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哲学者・思想家の名言
☆ ６月２０日 ☆
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1.
人間は自分が置かれている環境に
うまく適応している限りで、
その環境の本質を理解することはできない。
（ カール・シュミット ）
2.
苦労を伴う学問研究や難渋を極める思索に、
たとえ女性が成功したとしても、
それは彼女の性にふさわしい美点を破壊する。
（中略）それによって彼女は冷ややかな尊敬は受けようが、
異性に対して絶大な力をふるう魅力は失われる。
（ カント ）
3.
怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望。
（ セネカ ）
4.
幸福は人間の生活目標である
（ カール・ヒルティ ）
5.
最も厳格なる法律は最も悪しき害悪なり。
（ キケロ ）
6.
試しに、大人に、「なぜ生活しなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「生きなければならないからだ」と答えるだろう。
「じゃあ、なぜ生きなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「そりゃ生きなければならないのは決まってるじゃないか」くらいしか応えられないはずだから。
（ 池田晶子 ）
7.
これはあなたの人生です。
本も導師(グル)も、何者もあなたに教えてはくれません。
本からではなく、自分自身から学びなさい。
これは終わりのないこと、素晴らしいことです。
そして、自分について自分自身から学ぶ時、そこから知恵を得ることができます。
そうすると、あなたは素晴らしく特別で幸せで美しい人生を、生きることができるのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
8.
順境において友を得るは易く、
逆境において友を得るは難し。
（ デモクリトス ）
9.
迷信は弱々しい精神の宗教である。
（ エドマンド・バーク ）
10.
物事の手のつけられない厄介さと人間の弱さとを考えたら、何もできやしない。
だから、まず行動してみて、それから自分の行為について考えることだ。
（ アラン ）
11.
計画と希望の一致ほど、
人と人の絆を固く結びつけるものはない。
（ キケロ ）
12.
崇敬とは、その人物を崇め敬うことによって自分に何か利益があることを望む感情のことである。
（ デカルト ）
13.
努力を放棄された理想は、単なる空想か、漠然とした憧れにすぎない。
単なる空想なら現実になるわけがない。
理想を実現しようと努力することこそが現実なんだ。
（ 池田晶子 ）
14.
年頃の娘たちは結婚のために結婚する。
結婚によって自由になれるから。
（ ボーヴォワール ）
15.
生涯において最も大切なことは
職業の選択である。
しかし、偶然によってそれは決まる。
（ ブレーズ・パスカル ）
16.
宗教は生命の塩であり、力である。
（ カール・ヒルティ ）
17.
学校を卒業するとき
教育が終(おわ)ってはならない、
ということは陳腐な文句である。
このことの要点は、
学校教育の目的は、
成長を保障する諸能力を組織することによって
教育の継続を保障することだ、
ということである。
（ ジョン・デューイ ）
18.
（相手を）信用せず、信頼しないのは、
（相手の）不名誉にすることである。
（ トマス・ホッブズ ）
19.
いかなる悪も蕾(つぼみ)のうちは容易に押しつぶせるも、成長するにつれてよりいっそう強くなる。
（ キケロ ）
20.
恋愛に年齢というものはない。
それはいつでも生まれる。
（ ブレーズ・パスカル ）
21.
哀れみは一つの感傷であるために、人は哀れみのため哀れみを感じることができる。
そのため、もともと哀れみの原因であった他の人びとの苦悩をほとんど無意識のうちに賛美するようなことにもなる。
（ ハンナ・アーレント ）
22.
勇気の最高段階は、危険に際しての大胆さである。
（ ヴォーヴナルグ ）
23.
肥沃な耕地にむりやり力を加えて
絶えず結実を求めれば、
耕地はやがて困憊(こんぱい)する。
（ セネカ ）
24.
絶世の美女もサルから見れば美的価値はメスザルより低い。
（ 土屋賢二 ）
25.
名声は川のようなものである。
軽くてふくらんだものを浮かべ、重くてがっしりしたものを沈める。
（ フランシス･ベーコン ）
26.
言葉は、正しく使われることで、人を自由にするのであって、決してその逆ではない。
（ 池田晶子 ）
27.
あり余るほど自由な時間のある人間は、たいてい悪いことを考えるものである。
（ スピノザ ）
28.
自分に自信を失うと、世界中が自分に敵対する。
（ エマーソン ）
29.
経験を積んだ人は、物事がこうであるという事を知っているが、なぜそうであるかということを知らない。
（ ハイデッガー ）
30.
