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岡潔の名言
1.
個人の幸福は、つまるところは動物性の満足にほかならない。
2.
人は極端に何かをやれば必ず好きになるという性質を持っています。
好きにならないのはむしろ不思議です。
3.
すべて成熟は早すぎるよりも遅すぎる方がよい。
これが教育というものの根本原則だと思う。
4.
勘は知力ですからね。
これ（＝勘）が働かないと、一切がはじまらぬ。
5.
数学上の発見に関して
西洋人はインスピレーション型、
日本人は情緒型。
6.
全くわからないという状態がつづいたこと、そのあと眠ってばかりいるような一種の放心状態があったこと、これが発見にとって大切なことだったに違いない。
種を土に播(ま)けば、芽が出るために時間が必要であるように、また結晶作用にも一定の条件で放置することが必要であるように、成熟の準備ができてから、かなりの間おかなければ立派に成熟することはできないのだと思う。
7.
広い世界のものには関心が持ちにくく、狭い世界のものには関心が持ちやすい。
8.
（人を）ただ育てるだけなら渋柿の芽になってしまって甘柿の芽の発育はおさえられてしまう。
渋柿の芽は甘柿の芽よりずっと早く成長するから、成熟が早くなるということに対してもっと警戒せねばいけない。
9.
人の悲しみがわかること、そして自分もまた悲しいと感じることが、宗教の本質ではなかろうか。
10.
人に対する知識の不足が最もはっきり現れているのは幼児の育て方や義務教育の面ではなかろうか。
11.
人は、男・女性に関するさまざまなことを、さまざまな経験によって知るのではなく、情緒的に、すでに知りつくしていることを、単に経験によって、具体的に知るだけのことなのです。
12.
なにかいちいち文字に書き表して、それに認め印までおしてもらわなければ承知できない、そのようにしてはじめて安心するというふうなつながりでは、つながっているということの実感はけっして出てきません。
13.
もうやり方がなくなったからといってやめてはいけないので、意識の下層にかくれたものが徐々に成熟して表層にあらわれるのを待たなければならない。
そして表層に出てきた時は、もう自然に問題は解決している。
14.
現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。
そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない。
15.
知性は理性と同一ではなく、理想を含んだものだと思う。
16.
いまの教育では個人の幸福が目標になっている。
人生の目的がこれだから、道義というかんじんなものを教えないで手を抜いている。
だから、まことに簡単にできる。
それ以外には、犬を仕込むように、主人にきらわれないための行儀と、食べていくための芸を仕込んでいるというだけである。
17.
生命というのは、
ひっきょうメロディーにほかならない。
日本ふうにいえば“しらべ”なのである。
18.
人間が人間である中心にあるものは、
科学性でもなければ、論理性でもなく、理性でもない、
情緒である。
19.
明治以前の日本人は、死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであって、この一生をながい旅路の一日のごとく思っていたのである。
そして私もそう思っている。
20.
人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。
「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う。
21.
人は動物だが、単なる動物ではなく、渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる。
それを、芽なら何でもよい、早く育ちさえすればよいと思って育てているのがいまの教育ではあるまいか。
22.
人の中心は「情」であって、情の根底は「人の心の悲しみを自分のからだの痛みのごとく感じる心」すなわち観音大悲の心である。
23.
人と人との間にはよく情が通じ、
人と自然の間にもよく情が通じます。
これが日本人です。
24.
私は三日かからねば、つまり二晩寝なければ解けないという問題から問題と呼ぶことにしている。
25.
人は本来、物質的自然の中に住んでいるのではなくて、魚が水の中に住んでいるように、心の中に住んでいます
26.
（今の人は）個性が出るようにするにはどうするかということを教えなければいけないのでしょうね。
個性がなくなりました。
27.
（情緒とは）野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心。
28.
こういう世相にあって、のんきな数学などは必要ないと思う方もあるかも知れません。
しかし、数学というのは闇を照らす光なのであって、白昼にはいらないのですが、こういう世相には大いに必要となるのです。
29.
いま、たくましさはわかっても、人の心のかなしみがわかる青年がどれだけあるだろうか。
人の心を知らなければ、物事をやる場合、緻密さがなく粗雑になる。
粗雑というのは対象をちっとも見ないで観念的にものをいっているだけということ、つまり対象への細かい心くばりがないということだから、緻密さが欠けるのはいっさいのものが欠けることにほかならない。
30.
数学とは生命の燃焼です。

全部で、30件
　
　
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以下、ランダム名言コーナー
1.
