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301.
光の素晴らしい輝きはその影がなければ存在し得ない。
人生は一つの全体であって、善も悪も共に受け入れられねばならないのである。
（ ウィンストン・チャーチル ）
302.
罰の目的は悪の防止である。
それは決して善への拍車とはならない。
（ ホレース・マン ）
303.
人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。
すなわち短気と怠惰。
（ フランツ・カフカ ）
304.
利害損得のみに執着する日本人の封建思想をたたき直して、
正邪善悪に基づいて行動する人間をつくることが、
民主主義の目的であり、
教育者の使命である
（ 尾崎行雄 ）
305.
我々の時代は、力強い精神の持主たちを必要としている。
力強い精神の持主は、こざかしく、狡猾で卑劣な悪党どもを、人間の魂によって弾劾するのだ。
（ ロマン・ロラン ）
306.
悪徳は恋のようである。
人はそのためなんでも犠牲にする。
（ レミ・ド・グールモン ）
307.
学生を小さな幸せを求める人材にしか育てられない教官は、罪悪である。
（ クラウゼヴィッツ ）
308.
恋愛の厄介なのは、それが共犯者なしには済まされない罪悪だという点にある。
（ ボードレール ）
309.
真実のところ、悪は自分自身によってなされるのである。
人は自分自身によって汚れる。
だが、自分自身によって悪を避けることもできる。
（ ブッダ［シャカ］ ）
310.
善人たちは逆境でも楽しそうな顔をし、悪人たちは栄えているときでもつまらなそうにしている。
（ サアディー ）
311.
人々を結び合わせるすべてのものは善であり、美であります。
彼らを分裂させるすべてのものは悪と醜悪であります。
（ トルストイ ）
312.
どんな人間でも２で割れる。
善と悪が一緒になっているのだから。
（ エーリッヒ・ケストナー ）
313.
善は急げ、悪は延ばせ。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
314.
私たち女にしても、気晴らしもしたいし、浮気心だってあります。
男の人と何ら変わりありません。
でも、教えて上げましょうか。
私たちが悪い事をするのは、みんな男のすることを見て、覚えたのですよ。
（ シェイクスピア ）
315.
世界は善人と悪人とに分けられている。
安眠できるのは善人のほうだが、
起きている時間をはるかに愉しんでいるのは悪人のほうだ。
（ ウディ・アレン ）
316.
悪を原因によって知る人は、決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
（ アラン ）
317.
人が虎を殺そうとする場合はスポーツと呼ばれ、虎が人を殺そうとする場合は獰猛（凶暴）と呼ばれる。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
318.
汝　悪に屈することなかれ！
悪に立ち向かって　いよいよ大胆に進め！
（ ウェルギリウス ）
319.
善なる人々の声は、
悪なる人々の声よりもより
数多く、より明瞭でなければならない
（ パール・バック ）
320.
悪い人々に対する非難や拒絶によって、自分を浪費することがないように。
むしろ善き人々の美徳を称えよう。
（ エマーソン ）
321.
人間ってものは自分が無鉄砲で悪い者であると思いたがる。
だが、実はそのどっちでもない。
ただ臆病だというだけさ。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
322.
悪党とつきあうのもいいものだ。
自分の良さが分かる。
（ 映画『インカ帝国の秘宝』 ）
323.
人類同胞に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。
それこそ非人間性の本質である。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
324.
戦争が絶対悪だなんて言っているのは日本だけです。
戦争をやってでも守らなきゃいけないものがある。
それは、国民であり領土である。
だから、戦争そのものは国際法で言えば合法なんです。
（ 山際澄夫 ）
325.
度を越すと、ものみな悪となる。
（ フランスのことわざ・格言 ）
326.
とにかく、世の中というのは常に、世間が「悪だ」と叩いているやつのもうひとつ上に隠れた存在があるのです。
われわれは、それを見抜かないといけません。
（ 中坊公平 ）
327.
善には常に悪が混じっている。
極端な善は悪となる。
極端な悪はなんの善にもならない。
（ アルフレッド・ド・ヴィニー ）
328.
世渡りで身を保って行くには、あまり潔癖すぎてはならない。
一切の汚れや穢れも、すべて飲み込むようでありたい。
人と交わるには、あまり几帳面すぎてはならない。
一切の善人悪人、賢者愚者をも、すべて包容することができるようでありたい。
（ 洪応明 ）
329.
神への祈り、つまり精神性は、
上昇しようとする欲求であり、
悪魔への祈り、つまり動物性は、
下降する悦びである。
（ ボードレール ）
330.
正義のために力を尽くし、邪悪な輩(やから)はいつでもどこでもこれを懲(こ)らしめる。
これこそすぐれた男子の責務でありましょう。
（ 古代ギリシャの名言 ）

