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戦争ほど、声高に大義を語りつづけて、後になればまっさきに明らかな問題を、そのときはまっさきに問題の外に遠ざけてしまうものはありません。
長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 『知恵の悲しみの時代』 章「戦争に必要なもの(1943)」
〈抜粋文全文〉
後から見ればまっさきに明らかなことが、そのときはまっさきに問題の外におかれるままになる。 けれども、どのように問題の外に遠ざけられても、明らかな問題は明らかなまま、最後までのこります。 __ Link __ そのことをもっともはっきりとしめすのは戦争で、戦争ほど、声高に大義を語りつづけて、後になればまっさきに明らかな問題を、そのときはまっさきに問題の外に遠ざけてしまうものはありません。 __ Link __ この国のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。 __ Link __ 昭和十八(一九四三)年、すでに太平洋戦争に踏み切っていたこの国の、最後の資源となったのは、鉄でも銅でも亜鉛でも錫でもなく、人間、それも若い人間です。
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( 山谷えり子 )
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