恋するものの狂乱は、あらゆる狂乱の中で最も幸いなるものなり。
（ プラトン ）
31.
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
（ ニーチェ ）
32.
よい生活は、恐怖や束縛やお互いの自由に対する干渉の上に築くことはできない。
（ バートランド・ラッセル ）
33.
人間は自分たちの話になると、まるで自分たちには小さな欠点だけしかないように語る。
（ ラ・ブリュイエール ）
34.
どうして？
どこへ？
なぜ？
いかに？
これらの質問が哲学の全てである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
35.
目指すべきは、
成功や幸せではなく、豊かな人生です。
たくさんの失敗や苦しみは、
濃密な人生の重要な要素になるんです。
（ 中島義道 ）
36.
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス＝キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。
（ ブレーズ・パスカル ）
37.
人間は年をとるにつれて、いっそうもの狂おしくなるとともに、賢くもなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
38.
自分がどうなりたいか、
まず自分自身に問え。
しかる後、しなければならないことをせよ。
（ エピクテトス ）
39.
たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい。
（ ニーチェ ）
40.
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、
自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。
だがその差異が絶対的でなく、
自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。
全く異質的でなく、
共通なものがなければならぬ。
（ 三木清 ）
41.
（知識人にとって本質的な）問題は、人びとの「意識」とか頭の中にあることを変えることではありません。
真理の生産にかかわる諸制度からなる、政治的・経済的体制を変えることなのです。
（ ミシェル・フーコー ）
42.
結局、現代の世界はかつてないほどの資産、知識、技術をもっているのに、かつてなかったほどの不幸な時代である。
つまり、現代の世界は、ただただ浮かび上がっているのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
43.
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
（ セネカ ）
44.
離婚は進んだ文明にとって必要である。
（ モンテスキュー ）
45.
だまっている奴は物騒だ。
騒ぎ立てる奴はそうでもない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
46.
支配する。
──ある者は、
支配欲からして支配する。
他の者は、
支配されないために支配する。
──後者にとっては、
それは二つの悪の中で小さい方の悪であるにすぎない。
（ ニーチェ ）
47.
信仰は、人間が生きる拠り所とすべき力の一つだ。
そしてそれが皆無となることは破滅を意味する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
48.
私は、魂を良いものにするよう、魂にとって良いことだけをするように、配慮しています。
（ ソクラテス ）
49.
生死の不思議とは、実は「ある」と「ない」の不思議なんだ。
人は、「死」という言い方で、「無」ということを言いたいんだ。
でも、これは本当におかしなことなんだ。
「無」とは、「ない」とうことだね。
無は、ないから、無なんだね。
それなら、死は、「ある」のだろうか。
「ない」が「ある」のだろうか。
死は、どこに、あるのだろうか。
死とはいったい何なのだろうか。
（ 池田晶子 ）
50.
真実は皆のものではない。
それを追い求める者のみが手に入れることができる。
（ アイン・ランド ）
51.
クリエーター〔創造者〕というのは、
快楽のために仕事をする存在ではないのです。
クリエーターというのは、
彼が絶対に必要としているものだけを作るのです。
（ ジル・ドゥルーズ ）
52.
すべてのものが変化するのは明らかだが、実際には消え失せるのではない。
物質の総量はつねに同じだ。
（ フランシス･ベーコン ）
53.
うわべだけのつつましさは、いちばん手の込んだ虚栄である。
（ ラ・ブリュイエール ）
54.
人間は安物買いをする動物である。
他の動物はそんなことはしない。
（ アダム・スミス ）
55.
生まれつき確固たるものを持ち、反省によって柔軟になるのはよいことである。
（ ヴォーヴナルグ ）
56.
何の仕事にも携わっていないことは、この世に存在していないことと同じである。
（ ヴォルテール ）
57.
おお死よ、向こう見ずな者どもへの教訓よ。
（ テゲアーのアリスタルコス ）
58.
こういう生活（＝日々極度の疲労を強いられる労働生活）がもたらすもっともつよい誘惑に、わたしもまた、ほとんどうちかつことができないようになった。
それは、もはや考えることをしないという誘惑である。
それだけが苦しまずにすむ、ただ一つの、唯一の方法なのだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
59.
つねに控え目に褒めることは、凡人たる大きな証である。
（ ヴォーヴナルグ ）
60.
罪は消極的なものではなく、積極的なものである。
（ キルケゴール ）
61.
自分の悩みを数え上げられる人は幸いだ。
（ オウィディウス ）
62.
人間は、
真理に対しては氷、
虚偽に対しては火である。
（ アミエル ）
63.