331.
若い時は、人々の意見で善悪の判断をするのが普通である。
年をとると、自分の何の物差しもないのに興味本位で振る舞い、その上、何の徳があるわけでもないのに恥ずかしさを感じない。
（ サミュエル・ジョンソン ）
332.
平等はあらゆる善の根源であり、極度の不平等はあらゆる悪の根源である。
（ ロベスピエール ）
333.
渇(かっ)しても盗泉の水を飲まず、
熱しても悪木の陰に息(いこ)わず。
（ 陸機 ）
334.
内に悪念あれば外に鬼と見ゆ。
内に善心あれば外に仏を見る。
（ 無住一円 ）
335.
悪とは何か。
弱さから生じるすべてのものだ。
（ ニーチェ ）
336.
悪をなそうと望む者には、
悪が戻ってくる。
悪を追う者は、
悪にぶつかる。
（ ガリアのことわざ・格言 ）
337.
自己愛に終始した場合に悪をなし、他者を思うという愛に目覚めたときに善となる。
善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにあるのです。
（ 稲盛和夫 ）
338.
恋は罪悪ですよ。
（ 夏目漱石 ）
339.
私は鉄面皮の悪よりも、むしろ平和のための偽善をよしとする。
（ ウィンストン・チャーチル ）
340.
勝利に終わる戦争と言えども常に一つの悪であると私は考える。
政治は民衆をそれから守る努力をしなければならぬ。
（ ビスマルク ）

341.
徳は悪いことをしないということではなく、それを欲しないということのうちに成り立つ。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
342.
現代の諸悪は人間自身が招いたものであり、したがって、人間自らが克服しなければならないものなのです。
（ アーノルド・J・トインビー ）
343.
罪悪感というのは、全く建設的でない感情でしょう？
（ アン・マクラーレン ）
344.
真の保守政治家は、
善には保守的、
悪には急進的である。
その意味は革命家なのだ。
（ ベンジャミン・ディズレーリ ）
345.
神は悪人を許しはするが、けっして永劫ではない。
（ ミゲル・デ・セルバンテス ）
346.
お金を愛することは諸悪の根源である。
（ 『新約聖書』 ）
347.
兵法は人をきるとばかりおもふは、ひがごと也(なり)。
人をきるにはあらず、悪をころす也。
一人の悪をころして、万人をいかすはかりごと也。
（ 柳生宗矩 ）
348.
己自身を愛することは、理性や正義に反することなのだろうが、なぜ、自愛がつねに悪なのだろうか。
（ ヴォーヴナルグ ）
349.
好事(こうじ)門を出(い)でず、
悪事千里を行く。
（ 『北夢瑣言（ほくむさげん）』 ）
350.
生に対する無限の信仰と尊重とを抱いて立つ時、自殺は絶対的の罪悪ではあるまいか。
（ 倉田百三 ）

351.
悪になるのは大変だ。
正義の味方の方がよっぽど楽だ。
（ 漫画『20世紀少年』 ）
352.
我々は年をとるにつれて、
心に巣くう悪が若返ってくる。
（ フィンランドのことわざ・格言 ）
353.
一悪(いちあく)をもってその善を忘れず
（ 太宗 ）
354.
人の礼法あるは水の堤防あるが如し。
水に堤防あれば氾濫の害なく、人に礼法あれば悪事生ぜず。
（ 貝原益軒 ）
355.
仕事は避けるべき必要悪である。
（ マーク・トウェイン ）
356.
陽気は美徳、陰気は罪悪。
挫折はあなたをたくましくする。
（ 宇野千代 ）
357.
善人においては、現世にても死後にても、悪は発生せず。
（ ソクラテス ）
358.
何人も本意から悪人たるものなし。
（ ソクラテス ）
359.
悪行愚行をしてはいけないと百も承知していながら、それでもやってしまうのが人間なのだ。
幾度やってもね。
（ エドガー・アラン・ポー ）
360.
「悪」？
「悪」とは敗者のこと。
「正義」とは勝者のこと、生き残った者のことだ。
過程は問題じゃあない。
負けた奴が「悪」なのだ。
（ 漫画・アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』 ）

361.
非暴力とは、
悪を行う人間の意志におとなしく服従することではなく、
暴力者の意志に対して全霊を投げ打つことである。
（ マハトマ・ガンジー ）
362.
一人の悪によって万人が苦しむことがある。
そのため、一人の悪を殺して万人を活かす。
（ 柳生宗矩 ）
363.
最高の善は快楽、最大の悪は苦痛なり。
（ エピクロス ）
364.
富貴(ふうき)は悪を隠し、
貧は恥をあらはすなり。
（ 井原西鶴 ）
365.
企業が利益を上げられないことは罪悪である。
（ 松村清 ）
366.
人生はしばしば
善よりもむしろ悪の選択を我々に提供する。
（ チャールズ・カレブ・コルトン ）
367.
道徳を云々するものにとっては、退屈こそひとつの重要な問題である。
というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は、退屈を恐れるあまりおかされるものであるから。
（ バートランド・ラッセル ）
368.
邪悪なる善は甘い蜜に潜む。
（ オウィディウス ）
369.
暴力団ってね、どこかで世間の非行少年を預かっているという意識があるんですよ。
つまり、悪いこともしているけど、善行も積んでいる。
そのプラスマイナスのバランスの上にいるから、自分たちが悪い奴だと思ってません。
（ 永六輔 ）
370.
「知りながら害をなすな」との言葉こそ、プロとしての倫理の基本であり、社会的責任の基本である。
（ ピーター・ドラッカー ）

