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哲学者・思想家の名言
☆ １２月２０日 ☆
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1.
勇気は、どんな嵐が吹こうと、道を途中でやめたり、歩みを止めたりはしない。
（ モンテーニュ ）
2.
涙にもそれなりの快感がある。
（ オウィディウス ）
3.
貧乏にあまんずるは栄誉ある財産なり。
（ エピクロス ）
4.
天才は平均的な知性よりは、むしろ狂気に近い。
（ ショーペンハウアー ）
5.
生命そのものに対する畏敬というものは、
何が何でも生命でありさえすればいいという欲望、
生命そのものの神聖さを口にすることで満足してしまう愚かさに、
ともすれば変わりやすい。
（ カール・ヤスパース ）
6.
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。
というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
（ ジョン・ロック ）
7.
人は大きな計画を軽蔑する。
その計画を成功させることが自分にはできないと感じるときには。
（ ヴォーヴナルグ ）
8.
正義は美徳の最上の栄光なり。
（ キケロ ）
9.
人間は年をとるにつれて、いっそうもの狂おしくなるとともに、賢くもなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
10.
女が裏切るときの最初の兆候は、その夫に対して昔のような礼儀正しさと注意深さとを取り戻すことにある。
（ アラン ）
11.
人間は神と悪魔の間に浮遊する。
（ ブレーズ・パスカル ）
12.
時間の価値を知らない者は、生まれながらに栄光には向いていない。
（ ヴォーヴナルグ ）
13.
作家になるためには才気以上のものが必要だ。
（ ラ・ブリュイエール ）
14.
物事をうまく成し遂げたことに対する最大の報酬は、それを成し遂げたということである。
（ エマーソン ）
15.
人間に関することで、自分に無関係なものはない。
（ カール・マルクス ）
16.
寺院がいちばん聖なるゆえんは、
そこが人々の共通して泣く場所だからである。
（ ウナムーノ ）
17.
礼儀作法は、
法と称されるもののうちで一番つまらないものだが、
最もよく実施されている。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
どんな芸術家でも最初は素人だった。
（ エマーソン ）
19.
あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。
（ ニーチェ ）
20.
金(かね)に目もくれない人はいくらもいるが、金の与え方を心得ている人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
人生は生きる価値があると信じなさい。
その信念が、その事実を生み出すことになるでしょう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
22.
人間は物を信じやすい。
信じる物を持たないではいられない。
信じるべき良い理由が無ければ悪い理由でも満足する。
（ バートランド・ラッセル ）
23.
言論の権利が保障されているところでは、
ファシズムの伝道者は対立する意見を真正面から封じることができない。
そこで、彼らは対立意見を「暴力的で抑圧的」と宣伝する
（それゆえ、抗議行動は“暴動”と表現される）。
（ ジェイソン・スタンリー ）
24.
伝統が創造されるというのは、
それが形を変化するということである。
伝統を創り得るものはまた
伝統を毀(こわ)し得るものでなければならぬ。
（ 三木清 ）
25.
人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
（ カール・マルクス ）
26.
愛するとは、誰かに親切を施したいと望むことである。
（ アクィナス ）
27.
習慣によって、言わば第二の天性が作られる。
（ キケロ ）
28.
死を恐れるということは、知恵がないのに、あると思っていることにほかならないのだ。
なぜなら、それらは、知らないことを知っていると思うことだからだ。
（ ソクラテス ）
29.
すべて優れた美には、その釣り合いの中にいくらか奇異なものが含まれているものである。
（ フランシス･ベーコン ）
30.
先へ進めば進むほど道がひらけてくるなんてのは、神様かわずかなたぐい稀な天才のほかにはありませんな。
（ ドゥニ・ディドロ ）
31.
富は海水に似ている。
飲めば飲むほど渇く。
名声についても同じことが当てはまる。
（ ショーペンハウアー ）
32.
人生は絶えざる錯覚にほかならない。
人は互いに欺き互いに諂(へつ)らうことを、これ事としている。
（ ブレーズ・パスカル ）
33.
よい趣味は才智よりはむしろ判断から生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
34.
修学なくしては技術なく、
技術なくして修学なし。
（ プロタゴラス ）
35.
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
（ キルケゴール ）
36.