自分に理のある時は和解に応じ、
先方に理のある時は訴えるのが得策である。
（ ヴォルテール ）
64.
常に何らかの疑いの留保をつけない断定は無理です。
断定が断定として、ここで永遠決着がついたという仕方でやるのは、大体マユツバものですね。
（ 鶴見俊輔 ）
65.
自己とは自分にとって最良の友人である。
（ アリストテレス ）
66.
贋(にせ)の紳士とは、自己の欠点を他人にも自分にもごまかす連中であり、真の紳士とは、それらを完全に認識し、それらを告白する人間である。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉よりも雄弁である。
（ 三木清 ）
68.
弱い人間は素直になれない。
（ ラ・ロシュフコー ）
69.
人は自分自身の道理で己れを説き伏せることはできても、相手の道理でしか相手を説き伏せられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
70.
夢想家は自分自身に嘘をつくが、嘘つきは他人にだけ嘘をつく。
（ ニーチェ ）
71.
科学は、
熱狂や迷信の毒に対する
素晴らしい解毒剤である。
（ アダム・スミス ）
72.
知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
（ ショーペンハウアー ）
73.
私の生涯において、郵便料金に値する手紙は一つか二つだった。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
74.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
75.
不正を加えられることよりも
不正を加えることのほうを用心すべきであり、
また何にもまして、
個人的にも公的にも
人は善良であると見えることではなく、
本当に善良であることを心がけるべきである。
（ プラトン ）
76.
人間は自然に服従することによって、
自然を支配することができる。
（ フランシス･ベーコン ）
77.
卑しい性格は、隣人の気分をくじくのが好きで、義務、いや使命のようにこれを行う。
（ アミエル ）
78.
恩人は善行を隠し、
恩恵を受けた者がそれを外に示さなければならぬ。
（ キロン ）
79.
仮に君が怒って破裂したところで、彼らは少しも遠慮せずに、同じことをやりつづけるであろう。
（ アウレリウス ）
80.
高慢な人間は、虚栄心の奴隷である。
（ フランシス･ベーコン ）
81.
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
（ キルケゴール ）
82.
人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
83.
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。
（ ニーチェ ）
84.
大衆というものは、その本質上、自分自身の存在を指導することもできなければ、また指導すべきでもなく、ましてや社会を支配統治するなど及びもつかないことである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
85.
人間は自然に服従しながら、
自然を支配する。
（ フランシス･ベーコン ）
86.
他の人を幸福にすることは、やはりいちばん確かな幸福である。
（ アミエル ）
87.
精神の最も普遍的な特質は多様性である。
（ モンテーニュ ）
88.
罪悪、苦悩は人間の精神的向上の要件である。
（ 西田幾多郎 ）
89.
希望を捨てろ。
ここから入るすべての者たちよ！
（ ダンテ・アリギエーリ ）
90.
（他者を）分類するとは、
その存在を交換可能なものとみなすことである。
が、人間を交換可能なものとみなすこと、
それこそ「根源的な不敬」である
とレヴィナスは言い切る。
（ 鷲田清一 ）
91.
他人を愛せよ。
そうすれば彼らもまた、あなたがたを愛するだろう。
彼らの役にたて、そうすれば彼らもあなたがたの役にたつであろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
92.
人生の目的は自然に従い、すなわち徳に従いて生きる事なり。
（ ゼノン ）
93.
私は、生きようとする生命に取り囲まれた、生きようとする生命である。
（ シュバイツァー ）
94.
死を予測するのは自由を予測することだ。
死を学んだ者は屈従を忘れ、死の悟りはあらゆる隷従(れいじゅう)と拘束から我々を解放する。
（ モンテーニュ ）
95.
ぐずぐずしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく。
（ セネカ ）
96.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
97.
運命は――生としてかくあるべきであるとか、かくあるべきでないとかは――議論することではなく、自分が受け容れるか否かの問題である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
98.
自然な世界を服従させるために
人間が発明した技術は、
人間自身に逆らって向きを変えた。
それは高まる自己疎外だけでなく、
むしろ最終的には
人間存在の一種の自己喪失にもつながった。
（ エルンスト・カッシーラー ）
99.
手紙では人は赤面しない。
（ キケロ ）
100.
哲学は
体験存在を有りの儘(まま)に把握した上で
更(さら)にそれを論理的判断の形で言表することを本質とするものである。
把握された体験存在が
論理的判断の形を取って来なければ
哲学は成立しない。
（ 九鬼周造 ）
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