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井上靖の名言
1.
人間という奴は、一生のうちに何かに夢中にならんとな。
何でもいいから夢中になるのが、どうも、人間の生き方の中で一番いいようだ。
2.
これまでとまったく違った新しい人生というのは、十五年ぐらいかけてチャレンジすると、かなり達成できるものなんですよ。
3.
人生がたった一年しか残されていないんなら、おれは本当に妥協なく生きてみたい。
本当に会いたい人に会いたい。
本当に話したい人と話したい。
本当にやりたいことをやりたい。
本当に行きたいと思うところへ行きたい。
本当に見たいと思うものを見たい。
一体、自分はこれまで何をしていただろう。
4.
努力する人は希望を語り、
怠ける人は不満を語る。
5.
「養之如春」（これを養う春の如し）──
何事であれ、もの事を為すには、
春の陽光が植物を育てるように為すべきだ
という意味である。
“これを養う”の“これ”には何を当てはめてもいい。
子供を育てることも、
愛情を育てることも、
仕事を完成することも、
病気を癒すことも、
みな確かに、あせらず、時間をかけてゆっくりと、
春の光が植物を育てる、
その育て方に学ぶべきなのである。
6.
女は好きな人と結婚しなけりゃだめよ。
好きな人だったら、その人のために、どんな苦労したって、後悔しないと思うの。
お金も、地位も何も要らない。
大切なのはその人が好きだってことね。
7.
百万の富を抱(だ)いても、
一生涯に少ししか費(つか)わなかったら、
これは問題なく貧乏人です。
8.
人生というものは、本当は金ではないと思うんですよ。
しかし、金という目標を設けておくと、恐らく生き易いですね。
9.
地球上で二人が顔を合わせたら、そこには一つの約束がある。
何だといったら相手の立場に立って物を考えよう。
「仁」ですね。
いわゆる思いやりです。
10.
人生は所詮(しょせん)克己(こっき)の一語に尽きる。
11.
人生は使い方によっては充分長いものであり、充分尊いものであり、充分美しいものである。
12.
人間はだれでも、自分の一生を成功だとは考えないまでも、失敗だとは思いたくない。
13.
自分に克(か)って机に向かうんだな。
入学試験ばかりではない。
人間一生そうでなければいけない。
14.
借金しようが、泥棒しようが、
一生涯にたくさん金を費(つか)っちまった奴が、
やはり金持ちと呼ばれるべきでしょう。
15.
自分が歩んできた過去を振り返ってみると、何とたくさんのすばらしい、一生に一度の出会いがあることか。
16.
人間というものは、自分が恩恵を受けたたくさんのことを、それを思い出そうとしないと思い出さないものである。
17.
若い人たちはもっと積極的に
一期一会の精神を、
日々の生活の中に生かすべきである。
18.
人間が一生を生きるには、
その人生行路に於(お)いて、
点もあれば、画(かく)もあれば、鉤(かぎ)もあれば、戈(ほこ)もあると思う。
19.
女というものは、夫が何をしていてもいいんです。
ただ、それに協力して、いつでも夫と一緒にいたいんです。
愛情というものはそういうものよ。
20.
人間と人間が顔を合わせたら、お互いにすぐ相手の立場に立って考えようじゃないか。
孔子はそう説いています。
これ以上、生きてゆくうえでの基本的な道徳はありませんね。
21.
人間の苦しみの中で、
猜疑心という奴が一番苦しいものかな。
火刑(ひあぶり)よりも磔(はりつけ)よりも
苦しいかも知れないな。
22.
女は美しく装うことによって、自分以上の力を持つものでございます。
女というものを、神様はそのようにお造りになっていらっしゃいます。
23.
どんな幸福な人間でも、一度は死にたいほど悲しくてつらいことがある。
24.
年齢というものには元来意味はない。
若い生活をしているものは若い。
老いた生活をしているものは老いている。
25.
幸福は求めない方がいい。
求めない眼に、求めない心に、求めない体に、求めない日々に、人間の幸福はあるようだ。
26.
自分で歩き、自分で処理して行かねばならぬものが、人生というものであろう。
27.
すべての子供にとって父親というものは常に完全でなければならぬもので、ここに子供と父親の悲劇の根源はあるようである。
28.
旅から苦難が消えてしまったといっしょに、旅情の宝石もまた消えてしまったのである。
29.
これから何年、何十年生きても、
おそらく人生というものなど解(わか)りっこないに違いない。
ただ、そうした解らない人生というものの終局点に立ったとき、
人生を肯定する立場に立っていたい。
30.
