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今日の
哲学者・思想家の名言
☆ １２月９日 ☆
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1.
よい格言は陳腐なものになりがちである。
というのは、それらはことわざに転化するからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
2.
父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう。
（ ソクラテス ）
3.
自由の自意識を有(も)っているかいないかが、
人間と動物とを区別する主要な点であろう。
（ 九鬼周造 ）
4.
過ちを犯すことは恥ずべきことではない。
むしろその過ちがわかった後も、
その過ちを改めようとしないで、
繰り返すのは恥ずかしいことだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
5.
相手に対して、
信頼し、信用し、たよりにするのは、
（相手の）名誉にすることであって、
かれが徳性と力をもっている
という（自分の）意見のしるしである。
（ トマス・ホッブズ ）
6.
我々は、我々自身を冷笑しないために、多くのものを冷笑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
7.
ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに語ることができ、ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに行動することができる。
（ キルケゴール ）
8.
名誉心はまず自己を対象とする。
名誉心を持っている人間が最も嫌うのは流行の模倣である。
名誉心は何らかの仕方で永遠を考えている。
（ 三木清 ）
9.
孤独の暗黒の中で嘆いてはならない。
あなたの親しい友人たちの寛大な同感に応じて、
あなたの悲哀を調整してはならない。
できるかぎり早く、
世間と社会の日光の中に、
もどらなければならない。
（ アダム・スミス ）
10.
本なき家は、主(あるじ)なき家の如(ごと)し。
（ キケロ ）
11.
人格は肉体であるとともに精神であり、
活動であるとともに存在である
（ 三木清 ）
12.
すぐれた精神であっても、それを評価する基準がないために過小に評価されることがある。
かかる精神は試金石のない貴金属のようなものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
13.
この世にあるもので、
最も公平に分配されているのが
良識である。
（ デカルト ）
14.
人間の将来は危険にさらされている。
……世界が現在の苦悩から脱却し、また、事態の処理を残忍な山師に任せず、真の知恵と勇気とを持つ人間に任せることを知る日の来ることを私は期待している。
（ バートランド・ラッセル ）
15.
信仰が殉教者を作るのではなく、信仰をつくるのが殉教者である。
（ ウナムーノ ）
16.
新しい真理とはつねに心の変遷過程の媒介者、調停者である。
それは最小の動揺と最大の連続性とを与えるようにして旧(ふる)い意見を新しい事実にめあわせる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
17.
無人島で紳士たり得る人は、
真の人なり。
（ エマーソン ）
18.
古典を読む以上に精神を爽快にするものはない。
古典のどれか一冊を、たとえ半時間でも手にすると、たちまち精神はさわやかに軽快となり、清められ、高められ、強められることは、ひんやりした岩清水で元気が回復するのと変わらない。
（ ショーペンハウアー ）
19.
神のささやきが聞こえるように沈黙しよう。
（ エマーソン ）
20.
思想が現実に迫るのみでは十分ではない。
現実が自ら思想に迫るのでなければならない。
（ カール・マルクス ）
21.
神を雲の彼方に求むなかれ。
神は汝のうちにあり。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
22.
私の好きな話し方は、
単純で、素朴で、
紙に書くときも口に出すときも
変わらぬ話し方であり、
滋味豊かで、力強く、短くて、引き締まった話し方です。
繊細で整ったのよりも、
激しくぶっきらぼうなのがいいのです。
（ モンテーニュ ）
23.
時間の使い方がもっとも下手な者が、まずその短さを嘆く。
（ ラ・ブリュイエール ）
24.
巧みにしゃべる機知と
沈黙する術(じゅつ)を心得ていないことは、
大いなる不幸である。
（ ラ・ブリュイエール ）
25.
女が守る唯一の秘密は、
（その女が）知らない秘密だ。
（ セネカ ）
26.
愛国心とは喜んで人を殺し、
つまらぬことのために死ぬことだ。
（ バートランド・ラッセル ）
27.
