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101.
悪は山頂からの転石のように、
最初は子供でも押せるが、
それを止めることは巨人でもできない。
（ リチャード・C・トレンチ ）
102.
家庭愛は自愛と同じである。
罪悪行為の原因とはなるが、それの弁解にはならない。
（ トルストイ ）
103.
善が沈黙を守っている間に
悪がひょっと顔を出す。
この間（＝善と悪との間）の戦いが
人間の戦いでござります。
（ ヴィクトル・ユーゴー ）
104.
普通、人間は機会さえあれば悪いことをするものである。
（ アリストテレス ）
105.
いかに多くの罪悪が
「国家のために」という美名の仮面のもとになされたことか。
（ マクドナルド ）
106.
酒は、人を魅了する悪魔である。
うまい毒薬である。
心地よい罪悪である。
（ アウグスティヌス ）
107.
人の悪事をなすや、その死後まで残り、善事はしばしば骨と共に土中に埋もれる。
（ シェイクスピア ）
108.
善悪不二(ふに)
（ 仏教の教え ）
109.
あなたの敵を愛せ。
あなたを呪う者を祝福せよ。
あなたを憎む者のために良いことをせよ。
悪を以(もっ)てあなたに接する者、
あなたを迫害する者のために祈れ。
（ 『新約聖書』 ）
110.
善に協力するのは義務である。
と同時に、悪への協力を拒否するのも義務なのである。
（ マハトマ・ガンジー ）
111.
唯一の善は知識であり、
唯一の悪は無知であることである。
（ ソクラテス ）
112.
罰金とは悪事への税。
税とは成功への罰金。
（ 作者不詳 ）
113.
「おかえりなさい」という家族の言葉には、
帰宅した人が外で受けてきた邪悪なエネルギーを祓(はら)う力がある。
（ 江原啓之 ）
114.
１０の悪いことをしたら、２０の善いことをしなさい。
役人とか政治家はそういう目で見てあげなきゃいけません。
（ 永六輔 ）
115.
善も悪も、我々に快楽と苦痛を引き起こすものにほかならない。
（ ジョン・ロック ）
116.
罪悪感は大事だよ。
それがあると、人は一番いい仕事をする。
（ ドラマ『リ・ジェネシス』 ）
117.
良いこともできなければ、かといって悪事に徹底することもできない人とは、何もできない人間ということになる。
（ 塩野七生 ）
118.
知識人すべて善人とはかぎらない。
知識は悪用もできるから。
（ 豊島学由 ）
119.
究極の罪悪は、退屈してしまうことだ。
（ テッド・ターナー ）
120.
相手が悪だということは、
自分が正しいことを保証するわけではない。
（ 養老孟司 ）
121.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
122.
子供と犬が嫌いな人間に悪人はいない。
（ W・C・フィールズ ）
123.
善人は不善人の師なり、不善人は善人の資なり。
（ 老子 ）
124.
悪しき考えは、心からやって来る。
（ ポール・ヴァレリー ）
125.
人生の妙は、
善ありて生ずるにあらず、
悪ありて生ずるなり。
世に物語の種を絶たざるもの、
実に悪人のおかげなり。
（ 斎藤緑雨 ）
126.
子供にとって最初の教師は
母親である。
善悪いずれかの品性を形造る機会は、
まず母親に与えられている。
（ エレン・G・ホワイト ）
127.
善にも強ければ、悪にも強いというのが、もっとも強力な力である。
（ ニーチェ ）
128.
悪人とは、いかに善良な過去を持っていても、まさに堕落の道をたどろうとし、善良さの度合いが減退する人間である。
（ ジョン・デューイ ）
129.
心のふれ合わない、腹黒い人々が、
連合軍を作って行動し、
民衆に悪をもたらしているとしたら、
世界の平和と善意を望む人が、
団結し、力を合わせて、悪に対抗すればよい。
何と簡単で真実なことか！
（ トルストイ ）
130.
怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望。
（ セネカ ）

