義」が政治用語であると知るまで、長い時間と大きな犠牲を払わねばならなかった。
（ 寺山修司 ）
2104.
外交とは、威厳をもって嘘をつくことだ。
（ オリヴァー・ハーフォード ）
2105.
民主主義はしばしば嫉(ねた)みによって成立する。
（ バートランド・ラッセル ）
2106.
ささやかな愛は、巨額の施しよりもはるかに価値がある。
（ ジョン・ラスキン ）
2107.
「想定外」という言葉は、想定しなかったことへの言い訳だ。
（ 俗言 ）
2108.
科学の力が、私たちの精神的な力をしのいでいる。
私たちはミサイルを正しく撃つことはできても、人間を正しく導くことはできない。
（ キング牧師 ）
2109.
社会が成熟すれば美意識は多様化する。
（ 田辺聖子 ）
2110.
私（＝障害者）はみなさんの感動の対象ではありません。
どうぞよろしく。
（ ステラ・ヤング ）
2111.
世界の有り様(よう)は自分の行動の帰結。
（ アニメ『あかねさす少女』 ）
2112.
人間は本来、社会的な動物である。
（ アリストテレス ）
2113.
人間は殺してはいけない。
戦争だろうが、革命だろうが、死刑だろうが、何だろうが、殺すという手段が人間にあるかぎり、人間は永遠に救われない。
（ 辻邦生 ）
2114.
人々が平和に、摩擦なく共生していくための要件は、自民族中心主義をいかに弱めるかなのである。
（ 斗鬼正一 ）
2115.
社会主義国家が私の発見、私の芸術的行為にとって不適当な「場」だということは資本主義の独占体制にとってもまた同断である。
（ 寺山修司 ）
2116.
政治家以外の人々は誰も戦争で死にたくなんかないんだよ。
（ 忌野清志郎 ）
2117.
ボランティアは、「誰もがやるべきもの」ではない。
あくまで自分がやりたいからやろうと思う人、やらない人を「ずるい」と思わない人がやるものだ。
（ 大塚玲子 ）
2118.
人類の９割が戦争で死なない限り、人類が平和について真剣に考えることは、あり得ないだろう。
（ 七瀬音弥 ）
2119.
ポピュリズムとは、
民主主義の「感情化」です。
（ 大塚英志 ）
2120.
危険が迫った時は、絶対に後ろを向いて逃げるべきではない。
そんなことをしたら危険は二倍に増える。
逆に、即座に立ち向かえば、危険は半分になるものだ。
（ ウィンストン・チャーチル ）
2121.
日本の歴史や文化をよく理解し、
世界の人々にむかって、
「日本はこういう国です。」と胸をはっていえる人こそが、
日本と世界をつなぐかけ橋になれると思うのです。
（ 明石康 ）
2122.
国際化って、そうむつかしいことじゃないんだ。
五親等以内に外国人がいることだ。
（ よく語られる定義 ）
2123.
金持ちや有名人のライフスタイルは、
大衆のアヘンである。
（ ローレンス・フリードマン ）
2124.
民主主義はすべての人を平等にしたが、
精神のオトナや貴族を増やさないで、
むしろ、（精神的）賤民(せんみん)を多く作った。
（ 田辺聖子 ）
2125.
発端に抵抗せよ。
（ マルティン・ニーメラー ）
2126.
兄弟にほほえみかけ、助けの手を差し伸べるたびに、それがクリスマスなのです。
（ マザー・テレサ ）
2127.
金持ちより貧しい者の味方、強い人間より弱い人間の味方、多数より少数の味方になるのが私の信念です。
（ 大山倍達 ）
2128.
太陽を見よ、太陽は惜しみなく、光と熱を地上に与えているではないか。
他の生命の根源に奉仕している。
太陽のように人と社会に奉仕して、しかも自らも輝いてやまぬ人物にならなければならない。
（ 青田強 ）
2129.
正義はある日
突然反転する
逆転しない正義は献身と愛だ
目の前で餓死しそうな人が
いるとすれば
その人に
一片のパンをあたえること
（ やなせたかし ）
2130.
人が社会道徳とか親睦と呼ぶものは、
一般に体を寄せ合って暖をとっているブタの兄弟の道徳にすぎない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）

