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2901.
王は失態を演じ、
民衆は尻拭いをする。
（ ホラティウス ）
2902.
巨大な「もし」を考えるとき
何より必要なのは、
この構想力なのである。
歴史に「もし」は禁句だ、
などと歴史家がいうのは、
自分にそういう構想力が欠けていることをかくすためではないか、
と私など皮肉の一つもいいたくなるというものである。
（ 会田雄次 ）
2903.
人類は三千年このかたあらゆる統治形態を模索してきたが、支配階級の存在しない統治形態だけは考え出すことはできなかった。
（ 塩野七生 ）
2904.
文化の価値を大切にする人は、間違いなく平和主義者である。
（ アインシュタイン ）
2905.
（分け合えば）世界には、世界中の人々を養うに充分な食糧があります。
（ 金八先生 ）
2906.
孤独よりも怖いのは孤立することです。
人間は社会的動物ですから、
孤立することに恐怖を感じるもの。
（ 堀江謙一 ）
2907.
完全無欠の政治社会は、中産階級が支配し、他の二つの階級（＝有産階級、無産階級）よりも人数においてまさる社会である。
（ アリストテレス ）
2908.
資本主義が進展すると共に、手段としての財力が強くなり、人間のほうが財の手段となり、人間が機械の奴隷にされるという傾向が生じてくる。
（ 和辻哲郎 ）
2909.
上からの保護というのは「統治」の考え方。
下からの能力の強化というのは「自治」の考え方。
統治と自治が一体化して、初めて「グッド・ガバナンス（良い統治）」ができる。
（ 緒方貞子 ）
2910.
改革への情熱が平和と愛に害を加えるような種類のものであれば、それはすべて本物ではない。
（ ウィリアム・クーパー ）
2911.
すべての歴史は嘘である。
（ ホレス・ウォルポール ）
2912.
四つが裁判官に必要なり。
親切に尋ね、抜け目なく答え、
冷静に判断し、公平に裁判する事なり。
（ ソクラテス ）
2913.
君の義務が何であるかを、当の君自身よりもよく心得ていると思い込んでいる連中がいつもいる。
（ エマーソン ）
2914.
相手方の価値観に訴え得る「お願い」だけが、その人を動かすことが出来る。
（ 橋下徹 ）
2915.
私は民主主義とは、すべての人間のエネルギーを放出するためのものだと信じている。
（ ウッドロウ・ウィルソン ）
2916.
この世界をより良くするために重要なのは、
科学的知識を身につけることではなく、
伝統と理想を追求することである。
（ アインシュタイン ）
2917.
ある程度お金を得た後は、自分のためだけでなく、周りの人が幸せになるために使う。
お金は「道具」であると認識し、なんのために手に入れるのかを明確にする。
「ありがとう」が載ったお金を集めなければ、事業は発展しない。
（ 渡邉美樹 ）
2918.
国際社会の秩序をおびやかす最大の障害は、
恐ろしいほど誇張されたナショナリズムです。
それは一種の小児病で、
人類が患(わずら)うはしかのようなものです。
そしてそれは、
愛国心という耳当たりのいい名前でまかり通っているのです。
（ アインシュタイン ）
2919.
コンピューターほど、
社会の要請に応じて、
タイミングよく世に出た発明はない。
（ ジョン・エッカート ）
2920.
静かなものは動かすな。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
2921.
高山のいただきには美木(びぼく)無し。
（ 『説苑』 ）
2922.
もし自由になんらかの意味があるとするならば、それは相手が聞きたがらないことを相手に告げる権利をさすのである。
（ ジョージ・オーウェル ）
2923.
ある状況についての幻想を捨てたいという願いは、
幻想を必要とする状況を捨てたいという願いである。
（ カール・マルクス ）
2924.
奴隷ははじめは正義を求めているが、最後には王国を要求する。
（ アルベール・カミュ ）
2925.
愚かな裁判官は手早い判決。
（ ピエール・グランゴール ）
2926.
ものをつくらない社会は滅びる。
（ 盛田昭夫 ）
2927.
漫画に必要なのは風刺と告発の精神である。
（ 手塚治虫 ）
2928.
ゆるしとは、ゆるさないという思いから生じた心の空洞を癒すこと。
（ ジェラルド・G・ジャンポルスキー ）
2929.
伝統的な軍隊は勝たなければ負けである。
ゲリラは負けなければ勝ちである。
（ ヘンリー・キッシンジャー ）
2930.
まず仲間をつくること。
次にその団結を固めること。
そして一人一人がどの役割を担い、どう実行するかを理解すること。
あとは、いい仕事ができるよう前進あるのみである。
（ ジョン・メージャー ）