131.
まったくこの世の中に、
人間ほど強欲で性(しょう)の悪い獣はねえよ。
狼は共食いなんかしねえが、
人間ときた日にゃ、
生き身の人間をぼりぼり食うんだ。
（ フセヴォロド・ガルシン ）
132.
人間の優しさや楽天性の通らない社会は、何処(どこ)かに大きな病巣を抱えているものだ。
人間の犯す罪の中で最も大きな罪悪は、人が、人の優しさや楽天性を土足で踏みにじることだろう。
（ 灰谷健次郎 ）
133.
善を行なうには努力を必要とする。
しかし、悪を抑制するにはいっそうの努力が必要である。
（ トルストイ ）
134.
愚鈍以外に罪悪はない。
（ オスカー・ワイルド ）
135.
悩みすぎは、悩みごとにふけるのが好きな人たちが犯す罪悪である。
（ アーノルド・ベネット ）
136.
あなたの現在の善は、過去の悪を帳消しにします。
（ ジョセフ・マーフィー ）
137.
（人間は本来）弱いものとして、他人を許し、また自分を許し、悪をできるだけ抑制し、弱い人間同士で、なるべく傷つけ合わぬようにくらさなければならない。
（ 伊藤整 ）
138.
休むということは悪いことじゃありません。
休んで悪いことを考えるのが悪いことなのです。
（ 永六輔 ）
139.
神が実在するとしたら無能か悪党だ。
世界中で罪もない子供たちが毎日無残に殺されているのも神の意志か？
（ ジョージ・カーリン ）
140.
より大きな悪を防ぐために悪を利用しようとするとき、人は悪の道具とされる。
（ ピーター・ドラッカー ）

141.
悪が栄えるのは、善人が何もしないからです。
（ ドラマ『○○妻』 ）
142.
「正義」の最大の敵は「悪」ではなくて「べつの正義」なのだ、というのが確信犯という犯罪の倫理である。
（ 寺山修司 ）
143.
現代は正義と不正とがはっきり分かれて互いに対決しているということはない。
いかなる戦争の条件にしても、
その最前線に於(おい)ては
一つの正義と、もう一つの正義との、つまり正義同士のぶつかり合いの不条理によって支配されている。
（ 寺山修司 ）
144.
人間の三悪。
高い自尊心（プライド）、強い虚栄心、深い劣等感。
（ 車谷長吉 ）
145.
自分が不義をはたらいている時は、
ひとの不義にも敏感だ。
（ 太宰治 ）
146.
どんな悪党が小説書いたって、誰も文句言うやつはいないわけです。
そういうことで言えば、人間について、文化芸術ほど自由なことはないんです。
（ 吉本隆明 ）
147.
悪魔の修道院では、
修行を積まずに一人前になれる。
（ フランスのことわざ・格言 ）
148.
私は悪人です、と言うのは、
私は善人です、と言うことよりもずるい。
（ 坂口安吾 ）
149.
何かにつけて憤怒を抱くうちは、
自己を制御していない。
すべての悪に対しては、
平静な抵抗が最高の勝利をおさめる。
（ カール・ヒルティ ）
150.
「ダメな子」とか、「わるい子」なんて子どもは、ひとりだっていないのです。
もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ。
（ 手塚治虫 ）

