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山本周五郎の名言
1.
この世で生きてゆくということは、
損得勘定じゃあない。
短い一生なんだ、
自分の生きたいように生きるほうがいい。
2.
人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ。
3.
人間がいちど自分の目的を持ったら、
貧窮にも屈辱にも、
どんなに強い迫害にも負けず、
生きられる限り生きて、
その目的をなしとげること、
それが人間のもっとも人間らしい生きかたである。
4.
幸運を望む男よ、お前が二つ結果を得る為に、十の事を為したら必ず、幸運は来るぞ。
5.
人間は「絶望」から脱け出るたびに高められる。
6.
死は、人間の一生にしめ括りをつけ、その生涯を完成させるものだ。
消滅ではなく完成だ。
7.
人間、本当に生きようと思って、実際にその生きることに情熱を感じて仕事をしていれば、金というものは付随的についてくるものです。
8.
なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい。
けれどもな、人の一生はながいものだ。
一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ。
9.
人生は無限の教訓に満ちあふれている。
しかしどの一つとってみても、万人にあてはまるものはない。
それを教訓にするかどうかは、君自身の選択にかかっている。
10.
どんなに賢くっても、人間自分の背中を見ることはできないんだからね。
11.
人の一生は曲がり角だらけだ。
12.
幸運を望む男よ、お前が三つしか事を為さないのに十の結果を望んでいる間は、幸運は来はしない。
13.
この世で経験することは、
なに一つ空しいものはない、
歓びも悲しみも、みんな
我々によく生きることを教えてくれる。
14.
ときには我を忘れるほど酔うことも人間の特権だ。
15.
能ある一人の人間がその能を生かすためには、能のない幾十人という人間が眼に見えない力を貸している。
16.
読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
17.
人間というやつは、いま死ぬという土壇場にならないと、気のつかないことがいろいろある。
18.
人間は調子のいいときは、
自分のことしか考えないものだ。
自分に不運がまわってきて、
人にも世間にも捨てられ、
その日その日の苦労をするようになると、はじめて他人のことも考え、
見るもの聞くものが身にしみるようになる。
19.
よしよし、眠れるうちに眠っておけ。
明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだ。
20.
ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、
──ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ。
21.
心に傷をもたない人間がつまらないように、あやまちのない人生は味気ないものだ。
22.
幸不幸は現象であって不動のものではない。
23.
貧乏と、屈辱と、嘲笑と、そして明日の望みのなくなったときこそ、はじめて我々は人生に触れるのだ。
24.
辛抱だ、辛抱することだ、
人間のしなければならないことは辛抱だけだ。
25.
日本人は絶望を知らない。
絶望する前に、諦めてしまう。
26.
自分で自分を裁くのは高慢だ。
本当に謙虚な人間なら、他人をも裁きはしないし、自分を裁くこともしないだろう。
27.
あやまちを犯す人間は、たいてい責任を人になすりつけるものだ。
28.
献身などというが、それは、
そのことが自分を満足にさせるから喜びを感じる。
29.
人間の生きているということが「善」であるし、その為すこともすべて「善」なのだ。
なにをするかは問題ではない。
人間が本心からすることは、善悪の約束に反しているようにみえることでも、結局は善をあらわすことになる。
30.
（山の頂点へ）一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になるものだ。

31.
人間にはそれぞれ性格があるし、見るところも考え方もみんな違っている。
一人ひとりが各自の人生を持っているし、当人にとっては自分の価値判断がなによりも正しい。
32.
善悪の区別は集団生活の約束から生まれたもので、「人間」そのものをつきつめて考えれば、そういう区別は存在しない。
33.
貧乏しても、出世していく友に後れても、本当の為事(しごと)をこつこつやっている此(こ)の力強さ。
白蟻が大黒柱を如何(いか)にしてがらん洞にするか己は知っている。
34.
文学には良い文学と悪い文学があるだけだ。
35.
