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901.
親は、生きてるうちにはいつも敵じゃ。
死に際(ぎわ)が近づくとか、死んだあとは親になるでの。
（ 田辺聖子 ）
902.
「苦しい」といえば、もっと苦しくなります。
「死にたい」といえば、本当に死にたくなります。
ことばは、それを語った人に責任を取らせるのです。
（ 水谷修 ）
903.
自由に呼吸しているというだけでは、生きているとは言えません。
（人の）何の役にも立っていない生活は、早い死と同じことです。
（ ゲーテ ）
904.
人の死を悲しんじゃいけない。
（ 松田優作 ）
905.
死生は昼夜の道なり、
何をか好み何をか悪(にく)まん
（ 熊沢蕃山 ）
906.
赤ん坊が生まれれば誰もがめでたいと言い、人が死ねば誰もが泣く。
しかし人生が終わる時も、始まる時以上にとまでは言わないものの、同じように喜んでしかるべきだ。
赤ん坊にはこの先どんな人生が待ち受けているか誰にもわからないが、死んだ人間は無事に生涯の旅を終えたのだから。
（ 『タルムード』 ）
（ ユダヤの名言 ）
907.
自分の死は自分のものだけど、
危なくなって死ぬという段階になったら
もう自分のものではない。
（ 吉本隆明 ）
908.
年をとると
目も耳も歯も悪くなり
手も足も不自由になり
できないことが増え
食べられないものが増え
楽しみが減っていく

だがそのおかげで
この世に未練がなくなり
いつ死が訪れたとしても
心穏やかに死んでいける

そんなふうに
人間は作られていて
老いるという仕組みは
実にうまくできているのだ
（ ながれおとや ）
909.
一日一日を、あたかも人生最後の日であるかのように生きなさい。
なぜなら、ある日、その通りになるのだから。
（ ボブ・モワッド ）
910.
大人なんかすぐ死んじゃうんだから、子どもたちにメッセージを送らなければいけないんです。
（ 手塚治虫 ）
911.
死んでから仏になるのはいらぬこと。
生きているうちによき人になれ。
（ 田中正造の父親の言葉 ）
912.
二足のわらじをはくな。
お前が坊主の道をまじめに一生懸命やっていて、食えずに死んでも、お前に罰(ばち)は当たらん。
お前を食わせなかった世間の奴に罰が当たるから、安心して死ね。
（ 橋本凝胤 ）
913.
生きてるのと死んでないのは違うから。
（ アニメ『最果てのパラディン』 ）
914.
墓地を買うことなど断じて無用たるべきこと。
勿論(もちろん)、葬式、告別式など一切不用のこと。
英子や揚子、並びに真に私を知ってくれる友人たちの記憶の中に生を得れば、それで満足。
（ 尾崎秀実 ）
915.
今年死ぬ者は、来年は死なずに済む。
（ シェイクスピア ）
916.
物は壊れるから尊いのです。
人の命も。
（ 漫画『美味しんぼ』 ）
917.
死ぬことは悪くない。
死について考えることから解放してくれるから。
（ ルナール ）
918.
たとえ絶望にすっかりとりつかれても、あたかも希望をいだいているかのように振る舞わなければならない。
さもなければ自殺しなければならなくなる。
苦悩にはなんの権利もない。
（ アルベール・カミュ ）
919.
速く生き、若く死に、美しい死体になろう。
（ ジェームス・ディーン ）
920.
死に立ち向かって進む人間だけが、あんなに情熱を込めて歌えるのだ。
（ N・オストロフスキー ）
921.
（成功の）秘訣は、繁栄が向こうからやって来るまで（自分が）絶対に死なないことだ。
（ リー・アイアコッカ ）
922.
私は死にたくないという思いで死にそうでした。
（ アルベール・カミュ ）
923.
死んだら葬儀屋も悲しんでくれるくらいに一生懸命生きよう。
（ マーク・トウェイン ）
924.
何よりも先に自殺を考えた人間は、人生を永遠に侮辱してしまったのである。
人生は大いに気を悪くしている。
（ ジョルジュ・ぺロ ）
925.
あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう！
生きたいわ！
千年も万年も生きたいわ！
（ 徳冨蘆花 ）
926.
（自殺をしようとする）他人をその意思に反して助けても、その者を殺すのと変わらない。
（ ホラティウス ）
927.
我々は生まれると競技場に入り、死ぬとそこを去る。
その競技用の車をいっそううまく操るすべを学んだとて何になろう。
いまとなっては、ただどんなふうに退場したらよいかを考えればよいのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
928.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）
929.
死は救いとは言いながら、
そうは悟りきれぬものである。
（ 大佛次郎 ）
930.
どんな幸福な人間でも、一度は死にたいほど悲しくてつらいことがある。
（ 井上靖 ）

