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4601.
要は事情（説明）を尽くし、そうすることが相互の利益であるということを繰り返し繰り返し説明していると、そのうちにだんだんとわかって来る。
（ 和田恒輔 ）
4602.
勲章というものは、欲しがる人のためにあるんです。
（ 永六輔 ）
4603.
人口が減ること自体を悲観する必要はない。
大事なのは、生産性を高める方向に変化できるかどうかだ。
（ 堺屋太一 ）
4604.
しばしば言われてきたように、「シーザーを理解するためには、シーザーである必要はない」。
そうでなければ、あらゆる歴史記述は無意味であろう。
（ マックス・ウェーバー ）
4605.
罪悪でありながら、その輝きや、その数や、その極度のために無罪となるものがある。
それのみか、栄誉となるものすらある。
だからこそ、公の盗みが有能とたたえられ、無法に諸州を奪うことが征服と称される。
（ ラ・ロシュフコー ）
4606.
昨今の社会的･政治的な諸問題の原因を資本主義に求めるのは間違いです。
自分の国家を誇りに思い、自分を尊敬してはじめて他の人たちの尊敬を得ることができます。
（ アインシュタイン ）
4607.
未来の一番よいところは、いつか必ずやってくること。
（ エイブラハム・リンカーン ）
4608.
理想主義者と現実主義者は、彼らが誠実で寛容でありさえすれば、その本質はおなじく、人類への愛であり、その対象はおなじく、人間であり、違っているのは、対象を表示する形式ばかりである。
（ ドストエフスキー ）
4609.
時はモラルの分野でさえも偉大な公証人である。
（ ヘンリー・ルイス・メンケン ）
4610.
評判が良くない規則というのは長続きしないものだ。
（ セネカ ）
4611.
悪い人々が結託するとき、善人たちは団結せねばならない。
（ エドマンド・バーク ）
4612.
木を植えたらすぐに実をつけると思う人もいます。
けれど、本当は木が育って実をつけるまで、少し待たなければいけないのです。
（ アブドゥル・ラーマン ）
4613.
偏見というのは一般愚民の王である。
（ ヴォルテール ）
4614.
我々の理性の正しい使い方は、自愛と社会愛を一致させ、さらに進んで、実際においても同一のものにすることである。
（ ボーリングブルック ）
4615.
女は結婚することによって世界の小さな一部分を自分の領域として与えられる。
法律が彼女を男の身勝手から守ってくれる。
だが、その代わりに女は男の臣下となる。
（ ボーヴォワール ）
4616.
すべての歴史は「現代史」である。
（ ベネデット・クローチェ ）
4617.
一神教というのは神による絶対独裁主義。
その点、八百万(やおよろず)の神がいるような多神教というのは民主主義。
（ 永六輔 ）
4618.
下層の民衆運動をたたくのには、理屈ではだめで、砲兵を用いてつぶすに限る。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
4619.
平氏を亡ぼす者は平氏なり。
鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。
（ 徳川家康 ）
4620.
交渉における自分の主張とは、譲歩できるものと、絶対できないものの、二つにひとつしかないということだ。
言い換えれば、事前に自分の主張をその二種類に分別し、交渉に臨む必要がある。
（ 橋下徹 ）
4621.
彼自身のためにエベレストを登る男でも、山頂には祖国の国旗を立てるものだ。
（ マーガレット・サッチャー ）
4622.
暴力は西洋の持つ不幸だ。
それを輸入するのは進歩ではない。
（ マハトマ・ガンジー ）
4623.
人は兄弟姉妹として共に生きていく術を学ばなければならない。
さもなくば、私たちは愚か者として滅びるだろう。
（ キング牧師 ）
4624.
害することができる者は、益することもできる。
処刑できる王は、善政もできる。
（ サキャ・パンディタ ）
4625.
ある事をなした為に不正である場合のみならず、ある事をなさぬ為に不正である場合も少なくない。
（ アウレリウス ）
4626.
歴史家は後ろ向きの予言者である。
（ シュレーゲル ）
4627.
道理に於(おい)て勝たせたいと思う方に勝たすがよし。
（ 徳川家康 ）
4628.
ある人たちは世界を見て言う。
「なぜ、そうなのか？」と。
ある人たちは世界を見て言う。
「なぜ、そうではないのか？」と。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
4629.
他人に理を見出そうと思わなくなるときは、既に自分にも理はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4630.
人間を法律に服従させるという思想は、人間を隷属させることであり、神の法則に従うという思想は、人間を解放する思想である。
（ トルストイ ）

