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サキャ・パンディタの名言
1.
努力なしには、いい畑にも作物は実らない。
2.
一つのことをする時には、不都合と利点の両者を考える。
両者対等ならやめるべきで、不都合が多ければ言うまでもない。
3.
知識があっても、
性格の悪い者は捨てる。
毒蛇の頭に宝石があっても、
賢者は蛇を懐に抱くだろうか。
4.
ずるい人は言葉で騙(だま)すので、正直者は（相手の言葉を）よく吟味する必要がある。
騙された後で、私は正直者だと自讃してなにになろうか。
5.
誰々は私の敵だとか、誰々は私に不親切だと、不親切でもそうは言うな。
言えばそれが仲違(たが)いとなる。
6.
（君主に）知恵があり過ぎ、仕事が多過ぎると（国は）だめになる。
考え過ぎる国王が国を滅ぼしたためしは多い。
7.
あらゆる状況を考慮せず敵に襲いかかるのは、愚者のしるしである。
灯火の炎に立ち向かう蛾は、はたして英雄だろうか。
8.
敵に害を与えたいなら、自分が功徳を積むことだ。
敵は嫉妬で心を焦がし、自分は福徳が増える。
9.
自分が好まないことを他人に絶対してはならない。
他人に少しでもそうされたら、自分がどう思うか考えろ。
10.
怠慢で努力をしない人は、力があってもだめになる。
象は力があるけれど、小さな象使いの奴隷である。
11.
知恵のある者は小さなことでも、常に相談して行う。
12.
優れた人は自分の欠点を見、劣った人は他人の欠点を探す。
13.
絶えず人に頼る者は、いつか必ず駄目になる。
カラスに運んでもらった亀は地に落ちた、というのはよく知られた話だ。
14.
忠告は敵を作る。
15.
善と悪とは誰にでも分かる。
混ざった時に区別できるのが賢者である。
16.
分相応に大人しすぎると、誰からもこき使われる。
木綿は敷物にするけれど、誰が枝を敷物にしようか。
17.
ほとんどの悪人は自分の過失を他人になすりつける。
カラスは汚いものを食べた嘴(くちばし)を、きれいな地面でせっせと拭く。
18.
自分の力が整わないその間は敵を敬い、力が具(そな)わったら好きにせよ。
19.
慈しみが過ぎると、憎しみのもとになる。
世間の争い事の多くは、親密さから生じる。
20.
法と不法を説く賢者は非常に多いけれど、知って実践する人は、世の中にはきわめて少ない。
21.
偉大な人は、敵よりも身内に害されることが多い。
体内の虫の他に、ライオンをどんな生き物が食べようか。
22.
人を観察せずに信用したり任せてはならない。
不用心から問題が生じる。
23.
お前の仕事は終わったか、と閻魔は待っていてはくれないから、すべきことがあったら、今日こそ励むべきだ。
24.
自分でよく分かっていても、事はすべて相談してする。
相談を好まないのは、後悔を高く買うことになる。
25.
ある人のためになることでも、他の人には害になる。
月が出れば睡蓮(すいれん)は、開くけれども蓮(はす)は閉じる。
26.
ずっと先を見つめ、規律正しく辛抱強く、努力家にして意思堅固な者。
彼は召し使いであっても指導者になる。
27.
立派な人は穏やかさで自他を守るが、劣った人はかたくなさで自他を苦しめる。
果実をつけた木は自他を守り、乾いた木は自他を焼く。
28.
人に功徳があるのかないのかを、見極める知恵を持った者が賢者である。
埃(ほこり)と混じった砂鉄を、磁石は吸い付けることができる。
29.
貴人はたとえ不幸に見舞われようとも、行いはことのほか高潔である。
火はいくら下に向けても、炎は上に燃え上がる。
30.
功徳ある人のところには、集めなくても人は集まってくる。
香しい花は遠くにあっても、蜂が雲のように集まってくる。

31.
卑怯者は敵を退治することを口にし、遠くに目にすれば叫ぶ。
しかし対面すると手を合わせて命乞いし、家に帰ると自慢する。
32.
賢者は自分で観察するが、愚者は名声に従う。
老犬が吠えると、他の犬は理由もなく動く。
33.
良馬は走れば分かる。
金銀は溶かせば分かる。
象は戦場に出れば分かる。
賢者は格言を書けば分かる。
34.
