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1.
この道より
我を生かす道なし
この道を歩く
（ 武者小路実篤 ）
2.
おのおの、その志のままに生きよ。
（ 司馬遼太郎 ）
3.
楽しまずして何の人生ぞや。
（ 吉川英治 ）
4.
この世で生きてゆくということは、
損得勘定じゃあない。
短い一生なんだ、
自分の生きたいように生きるほうがいい。
（ 山本周五郎 ）
5.
自分の力に合うことだけしろ、
その他の事はおのずと道が開けてくるまで待て。
（ 武者小路実篤 ）
6.
英雄とは、
自分だけの道を歩く奴のことだ。
（ 司馬遼太郎 ）
7.
あせってはいけません。
頭を悪くしてはいけません。
根気ずくでおいでなさい。
世の中は根気の前に頭を下げることを知っていますが、
火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。
（ 夏目漱石 ）
8.
見るもよし、
見ざるもよし、
されどわれは咲くなり。
（ 武者小路実篤 ）
9.
わが行く道に茨(いばら)多し
されど生命の道は一つ
この外(ほか)に道なし
この道を行く
（ 武者小路実篤 ）
10.
一匹の人間が持っている丈(だけ)の精力を一事に傾注すると、実際不可能な事はなくなるかも知れない。
（ 森鴎外 ）
11.
人間は何事にせよ、
自己に適した一能一芸に
深く達してさえおればよろしい。
（ 与謝野晶子 ）
12.
自分のしている事が、自分の目的（エンド）になっていない程苦しい事はない。
（ 夏目漱石 ）
13.
人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ。
（ 山本周五郎 ）
14.
自分を理解しない人間を寄せつけないのは、
芸術家として正しい態度である。
芸術家は政治家じゃないのだから。
（ 三島由紀夫 ）
15.
人間という奴は、一生のうちに何かに夢中にならんとな。
何でもいいから夢中になるのが、どうも、人間の生き方の中で一番いいようだ。
（ 井上靖 ）
16.
アイデンティティーとは指紋である。
最終的に一つあればいいんだ。
（ 三島由紀夫 ）
17.
ふまれても
ふまれても
我はおきあがるなり
青空を見て微笑むなり
星は我に光をあたえ給うなり
（ 武者小路実篤 ）
18.
業なかばで倒れてもよい。
そのときは、目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ。
（ 司馬遼太郎 ）
19.
自分の仕事は、
自分の一生を充実させるためにある。
（ 武者小路実篤 ）
20.
身をすてつるなれば
世の中の事
何かはおそろしからん。
（ 樋口一葉 ）
21.
人間がいちど自分の目的を持ったら、
貧窮にも屈辱にも、
どんなに強い迫害にも負けず、
生きられる限り生きて、
その目的をなしとげること、
それが人間のもっとも人間らしい生きかたである。
（ 山本周五郎 ）
22.
幸運を望む男よ、お前が二つ結果を得る為に、十の事を為したら必ず、幸運は来るぞ。
（ 山本周五郎 ）
23.
これまでとまったく違った新しい人生というのは、十五年ぐらいかけてチャレンジすると、かなり達成できるものなんですよ。
（ 井上靖 ）
24.
人生がたった一年しか残されていないんなら、おれは本当に妥協なく生きてみたい。
本当に会いたい人に会いたい。
本当に話したい人と話したい。
本当にやりたいことをやりたい。
本当に行きたいと思うところへ行きたい。
本当に見たいと思うものを見たい。
一体、自分はこれまで何をしていただろう。
（ 井上靖 ）
25.
自らを尊しと思わぬものは奴隷なり。
（ 夏目漱石 ）
26.
人の光を藉(か)りて我が光を増さんと欲するなかれ。
（ 森鴎外 ）
27.
人間には志というものがある。
この志の味が人生の味だ。
（ 司馬遼太郎 ）
28.
ぼくは自分のやりたいことはドンドンやって楽しむ。
楽しんだことは後で後悔しない。
（ 永井荷風 ）
29.
朝の来ない夜はない。
（ 吉川英治 ）
30.
人間は「絶望」から脱け出るたびに高められる。
（ 山本周五郎 ）

