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1601.
わたしの
かんのんさま
あなたの
おかげで
ぐちも
こぼせる
（ 相田みつを ）
1602.
「聴く」という字は、「耳＋目」、そして「心」と書く。
つまり、相手の話は、耳と目と心を使って「聴く」ことが大事だ。
（ 作者不詳 ）
1603.
「私はこういうことをしたいと考えています。
　それについてＡさんはどうお考えですか」という聞き方をすれば、これは「人の話を（無防備に）聞く」ことにはならない。
情報収集である。
情報収集は決断をする際に必要なことだ。
（ 堀場雅夫 ）
1604.
自分の中に「これは双方のためによいことだ」という信念がなかったら、
交渉役を引き受けるべきではない。
（ 大前研一 ）
1605.
人事(ひとごと)を言うは、大いなる失なり。
誉むるも似合わぬ事なり。
とかく我が丈(たけ)をよく知り、我が修行を精出し、口を慎みたるが良し。
（ 山本常朝 ）
1606.
何について話してるかも知らずに他人をとやかく批判するから、いろんな問題がおこってくるのよ、私にはそう思えるわ！
（ 漫画『スヌーピー』 ）
1607.
擬音語を使うと、こちらが送りたいメッセージが非常に明確に相手に届く。
（ 富田隆 ）
1608.
世間普通の人たちは、難しい問題の解決にあたって、熱意と性急のあまり、権威ある言葉を引用したがる。
（ ショーペンハウアー ）
1609.
（自分が）理解されない理由は相手側にある場合もあるが、理解させられないのは自分の責任でもある。
言葉が足りないのか、説明がわかりにくいのか、あるいは内容に説得力がないのかもしれない。
（ 堀場雅夫 ）
1610.
話を聞いてもらおうと思ったら、まず相手の顔、表情、反応を見なければいけない。
相手は自分の話に耳を傾けているかどうか。
常に相手の反応を見ながら、話し方を変えていく。
（ 堀場雅夫 ）
1611.
他人に助言を求めるときには白紙か、いくつかの選択肢を用意して臨むべきである。
（ 志茂田景樹 ）
1612.
営業に必要なのは「質問力」だ。
自分の頭で考えても、大したことはできない。
頭を下げて、相手からいろいろなことを教えてもらう。
それには、いろいろなことを質問すればいい。
（ 鈴木喬 ）
1613.
パーティーでどんな会話をし、出席者の耳をどれだけ楽しませるか、自分の周囲にどれだけの人を集められるか。
それが国際人として通用するかどうかの一つの目安ですが、それにはユーモアセンスを磨かなければなりません。
（ 佐藤富雄 ）
1614.
知恵とは、あなたが話したいと思った時でも聞く側に回る、という姿勢で人生を過ごすことによって得られる報酬である。
（ ダグ・ラーソン ）
1615.
「独りよがりのアドバイス」というものがあるとすると、それは、相手の事情を想像しないまま、自分の当り前だけを前提にするアドバイスのことです。
（ 鴻上尚史 ）
1616.
音のない音楽のように、
手につかむことのできないもの。
けれども、あざやかに感覚されるものを、
説明しようとすれば、
逆に「何か」としか言えないような大切な「何か」を、
むしろ切り落としてしまうことになる。
（ 長田弘 ）
1617.
発言者の圧力が通って、
みんなが黙ってしまい、
会議はなんとなくおしまいになる。
こういう事態を避けるために、
二人以上が同意見であれば、
議案として採用すべきであるが、
一人だけ力まかせの乱暴をいっているなら、
それは無視してよろしい。
（ 井上ひさし ）
1618.
突っ込まれることを苦にする人っていうのが、ものすごく増えてる感じがする。
これって、相当マズいよね。
（中略）突っ込まれた人にボケる術があれば、「イジメてる、イジメられてる」ってことにはならない。
ケンカにもならない。
それどころか、笑いが生まれる。
ボケるって、とても大切なことなの。
なくてはならないものなの。
それなのに、弾のよけ方を知らない人が多すぎる。
特に若い子は、よけ方がヘタクソ。
（ 萩本欽一 ）
1619.
たらちねの　ありていさめし言(こと)の葉は
なき跡にこそ思い知らるれ
（ 作者不詳 ）
1620.
自分がこう決めたからこうするんだ、というふうにならないと、言葉を扱うとき間違います。
あくまで自分の使う言葉には責任を持つ。
外から言われた物差しで自分の言葉を使わないという態度をもつことが大事です。
（ 井上ひさし ）
1621.
小男が柏の大木をうまく倒し、優しい言葉がひどい怒りをも鎮める。
（ ル・ルー・ド・ランシー ）
1622.
人の話を聞く耳を持つことは大事です。
もし身の上相談を受けたら、一生懸命聞いてあげればいいのです。
答えはいりません。
ただ聞いてあげればいいのです。
（ 瀬戸内寂聴 ）
1623.
“天然ボケ”と言われる人達（＝女性達）は、男性の前でボケてみたらとてもウケが良いので、知らず知らずのうちにボケ続け、ボケの鍛錬を積んだ結果、本来の性質を覆い隠すまでになった人、のことです。
つまり全てのボケは人工ボケであり、それも“天然”だと男性に思わせるのは、ひとえにテクニックによる。
（ 酒井順子 ）
1624.
井蛙(せいあ)は以(もっ)て海を語る可(べ)からずとは、
虚に拘(とらわ)るれば也(なり)。
（ 荘子 ）
1625.
妻を見つけようと出かける時には、
眼を家に残して、
両耳を持って行きなさい。
（ セイマス・マクマナス ）
1626.
「蔵書」力が落ちている。
そのために記憶する力、伝える力もまた、ネットに頼るばかりで、きれいに落ちている。
そのことがいまの本当の問題ではないだろうか。
（ 長田弘 ）
1627.
神は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。
ゆえに話すことの二倍だけ聞け。
（ ゼノン ）
1628.
言い紛らす──
おれの彼女を器量がいいと思うか、
と友人に聞かれた際、
「表情豊かな眼をしてるね」と答える。
（ アンブローズ・ビアス ）
1629.
言葉が拒否するのは、たった一つ。
沈黙と並んで、騒音になることである。
（ フランシス・ポンジュ ）
1630.
大事なのは、（言葉そのものではなく）
“何をした・何をしてる人間に”言われるかだ。
言葉には常に行動が伴う（べきだ）と思う。
（ 漫画・アニメ『僕のヒーローアカデミア』 ）