931.
毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。
そして翌朝目をさますとき、生まれ変わる。
（ マハトマ・ガンジー ）
932.
健やかに死ぬ方法を知らない者は病的に生きることとなろう。
（ セネカ ）
933.
人生は死への前奏曲である。
（ リスト ）
934.
生者(せいしゃ)は死者の為に煩わさるべからず。
（ 梅原龍三郎 ）
935.
一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが、死ぬときはもっとも孤独な死に方をする。
（ ヘミングウェイ ）
936.
愛は死よりも強く、死の恐怖よりも強い。
愛、ただこれによってのみ人生は与えれられ、進歩を続けるのだ。
（ ツルゲーネフ ）
937.
太陽のように生きて、太陽のように死にたい。
（ シラー ）
938.
なぜ死を恐れるのか？
死は人生で最も美しい冒険なのだから。
（ フローマン ）
939.
常に死を覚悟していれば、
心は動じない。
（ 藤堂高虎 ）
940.
女と別れるごとに、自分の中でなにかが死ぬのを感じた。
（ ガルヴァニ ）

941.
虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。
保険に入っていれば金を残す。
（ 吉行淳之介 ）
942.
「誇りは命を縮めるぞ」
「自信過剰もな」
（ 映画『誇り高き男』 ）
943.
私の時間になった。
死ぬことなどはなんとも思わない。
だがこの世に愛するものを残しているのは、なんと心残りな事だろう！
──さあ、それでは眠ることにしよう。
（ バイロン ）
944.
人間が臨終に際して、子孫に熱狂的精神を伝えることができれば、無限の価値ある財産を残したことになる。
（ トーマス・エジソン ）
945.
生きている間は幸福であれ。
長い期間死人となるのだから。
（ スコットランドのことわざ ）
946.
友よ　ああ暫(しばら)くのお別れだ……おっつけ僕から訪ねよう！
（ 三好達治 ）
947.
人間の死ぬのはいつも早すぎるか遅すぎるかよ。
でも一生はちゃんとけりがついてそこにあるのよ。
一本、線が引かれたからには総決算しなけりゃ。
あんたは、あんたの一生以外の何ものでもないのよ。
（ サルトル ）
948.
死ぬよりも、生きているほうがよっぽど辛いときが何度もある。
それでもなお生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない。
（ 榎本健一 ）
949.
病気の正体を知ろうとしたり、
行き先を予測したりしても、
何になるのか。
要するに、
私は苦しみ、そして死ぬ。
…それだけのことだ。
（ 獅子文六 ）
950.
話好きが暖炉に背を向けるように、人は死と背中合わせになっている。
（ ポール・ヴァレリー ）

951.
死と太陽は直視することは不可能である。
（ ラ・ロシュフコー ）
952.
男と女というものは、これは危険な組み合わせでな、時とすると、ものの言い方一つで夫婦別れや人死に、などという事件が起こる。
（ 伊藤整 ）
953.
この世が
人間も自然も
幸福に満ちている
だのに私は死なければならぬ
だのにこの世は実に幸せそうだ
それが私の心を悲しませないで
かえって私の悲しみを慰めてくれる
私の胸に感動があふれ
胸がつまって涙がでそうになる
（ 高見順 ）
954.
勇気とは、死に急ぐ形を取りながら生きようとする強い欲望。
（ チェスタートン ）
955.
平和の時には子が父の弔いをする。
しかし戦い（＝戦争）となれば、父が子を葬らねばならぬのじゃ。
（ ヘロドトス ）
956.
生きるとは何のことか――生きるとは、死にかけているようなものを絶えず自分から突き放していくことである。
（ ニーチェ ）
957.
哲学者の全生涯は、まさに死に至ることと、その死を成就することに他ならない。
（ プラトン ）
958.
人間は「自分の死後に、何が起ころうとしているのか」に思いをはせることが大事である。
（ バートランド・ラッセル ）
959.
神々が愛する者は若くして死ぬ。
（ メナンドロス ）
960.
私たちはいつか死にます。
でも私たちは、死なない偉大なる宇宙の一部として生まれて来ました。
まったく生まれてこないことよりも、ずっと意味のあることです。
そう考えることは、生きることにわずかな希望を与えてくれます。
（ ヨースタイン・ゴルデル ）