31.
みなさまが野辺をそぞろ歩いておいでの時には、
（私は）蝶にでもなって、
お袖のあたりに戯(たわむ)れまつわりましょう。
（ 樋口一葉 ）
32.
死は、人間の一生にしめ括りをつけ、その生涯を完成させるものだ。
消滅ではなく完成だ。
（ 山本周五郎 ）
33.
「（あすなろは）
あすは檜(ひのき)になろう、あすは檜になろうと
一生懸命考えている木よ。
でも、永久に檜にはなれないんだって！
それであすなろって言うのよ」
「僕だけかな」
「何が？」
「あすなろなのは！」
「だって貴方はあすなろでさえもないじゃありませんか。
　あすなろは、一生懸命に
　明日は檜になろうと思っているでしょう。
　貴方は何にもなろうとも思っていらっしゃらない」
（ 井上靖 ）
34.
人生は
何事もなさぬにはあまりに長いが、
何事かをなすにはあまりに短い。
（ 中島敦 ）
35.
人々にとって、志さえあれば、暗い箱の中でも世界を知ることができる。
（ 司馬遼太郎 ）
36.
愛嬌(あいきょう)と云(い)うのはね──自分より強いものを斃(たお)す柔らかい武器だよ。
（ 夏目漱石 ）
37.
努力する人は希望を語り、
怠ける人は不満を語る。
（ 井上靖 ）
38.
趣味ということは馬鹿に出来ない。
人間の上等下等は趣味で大概きまる。
（ 武者小路実篤 ）
39.
何でも思い切ってやってみることですよ。
どっちに転んだって人間、
野辺の石ころ同様、
骨となって一生を終えるのだから。
（ 司馬遼太郎 ）
40.
幸福というものは受けるべきもので、求めるべき性質のものではない。
求めて得られるものは幸福にあらずして快楽なり。
（ 志賀直哉 ）

41.
悲しみ、苦しみは人生の花だ。
（ 坂口安吾 ）
42.
忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり。
（ 国木田独歩 ）
43.
何のためにあなたたちは生きているのですか。
国のためですか。
家のためですか。
親のためですか。
夫のためですか。
子のためですか。
自己のためですか。
愛するもののためですか。
愛するものを持っておいでですか。
（ 武者小路実篤 ）
44.
人間、本当に生きようと思って、実際にその生きることに情熱を感じて仕事をしていれば、金というものは付随的についてくるものです。
（ 山本周五郎 ）
45.
仕事は手段にあらずして目的だ。
（ 志賀直哉 ）
46.
「養之如春」（これを養う春の如し）──
何事であれ、もの事を為すには、
春の陽光が植物を育てるように為すべきだ
という意味である。
“これを養う”の“これ”には何を当てはめてもいい。
子供を育てることも、
愛情を育てることも、
仕事を完成することも、
病気を癒すことも、
みな確かに、あせらず、時間をかけてゆっくりと、
春の光が植物を育てる、
その育て方に学ぶべきなのである。
（ 井上靖 ）
47.
議論などは、
よほど重大なときでないかぎりしてはならぬ。
もし議論に勝ったとせよ、
相手の名誉をうばうだけのことである。
（ 司馬遼太郎 ）
48.
結婚前の女と結婚後の女は同じ女ではない。
（ 夏目漱石 ）
49.
色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。
（ 夏目漱石 ）
50.
通常、人間は
議論に負けても自分の所論（＝意見）や生き方は変えぬ生きものだし、
負けたあと持つのは負けた恨みだけである。
（ 司馬遼太郎 ）

51.
なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい。
けれどもな、人の一生はながいものだ。
一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ。
（ 山本周五郎 ）
52.
何ごとかを成し遂げるのは才能ではなく、性格である。
（ 司馬遼太郎 ）
53.
男はどんなくだらぬ事ででも死ねるぞという自信があってこそ、大事を成し遂げられるものだ。
（ 司馬遼太郎 ）
54.
人として生まれたからには、太平洋のように、でっかい夢を持つべきだ。
（ 司馬遼太郎 ）
55.
僕の存在には貴方(あなた)が必要だ。
どうしても必要だ。
（ 夏目漱石 ）
56.
幸福がつかの間だという哲学は、
不幸な人間も、幸福な人間も、
どちらも好(い)い気持ちにさせる力を持っている。
（ 三島由紀夫 ）
57.
男は愛することにおいて、
無器用で、下手で、見当外れで、無神経、
蛙が陸を走るように無恰好である。
どうしても「愛する」コツというものがわからないし、
要するに、どうしていいかわからないのである。
先天的に「愛の劣等生」なのである。
（ 三島由紀夫 ）
58.
自分の要求することで
自分の出来ないことを
他人がした時には
感謝せよ。
（ 武者小路実篤 ）
59.
衆人がみな善をするなら、
おのれ一人だけは悪をしろ。
逆も、またしかり。
（ 司馬遼太郎 ）
60.
実地を踏んで鍛え上げない人間は、
木偶(でく)の坊と同(おんな)じ事だ。
（ 夏目漱石 ）