自己の持てるものを十分に己にふさわしき富と考えざる者は、世界の主となるとも不幸なり。
（ エピクロス ）
37.
想像力は魔術的なものである。
（ 三木清 ）
38.
行いの悪い者に腹を立てるのは時間の無駄である。
動かない車に怒るのと同じようなものだから。
（ バートランド・ラッセル ）
39.
継続して行う事柄は、容易に行えるようになる。
それは物事の性質が変わるからではなく、わたしたちの力が増すからである。
（ エマーソン ）
40.
青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事より新しい企てに適している。
（ フランシス･ベーコン ）
41.
あらゆる人は同等である。

それを異なるものにするのは
生まれではなくて、
徳にあるのみ。
（ ヴォルテール ）
42.
自分で自分の価値を過大評価しないように。
（ バートランド・ラッセル ）
43.
良心は魂の声であり、情熱は肉体の声である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
44.
愛することと、（※同時に）賢くなることは不可能だ。
（ フランシス･ベーコン ）
45.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
46.
未来を見る目を失い、現実に先んずる術(すべ)を忘れた人間の行き着く先は、自然の破壊だ。
（ シュバイツァー ）
47.
努力する限りひとはあやまつ。
恥ずべきことは、
誤謬(ごびゅう)を犯すということよりも寧(むし)ろ
自分の犯した誤謬から何物をも学び取ることができないということである。
（ 三木清 ）
48.
行動するときには規則に従い、裁くときには例外を斟酌せねばならない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
49.
私が転向すれば向こうも転向するとか、
私が認める言い分を向こうも認めるとか
いうような友人はいりません
（そういうことなら影法師の方が上手にやってくれます）。
欲しいのは
私と同じ真実を言ってくれる友人、
自分の意志に従っての決断が
私の決断と同じになる友人です。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
50.
あなた自身を主張せよ。
決して人真似するな。
あなたの生まれながらの才能を、全生涯かけて蓄積してきた力とともに一度に発揮しよう。
（ エマーソン ）
51.
評判が良くない規則というのは、
長続きしないものだ。
（ セネカ ）
52.
人はしばしば、いちばん大切なこと（問題の核心）にまっすぐに向かわずに、それを不適切なかたちで問うのである。
（ 西研 ）
53.
人間とは、その人の食べたものである。
（ フォイエルバッハ ）
54.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
（ ショーペンハウアー ）
55.
自由であるとは、
自由であるべく呪われていることである。
（ サルトル ）
56.
疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。
（ ヴォルテール ）
57.
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう？
（ ニーチェ ）
58.
人は自分自身の道理で己れを説き伏せることはできても、相手の道理でしか相手を説き伏せられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
59.
嫉妬には天真爛漫ということがない。
愛と嫉妬とは、種々の点で似たところがあるが、先ずこの一点で全く違っている。
（ 三木清 ）
60.
人に好かれるための唯一の方法は、
畜生の中で最も愚かなものの皮をかぶることである。
（ バルタザール・グラシアン ）
61.
我々の持つ可能性に比べると、現実の我々は、まだその半分の完成度にも達していない。
我々は、肉体的・精神的資質のごく一部分しか活用していないのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
62.
水泳は冬の間に上達し、
スケートは夏の間に上達する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
63.
幾何学は、人間精神を真理に近づける。
（ プラトン ）
64.
目を閉じて、眠りに就いてはならぬ。
その日、お前のした行為を三度振り返るまでは。
何がうまくでき、何が失敗し、何をまだしていないか？
（ ピタゴラス ）
65.
急いでも無駄だ。
大切なのは間に合うように始めることだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
66.
怠け者はいつも何かをしたがっている。
（ ヴォーヴナルグ ）
67.
我が行いを見習えと、誰にでも言い得るよう行為せよ。
（ カント ）
68.
どんな仕事においても、
待歯石(まちばいし)のようなものが、
その仕事を続けるための十分な根拠となる。
それゆえ、前日の仕事の中に
自分自身の意志の刻印を認める人は幸福である。
（ アラン ）
69.
学校でだけ教育を受けた子供は、教育を受けていない子供である。
（ サンタヤーナ ）
70.