友情というものは、
お互いに相手に対する尊敬と親愛の念の
絶えざる持続がなければならぬものである。

31.
大体、人間というヤツは、年齢をとるとロマンティックになるよ。
若い者はロマンティックだなんて笑うが、あれは本当は嘘だ。
若い時は、驚くほど現実的だよ。
32.
人間のやることに結末などはつけられないのだ。
いつだって、中途半端なのだ。
しかし、それでいいではないか。
そもそも結末をつけようというのが、おこがましい限りだ。
33.
戦争というものを振り返ってみた時、何とも言えぬ心の痛みと共に思い出されるのは、日本中に無数の“別れ”がばらまかれていたことである。
34.
いいことをすれば救われるというのは、ある意味ではごまかしです。
実際の人生に、そういう救われ方はない。
35.
結婚ということは、本来一種の当てものみたいなものです。
充分調べて、これならいいと思って行ってもうまくいかないこともあれば、不承不承で結婚したのがうまく行く場合もある。
36.
仁という字は人偏に二と書く。
夫と妻、兄弟、姉妹、隣人と自分、患者と医者、全部、二人の関係です。
人間二人の間に成立する道徳、約束事は、けっきょくのところ相手の立場に立ってものを考えるということ。
つまり思いやりです。
37.
夜毎、空には神秘な星の光が輝き、地上には正しく生きることを考え、悩みながら人間が生きている！
38.
現在、君はもう、昨日までとは違った新しい現実の上に立っている。
前穂の氷の壁よりも、もっと冷酷な地盤に立っている。
よく覚悟しておくことだ。
39.
どうせおだましになるのなら、なぜもっとむごく、とことんまでおだましになりませんでしたの。
女は男のうそによっても、けっこう神にまでなれるものでございますのに。
40.
克己(こっき)という言葉を知っているか。
克己とは自分に克(か)つことだ。
非常に難しいが、人間が他の動物と違うところは、誘惑や欲望と闘って自分に打ち克つことができるという点だ。
勉強するも克己、仕事をするのも克己、みな克己だ。

41.
人間何をしてもいいが、あまり自分を不幸にしてはいけない。
42.
本当のことを平気で言える相手もなかったとしたら、お前はこれまでの長い一生を、何のために生きて来たか判らないことになる。
43.
人間というものは、生きているということに多少の意義がないと、生きていけないものです。
44.
なろう
なろう
あすなろう
明日は檜(ひのき)になろう
45.
人間の幸せというものは、しみじみと、心の底から、ああ、いま、自分は生きているということを感じることだな。
そうすれば、自分のまわりのものが、草でも、木でも、風でも、陽の光でも、みんな違ったものに見えて来る。
46.
本当のことを言うことで、本当のことを言う相手を持つことで、お前はこの世に生きて来たことを肯定しようとしている。
自分の人生に意義を見出そうとしている。
47.
人間は、何か目当てがないと生きて行けないのだ。
48.
万事、焦ることはない、ゆっくりやればいつか事は成る
49.
「あすは檜(ひのき)になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
　でも、永久に檜にはなれないんだって！
　それであすなろって言うのよ」
「僕だけかな」「何が？」
「あすなろなのは！」
「だって貴方はあすなろでさえもないじゃありませんか。
　あすなろは、一生懸命に明日は檜になろうと思っているでしょう。
　貴方は何にもなろうとも思っていらっしゃらない」
50.
愛が信じられないなら、愛なしで生きてごらん。
世の中が信じられないなら、世の中を信じないで生きてごらん。
人間が信じられなかったら、人間を信じないで生きてごらん。
生きるということは、恐らく、そうしたこととは別ですよ。

51.
結婚して何年かすると、みんな相手が古ぼけて見えて来るものだ。
──なぜ、自分はこんな相手と結婚したんだろう。
52.
愛とは自分の相手に対するものだ。
問題は、それをきびしく守るかどうかと言うことだ。
全部で、52件
　
　
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以下、ランダム名言コーナー
1.
お金で動く人は、結局、次のお金で動く。
（ 根岸榮治 ）
2.
一度なくした信用取り戻すのは、
最初に信用作るより大変なんだ。
（ 漫画『闇金ウシジマくん』 ）
3.
死ぬまで少年の心でいることのできる人は、実にさいわいである。
（ 有島武郎 ）
4.
人生必須のことを仕遂げるにも、一定の順を踏み、繰り返し、繰り返し計画して行ってこそ、初めて、よい生涯が送れるというものだ。
（ トルストイ ）
5.
最後まで走り抜いた者が勝つ！
（ アンドリュー・カーネギー ）
6.