2931.
一罰百戒
（ 日本のことわざ・格言 ）
2932.
敗戦は文化を盛んにする。
（ ゲアハルト・ハウプトマン ）
2933.
芝居いうもんは、時代を映してなかったら、意味ない。
（ ミヤコ蝶々 ）
2934.
ゆるしとは、怒りからの解放であり、攻撃的な思いにさよならすること。
（ ジェラルド・G・ジャンポルスキー ）
2935.
黙するは高き叫びである。
（ キケロ ）
2936.
戦争においては、あらゆる種類の善きものも美しきものも姿を現し、あらゆる種類の邪(よこしま)なるものも醜いものも明るみへ曝(さら)し出される。
（ フランソワ・ラブレー ）
2937.
最も耐えがたい重荷は、目が見えないということではなく、目の見える人の見えない人に対する態度である。
（ ヘレン・ケラー ）
2938.
圧制は革命の種子である。
（ ダニエル・ウェブスター ）
2939.
あらゆる世代は、先任者を呪う。
（ アラブのことわざ・格言 ）
2940.
ナショナリズムとは、軍国主義と侵略行為を美化したものにすぎない。
（ アインシュタイン ）

2941.
他国を見れば見るほど、私はいよいよ私の祖国を愛する。
（ スタール夫人 ）
2942.
人間の道徳は、所によって異なるという地理的特性を持っています。
（ ジョセフ・マーフィー ）
2943.
日本は国の主導で労働時間を削減しているが、これは日本の国際競争力を弱めるための国際的な謀略ではないかとさえ思う。
（ 松村清 ）
2944.
卑屈──富とか権力を前にして執るところの好ましい習慣的な心の態度。
（ アンブローズ・ビアス ）
2945.
議論の決着がついたとき、スポーツの優勝決定戦のように、互いによくやったと健闘をたたえ合えるだろうか？
それができないのであれば、議論はするべきではない。
後味の良い議論には、互いに相手を尊敬・尊重し合うという高貴な精神が不可欠だ。
議論する者にもスポーツマンシップが必要だと言えよう。
（ 七瀬音弥 ）
2946.
制度づくりは
百点満点で六十点とれば良い。
大事なのは、
制度ができた後のやり方だから。
あとで、八十点にも百点にもなる。
（ 土光敏夫 ）
2947.
戒律なくして自由はありえない。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
2948.
世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるであろう。
（ クロード・レヴィ＝ストロース ）
2949.
日本人というのは、
自分の体に合った洋服を作るのが実に下手だ。
ところが、押しつけられた洋服に体を合わすのは実に上手い。
（ 宮澤喜一 ）
2950.
人は、水に映る姿で自分を知る。
我は、民の顔を見て政治の良否を知るのだ。
（ 『大学』 ）