4631.
人の世の移り変わりは、木の葉のそれと変りがない。
風が木の葉を地上に散らすかと思えば、春が来て、蘇った森に新しい葉が芽生えてくる。
そのように人間の世代も、あるものは生じ、あるものは移ろうてゆく。
（ ホメロス ）
4632.
忠告ほど気前よく人に与えるものはない。
ただし、裁判所だけは例外、無断では行われない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4633.
土地私有という不法な権利が、世界各国民の半数以上の者からその自然を奪った。
（ トーマス・マン ）
4634.
飢えている国は軍隊が力を持つんです。
日本だってそうだったじゃありませんか。
（ 永六輔 ）
4635.
ごまかし、曖昧さ、ウソというものは一度は通じても二度三度は通じない。
仮に、相手を騙す気が無くても、騙されたと思わせるような曖昧な態度だけは、断じて取ってはならない。
（ 堤康次郎 ）
4636.
人類の一般事業は、流血にもかかわらず前進するものであり、決して流血の結果として前進するものではない。
（ ピーサレフ ）
4637.
明君良将というは、人のなすところの善き事を取り用いて国を治めり
（ 徳川家康 ）
4638.
大天才の手にかかったら、風刺のいかに恐るべき武器になることか。
（ シバ ）
4639.
私は貴族趣味であるが、行動は民主的である。
（ ヴィクトル・ユーゴー ）
4640.
人を動かすことが何よりも大切であり、国・地域間移動を意識的に増やし、世界には異なる文化や風土、異なる市場、異なる商慣習があることを、身をもって体験させることが重要である。
（ リビオ・デジモニ ）

4641.
世の中をね、正しい、正しくないで区別するのはおかしいです。
好きか嫌いかで区別した方が正しいね。
（ 永六輔 ）
4642.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4643.
「阿呆(あほう)も狂気も、それ自体として捉(とら)えられたことは一度もなかった。
　それらを捉えている歴史上の総体──さまざまの概念、さまざまの制度、法治と治安上の処置によって作りあげられてしまったのです。
　
（ 寺山修司 ）
4644.
多くの人々に、彼らの原始的本能を放棄する義務を課するような制度は、その目的とするところのものに適合していない。
（ レオン・ブルム ）
4645.
権力の悦びは、すべての情熱のなかで最も苦々しいものである。
（ タキッス ）
4646.
国家に尽くす者には祖先は必要としない。
（ ヴォルテール ）
4647.
万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し。
然(しか)るに草創の始に立ちながら、家屋を飾り、衣服を文(かざ)り、美妾を抱へ、蓄財を謀りなば、維新の功業はは遂げられ間敷也(まじきなり)。
（ 西郷隆盛 ）
4648.
人間の歴史は、一見不寛容によって推進されているようにも思う。
しかし、たとえ無力なものであり、敗れ去るにしても、犠牲をなるべく少なくしようとし、推進力の一つとしての不寛容の暴走の制動機となろうとする寛容は、過去の歴史のなかでも、決してないほうがよかったものではなかったはずである。
（ 渡辺一夫 ）
4649.
人間に内在する徳性が今日ほど信頼すべき強固な形で日常生活に現れる必要が生じた時代は、いまだかつてなかった。
（ ウィンストン・チャーチル ）
4650.
サルトルのように「戦争」をえらぼうともおもわないし、また「平和」をえらぼうともおもわない。
ただ「未知」をえらぶだけだ。
（ 吉本隆明 ）

4651.
何よりもまず、純粋な実践理性の国とその国の正義を求めて努力せよ。
そうすればなんじらの目的（永遠平和の幸福）はおのずから与えられよう。
（ カント ）
4652.
愛せよと命じられるとき、私は、コミュニティーを復活させ、不正に抵抗し、兄弟たちの必要を満たせと命じられるのである。
（ キング牧師 ）
4653.
この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治だのがあるのは、女がよい子を生むためです。
（ 太宰治 ）
4654.
私が行なった数々の真実に関する実験を通して、政治の分野の活動に私が持っている力を引き出すようにしてきた。
私の実験は、密室の中で行われたのではなく、公然と行われてきた。
（ マハトマ・ガンジー ）
4655.
我々の力がどんなに小さくとも、また、我々が世界のどの一隅に属していようと、我々個人は全人類を理解する意識の力を増大させるよう自分自身に要求する。
（ タゴール ）
4656.
乞食──乞食は一掃すべきである。
けだし何か恵むのもしゃくにさわるし、何もやらないのも、しゃくにさわるから。
（ ニーチェ ）
4657.
法は国家の市民が互いに裁判を行うひとつの公約なり。
（ アリストテレス ）
4658.
知恵が全人類の財産であるとすれば、その財産を相続できるのは、善の心を持った人々だけだということを忘れてはならない。
（ ホセ・リサール ）
4659.
法は警戒を怠らない者を助け、眠っている者を助けない。
（ ラテンのことわざ ）
4660.
迷信は暴君に恐怖を与え、
圧制に参与し援助を与え、
服従者を神とし、
人民を奴隷にした。
（ アレキサンダー・ポープ ）

4661.
胃袋が空では、優れた政治顧問にはなれるものではない。
（ アインシュタイン ）
4662.
手に入ったデータを全部使わないで、その一部分だけに基づいて判断をくだす裁判官があるとしたら、われわれはどんな評価をくだすだろうか。
（ ヴェーゲナー ）
4663.
武満徹：「しかし何故共産主義には独裁が出て来てしまうんでしょう。
　ひどい矛盾ですよね」