61.
人間、事を成すか成さぬかだけを考えておればよい。
（ 司馬遼太郎 ）
62.
私は死力を尽して運命と戦います　戦うと云(い)うよりは運命を開こうと思います。
（ 武者小路実篤 ）
63.
人間というものは、いかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ。
（ 司馬遼太郎 ）
64.
この世で経験することは、
なに一つ空しいものはない、
歓びも悲しみも、みんな
我々によく生きることを教えてくれる。
（ 山本周五郎 ）
65.
志を守り抜く工夫は、日常茶飯の自己規律にある。
（ 司馬遼太郎 ）
66.
幸運を望む男よ、お前が三つしか事を為さないのに十の結果を望んでいる間は、幸運は来はしない。
（ 山本周五郎 ）
67.
精神的に向上心のない者は馬鹿だ。
（ 夏目漱石 ）
68.
厭々(いやいや)する労働は
かえって人を老衰に導くが、
自己の生命の表現として
自主的にする労働は、
その生命を健康にする。
（ 与謝野晶子 ）
69.
行き詰まりは展開の一歩である。
（ 吉川英治 ）
70.
人の一生は曲がり角だらけだ。
（ 山本周五郎 ）

71.
親の生涯の成功か失敗かは、子供の結婚の成功か失敗かにもよるらしい。
（ 川端康成 ）
72.
笑う世間の方がおかしい。
（ 吉川英治 ）
73.
どんなに賢くっても、人間自分の背中を見ることはできないんだからね。
（ 山本周五郎 ）
74.
人生は無限の教訓に満ちあふれている。
しかしどの一つとってみても、万人にあてはまるものはない。
それを教訓にするかどうかは、君自身の選択にかかっている。
（ 山本周五郎 ）
75.
友情の価値は、両方が独立性を傷つけずにつきあえるという点にあるのだ。
（ 武者小路実篤 ）
76.
結婚は早すぎてもいけない、おそすぎてもいけない、無理が一番いけない、自然がいい。
（ 武者小路実篤 ）
77.
英雄もただ英雄たるばかりでは何もできない。
覇業を成す者は、常に三つのものに恵まれているという。
天の時と、地の利と、人である。
（ 吉川英治 ）
（ 『三国志』 ）
78.
男が家庭を持ちたいってのは、思いきり阿呆になれる場所がほしいからだ。
（ 川端康成 ）
79.
人間のいのちなんざ、使うときに使わねば意味がない。
（ 司馬遼太郎 ）
80.
自分に誠実でないものは、
決して他人に誠実であり得ない。
（ 夏目漱石 ）

81.
女は好きな人と結婚しなけりゃだめよ。
好きな人だったら、その人のために、どんな苦労したって、後悔しないと思うの。
お金も、地位も何も要らない。
大切なのはその人が好きだってことね。
（ 井上靖 ）
82.
我以外皆我師
（ 吉川英治 ）
83.
すぐれた魂ほど大きく悩む。
（ 坂口安吾 ）
84.
創作は常に冒険である。
所詮(しょせん)は人力を尽した後、
天命に委(ま)かせるより仕方はない。
（ 芥川龍之介 ）
85.
人生の疲労は年齢には関係ない。
（ 坂口安吾 ）
86.
人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている。
（ 芥川龍之介 ）
87.
真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。
（ 夏目漱石 ）
88.
人生はつくるものだ。
必然の姿などというものはない。
（ 坂口安吾 ）
89.
我々はしたいことの出来るものではない。
ただ、出来ることをするものである。
（ 芥川龍之介 ）
90.
運命は神の考えるものだ。
人間は人間らしく働けばそれで結構だ。
（ 夏目漱石 ）

91.
馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する。
（ 武者小路実篤 ）
92.
勇気と決断と行動力さえもちあわせておれば、あとのことは天にまかせればよい。
（ 司馬遼太郎 ）
93.
結婚するのも幸せだし、結婚しないのも幸せだ。
どっちにも人間としての喜びがある。
（ 武者小路実篤 ）
94.
文章を添削することは
心を添削することだ。
その人の心が添削されない限りは、
その人の文章が添削されようがない。
（ 島崎藤村 ）
95.
我以外皆師也
（ 吉川英治 ）
96.
すべての家庭人は、
人生の半ばをあきらめて居る。
（ 萩原朔太郎 ）
97.
結婚の利益は、
女性の本質を知ることであり、
結婚の損失は、
女性への幻滅を知ることである。
（ 萩原朔太郎 ）
98.
目標をめざして努力する過程にしか
人間の幸福は存在しない。
（ 三島由紀夫 ）
99.
生まれけり、
死ぬまでは、生くるなり
（ 武者小路実篤 ）
100.
自己嫌悪がないという事は、
その人が自己を熱愛する事のない証拠である。
自己に冷淡であるからだ。
（ 志賀直哉 ）

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