言っておくが、人間が善良であることは決して美徳じゃないぜ。
そいつは壊れ易い装飾品のようなもので、自分の良心を満足させることはできるが現実には何の役にも立たない。
その上周囲の者にいつも負担を負わせるんだ。
36.
専門家を感心させる小説を書くのは、そう難しくはない。
しかし、素人を侮ってはいけない。
37.
勤労の裏づけのない富は、人間を誤る。
38.
金をもうけることを目的としている守銭奴、ないしは利殖家、そういうものは別として、普通の最大多数の人間の生活では、金は従属的なものであって、主体性はないものである。
39.
「絶望」は人間だけが持つことのできる黄金である。
同じ意味で「酒」とよく似ている。
40.
人間はめいめい孤独で、しかも善で、しかし集団となると狂気のように互いにいがみあう。
これはどうしようもないことだ。
それぞれの運命に耐えてゆくよりしかたない。

41.
無思慮も思慮の一つだ。
42.
欲と愛情、どちらも度が過ぎると身を誤るもとになる。
43.
目的を定めて事を起こすとき大切なことは、
目的が達せられるかという結果ではなく、
目的を達成するために努力する過程である。
44.
夢の行き着いたところに結婚があるのではなくて、結婚から夢の現実が始まるのです。
45.
ある意図によって操作されたものは、たいてい他の意図によって潰される。
46.
たいせつなのは身分の高下や貧富の差ではない、
人間と生まれてきて、生きたことが、
自分にとってむだでなかった、
世の中のためにも少しは役だち、意義があった、
そう自覚して死ぬことができるかどうかが問題だと思います。
47.
人間は生れてきてなにごとかをし、そして死んでゆく、
だがその人間のしたこと、しようと心がけたことは残る。
48.
人は誰でも、他人に理解されないものを持っている。
もっとはっきり云えば、人間は決して他の人間に理解されることはないのだ。
親と子、良人と妻、どんなに親しい友達にでも、人間はつねに独りだ。
49.
十のもので百のたたかいをする力は自分にはない。
けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ。
50.
人間のすることに、
いちいちわけがなくちゃならないってことはないんじゃないか。
お互い人間てものは、
どうしてそんなことをしたか、
自分でもわからないようなことをするときがあるんじゃないだろうか。

51.
男と女が肌と肌を触れあい、快楽と陶酔をともにしても、二人の人間が真実一緒になることはない。
52.
水を流そうと思うなら流そうと思う方を水の在る場所より低く掘らねばならぬ。
「流れよ！」と云った丈(だけ)では　水は流れはしない。
全部で、52件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
世の中のおしどり夫婦には、二人とも名優だというだけの場合もある。
（ ヴァネッサ・レッドグレイヴ ）
2.
世界にたったひとりしかいないんだから、その自分をかわいがってあげないといけない。
（ 斉藤由貴 ）
3.
他人のパンのいかに辛(から)く、
他人の家の階段の上がり下がりが
いかに辛(つら)いことであろうか。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
4.
人物の評価は、その人脈によって決まる。
（ 中村天風 ）
5.
そうです。
今これを読んでいる瞬間にも、世界はあなたをこの上なく幸せで、健康で、成功を極めた人物にしようと企んでいるのです。
そしてあなたには、それを止めることなどできないのです。
（ スティーブ・バイアマン ）
6.
私たちは人生の彫刻家である。
創造力を使えば、
傑作に仕上げることができる。
（ ヘーゼルデン財団 ）
7.
妻は夫がしてやることは何も目に止めず、してやらないことにばかり目くじらを立てる。
（ ジョルジュ・クルトリーヌ ）
8.
ただ勝ち負けだけにこだわればいいというわけではない。
（ 二上達也 ）
9.
成功者は問題をかかえていても悩まない。
失敗者は問題をかかえているとひどく悩む。
（ 植西聰 ）
10.