自らの成功を邪魔するものは、自分自身しかいない。
（ エマーソン ）
28.
人格とは、
高いものと、まったく低いものとが一つになったものである。
人格の高さとは、
この矛盾を持ち耐えることである。
（ ヘーゲル ）
29.
人は幸せだから歌うのではない。
歌うから幸せなのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
30.
人が自分で得られることを神に頼んだところで無駄である。
（ エピクロス ）
31.
さあ賽は投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ！
（ キルケゴール ）
32.
戸のない納戸だの口の閉まらない財布だのは、
持っていても役に立たない
と信じているくせに、
口に戸を立てず締めず、
さながら黒海の水が四六時中外に流れ出すように
言葉をたれ流す人がいる。
そういう人は
言葉というものを
何よりも価値がないものと考えているのだろう。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
33.
敗戦当夜、食事をする気力もなくなった男は多くいた。
しかし、夕食をととのえない女性がいただろうか。
（ 鶴見俊輔 ）
34.
君の魂の中にある英雄を放棄してはならぬ。
（ ニーチェ ）
35.
真理は、霧を消さずに、その中で光る松明(たいまつ)である。
（ エルヴェシウス ）
36.
名高い詩人や芸術家らは、往々にしてメランコリーあるいは狂気である。
アイアスのごときはそれだ。
しかしそのような素質は、近頃でも、ソクラテスや、エンペドクレスや、プラトンその他多くの人々、ことに詩人の中に認められる。
（ アリストテレス ）
37.
神は私という器官を必要としたのだ。
そうでなければ、私がここにいるはずはない。
（ エマーソン ）
38.
好きなことをする自由があるとき、人はたいてい互いの真似をし合う。
（ エリック・ホッファー ）
39.
存在するものは、変化のためのみに存在することを忘れるな。
（ アウレリウス ）
40.
全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげである。
（ ヴォルテール ）
41.
人間はときに、他人と別人であると同じほどに自分とも別人である。
（ ラ・ロシュフコー ）
42.
年がら年中嫉妬の種ばかりまいているような女たちは、少しも我々が焼き餅を焼いてやるに及ばないであろう。
（ ラ・ブリュイエール ）
43.
真理への愛は、
人間に自然なものであり、
正しい心の持ち主には強いものである。
しかし、それは、
党派心、虚栄心、勝利への願望、
あるいは怠惰によってさえ
押しつぶされる。
（ トマス・リード ）
44.
人生にあるのは三つの出来事のみだ。
生まれること、生きること、そして死ぬこと。
人は誕生を意識せず、死を前に苦しみ、そして生きていることを忘れる。
（ ラ・ブリュイエール ）
45.
危険にあまり注意しすぎると、多くの場合、危険に落ち込む。
（ ラ・フォンテーヌ ）
46.
雄弁も長たらしくなると退屈する。
（ ブレーズ・パスカル ）
47.
権利の本質は、多数決や功利性原理によっては守られず、逆に侵害される恐れのある、少数派の選好を守ることにあります。
それゆえに、権利はふつうの功利主義的計算を超えた特別の意味があるのです。
（ 永井均 ）
48.
身体の美は、もし知性がその根底になければ、動物的なものに過ぎず。
（ デモクリトス ）
49.
人が心から恋をするのはただ一度だけである。
それが初恋だ。
（ ラ・ブリュイエール ）
50.
異端者とは、火刑柱(ひあぶりばしら)を燃やす者ではなく、火刑柱に火をつける者のことだ。
（ フランシス･ベーコン ）
51.
過去は、
われわれが何をしなければならないかは教えないが、
われわれが何を避けねばならないかは教えてくれるのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
52.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
53.
悪しき者達があら捜しをしても、良き人はそれを意に介さない。
（ デモクリトス ）
54.
労働──つまり経済活動──が世界の歴史に姿をあらわしたのは、人間が土地から自然発生的に生じたものを糧とするにはあまりにも数おおくなってしまった日以後のことにほかならぬ。
（ ミシェル・フーコー ）
55.