2951.
大きな権限を持つ者は、同時に、大きな責任も持っているんですよ。
（ ドラマ『相棒』シリーズ ）
2952.
議論は、ほとんど例外なく、双方に、自説をますます正しいと確信させて終わるものだ。
（ デール・カーネギー ）
2953.
私は平和主義者であるだけでなく軍国的な平和主義者ですから、平和のためなら喜んで戦うつもりです。
（ アインシュタイン ）
2954.
日本人の好きな色、ハイ、玉虫色。
（ 永六輔 ）
2955.
科学技術って
進歩する以外に能がないんですね。
文化、芸術がブレーキかけないと、
野蛮な文明国になっちゃう。
合理を最優越させないで
知情意、真善美のバランスを回復しなくてはいけない。
（ 唐木順三 ）
2956.
私は人々の心の中では女王でありたいけれども、この国の女王であるとは思ってはいません。
（ ダイアナ ）
2957.
金持ちと立派な地位にある役人で、エゴイストでないものはない。
（ トルストイ ）
2958.
進歩が生まれるのは、多様性の中の選択からであって、画一性の保持からではない。
（ ジョン・ラスキン ）
2959.
この道（政治家への道）を歩もうという人にとって、何より大切なのは、自分が成功しようとしまいと、悠然として自信を失わないこと、家族や友人、そして、自分を信じて、権力や名誉などなくとも立派に生きていけることを、確信してゆくことです。
（ ミハイル・ゴルバチョフ ）
2960.
評判が良くない規則というのは、
長続きしないものだ。
（ セネカ ）

2961.
いっさいのよい議論は、人を立腹させる。
（ スタンダール ）
2962.
聡明な悪人こそは地の塩であり、世の宝である。
（ 中野好夫 ）
2963.
人間は誕生の瞬間から支配するか、もしくは支配されるか運命づけられる。
（ アリストテレス ）
2964.
階級選択は自由による選択である。
したがって、
ある階級に所属するよう強制されたり、
どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
2965.
最初に殴っておいて、あとで２つ殴られたからひどい、というのはおかしい。
それだけ最初の一撃の責任は大きい。
（ 水木しげる ）
2966.
政策の出発点に文化のよりどころがなければ、
一時的に新しいもの好きの支持を得ても、
根を下ろす力にはならない。
（ トニー・ブレア ）
2967.
この世の中で恐怖心ほど人の心を傷つけるものはありません。
私よりはるかに不幸な方々を助けることにより、私は自分の恐怖とたたかい、ついにそれを克服したのです。
（ エレノア・ルーズベルト ）
2968.
暗殺者は世界の歴史を変えなかった。
（ エマーソン ）
2969.
貧困は政治の問題でもありますが、個人レベルでいえば心の病気です。
貧困とか欠乏の存在を信じるからそれが生まれるのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
2970.
私が今までに出会った保守的な人々とは、大学を卒業した連中である。
（ ウッドロウ・ウィルソン ）

2971.
善きにつけ、悪しきにつけ、変革にある種の救いがある。
（ ワシントン・アーヴィング ）
2972.
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
（ セネカ ）
2973.
世の中では、加害の意識を持つ者を 「自虐的」 と呼ぶことが流行している。
僕は逆に「被害者意識」こそが「自虐的」だろうと思う。
悪の認識は冷静な内省を導く。
だが、「被害者意識」は見境なく力を欲する。
世界を殺そうとする。
（ いとうせいこう ）
2974.
暴力は暴力を生む癖がある。
（ アイスキュロス ）
2975.
正社員という言葉が死語にならない限り、日本の雇用問題は解決しないと思う。
（ 村上龍 ）
2976.
人の手によるもの、それが法律であれ、憲法であれ、決定的なものではありえない。
真理のみが最終的なものだ。
（ チャールズ・サムナー ）
2977.
地域に迷惑をかけながら製品をつくらなければならない企業だったら、すぐに廃業すべきだ。
（ 本田宗一郎 ）
2978.
自然はね、みんながゆずりあって生きているんです。
森の中でも、海の中でも、みんながまんして、少しずつゆずりあってます。
そのことを子どもたちに教えてほしいです。
（ 永六輔 ）
2979.
橋を架けるには、お互いの対岸を知らなければなりません。
（ 漫画『グ・ラ・メ！』 ）
2980.
新しい秩序を確立することほど難しい事業はない。
（ マキャヴェリ ）