151.
善悪を作るもの、
幸不幸を作るもの、
貧富を作るもの、
それは人の心である。
（ エドマンド・スペンサー ）
152.
愛すともその悪しきを知れ、
憎むともその善きを知れ。
（ 仏教の教え ）
153.
善人と交われば善ならざるはなし。
悪人と居れば悪ならざるはなし。
（ 徳川秀忠 ）
154.
孤独に歩め。
悪をなさず。
求めるところは少なく。
林の中の象のように。
（ ブッダ［シャカ］ ）
155.
愛してその悪を知り、憎しみてその善を知る。
（ 『礼記（らいき）』 ）
156.
人間が善悪の別を知っているという事実は、人間が他の動物より知的に優れていることの証拠だ。
しかし人間が悪事を働くことができるという事実は、それができない他の動物よりも道徳的に劣っていることの証拠だ。
（ マーク・トウェイン ）
157.
夏がくると冬がいいと言う。
冬になると夏がいいと言う。
太ると痩せたいと言う。
痩せると太りたいと言う。
忙しいと暇になりたいと言う。
暇になると忙しいほうがいいと言う。
自分の都合のいい人は善い人だとほめ、自分に都合が悪くなると悪い人だとけなす。
人間は元来、身勝手・得手勝手なもの。
（ 上所重助 ）
158.
悪をなす強い心は、善をなす強い心と背中合わせ。
（ 仏教の教え ）
159.
この世の中に人間ほど凶悪な動物はいない。
狼は共食いをしないが、
人間は人間を生きながらにして丸呑みにする。
（ フセヴォロド・ガルシン ）
160.
予は老人が好きだ、また老人を尊敬する。
なぜなら、多難な人生を、おまえ達の年齢まで生きてきただけでも大変なものじゃないか。
生きてきたというだけでも充分に尊敬に値するが、また、悪行をやってきた者では、そこまでは無事でいるわけがない。
だから高齢者はすべて善民であり、人中の人である。
（ 曹操孟徳 ）
（ 『三国志』 ）

161.
悪人は善人のずる賢さに気づいていつも驚く。
（ ヴォーヴナルグ ）
162.
仕事は、倦怠、悪徳、欲の三大悪から我々を遠ざける。
（ ヴォルテール ）
163.
わたしが善良であろうと邪悪であろうと、
おまえは自分の行いにのみ気を配れ。
なぜなら、人はだれしも、
結局は自分の種が生む実りだけを刈り入れるのだから。
（ ハーフェズ［ハーフィズ］ ）
164.
悪に対して悪をもって報いることは、幸福を失うことである。
悪に対して愛をもって報いることは、幸福を得ることである。
（ トルストイ ）
165.
惑わされてはいけない。
邪悪なコミュニケーションは良い習慣を腐敗させる。
（ 『聖書』 ）
166.
生命はあらゆる財宝の最高とす。
そして最高の悪は死とす。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
167.
あなたを称讃する人々の価値の有無に重点を置くべきである。
悪から称讃されないことこそ、真の価値であるからだ。
（ セネカ ）
168.
悪から生ずる悪は波紋を画く。
（ アリストパネス ）
169.
人間全体は大きな海だ。
二つ三つのしずくが汚れても、海は汚れない。
（ マハトマ・ガンジー ）
170.
いい子の時はとてもとてもいい子。
だけど悪い子のときはぞっとする。
（ 『マザーグース』 ）

171.
戦争の目的は、平和です。
偽善的な言い方ですが、戦争を恐れる心は戦争そのものよりも悪いものです。
（ ゲーム『シュヴァルツシルトWing2』 ）
172.
ある行為を後悔する者は、
二重に不幸あるいは無能である。
最初に邪悪な欲望によって、
ついで悲しみによって征服される者だからである。
（ スピノザ ）
173.
罪悪、苦悩は人間の精神的向上の要件である。
（ 西田幾多郎 ）
174.
恩知らずの欲望ほど大きな悪を持っている欲望はありません。
（ セネカ ）
175.
悪人が受ける主な罰は、
彼ら悪人が善心に立ち還った瞬間に、
よりよくなろうと願っても、
もはや善の道に還ることが出来ないという点にある。
（ カール・ヒルティ ）
176.
根本の法則──
悪党がたまに笑うと、
根は良い人と言われる。
善人がたまに怒ると、
根は怖い人と言われる。
（ 「マーフィーの法則」 ）
177.
善と悪とは誰にでも分かる。
混ざった時に区別できるのが賢者である。
（ サキャ・パンディタ ）
178.
道徳のない経済は犯罪である。
経済のない道徳は陳腐である。
（ 二宮尊徳 ）
179.
ほとんどの悪人は自分の過失を他人になすりつける。
カラスは汚いものを食べた嘴(くちばし)を、きれいな地面でせっせと拭く。
（ サキャ・パンディタ ）
180.
目的を持たない人は、
やがては零落する。
全然目的のないよりは、
邪悪な目的でもあるほうがましである。
（ トーマス・カーライル ）