いつも家来をののしれば、
主人は必ずだめになる。
35.
知恵がないという理由で、愚者は学問をしない。
考えてみれば知恵がないからこそ、愚者は一層努力すべきである。
36.
敵をだますことなく、絶えず援助すれば、敵もだますことなく折れてくる。
本当の偉大さである。
37.
自分に害意がないからといって、誰でも彼でも信用してはいけない。
鹿はいつも心やさしいが、牙を持つ野獣は餌と見る。
38.
恩知らずとは誰が友達になるだろうか。
努力しても実が熟さない畑では、誰も仕事をしはしない。
39.
賢者でも自分の欠点を欠点と理解するのは難しい。
多くの人にそう指摘されて、欠点だと認識する。
40.
絶えず人のことを思わない者は、畜生と同じである。
飲み食いだけなら畜生でもできる。

41.
劣った者は立派な人を馬鹿にするけれど、立派な人はそうはしない（＝劣った人を馬鹿にしない）。
ライオンはキツネの群れを守るけれど、キツネは互いにいがみ合う。
42.
ためになることを言う人は稀で、
それを聞く人はさらに稀である。
名医を見つけるのは難しく、
その言葉に従う人はさらに少ない。
43.
知恵のない者は少しの勝利で満足し、負けたとなると味方を恨む。
話し合いに集まれば喧嘩をし、密談は漏らしてしまう。
44.
知識を持った人を馬鹿にすると、馬鹿にした人自身に罰が当たる。
火を下に向けて持とうものなら 下に向けた人の手を焼くように。
45.
功徳の少ない者は自慢するが、賢者は温和である。
渓流はたえず音をたてるが、大海は騒がしくはない。
46.
自分の行いは努めて隠すべきであり、ほとんどは見せることでだめになる。
47.
与えたものは取り戻さず、劣った者の悪口を受け止め、小さな恩も忘れない。
それが偉大な人のしるしである。
48.
完成できないことは、いい行いでも始めるべきではない。
腹の中で消化できない食べ物は、美味しくても誰が食べるか。
49.
功徳は驕りによりだめになり、
慎みは欲によってだめになる。
50.
努力をやめてしまった者は、この世でもあの世でも何もできない。

51.
大事業をするのには、努めていい友達を頼りにする。
大きな森を焼くのには、風の力が必要だ。
52.
立派な人は喧嘩になっても（相手の）ためになり、劣った人は（他人に）親切にしても害がある。
神々は怒っても衆生を守り、閻魔は笑っても人を殺す。
53.
味方に対して慈しみ過ぎるのはいけない。
味方に対する期待は争いのもととなり、報復は誰でも容易に行うものである。
54.
一般に人は自分と同じものに邪魔される。
太陽の光が現れると、他の光は消え失せる。
55.
心にねたみを持つ愚者は、害を及ぼす前に態度に表す。
愚かな犬は敵を見て、噛み付く前に吠える。
56.
愚者は口数が少なければよく、王は隠れていたらよく、手品はたまに見るのがよい。
宝石は稀だから高価である。
57.
努力して自分の利益を達成したかったら、まず他人のためにすべきだ。
自分の利益だけを心掛けると、自分の利益は達成されないものだ。
58.
少しで足ることを知る者、その人の財産はなくならない。
足ることを知らずに求める者には、苦しみの雨がいつも降る。
59.
賢者はいかに窮しても、愚者の道は歩まない。
ツバメはいかに喉が渇こうとも、地面に落ちた水は飲まない。
60.
賢者は学ぶ時に苦労する。
安逸(あんいつ)にいてどうして賢者になれようか。
小さな安楽に執着するものは、大きな安楽が得られない。

61.
害することができる者は、益することもできる。
処刑できる王は、善政もできる。
62.
自分が好きなことを人にもしてあげるなら、人も自分に好きなことを同じように返してくれる。
63.
時期に適わない話は、何を言っても馬鹿にされ、語れば語るほど、気が狂ったと見なされはしないだろうか。
全部で、63件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
他人の悩みを軽視すると、いつか手痛いしっぺがえしをこうむることになります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
2.
既婚者と独身者の区別は、ちょうど製本した本と仮綴じの本のようなものだ。
（ ルナール ）
3.