人様に恥じない自分でいるよりも、自分に恥じない自分でいることのほうがよっぽど大切なわけですから。
（ 叶恭子 ）
11.
時間の浪費は命の浪費だ。
（ 漫画『SAKAMOTO DAYS（サカモトデイズ）』 ）
12.
劇場は、この世で、いっとう大切なところ。
みんなに、どんなふうになれるのか、お手本を見せてあげるところなんだから。
今の姿と、勇気さえ持てばなれる本当の姿を、見せてあげる場所なんだよ。
（ 『ムーミンシリーズ』（トーベ・ヤンソン） ）
13.
夫婦はグチのはけばなり。
（ 田辺聖子 ）
14.
事業に百パーセント安全なものはない。
（ 立石一真 ）
15.
健全な愛は健全な人にしか宿らないものだよ。
（ 川端康成 ）
16.
自分自身に命令しない者は、
いつになっても下僕(しもべ)にとどまる。
（ ゲーテ ）
17.
自分を変えられるなんて思わないことよ。
そんなの不可能なんだから！
（ 漫画『スヌーピー』 ）
18.
できない子は、生まれつきではなく、できる子であるわけがないという決めつけから作られる。
（ ピーター・ドラッカー ）
19.
振り返って考えて欲しい。
シゴトから、与えられたシゴト以外に何を学んでいるか。
そこには、そのシゴトだけではない何かがあるはずだ。
（ 渡邉美樹 ）
20.
バブル時に、物ごとをよく見せるのは簡単である。
そのため、怪しげなものまでトップにのぼる。
（ ピーター・ドラッカー ）
21.
生に対する罪があるとすれば、それは生に絶望することにではなく、むしろ、もう一つ別の生を希望し、この生の取り替えることのできない素晴らしさを避けることのうちにあるだろう。
（ アルベール・カミュ ）
22.
「ありがとう」はすべての人の心をつなぐ魔法の言葉です。
世界中の人がありがとうという言葉でつながることができれば、どんなにかすばらしいことでしょう。
（ 本田健 ）
23.
小さな会社では、
社長の頑張りが会社の未来となる。
（ 作者不詳 ）
24.
障害にぶつかった時にどのように対処するか、いくつかの方法がある。
悪態をついてあきらめるのか、自分は手を出さずに誰かが助けに来てくれるのを待つのか、あるいは自分で乗り越えようと、何も恐れず行動に移すのか。
結果自体は問題ではない。
重要なのはどのように考えたかである。
（ ヘーゼルデン財団 ）
25.
自分の好きなことをしていれば、行為自体が報酬である。
（ 加藤諦三 ）
26.
相手に良かれと思ってやることと、相手がして欲しいと思っていることが一致することは稀なんだ。
皆あまり気付いてないけどね。
（ 漫画『いたいけな瞳』 ）
27.
草木国土悉皆成仏　
　※草木(そうもく)国土(こくど)悉皆(しっかい)成仏(じょうぶつ)
（ ）
28.
虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得ず。
（ 『後漢書』 ）
29.
フランスの女性は、
（男に）裏切られたら（恋の）ライバルを殺す。
イタリアの女性は、
だました男の方を殺す。
イギリスの女性は、
黙って関係を絶つ。
だが、みんな別の男に慰めを見い出す。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
30.
長く縛られていた人から逃れるには
その人には価値がないということを
認めなければならず
それは自分の一部を壊すことでもあるので
とても苦しいことだ
でもそうなんだ
（ 銀色夏生 ）
【 いじめは殺人 】
【 憤りを水に流す 】
【 傷が癒される 】
【 批判者 】
【 一回作る 】
【 結末が分かっている 】
【 千 】
【 新しいものを知る 】
【 最悪の死 】
【 不利な情勢 】
【 みずみずしさ 】
【 力を注ぐ 】
【 研ぎ澄まされた感受性 】
【 人物が分かる 】
【 遠い所 】
【 物事の発端 】
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