チェンドリン：「それは共産主義が本来無謀な理論だからですよ。
　無謀な理論を理性で説得するわけにはいきませんからね。
　結局、力と恐怖で押さえるしかない。
　だから独裁しかありえない」
（ 武満徹 ）
4664.
大統領や総理大臣には代わりがいるだろうが、オレの代わりはいないんだ。
（ 勝新太郎 ）
4665.
人口過剰、生活空間の荒廃、人間同士の競争、感性の衰滅、遺伝的な退廃、伝統の破壊、洗脳されやすさ、核兵器。
（ コンラート・ローレンツ ）
4666.
文学とか芸術とか、科学でもいいですよ、そういうものが（政治体制に）絡まってくる場合には、体制が変われば良くなるなんてことは絶対にない。
（ 吉本隆明 ）
4667.
大恐慌以来、失業は、現代社会と現在経済に特有の病、かつ最も危険な病とされてきた。
しかし年金社会では、失業の増大に代わって、インフレがその地位に座ったとしてよい。
（ ピーター・ドラッカー ）
4668.
民の楽しみを楽しめば、
民もまたその楽しみを楽しみ、
民の憂を憂うれば、
民もまたその憂を憂う。
（ 孟子 ）
4669.
人類の安全のために、地上の権力や地上の財産を軽視して不滅への希望を持つことが、これほどに必要とされる時代はいまだかつてなかったのである。
（ ウィンストン・チャーチル ）
4670.
物語の中でも女たちの思いは、脈々と伝わっている。
その思いを引き継いで、今、女も個を発揮し、いきいきと生きられる時代になった。
（ 下重暁子 ）

4671.
家出の実践は政治的な解放のリミットを越えたところでの、自立と自我の最初の里程標(りていひょう)をしるすことになるだろう。
（ 寺山修司 ）
4672.
いつの日にか、谷間という谷間は高められ、あらゆる山と丘は低められ、でこぼこしたところは平らにされ、曲りくねったところは真直ぐにされ、そして神の栄光が啓示されて、生きものすべて、ともにそれをみるときがくるでありましょう。
（ キング牧師 ）
4673.
馬というのは、真ん中に乗っては具合が悪く、両端に乗っては危険な動物である。
（ ウィンストン・チャーチル ）
4674.
国家は廃止されるのではなく、
それは死滅するのである。
（ フリードリヒ・エンゲルス ）
4675.
わたしの命がわが国のためになるなら、わたしはそれを厭いません。
もしわたしが今日死ぬとしても、わたしの血の一滴一滴がわが国を元気づけてくれるでしょう。
（ インディラ・ガンジー ）
4676.
世には笑いのときもあれば涙のときもあるように、働くときもあれば遊ぶときもある。
そして、今日こそ、この国にあっては、その働くときである。
我々の世代は、いうならば、重労働の刑を宣告されているからである
（ ネルー ）
4677.
日本に欠乏しているものは何か。
それは富ではない。
知識ではない。
才知ある計略でもない。
愛国心でもない。
道徳でもないだろう。
日本に欠けているのは「生きた確信」である。
真理そのものを愛する「情熱」である。
この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
（ 内村鑑三 ）
4678.
君主国は優秀な商船ではあるが、暗礁にぶつかり、沈没することもあろう。
共和国は沈むことのないイカダであるが、足はいつも水につかっている。
（ フィッシャー・アムス ）
4679.
仕事の中に自己を生かそうとする人はあっても、仕事の中に自己を死なせる人がないのが、目に見えて日本の国をよくしてゆかぬ所以である。
（ 河上徹太郎 ）
4680.
平等は愛の最も固い絆である
（ レッシング ）

4681.
リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ「アメリカ合衆国」があるだけだ。
黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただ「アメリカ合衆国」があるだけだ。
（ バラック・オバマ ）
4682.
「文化国家」とは、近代的観念にすぎない。
一方は他方を食っていき、他方は一方の犠牲において繁栄する。
文化のすべて偉大な時代は、政治的には没落の時期である。
（ ニーチェ ）
4683.
人様の役に立つ情報を収集せよ！
他人の役に立つ人間であれ！
社会、家族に胸の張れる立派な仕事をしていけ！
（ 市川善彦 ）
4684.
過去を引き算することが進歩であるというような勝手な思いなしこそが、むしろ今日の迷妄の、最たる症状なのではないかと、つくづくと疑われるのだ。
（ 長田弘 ）
4685.
フランス大革命は「歓喜」から発したもので、決して道徳的義務から発したものではなかった
（ ロマン・ロラン ）
4686.
歴史は農業と同じように、高い丘からではなく谷間から、つまり卓越した人間からではなく、平均的な社会水準から養分を摂取するのである。
（ オルテガ ）
4687.
暴力は自分の権力を回復したがっている者に対しては有効である。
しかし、暴力の意義はそれだけに尽きるものであって、それ以上は、影響と実例が物を言う。
（ レーニン ）
4688.
私はどんな社会でも
理想なしに生存する社会は
創造し得られないとまで信じているのです。
（ 夏目漱石 ）
4689.
だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
（ 伊丹万作 ）
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