2131.
いつなんどき破壊されるかもしれない危険にさらされた平和など、
平和と呼ばれるに値しない。
そんな不安定な平和より戦争のほうが
民衆の安寧にとって害の少ないことがしばしばだ。
（ ビスマルク ）
2132.
自他や組織を愛する精神は放っておけば失われていき、自然に養われることはありません。
（ イチャク・アディゼス ）
2133.
仕事や食べ物やお金は与えることができても、
自尊心は与えられない。
飢えた人に食べ物を与えれば、
飢えは満たされるが、
そこからは自らを養う満足感は得られない。
（ ウィル・シュッツ ）
2134.
政治指導者が旧敵国をけなすことで
安っぽい称賛を得るのは簡単だが、
そのような挑発は前進ではなく停滞をもたらす。
（ ウェンディー・シャーマン ）
2135.
同盟というのは、「巻き込まれる危険」と「見捨てられる危険」、その二つをどうやってマネジメントするかなんです。
（ 石破茂 ）
2136.
苦しみをともにすることを強いても、楽しみをともに味わうことを忘れている世のなかは、あまりに寂しいとおもう。
（ 九条武子 ）
2137.
天下のために人を得るは難(かた)し。
（ 孟子 ）
2138.
大きなことに取り組み、輝かしい勝利を勝ち取ろうとすることは、たとえ失敗して様々な苦労を味わおうとも、気迫のない連中と肩を並べるよりはずっと素晴らしいことだ。
彼らは勝利も敗北もわからないぬるま湯の中で生きているので、喜びも苦しみも知らないのである。
（ セオドア・ルーズベルト ）
2139.
輿論(よろん)に於(お)いて人の誤解されやすいのには驚く。
実に驚く。
（ ゲーテ ）
2140.
懐疑論者は決してだまされない。
（ フランスのことわざ・格言 ）

2141.
他者に善をおこなわんとする者は、微に入り細にわたって行わなければならない。
（ ウィリアム・ブレイク ）
2142.
みなさんは「差別」の反対語は何だと思いますか。
「平等」と答えるかもしれませんね。
しかし「差別する」とは言いますが、「平等する」とは言いません。
つまり「差別する」という動詞に対応した反対語が何かあるはずなのです。
名詞としての「平等」は、その動詞の結果生まれる「状態」のことでしょう。
私はそれを「尊敬」だと思っています。
（ 上杉聰 ）
2143.
法律や条令は、正義を確立する目的で存在するが、それがこの目的に失敗すると、社会的進歩の流れを妨げる危険なほど体系化されたダムになる。
（ キング牧師 ）
2144.
他人や社会にどれだけ尽くすことができるかが、その人の「存在価値」を示す。
（ 秋庭道博 ）
2145.
弱さは、支配と力を求めます。
（ 加藤諦三 ）
2146.
君は君　我は我なり
されど仲良き
（ 武者小路実篤 ）
2147.
社会に不満、職場に不満、家庭に不満。
そういう人は自分に不満な人です。
（ 加藤諦三 ）
2148.
「自分は絶対に正しい」という唯我独尊的考え方からは
ファシズムしか生まれないが、
「ひょっとしたら自分は正しくないのではないか」という劣等意識は
とにもかくにも民主主義を生む可能性はあるのだ。
どんな下らない民主主義でも、
ファシズムよりはいいのである。
（ 井上ひさし ）
2149.
我々は成功を
給料の額や車の大きさで判断しがちだが、
本当は人類に対してどんな奉仕ができたか、どんな関わりを持てたかで判断すべきなのである。
（ キング牧師 ）
2150.
「戦争なんか全部ダメだ」というのがヴェーユの戦争観で、これは理念としてギリギリのことをいっちゃったわけです。
もうここまで言い切ってしまえば、終わりなんです。
（ 吉本隆明 ）