行いはおれのもの、
批判は他人のもの、
おれの知ったことじゃない。
（ 勝海舟 ）
2.
大きな発見をする科学者と、絵を描いたり作曲したりする芸術家の間に違いがあるとは思えないね。
どちらの場合も、本人は自己表現をしていると感じているのではないかな。
（ カルロ・ルビア ）
3.
（自分の）望みがはっきりしていれば、自然にその分野の情報に敏感になり、ほかの人より深い見識を持つようになる。
「望みがかなう」とはこういうことの先にある。
（ 斎藤茂太 ）
4.
私たちが（平和を）呼びかけている相手は若者たちだ。
若さとは未来である。
（ ジョン・レノン ）
5.
奇跡はあなたにも起こせるでしょう。
あなたが「信念の魔力」を使い始めるならば。
（ ジョセフ・マーフィー ）
6.
進化は人間より賢い。
（ フランシス・クリック ）
7.
人間は他のいかなる行為よりも、自身に多くの快楽を与える行為をしないではいられないものだ。
（ スタンダール ）
8.
健康について心配するのはやめておけ。
そのうち消えてなくなるものだから。
（ ロバート・オーベン ）
9.
風景に手を付けたものは、必ず（自然によって）復讐される。
（ 長田弘 ）
10.
人はみな公的、私的、内面的の三つの人生を生きている。
（ クララ・ゲマール ）
11.
人間の常識というものは、不思議な力で人を迷わす。
（ 山岡荘八 ）
12.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
（ ヴォルテール ）
13.
いい藻がある川には魚が集まり、いい心を持つ者の家には人が集まる。
（ モンゴルのことわざ ）
14.
生き生きした天分に恵まれながら、実際的な意図をもって手近なことを忘れぬ人は、この世の最も秀でた人である。
（ ゲーテ ）
15.
ものごとてえものは、うれしい前にはきまって心配ごとや悲しいことがあるんです。
（ 5代目 古今亭志ん生 ）
16.
社員に対する訓示は“手助けあるのみ”。
モットーは、“私たちが力になります”だよ。
（ デイル・ドーテン ）
17.
あらゆる不公平のなかに、チャンスがある。
（ 糸井重里 ）
18.
（人の）情熱は管理できない。
つまり人に教え込むことはできず、習慣として自然に身についていくものなのである。
（ アニータ・ロディック ）
19.
法令順守は当然ですが、私個人は、残業手当という制度を原則としてすべての社員に適用するルールは、撤廃した方がいいと思っています。
残業代が出るなら、社員が長くダラダラ働くのは当たり前です。
（中略）そんなムダの多い働き方では社員が成長しませんし、会社の業績も上がらず双方のためになりません。
（ 松本晃 ）
20.
よい趣味は才智よりはむしろ判断から生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
悩んでいる者の日々は、
ことごとくつらく、
心の楽しい者は常に宴会を持つ。
（ 『聖書』 ）
22.
仕事においても遊びにおいても、
もっとリスクを冒しましょう。
（ アーニー・J・ゼリンスキー ）
23.
自分を徹底的に磨く。
勝負をかける。
その時期に、自ら進んで孤独になる。
これは、孤独の技法というべきものだ。
（ 齋藤孝 ）
24.
結局、立派な人間を育てあげるのは、
親がみずから子にしてやったことではなく、
子がみずからするよう親が教えたことなのです。
（ アン・ランダース ）
25.
良い芝居をやった時のぼくらの幸せというのはちょっと類がない。
お客様たちがゆっくりゆっくり、名残惜しそうに、おたがい無言で別れを交わしながら、「もう二度と会えないかもしれないけど元気でね、今日はよい晩でしたね、奇跡的な晩ですね」と帰って行く。
（ 井上ひさし ）
26.
全てのデータを分析して、ありそうもない説明しか残らないとしたら、それが事実なのだ。
（ ）
27.
他人がいい思いをしているだろうと、あれこれ考えるのが嫉妬です。
（ エリカ・ジョング ）
28.
四、すべての〈党派性〉に属するものは、個人によってなされる〈党派〉への批判、非難を許容すべきである。
（ 吉本隆明 ）
29.
常に思考し、行動しなさい。
思考と体験が一致すると、信念が生まれます。
（ ジョセフ・マーフィー ）
30.
ほとんどの人の経済的な問題はごくシンプルである。
彼らはただ単純に、金がないのだ。
（ ロバート・G・アレン ）
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