1631.
常に肯定的で楽観的な心を保つために、口に出したほうが断然良い言葉があります。
美しさ、新鮮さ、大きさ、やさしさ、親密さ、偉大さ、寛大さを感じさせる言葉の数々です。
「今とても幸せだ」というひとことも、とても効き目があります。
（ 佐藤富雄 ）
1632.
言葉で丁寧に理解し合う「やり方」が不在なまま、
感情による共感がコミュニケーションに対し支配的になる。
そうやって、人々がお互いに感情でつながることを求め、
その感情が社会を動かす最上位のエンジンになる状態を
「感情化」と呼んでいます。
（ 大塚英志 ）
1633.
僕が寡黙なのは、無駄なおしゃべりは腹が減るだけだからさ。
（ クリント・イーストウッド ）
1634.
まつがわれたことばが、使いにくい道具のようなものだったということが多い。
使いにくい道具をうまく使えないのは、使う人間のせいではない。
（ 糸井重里 ）
1635.
言葉は女性的で、
行動は男性的である。
（ バルタザール・グラシアン ）
1636.
虚偽談話を、あなたから遠ざけよ。
目はまっすぐに正面を見よ。
（ ソロモン ）
（ 『旧約聖書』 ）
1637.
布地は染め具合で、酒は香りで、花は匂いで、人は言葉遣いで判断される。
（ カイエ ）
1638.
誓いとは言葉である。
言葉とは風にすぎない。
（ 小説家サミュエル・バトラー ）
1639.
雄弁は思想を写した絵画である。
従って、描き終わった後でなおも加筆する人は、肖像画の代わりに、装飾画を作ることになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
1640.
ひとりの女性が真実を語るとき、彼女のまわりでより多くの真実が語られる可能性が生まれる。
（ アドリエンヌ・リッチ ）