自己犠牲は、真の教義にはなりえない。
普遍的になりえないからである。
また、美徳への手段として嘘を教えるのは、最も望ましくない。
というのは、
嘘が見破られれば、美徳は消え失せるからである。
（ バートランド・ラッセル ）
56.
田園の眺め、快い景色の連続、大気、
旺盛な食欲、
歩いて得られる優れた健康、
田舎の料亭の自由さ、
私の隷属を思い起こさせる一切のものから遠ざかることが、
私の魂を解放し、
思想にいっそうの大胆さを与える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
57.
決意は、人間の力・勇気・知恵ではない。
それは宗教的な出発である。
（ キルケゴール ）
58.
他の人に懺悔してしまうと、当人は自己の罪は忘れるが、たいてい相手の人はそれを忘れない。
（ ニーチェ ）
59.
愛することの反対は憎むことではなく無関心であることだ。
（ カール・ヤスパース ）
60.
哲学者は言葉を話すが、
そのことが哲学者における弱さ、
しかも説明し難い弱さとなる。
つまり、彼は黙るべきであり、
沈黙したまま合致し、
そして〈存在〉のうちで、
そこにすでに出来上っている哲学にたどりつくべきなのだ。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
61.
（不幸な・不成功な恋愛に）つり込まれないよう警戒するに越したことはない。
というのは、
恋愛の罠にかかるのを避けることは、
かかって後(のち)罠から抜け出るのよりは、
又愛の絆を断ち切るのにくらべれば、
さして困難なことではないからである。
（ ルクレティウス ）
62.
距離は称讃の偉大なプロモーターである。
（ ドゥニ・ディドロ ）
63.
目の本質的な役割は、
見ることではなく、
涙を流すことだ。
ただ人間だけが涙を流すことを知っている。
（ ジャック・デリダ ）
64.
ある事をなした為に不正である場合のみならず、ある事をなさぬ為に不正である場合も少なくない。
（ アウレリウス ）
65.
最も不知なるものこそ、神とすることに適している。
（ モンテーニュ ）
66.
人間は自己の弱点に気がついたときに、初めて人間を嘆かわしく思い、軽蔑するようになる。
（ アンリ・ベルクソン ）
67.
下坐行(げざぎょう)とは、
自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです。
言い換えれば、
その人の真の値打ちよりも、
二、三段下がった位置に身を置いて、
その地位に安んじて、わが身の修養に励むことを言うのです。
そしてそれによって、
自分の傲慢心が打ち砕かれるわけです。
すなわち、
身はその人の実力以下の地位にありながら、
これに対して不平不満の色を人に示さず、
真面目にその仕事に精励する態度を言うわけです。
（ 森信三 ）
68.
孤独は内に閉じこもることではない。
孤独を感じるとき、試みに、自分の手を伸ばして、じっと見詰めよ。
孤独の感じは急に迫ってくるであろう。
（ 三木清 ）
69.
賢者は、生きられるだけ生きるのではなく、生きなければいけないだけ生きる。
（ モンテーニュ ）
70.
人間の真の学問、真の研究、それは人間である。
（ ピエール・シャロン ）
71.
勇気は笑いたいのだ……。
（ ニーチェ ）
72.
若いうちは
何かになりたいという夢を持つのもいい。
しかし、もっと大切なのは、
いかに生きるかである。
日々の行いを選び積み重ねることが、
人生の行方を定める。
（ 串田孫一 ）
73.
人間は真理を要求し、人々との道徳的な交わりにおいてそれを実践する、そこに一切の共同生活の基礎があるのである。
お互いに虚偽をなせば悪しき結果が来ることを、ひとびとは見越している。
ここから、真理の義務が生まれるのである。
（ ニーチェ ）
74.
ただ存在するのではなく、生きていかねばならぬ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
75.
人間の欲望は他者の欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
76.