181.
悪の葉っぱに斧を向ける者は千人いても、
根っこに斧を向ける者は一人しかいない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
182.
悪人は相手の顔をまともに見ないとか何とか、
いろいろと言われている。
そんなありきたりを信じてはいけない。
もし利益になることだったら、
いつ何時(なんどき)でも
不正直な人間は正直な人間の顔を見つめて、
相手を顔負けさせることだろう。
（ チャールズ・ディケンズ ）
183.
いかなる悪も蕾(つぼみ)のうちは容易に押しつぶせるも、成長するにつれてよりいっそう強くなる。
（ キケロ ）
184.
自分を愛している人のことを忘れなければ、人は悪いことはあまりしない。
自分を愛している人のことを忘れなければ、人は道を踏み外さない。
（ 加藤諦三 ）
185.
死は一切の罪悪を消滅させますから、
どうかこの際、故人を許してもらいたいと思います。
（ 川端康成 ）
186.
コップの中に水と泥を入れてかきまぜる。
しばらくすると澄んだ水と泥に区分される。
澄んだ水を善とするなら、
泥は悪である。
しかし、これをかきまぜると、
すぐに濁り水となる。
このように人間の心とは、
実に不安定なものであり、
善悪入りまじったものだ。
（ 平川彰 ）
187.
良いことにも悪いことにも、
自分に対して正直になるということは、
勇気だ。
（ 金八先生 ）
188.
貧乏人が言えば、真実でも信じてもらえない。
だが、金持ちの悪人が言えば、嘘でも信じてもらえる。
（ フリードリヒ・リュッケルト ）
189.
天に善悪あらず。
善悪は人道にて立てたるものなり。
（ 二宮尊徳 ）
190.
誠実な挫折のほうが、邪悪な勝利よりも気高い。
（ ソポクレス ）

191.
愚かさはまさしく、
邪悪さの姉妹である。
（ ソポクレス ）
192.
小人閑居して不善を為す。
（ 『大学』 ）
193.
自分の評判を重視するなら、
質のよい人々とつきあうべきだ。
悪い仲間といるより、
独りでいた方がましである。
（ ジョージ・ワシントン ）
194.
すべての悪のうち、うわさが最も速い。
うわさはその速さによって力を持ち、進むに従って勢力を得る。
（ ウェルギリウス ）
195.
もし君にできるのならば、
（改心すべき人を）改心させよ。
もしできないならば、
かかる場合のためにこそ寛大というものが君に与えられているのだ、
ということを思い起こせ。
（ アウレリウス ）
196.
自然こそ正義。
自然に反するものは悪なのじゃ。
（ 永六輔 ）
197.
傷付けられれば
憎しみを覚える。
人を傷付ければ
恨まれ、罪悪感にも苛(さいな)まれる。
だがそういう痛みを知っているからこそ、
人に優しく出来る事もある。
人は
痛みを知るからこそ成長できる。
（ 漫画・アニメ『NARUTO』 ）
198.
善悪の区別は集団生活の約束から生まれたもので、「人間」そのものをつきつめて考えれば、そういう区別は存在しない。
（ 山本周五郎 ）
199.
何もかもちゃんとわかっていてもね、
時には濁らなければならぬこともあるんだよ。
（ 武井哲応［武井哲應］ ）
200.
勝利は、それがどんなものであっても悪である。
敗北は、それが自発的になされたのであれば、いかなるものでも善である。
（ ロマン・ロラン ）

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