1641.
徳ある者は必らず言あり。
言ある者は必らずしも徳あらず。
仁者(じんしゃ)は必らず勇あり。
勇者は必らずしも仁あらず。
（ 孔子・論語 ）
1642.
（交渉においては）相手が何を仮定しているか理解すると同時に、自分の仮定にも注意する。
（ ロバート・キヨサキ ）
1643.
言葉を口にするとき、よく吟味しなさい。
あなたの一語一語が相手の潜在意識に影響を及ぼします。
（ ジョセフ・マーフィー ）
1644.
言葉には「言霊(ことだま)」という霊的エネルギーが宿っていて、軽視できない力を持つ。
（ 江原啓之 ）
1645.
言葉を口にするとき、よく吟味しなさい。
一語一語があなたの潜在意識に命令を下しているからです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
1646.
沈黙が金なのだ。
不在が神なのだ。
神とは人間の孤独さだ。
俺しかいなかったのだ。
（ サルトル ）
1647.
女に四行(しこう)あり。
一に婦徳、二に婦言(ふげん)、三に婦容、四に婦功。
この四(し)は女のつとめ行うべきわざ也(なり)。
（ 貝原益軒 ）
1648.
嘘も方便
（ 日本のことわざ・格言 ）
1649.
重要なのは、人を笑わせることと、少し冷めること。
それと、本当のことは言わないことだ。
（ 漫画『バシズム』 ）
1650.
人間はどんな荒唐無稽な話でも、
聞いているうちに自然とこれがあたりまえと思うようにできている。
そして、それがすでにしっかり根を下ろしてしまう。
だから、これを削ったり抹殺したりすると、
とんでもない目にあう。
（ ゲーテ ）

1651.
私のやり方は、
言うべき正しいことを
最大限の骨を折って探し出し、
その後、最大限の軽率さで言ってのけることである。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
1652.
オチとプロポーズだけは死んでも噛むな。
（ 松本人志 ）
1653.
美しい言葉が
飢えた胃袋をなだめた例はない。
（ シュテファン・ツヴァイク ）
1654.
雄弁な人を作るは、胸と心の力なり。
（ クインティリアヌス ）
1655.
洒落っ気があるだけでは十分ではない。
持ちすぎないようにするのが肝心だ。
（ アンドレ・モーロア ）
1656.
愚者の心は口にあるが、賢者の口は心にある。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
1657.
恋愛とスキャンダルは最上の愉しいサロンの話題である。
（ ヘンリー・フィールディング ）
1658.
正しい言葉とほとんど正しい言葉の違いは、
稲妻と蛍の違いである。
（ マーク・トウェイン ）
1659.
ほととぎす、いまわのきわの一声は、「死ぬるとも、巧言令色であれ！」
（ 太宰治 ）
1660.
愚者の心は言葉に宿り、賢者の言葉は心に宿る。
（ ベンジャミン・フランクリン ）

1661.
人にとやかく言われるのが
嫌いな人間ほど、
人にとやかく言うのが
好きである。
（ ながれおとや ）
1662.
口よりも耳を高い位置につけよ。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
1663.
真理を言うのに、
二つの適切な道がある。
民衆には常に公然と、
王侯には常に秘密に言うものである。
（ ゲーテ ）
1664.
好奇心の強い人々は会話の通過筒である。
彼らは彼ら自身のためには何事も吸収せずに、単に他人に伝達するだけである。
（ リチャード・スティール ）
1665.
自分の話す言葉に注意しなさい。
ふだん君が話していることは、君の未来をつくる。
（ 本田健 ）
1666.
世間の浮説(ふせつ)、人の是非、自他のために失多く、得少なし。
（ 吉田兼好 ）
1667.
他者に誠実であるということは、
言葉に誠実であるということだ。
（ 谷川俊太郎 ）
1668.
あなたの口にする言葉は、良くも悪くも暗示の機能があり、潜在意識に大きな影響を及ぼします。
（ ジョセフ・マーフィー ）
1669.
ことば、これによって死者を墓から呼び出し、聖者を埋めることも出来る。
ことば、これによって小人(こびと)を巨人に仕上げ、巨人を徹底的にたたきつぶすことも出来る。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
1670.
ものを言う時は、
ライオンのように大胆に、
ウサギのように優しく、
矢のように鋭く、
そして、ぴんと張られた弓の弦のように、
つり合いがとれていなければならない。
（ チベットの格言 ）