2151.
（テレビメディアは）ほんの少しでも国法に触れた者、または国法に触れたと疑われている者を、人でなしの、人間の風上にもおけぬものみたいに取り扱って、ちっともはじない。
（ 吉本隆明 ）
2152.
白・黒をハッキリしたいのは女の本性なのだ。
女は本性、マジメ・律儀(りちぎ)なのだ。
それでいて、一方では、ナカナカ、率直・正直になれない。
うわべをつくろう、という傾向もある。
この相反した性質を一身にかねそなえているのが女で、これはいうならば、政治家になったら、いちばんいい素質かもしれない。
（ 田辺聖子 ）
2153.
隠し切れないことは披露するが賢明。
（ シラー ）
2154.
無垢(むく)は強い。
強い無垢は常識の社会ではしばしば悪である。
それ以上に、毒である。
（ 田辺聖子 ）
2155.
今日(こんにち)世界の問題の根本原因となっているのは、愚か者が自信満々である一方、識者は疑念しか持てなくなっていることだ。
（ バートランド・ラッセル ）
2156.
社会は、罪人を許すことはあるが、夢想家を許すことは決してない。
（ オスカー・ワイルド ）
2157.
芸術家は、もともと
弱い者の味方だったはずなんだ。
弱者の友なんだ。
芸術家にとって、
これが出発で、また最高の目的なんだ。
こんな単純なこと、僕は忘れていた。
僕だけじゃない。
みんなが、忘れているんだ。
（ 太宰治 ）
2158.
世の中は巧妙にして複雑であるから、
いつの間にかある権威が
しかつめらしく大真面目に、
他の分野や、わたしたちの生活にまでその爪を伸ばし、
こっちの自由を押さえつけにかかるときがある。
（ 井上ひさし ）
2159.
（集団間の）敵対的な意識を友好的な感情に変えるには、共通の課題、相互依存、目標達成感の共有が効果的だ。
（ 樺旦純 ）
2160.
詩の言葉は、一人のわたしの感情のやりばではない。
社会にむきあって、その「しんどさ」に耐えられるだけの言葉を、一人のわたしの言葉として、じぶんのいま、ここに置く。
（ 長田弘 ）

2161.
下民(かみん)しいたげ易く、上天(じょうてん)あざむき難し。
（ 太宰治 ）
2162.
大衆というものは、
不思議なもの、
バカにしてはならん、
ならんが、
バカなところもあり、
実にとらえどころのないもの、
御(ぎょ)し易いようでいて、
怖いもの。
（ 田辺聖子 ）
2163.
方法を持たない思想は、思想を持たない方法にも劣るものである。
（ 寺山修司 ）
2164.
われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう
（ 宮沢賢治 ）
2165.
政治家は勲一等、学者は勲三等、芸術家は勲五等などと勝手に決められると、
知らない間に国民は奇妙な価値観を植えつけられ、
職業に貴賎を感ずるようになる。
（ 水木しげる ）
2166.
デモや世論調査（の結果）は非常に重要だが、
「デモや世論調差で国家の意思を決めなさい」
という規定は憲法にはない。
もちろん、
為政者がそれを無視すれば、
次の選挙で政権をひっくり返されることになる。
（ 萩谷順 ）
2167.
この世の中のひとりでも不幸な人のいる限り、
自分も幸福にはなれないと思う事こそ、
本当の人間らしい感情でしょう。
（ 太宰治 ）
2168.
良心の呵責とは、
子供の時からぼくにとっては、
他人の眼、社会の罰にたいする恐怖だけだったのである。
（ 遠藤周作 ）
2169.
まわりにまだ苦しんでいる人がいるのに、
自分一人が安心をうるということは卑怯だ。
（ 上原専禄 ）
2170.
安全でもなく評判もよくないが、良心が正しいと告げる立場をとらなければならない時がある。
（ キング牧師 ）