371.
実際の道徳の世界は、大半が悪意と嫉妬から成り立っている。
（ ゲーテ ）
372.
罪悪で出世する者もいれば、美徳で落ちぶれる者もいる。
（ シェイクスピア ）
373.
自然の力は悪ではありません。
私たちがそれらの力をどのように使うかがポイントになります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
374.
善行とは、悪行を慎むのではなくて悪行を望まないことである。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
375.
善行は砂の上に書かれ、
悪行は岩に刻まれる。
（ ポーランドのことわざ・格言 ）
376.
臆病な善人は、人々を不幸にする悪い奴よりもっと悪い。
なぜなら、自分もまわりの人も神経質に責め立てる。
しかも、どん欲で要求ばかりするから・・・・。
（ 山崎房一 ）
377.
４０を過ぎたら誰もが悪党だ。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
378.
人は宗教的確信に促されて行う時ほど完全に、また喜んで悪事を働くことは決してない。
（ ブレーズ・パスカル ）
379.
情熱なき人は善人にも悪人にもなれず。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
380.
戦争においては、あらゆる種類の善きものも美しきものも姿を現し、あらゆる種類の邪(よこしま)なるものも醜いものも明るみへ曝(さら)し出される。
（ フランソワ・ラブレー ）

381.
この世には善も悪もなく、思考がそれらを作り出します。
（ ジョセフ・マーフィー ）
382.
往々にして一つの悪の恐怖はいっそうの悪に導く。
（ ニコラ・ボアロー＝デプレオー ）
383.
貧は世の人を誤らせ、
飢えはオオカミを森から出す。
（ フランソワ・ヴィヨン ）
384.
刑は刑無きに期す。
（ 孔子・論語 ）
385.
独立の気力なき者は、人にして悪事をなすことあり。
（ 福沢諭吉 ）
386.
悪いことが出来る奴は、良いことも出来る奴です。
誰かがスウィッチを入れ替えりゃ、それでいいんですけどね。
（ 永六輔 ）
387.
世の中では、加害の意識を持つ者を 「自虐的」 と呼ぶことが流行している。
僕は逆に「被害者意識」こそが「自虐的」だろうと思う。
悪の認識は冷静な内省を導く。
だが、「被害者意識」は見境なく力を欲する。
世界を殺そうとする。
（ いとうせいこう ）
388.
善事は罪悪感を抱きながらせねばならない。
（ 亀井勝一郎 ）
389.
この世には絶対の悪がある。
それは罪のない人々を殺すことです。
いかなる理由であれ、幼い子供を殺すことは許されない。
（ 加賀乙彦 ）
390.
悪人といへども悪人といへども、よく教ふべし。
（中略）聞かぬとて捨つる事なく、幾度も教ふべし。
教へて用ひざるも憤る事なかれ。
聞かずとて捨つるは不仁なり。
用ひぬとて憤るは不智なり。
（ 二宮尊徳 ）

391.
悪は魅惑する力である。
佯(いつ)はりの、人工と巧智の限りをつくして、人を魅き、憑き、天外へ拉(らっ)し去る力である。
（ 三島由紀夫 ）
392.
善人たちが流している害悪で、
いちばん大きいものは、
彼らが悪というものを法外なまでに重視してしまうことなのです。
（ オスカー・ワイルド ）
393.
現実における希望は、
悪の中でも最も悪い。
それは人間の苦しみを長引かせる。
（ ニーチェ ）
394.
人は正しいことをしている時は、それを意識していないが、不正行為をしている時は、常に自覚している。
（ ゲーテ ）
395.
われわれは、立派な人間、偉い人間になるよりも、まず、ものの善し悪しの判断を持ち、心素直である人間、要するに良識に欠くることなき人間であれば、それ以上のスタンドプレーはいらないのです。
（ 15代 千宗室 ）
396.
我々は縁さえあればどのようなことでもしてしまう。
善人だと自分で言っている人は、たまたま縁がなくて悪いことをしてないだけです。
「悪人」とは、凡夫のありのままの姿ということであります。
（ 渓宏道 ）
397.
うわさは即刻旅立つ。
かほど速い悪は他に存在しない。
すばやい動きでうわさは栄え、進むたびに力をつける。
初めは不安ゆえに小さいが、やがてすっくと身を伸ばし、地上を闊歩(かっぽ)し、頭を雲の中に隠すまでになる。
（ ウェルギリウス ）
398.
「人は人を裁けない」
という言葉ほど、犯罪者や悪人にとって
都合のよい言葉はない。
（ 七瀬音弥 ）
399.
親鸞にとっては、悪人というのは人間ということの別のいい方だ。
世間ふうの人間らしい欲望をもち、
人間らしい欲望をすてきれないひとのことをいっているのだ。
（ 丹羽文雄 ）
400.
さびは鉄より生ずれど、
その鉄をきずつくるがごとく、
不浄(けがれ)ある行者(ひと)は、
おのれの業(わざ)により悪処(あしき)にみちびかれん。
（ 『法句経』 ）

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