961.
われ未(いま)だ生を知らず、いずくんぞ死を知らんや。
（ 孔子・論語 ）
962.
死に対する用心深さが死を恐ろしいものにし、死の接近を促進する。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
963.
人生とは、墓場へいく途中で起きた、ある滑稽な出来事だった。
（ クエンティン・クリスプ ）
964.
愛のために死んだ人は、神の中に葬られる。
（ 作者不詳 ）
965.
人間は心の底ではまったく死を嫌悪していない。
死ぬのを楽しみにさえしている。
消えてゆくランプに苦しみはないのである。
（ シャトーブリアン ）
966.
人生は、ほんの一瞬のことにすぎない。
死もまた、ほんの一瞬である。
（ シラー ）
967.
人間って生まれてしばらくは、誕生を背にして前に進んでる感じでいるだろ。
でも「向きを変える日」が来るもんでさ、終わりを想定して、残り時間をカウントダウンするようになる。
死の側から見ると、何が大切かはっきり分かってくるんだ。
（ 漫画『NATURAL』 ）
968.
鉄は人間を殺さない。
殺すのは手である。
その手は心に従う。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
969.
ガミガミ言われたきゃ結婚しろ。
ほめられたけりゃ死ね。
（ アイルランドの格言 ）
970.
地上の魂は感情の季節に従って、喜びと悲しみの満ち引きを繰り返します。
自然界の季節が生と死と再生のサイクルを繰り返すのと同じです。
（ サラ・バン・ブラナック ）

971.
名声が死後にもたらされるのなら、そのために急ぐことはない。
（ マルティアリス ）
972.
恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に死ぬほど幸福なことはない。
（ エルンスト・アルント ）
973.
作家は生きているうちは諷刺され、死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
974.
いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。
たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。
（ 司馬遼太郎 ）
975.
人はその長ずる所に死せざるはすくなし。
（ 墨子 ）
976.
ここには夜と昼とがある。
太陽と月と星がある。
荒地を渡る風ごときものがある。
人生は大変甘美なものだよ。
兄弟達よ。
死のうなどとは愚かなことだよ。
（ ボロー ）
977.
誰からも愛されないのは、
大きな苦痛だ。
誰をも愛することができないのは、
生の中の死だ。
（ グリューンベルグ ）
978.
人は旅をして、ついに我が家へ帰る。
人は生きて、ついには大地へ戻る。
（ イギリスのことわざ ）
979.
いたるところに欺瞞と、猫かぶりと、人殺しと、毒殺と、偽りの誓いと、裏切りがある。
ただひとつの純粋な場所は、汚れなく人間性に宿るわれらの愛だけだ。
（ シラー ）
980.
人間一度しか死ぬことはできない。
（ シェイクスピア ）

981.
死の救いを祈らぬうちに死ぬのは、幸福だ。
（ プブリリウス・シルス ）
982.
文人は生きているうちは諷刺され、死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
983.
少なくとも自然は、生命を更新するためにのみ死を役立てます。
（ ロダン ）
984.
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。
（ ブレーズ・パスカル ）
985.
人生は幾度かの死と、幾度かの復活の一続きである。
（ ロマン・ロラン ）
986.
兵士は死神に雇われている。
生きるために死にいく。
（ メナンドロス ）
987.
娘の恋は母にとっては死である。
（ ドストエフスキー ）
988.
人間、死ぬときは死ぬのがよい。
（ 白隠［白隠慧鶴］ ）
989.
死ぬことはなんでもないが、この世と別れるのが僕には辛い。
（ マルセル・パニョル ）
990.
死ぬのは、寿命が来たとき。
寿命が来るまで死なない。
（ 斎藤一人 ）

991.
自分のことばかり考えていると、
いつの間にか
自分をとりまくものたちから
殺されることになっている。
（ 大庭みな子 ）
992.
孤独はこの世で一番恐ろしい苦しみだ。
どんなに激しい恐怖も、みんなが一緒なら耐えられるが、孤独は死に等しい。
（ ゲオルギウ ）
993.
酩酊(めいてい)は一時的な自殺である。
（ バートランド・ラッセル ）
994.
人を殺すものは労苦ではなく、クヨクヨすることだ。
（ 尾崎行雄 ）
995.
世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。
だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
996.
このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、最初からずっと、死に方を学んでいたのだ。
（ レオナルド・ダ・ヴィンチ ）
997.
この世で確かなものは、税金と死だけだ。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
998.
一度だけの人生だ。
だから今この時だけを考えろ。
過去は及ばず、未来は知れず。
死んでからのことは宗教にまかせろ。
（ 中村天風 ）
999.
大地は神と夫婦。
生者を養い、死者を守ってくれる。
（ マダガスカルのことわざ ）
1000.
命には終(おわり)あり。
能には果(はて)あるべからず。
（ 世阿弥 ）

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