2171.
清き一票でも、
狂気一票でも、
同じ一票！
（ 七瀬音弥 ）
2172.
無理に自分を曲げて、わざわざつらい道徳や倫理の虜になることもないじゃあないか。
（ 中村天風 ）
2173.
革命戦争は一種の抗毒素である。
（ 毛沢東 ）
2174.
愛国心とは野蛮な美徳である。
（ オスカー・ワイルド ）
2175.
陰気くさい、嘆きの溜息(ためいき)が
四方の壁から聞えている時、
自分たちだけの幸福なんて
ある筈(はず)は無いじゃないか。
（ 太宰治 ）
2176.
戦争前の言葉は自己本位を正当化し、意味づけと栄光を求めます。
（ 長田弘 ）
2177.
はにかみを忘れた国は、文明国で無い。
（ 太宰治 ）
2178.
大体、モラル（道徳）というのは未開社会で、ある上層階級が経済の上で優位に立って、権力を持ちはじめたときに、規律として「おしつけた」のがはじまりだったが、私たちに必要なのは規律ではなく、自律なのである。
（ 寺山修司 ）
2179.
いいかい、気をつけろよ。
だまされんなよ。
腐った奴らが増えているんだ。
自分を見失わないで欲しいんだ。
（ 忌野清志郎 ）
2180.
絶対的な二者択一は一つしかない。
すなわち善悪の選択であって、これはまた絶対的に倫理的でもある。
（ キルケゴール ）

2181.
本来、民主主義というものは
女くさいものである。
（ 田辺聖子 ）
2182.
日本の官僚社会でいちばんいけないことは謝らないこと。
「世間をお騒がせしました」「遺憾に存じます」「残念です」とか言っても、謝ってはいません。
（ 永六輔 ）
2183.
争いというものは、信用にもとづいた双方からのギブ・アンド・テイクなしには、決して解決しないことを、人生と歴史は流暢に証言しています。
（ キング牧師 ）
2184.
腰の引けたイクジ無しどもがこの世の中を動かしてるのさ。
（ 忌野清志郎 ）
2185.
人のために何かすることで、誰もが素晴らしい人になれます。
自分の目先の利益だけを求めて生きることは、実は馬鹿馬鹿しいことです。
（ キング牧師 ）
2186.
（ネロやヒットラーの）間違いは
彼らが権力者だったことにあるのではなく、
だれかが権力をもちすぎたことにある。
（ 寺山修司 ）
2187.
戦争とは、
夫が、ボーイフレンドが、我が子が、孫か……
愛する人を理不尽に奪われること。
死ぬことです。
一生会えなくなることです。
（ 美輪明宏 ）
2188.
時は中立だ。
（ キング牧師 ）
2189.
正しいことをするとき、頃合いを見る必要はないのです。
（ キング牧師 ）
2190.
大事件は二度あらわれる。
一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。
（ カール・マルクス ）

2191.
人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。
この頃の、指導者たちの、あの、まじめさ。
ぷ！
（ 太宰治 ）
2192.
進化した社会とは、
不完全なものや欠陥のあるもの、
あるいは予想外のものともきちんと向き合い、
それらを受け入れることで、
かえって魅力あふれる素晴らしい特徴を生み出す社会だ。
（ マイケル・Ｓ・ガザニガ ）
2193.
賭博は、
資本主義の富の生産、流通、消費に、
もう一つのシステムを与えるものであり、
ただのレジャーや気晴らしなどでもなければ、
自治体の経済を助ける必要悪などでもない。
（ 寺山修司 ）
2194.
平和を試してみよう！
私たちが言っているのはそれだけだ。
（ ジョン・レノン ）
2195.
国家のためにとか、何かのためにという大義があるところには、ユーモアって生まれにくい。
（ 萩本欽一 ）
2196.
常に将来へのビジョンを描いておけ。
それが人々に希望を植えつける。
（ カーネギー ）
2197.
愛と思いやりの力は、世界を変えることができる。
（ ジェームズ・オートリー ）
2198.
わたしは、どのように小さい闘争であれ、また、大きな闘争であれ、発端の盛り上がりから、敗北後の孤立裏における後処理（現在では闘争は徹底的にやれば敗北にきまっている）にいたる全過程を、体験したものを信じている。
（ 吉本隆明 ）
2199.
たとえば三人の仲のよい友達がいて、その中の二人が「構想力」を持っていたら社会は変わります。
（ 吉本隆明 ）
2200.
所謂(いわゆる)「若い者たち」もだらしがないと思う。
雛段(ひなだん)をくつがえす勇気がないのか。
君たちにとって、おいしくもないものは、きっぱり拒否してもいいのではあるまいか。
変わらなければならないのだ。
（ 太宰治 ）

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