いつの時代も、今時の若い連中と言われている連中が、その時代をつくってきたんだぜ。
（ 永六輔 ）
7.
チャレンジ精神がなければ、絶対になれない。
スターや主役には。
（ ドラマ『glee シーズン３』 ）
8.
恋をしながら、不可抗力でしばられないうちに、攻撃をあきらめた者こそ、軽蔑に値する。
（ スタンダール ）
9.
私は決して落ち込んだりしない。
うまくいかない方法をひとつ捨てるたびに、また一歩前進しているということだから。
（ トーマス・エジソン ）
10.
我々は、我々を称讃する人たちを常に愛するが、我々が称讃する人たちを必ずしも愛しはしない。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
百里先の見える人は、世の中から気狂い扱いされる。
現状に止まるものは、落伍者となる。
十里先を見て事を行うのが世の成功者である。
（ 小林一三 ）
12.
私は収穫の時には立ち会わないかもしれないが、
今のうちに蒔けるだけ種を蒔いておきたい。
（ ミハイル・ゴルバチョフ ）
13.
人は時々、人生を真反対に生きようとする。
もっと物が欲しい。
もっとお金持ちになりたい。
そうすればもっと自分のしたいことができる。
自分はもっと幸せになれると思っている。
しかし、人生がうまくゆくのは実はその反対なのだ。
まず最初に、本当の自分自身になり、自分がしなければならないことをすれば、自分が欲しいものが自ずと手に入るのだ。
（ マーガレット・ヤング ）
14.
生きることは学ぶこと。
（ 金八先生 ）
15.
どんな本もよみてとおなじ背丈けしかもたない。
読みてがこれだけであれば、本もまたこれだけなんですね。
というのも、ひとが本に読みうるのは、つまるところその本をとおして読みうるかぎりのじぶんの経験だからで…
（ 長田弘 ）
16.
大切なことは、出発することだ。
（ 星野道夫 ）
17.
燐寸(マッチ)の棒の
燃焼にも
似た生命(いのち)
（ 鶴彬 ）
18.
「道、きいて、途(みち)に説く」ようななまかじりの知識をもつと、
すぐ自分こそ「天下第一」とうぬぼれるが、
これはその身のほど知らずをよく示すにすぎない。
（ 毛沢東 ）
19.
変化は存在するが、変化するものは存在しない。
（ アンリ・ベルクソン ）
20.
同じ失敗を二度繰りかえすやつは、ばかである。
身のほど知らぬ倨傲(きょごう)である。
（ 太宰治 ）
21.
戦争体験の無い世代が戦争を正当化しようとするのは、変な話だ。
経験したいというなら正直でいいけど。
（ 永六輔 ）
22.
花、無心にして蝶を招き
蝶、無心にして花を尋ねる
花、開くとき蝶来たり
蝶、来るとき花開く
知らずして帝則に従う　
（ 良寛 ）
23.
親の仕事は
子供の指導であって、支配ではない。
子供は親の所有物ではないのだ。
（ スザンヌ・サマーズ ）
24.
徳をもって怨みに報いる。
（ 孔子・論語 ）
25.
「もっと体系だった知識を深めろ。
　理論的な背景を持て」と言いたい。
知識がないから、場当たり的な開発をする。
それでは、通用しない時期に来ている。
（ 大見忠弘 ）
26.
この日光、この雲のない青空があり、生きてこれをながめている間、わたしは不幸ではない、と心の中で思いました。
（ アンネ・フランク ）
27.
笑わせるもんじゃない。
つい笑ってしまうもの。
これが芸だと思うんですね。
（ 10代目 柳家小三治 ）
28.
苦痛を共にした家庭は、安息の快楽を共にすることが出来る。
（ 伊藤左千夫 ）
29.
おお、人情に通じた人よ！
彼は子どもたちの相手をするときは子どもっぽいしぐさをする。
だが、樹木と子どもは、頭上のものを求めるものなのだ。
（ フリードリヒ・ヘルダーリン ）
30.
遠回りすることでしか手に入れることのできない強さがある。
（ 梅原大吾 ）
【 思索的な生活 】
【 菊池寛の名言 】
【 命の一部 】
【 自分の中にある幸せ 】
【 議員になる 】
【 色彩の移行 】
【 食える 】
【 苦味 】
【 野内良三の名言 】
【 安全 】
【 わずかな儲けが積み重なる 】
【 手近なことを忘れない 】
【 世界が生まれ変わる 】
【 身の丈に合わせる 】
【 成功した人生 】
【 空虚な人生 】
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