2981.
食べ物に恵まれて、
美味しいものばかり食べているうちに、
日本人の人情味が薄れてきてるような気がする。
たとえば、怒ることがなくなってきたでしょう。
政治がこんなにムチャクチャなのに、
怒る人は殆(ほとん)どいない。
飽食の時代の中で、精神的飢餓に陥っているんじゃないでしょうか。
（ 辺見庸 ）
2982.
「お先にどうぞ」「ありがとう」。
今日の日本で最も大事なことは、
このような互譲の精神ではないか。
このような精神が吾々(われわれ)の周囲にみなぎることによって、
今日のトゲトゲしい世の中をもっと暮らしよい世の中にするのではないか。
（ 古賀忠道 ）
2983.
外交ねェ、日本の政府のやっていることは外交じゃないでしょう。
「子どものお使い」じゃないかなァ。
（ 永六輔 ）
2984.
世界中の誰もが絶対的な知性を手にすれば、絶対的な愛が生まれて、すべての問題は解決する。
（ ジョージ・ハリスン ）
2985.
一夜の無政府状態より、
数百年にわたる圧制の方がましだ。
（ アラブのことわざ・格言 ）
2986.
人は死に、国は興亡するかもしれない。
しかし思想は生き続ける。
（ ジョン・F・ケネディ ）
2987.
政治家の常識は、国民の非常識。
同じことです。
医者の常識は、患者の非常識なんです。
（ 永六輔 ）
2988.
日本人としての基礎ができていなければ、
国際人になどなれないのです。
（ 櫻井よしこ ）
2989.
より良き統治には、より良きプロパガンダが必要である。
両者は不可分で、統治なきプロパガンダが無意味なように、プロパガンダなき統治もありえない。
（ ゲッベルス ）
2990.
我々は（恐れられかつ愛されるの）両方であればと願うが、
愛と恐れはまず、共存できない。
（ マキャヴェリ ）

2991.
自分の考える正義を他人に押しつけることは慎みましょう。
（ 古山高麗雄 ）
2992.
この世には絶対の悪がある。
それは罪のない人々を殺すことです。
いかなる理由であれ、幼い子供を殺すことは許されない。
（ 加賀乙彦 ）
2993.
思想の深遠なるは〈哲学者〉のごとく、
心術の高尚正直なるは〈元禄武士〉のごとくにして、
これに加うるに〈小俗吏〉(しょうぞくり)の才能をもってし、さらに加うるに〈農民〉の身体をもってし、はじめて実業社会の大人たるべし。
（ 福沢諭吉 ）
2994.
過去に目を閉ざす者は、
結局のところ現在にも盲目となります。
非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、
またそうした危険に陥りやすいのです。
（ リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー ）
2995.
目的を達成するまで中途で放棄してはならない。
我々は必ずこの目的を達成しなければならない。
それが我々の志気である。
（ 孫文 ）
2996.
自由は、置物のように　そこに「ある」のではなく、
現実の行使によってだけ守られる。
いいかえれば、
日々自由になろうと「する」ことによって、
はじめて自由でありうるということなのです。
（ 丸山真男 ）
2997.
世界の災いの一つは、
何か特定のことを独断的に信ずる習慣である。
（ バートランド・ラッセル ）
2998.
男は駄目だよ。
位階や勲章に目がくらむからね。
そこへいくと女には
勲章をぶら下げて喜ぶような馬鹿はいないから頼もしいよ。
（ 福田英子 ）
2999.
この国をどうしていけばよいかを知っている人たちが、
みんなタクシーを走らせることや散髪で忙しいのは残念なことだ。
（ ジョージ・バーンズ ）
3000.
平等ということは、しばしば不平等になるものです。
不平等という平等もあるのです。
（ 永六輔 ）

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