もし「あなた」と「私」が一個人として、自我の全体の働きを知ることができるなら、そのとき私たちは愛とは何かということを知ることができるでしょう。
これこそ世界を変えることができる唯一の改革であると私は確信します。
（ J・クリシュナムルティ ）
71.
次の戦争を確信する者は、他ならぬその確信によって戦争の発生を促すことに協力しているのだ。
平和を確信する者は、のんびりしているうちに知らず知らず戦争に巻き込まれてしまう。
ただ危険を見、一瞬もそれを忘れない者のみが、理性的に振る舞い、その危険を追い払うために可能なことを果たすことができるのである。
（ カール・ヤスパース ）
72.
人は死から目を背けているうちは、
自己の存在に気を遣(つか)えない。
死というものを自覚できるかどうかが、
自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる。
（ ハイデッガー ）
73.
人は誤ったことを言うべきにあらず。
ただし、真実なことは黙すべからず。
（ キケロ ）
74.
思考の掲示は、隷属から自由へと人を釈放する。
（ エマーソン ）
75.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
76.
感傷には常に何らかの虚栄がある。
（ 三木清 ）
77.
よい格言は陳腐なものになりがちである。
というのは、それらはことわざに転化するからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
78.
私はその人柄の中に老人的なものを幾らか持っている青年を好ましく思う。
同じように青年的なものを幾らか持っている老人を好ましく思う。
このような人柄の人間は体が年をとっても心が老いることは決してない。
（ キケロ ）
79.
汝らは獣のごとく生くるためにつくられたものにあらず、
徳と知識を求めんがためなり。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
80.
生まれつき善良であることは、幸運であり、大きな財産である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
81.
人間は自己の幸福の工匠(こうしょう)である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
82.
我々は歴史の観察者である以前に、まず歴史的存在である。
（ ディルタイ ）
83.
食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。
（ ヴォルテール ）
84.
自己の所有以上を望まぬ者は富者なり。
（ キケロ ）
85.
人は、実際の恋愛対象よりも、自分で心に描き出した相手の像の方を一層愛する。
人がその愛する者を正確にあるがままに見るならば、もはや地上に恋は無くなるだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
86.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
87.
人生は尻尾(しっぽ)のようなものである。
いかに長いかではなく、いかに良いかが大切なのである。
（ セネカ ）
88.
私は人を愛するが、それは利己心からの自覚があって愛するのである。
つまり、それが気持ちがよく、自分を幸福にするからだ。
だから、私は人の犠牲になろうとは少しも思わない。
（ シュティルネル ）
89.
自分の情念だけで血を騒がせるのは、人間の危険な特権である。
（ アラン ）
90.
人の一生とは、その人が人生をいかに考えたかである。
（ アウレリウス ）
91.
夫人達の貞淑は、しばしば自分の評判、自分の安静をいとおしむ心にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
92.
不正を非難する人は、自分が不正を行うことを恐れて非難するのではない。
自分の不正が見破られることを恐れて非難するのである。
（ プラトン ）
93.
けちであるためには、根気も若さも健康も必要ではない。
また収入を貯蓄するには少しも急ぐこともいらず、身体を動かす必要もない。
ただ自分の財産を金庫に入れておいて、食うや食わずにしていればいい。
これは老人に都合のいいことだ。
何もせずにいれば、それでいいのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
94.
人間が自らの運命に適応するように自然は計らう。
人格という果実を与えることによって。
（ エマーソン ）
95.
愛は統一を求むるの情である。
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である。
（ 西田幾多郎 ）
96.
どんな境遇にあれ、
今幸福に思えない人は、
たとえ全世界を手に入れても、
幸福を感じられないだろう。
（ アラン ）
97.
自然は神の芸術なり
（ ダンテ・アリギエーリ ）
98.
自然は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。
だから人は話すことの二倍だけ聞かねばならない。
（ ゼノン ）
99.
美貌は目を楽しませ、優しさを魂を魅了する。
（ ヴォルテール ）
100.
教えることが「規則を教える」ことだとしても、
なかなか厄介な問題があるわけですね。
たとえば、泳ぎ方を教える場合も、
規則はいくらでも言えるわけです。
こうしてこうやってとかね。
でも、それでその人が泳げるようになるとはかぎらない。
また、実際にその人自身が泳げるようになると、
もうそんな規則はどうでもよくなるわけです。
（ 柄谷行人 ）
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