何かを「あらわす」ために用いられる言語は、何かを「かくす」ためにも用いられる。
（ 寺山修司 ）
4.
沈黙することによって得られるものは、自分を自分自身で支配すること、真実の勇気であり、持続力であり、忍耐力であり、品位であり、敬意である。
沈黙は、人格の礎石である。
（ オヒイェサ ）
5.
ピンチはチャンス？
正しくは、「ピンチは対応次第でチャンスになることもある」だよ。
（ ながれおとや ）
6.
水の水上尋ぬれば、
始めは苔の雫なり。
（ 「玉葛（たまかずら）」 ）
7.
運命は我々に幸福も不幸も与えない。
ただその素材と種子を我々に提供するだけである。
(ver.0)
（ モンテーニュ ）
8.
死ぬ気でやれ。
死なないから。
（ 作者不詳 ）
9.
一度、厳しい難関を突破すると、これが自信にもつながっていく。
すると、今度はもっと大きなことにチャレンジしようとする勇気も、湧いてくるのである。
（ 植西聰 ）
10.
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
（ エマーソン ）
11.
話は「する」ものよ。
「ある」ものじゃないわ。
（ 岸田国士 ）
12.
「私が正しい。
　相手は間違っている」と考えてはいけません。
「私の意見は正しいはずだが、相手の意見にも一理ある」と考えるべきなのです。
（ 斎藤茂太 ）
13.
神は自(みずか)ら助くる者を助く。
（ フランスの格言 ）
14.
ゆるしとは、過去の影に惑わされることなく、いまこの瞬間に１００％生き、１００％愛すること。
（ ジェラルド・G・ジャンポルスキー ）
15.
妻は絶えず夫に服従することによって彼を支配する。
（ トーマス・フラー ）
16.
日本の病院はあまりにも個人のプライバシーがないでしょ。
個室になれば、苦しければ声を出せる。
誕生日には見舞い客とお祝いもできる。
さらに、最後の時を人間らしく迎えさせてあげることもできます。
（ 日野原重明 ）
17.
われはアルファなり、オメガなり。
（ よく使われる表現 ）
18.
やめるのはいつだってできる。
それなら、なにも今やめることはないじゃないか。
（ ロバート・キヨサキ ）
19.
魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。
（ ソクラテス ）
20.
君たちが自分の人生の中で成功したいと思うならば、トライ、トライ、トライ！
君は大丈夫だ。
（ 尾崎豊 ）
21.
劇場があって劇が演じられるのではない。
劇が演じられると、劇場になるのである。
（ 寺山修司 ）
22.
愛のために脱ぐのではなく、
別の理由で脱ぐ女ほど
悲しいものはありません。
（ ジュリエット・グレコ ）
23.
自然が人類として自分を生んだという真正の自覚が孤独である。
少なくとも人間は孤独になる他、本当に自然を見る事は出来ない。
本当に人類と交渉する事は出来ない。
自分の孤独に祝福と感謝を感じている。
（ 岸田劉生 ）
24.
勝負事をするのは技術ではない。
しかし勝負事をやめること、これは技術である。
（ ポーランドのことわざ ）
25.
どんなふうに記憶し、何を記憶し、なぜ記憶しているかによって、各個人の心の地図が作られる。
（ クリスティーナ・ボールドウィン ）
26.
育ちのいい者、理性ある者が絶対に話題にすべきでないものが一つある。
それは自分の身体のことだ。
（ エマーソン ）
27.
人材を育てる方法はただ一つ、仕事を成功させることである。
成功経験が人を育て、さらに大きな仕事をさせる。
（ 西堀栄三郎 ）
28.
ひきこもって、何かを考えて、そこで得たものというのは、「価値」という概念にぴたりと当てはまります。
価値というものはそこでしか増殖しません。
（ 吉本隆明 ）
29.
人間はともすれば、うまくいけば自分の腕でやったと思いがちである。
それがおごりに通じる。
だから、事がうまくいった時は運が良かったと考え、うまくいかなかった時は運がないと考えず、腕がなかったと考えたい。
そうすれば、自分の力を上げざるを得まい。
（ 松下幸之助 ）
30.
魅力的に愚痴を言うには、
天才でなければならない。
（ F・スコット・フィッツジェラルド ）
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