1671.
沈黙は愚人の鎧(よろい)、冑(かぶと)なり。
奸者(かんじゃ)の城塞(じょうさい)なり。
明白(めいはく)々の心地、温照(おんしょう)々の胸郭(きょうかく)ならば、
千言万語(せんげんばんご)すとも何の不可あらん。
（ 幸田露伴 ）
1672.
しばしば、体験は言葉にはならないんだということがいわれる。
わかりっこないんだ、と。
確かにそういえるだろうし、体験がうけとりうるものは、結局のところ誤解でしかないかもしれない。
しかし、体験のほんとうの意味は、そうしたわかりっこなさ、つたわらなさ、誤解というものにどれだけ耐えられるかということからはじめてでてくる。
（ 長田弘 ）
1673.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
1674.
終身善を為し、一言則ち之を破る。
（ 孔子・論語 ）
1675.
誠実──いつわりによって他人に害を与えるな。
邪気を去って公正に考え、考えたことを口に出すようにせよ。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
1676.
言葉に現れるものよりも内部に残っている方がずっと多い。
（ ドストエフスキー ）
1677.
言葉や属性こそ、事物の本質に一致すべきであり、逆に本質を言葉に従わせるべきではない。
というのは、最初に事物が存在し、言葉はその後に従うものだからである。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
1678.
かつての私もまた、（議論で）この「つまり」を追求するに急であった。
ふんぎりが欲しかった。
路草(みちくさ)を食う楽しさを知らなかった。
動かざる、久遠(くおん)の真理を、いますぐ、この手で掴みたかった。
（ 太宰治 ）
1679.
法にのっとり、比喩を用い、因縁を語るべし。
（ 永六輔 ）
1680.
「できる人」はつねに語尾が明確で力がこもっている。
（ 『「できる人」の話し方』 ）

1681.
何でも、断定することはいけない。
断定した時、そのものは、既に別なものになっている。
（ 田山花袋 ）
1682.
説明が情報過多になると、ポイントがぼけて、結局はなんの話かもわからなくなる。
言いたいことをしっかり伝えるには、情報がたくさんある中から中心的なポイントを絞り込む。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
1683.
人づきあいの上で、私がまず大切にしていることは、
自分が人から言われていやなことは決して人に言うまい
という箝口令(かんこうれい)です。
（ 時実新子 ）
1684.
愚かなる者も、黙する時は知恵ある者と思われ、その口唇を閉じる時は哲(さと)き者と思われるものである。
（ 『旧約聖書』 ）
1685.
中身のない人間がいくら背伸びしても、それなりの言葉しか発せられない。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
1686.
Ｋ君は決して他人の悪口を言はない。
他人の批評をしない。
決して蔭口をきかない。
けれども、厭なもの、くだらぬものの傍(かたわら)は黙って通りすぎる人であった。
（ 太宰治 ）
1687.
その人が偉大であればあるほど、その人はあなたに話をさせようとする。
ところが、その人が小さければ小さいほど、あなたにお説教をしようとする。
偉大な人は聞くことに専念をする。
小人は話すことに専念する。
（ ダビッド・J・シュワルツ ）
1688.
ひとは何をきっぱりと語れるのか？
（ 長田弘 ）
1689.
会話──二流以下の連中が、お互いに自分の頭脳の中身を陳列し合う共進会。
ただし、誰も彼も自分の商品を並べ立てるのに忙しく、隣人が並べてみせる商品を眺める余裕など、全然ないのが普通。
（ アンブローズ・ビアス ）
1690.
何でもハッキリ言うことばかりが良しとされる。
それが心を追い詰めていく気がする。
（ 萩本欽一 ）

1691.
問題なのは、接続詞を使うと、何も言っていないのに、すごくいいことを言っているような気になってしまうことです。
（ 井上ひさし ）
1692.
説明しなくてはそれがわからんというのは、つまり、どれだけ説明してもわからんということだ。
（ 村上春樹 ）
1693.
ひとりの人間があらゆる面で誰よりも優れているということなどはあり得ない話だ。
自分より知識や情報を持っている人間は必ずいる。
若かろうと年配者だろうと関係なく、その人の話は聞くに値する。
（ ドゥンガ ）
1694.
言葉に力があるとすれば、それは、言葉のむこうがわにあるものを想像させる力、欠けたるものへの想像力にささえられてなんだということ。
（ 長田弘 ）
1695.
ほんとうに、言葉は短いほどよい。
それだけで、信じさせることができるならば。
（ 太宰治 ）
1696.
言葉むなしければ、人はむなしい。
（ 長田弘 ）
1697.
少しゆっくり目に、一定のスピードで話すと、聞きやすい話し方になる。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
1698.
人は、自分の話を熱心に面白がって聞いてくれる人には、熱意をこめていろいろ話したくなるものである。
（ ながれおとや ）
1699.
苦心談でもって人を圧倒して迄(まで)、お義理の喝采(かっさい)を得ようとは思わない。
（ 太宰治 ）
1700.
発言──できの良くない頭の中身を陳列し合う法。
お互いに、自分の商品の配列に夢中で、隣人の陳列した商品を、眺める余裕が持てずにいる。
（ アンブローズ・ビアス ）

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