まず肝要なことは、
思いきって着手することである。
仕事につく（＝着手する）、
精神をそのことに向ける
ということの決心が一番難しい。
一度ペンや鍬を取って、
最初の一字を書いてしまえば、
あるいは最初の一打ちを下ろしてしまえば、
すでに事柄は非常に易しくなっている。
（ カール・ヒルティ ）
77.
孤独な人間は、たまたま出会った者に、すぐ握手を求めるようになる。
（ ニーチェ ）
78.
民主主義はしばしば嫉(ねた)みによって成立する。
（ バートランド・ラッセル ）
79.
蒸気が百年前より少しでも強くなったわけではない。
しかしそれは今では、ずっと良く利用されている。
（ エマーソン ）
80.
勇気は逆境における光である。
（ ヴォーヴナルグ ）
81.
結婚する男は、七年も年老いたと思うであろう。
（ フランシス･ベーコン ）
82.
（本当のことは）誰にとっても正しいことなのだから、お互いの正しさを主張しあって喧嘩になるはずもないということも、わかるよね。
だから、本当のことを知っているということは、それ自体が自由なこと（＝自由であるということ）なんだ。
本当のことを知らないから、人は人に対して自分の自由を主張することになるんだ。
（ 池田晶子 ）
83.
人生は
それを感じる人間にとっては悲劇であり、
考える人間にとっては喜劇である。
（ ラ・ブリュイエール ）
84.
毎日一緒に暮したり食事をしたりするだけで、とにかく知り合いになる。
そういう場合に、あまり引っ込んでいると高慢だと思われかねないし、またあまり開けっぴろげに振舞うと、いつもなら避けたかも知れないような関係を結ぶ危険さえある。
（ カール・ヒルティ ）
85.
高みをめざす人は、不遇なときに意気を強く持ち、得意の絶頂のときには、何か自分の成功に誤りはないかと、反省しているものです。
（ 梅原猛 ）
86.
いかに多くの人々が汝より前進しているかを見るよりも、いかに多くの人々が汝より遅れているかを考えよ。
（ セネカ ）
87.
すべての（不幸な）事件は、予期している者にとっては、より軽く受け取られる。
（ セネカ ）
88.
汝善ならんとせば、まず汝の悪なるを信ぜよ。
（ エピクテトス ）
89.
自己侮蔑という男子の病気には、賢い女に愛されるのが最も確実な療法である。
（ ニーチェ ）
90.
夜は、どんな女も美しい。
（ オウィディウス ）
91.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
92.
嫉妬は、
嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、
むしろ彼を自分の位置に低めようとするのが普通である。
嫉妬がより高いものを目指しているように見えるのは
表面上のことである、
それは本質的には平均的なものに向っているのである。
（ 三木清 ）
93.
一貫して変わらぬ目的を持つということは、必ずしも人生を幸福にするとはいえないが、このような目的を持つことは、幸福な人生のためには不可欠な条件の一つであることは間違いない。
（ バートランド・ラッセル ）
94.
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。
（ ヴォルテール ）
95.
どんな恋愛関係にあっても、
関係はできたが実現の見込みはないという場合には、
思いやりが最大の侮辱である。
（ キルケゴール ）
96.
雄弁とは、適切なことを言って、後は黙ることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
97.
たまたま君は、戦争していない国に生まれた。
ということは、している国に生まれることもできたということだ。
もしそうだったら、君はどう行為するだろう。
それができる今のうちに、うんと考えておくといい。
（ 池田晶子 ）
98.
多数者の賛成したことを最善と見做して、大勢の意見に従いたがる我々の性向くらい、我々を大きな災厄に陥れるものはありません。
これではただ数に従うだけで、人生を理性の判断によって導くのではなく、模倣するだけだからです。
（ セネカ ）
99.
私たちの強さは弱さから生まれる。
（ エマーソン ）
100.
自分が恋人を愛すのは彼女への愛情からだと信じている男がいたら、思い違いもはなはだしい。
（ ラ・ロシュフコー ）
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