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哲学者・思想家の名言
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1.
嘘はいつまでも続かない。
（ ソクラテス ）
2.
自然の愛はつねに誤らず、
されど他は
よからぬ目的または
強さの過ぐるか、足らざるかによって
誤ることあり。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
3.
女性は自然の規定に完全に従属しており、したがって美的な意味において自由である。
男性が女性に求婚するに際して、自由を与えるという言葉を使うのは、このためである。
（ キルケゴール ）
4.
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
（ モンテーニュ ）
5.
他人のパンのいかに辛(から)く、
他人の家の階段の上がり下がりが
いかに辛(つら)いことであろうか。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
6.
真理は子供の口から出る。
（ プラトン ）
7.
信念──真実を知ろうと欲しないこと。
（ ニーチェ ）
8.
害をなすのは、心を素通りする虚偽ではなく、心の中に沈んで居座る虚偽である。
（ フランシス･ベーコン ）
9.
宇宙はただひとつの物質と、ただひとつの魂とを有する一つの生き物としてつねに考えよ。
（ アウレリウス ）
10.
（天才が）力によって他人にその道（＝進むべき道）を強要することは、他の人たちすべての発展および自由と合致しないばかりでなく、優れた当の本人を堕落させる。
（ J・S・ミル ）
11.
隣人の馬は、私のものではないから、
私の馬より値打ちがある。
（ モンテーニュ ）
12.
復讐する時、人間はその仇敵と同列である。
しかし、許す時、彼は仇敵よりも上にある。
（ フランシス･ベーコン ）
13.
我々が恋愛について話し始めるや否や、ただちに第一の問題が出て来る。
すなわち、人は何を愛するかという問題である。
これに対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしきものを愛す、ということである。
（ キルケゴール ）
14.
孤独が恐ろしいのは孤独そのもののためでなく、むしろ孤独の条件によってである。
（ 三木清 ）
15.
人生を生きるためには理性を備えるか、それとも首括(くく)りの輪縄を用意しておかなければならない。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
16.
社会が決める法律には正しさは必ずしもないとすれば、正しさはどこにあるか、わかるね。
そう、自分にあるんだ。
善悪を正しく判断する基準は、自分にある、自分にしかないんだ。
（ 池田晶子 ）
17.
思考から生まれ、思考に問いかけるもののみが、全人類のための精神的な力となりうる。
（ シュバイツァー ）
18.
気を落とさないようにしなさい。
見てごらん、空はなんときれいに澄んでいるのだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
19.
おお死よ、向こう見ずな者どもへの教訓よ。
（ テゲアーのアリスタルコス ）
20.
この世で一番大切なことは、
どうしたら自分が自分のものになりきれるかを知ることだ。
（ モンテーニュ ）
21.
世の中には、往々、何故(なぜ)に宗教が必要であるか、などと尋ねる人がある。
しかし、かくの如(ごと)き問いは、何故に生きる必要があるか、と問うのと同一である。
（ 西田幾多郎 ）
22.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
（ ショーペンハウアー ）
23.
距離は称讃の偉大なプロモーターである。
（ ドゥニ・ディドロ ）
24.
この世界は閉ざされた扉である。
それは一種の障壁である。
そして同時に通路でもある。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
25.
動物にさまざまな種類があるように、人間にもさまざまな異なった種類がある。
そして、人と人との関係は、異なった動物と動物との関係によく似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
26.
階級選択は自由による選択である。
したがって、
ある階級に所属するよう強制されたり、
どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
27.
人間は他との比較をやめて、
ひたすら自己の職務に専念すれば、
おのずからそこに一小天地が開けてくるものです。
（ 森信三 ）
28.
完璧になろうとしゃかりきになればなるほど、完璧からどんどん遠ざかってしまう。
（ ハリダス・チャウドリ ）
29.
エメラルドは人にほめられなくても、その価値を失わない。
（ アウレリウス ）
30.
政府がちょっと手を貸せば、どんなに馬鹿げたことでも大多数の国民が信じるようになる。
（ バートランド・ラッセル ）
31.
人は神の存在の中に精神的安らぎを固く信ずるとき、神の観念は歓びと安心の時を与え、それを正当化する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
32.
神は現世におけるいろいろな心配事の償いとして、われわれに希望と睡眠を与えた。
（ ヴォルテール ）
33.
良心をもって残酷の苦患を加えることが、道徳主義者には一つの喜びなのだ。
これこそ彼らが「地獄」を発明した理由だ。
（ バートランド・ラッセル ）
34.
知らない女性はどれも愛想がよく見える。
（ モンテーニュ ）
35.
空想は魂の眠りである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
36.
瞑想にふける者は、夜のない昼を憎む。
（ ハーバート・スペンサー ）
37.
欲望はある種の人を盲目にするが、ある種の人を明るくする。
（ ラ・ロシュフコー ）
38.
意識とは、魂に灯された内なる光であり、存在の摩擦によって引き起こされる音楽であり、時には甘く、時には耳障りな音楽である。
（ サンタヤーナ ）
39.
自然に見えたいという欲求ほど、自然になるのを妨げるものはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
40.
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
（ オウィディウス ）
41.
愛とは本来臆病なものであり、控えめなものです。
（ カール・マルクス ）
42.
法のないところに不義はない。
（ トマス・ホッブズ ）
43.
私たちのもっとも大きな偽りは、私たちの中にある醜悪を隠すことではなく、私たちの空虚を隠すことによって形成される。
そこにないものを隠すことこそ、もっとも難しい。
（ エリック・ホッファー ）
44.
閑暇は心の充足ではなく、その骨休めである。
（ キケロ ）
45.
不決断こそ最大の害悪。
（ デカルト ）
46.
人には知力と人格が備わっている。
事実を拾い集め、自らの無知を知ることによって、人はうぬぼれという精神異常を癒すことができるのだ。
（ エマーソン ）
47.
全ての宗教は、それがいかに幼稚かつ未熟であろうとも、常に人間存在の弁神論でしかあり得ない。
（ コーエン ）
48.
物事を学ぶのに、決まった方法はない。
（ アリストテレス ）
49.
困難は人の真価を証明する機会だ。
（ エピクテトス ）
50.
次の戦争を確信する者は、他ならぬその確信によって戦争の発生を促すことに協力しているのだ。
平和を確信する者は、のんびりしているうちに知らず知らず戦争に巻き込まれてしまう。
ただ危険を見、一瞬もそれを忘れない者のみが、理性的に振る舞い、その危険を追い払うために可能なことを果たすことができるのである。
（ カール・ヤスパース ）
51.
凡庸の特性は、人より優れていると思い込むことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
52.
人間とは「世の中」自身であるとともにまた世の中における「人」である。
（ 和辻哲郎 ）
53.
大胆は無知と卑劣の子であって、他の資格よりはるかに劣る。
（ フランシス･ベーコン ）
54.
思うに、一度も不幸の目に会わなかった者ほど不幸な者はない。
（ デメトリウス ）
55.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
56.
よき夫は、男の義務をある程度果たしているに過ぎない。
よき妻は、女の義務を完全に果たしている。
（ ヘンリー・ホーム［ケイムズ卿］ ）
57.
恋は自然によって与えられ、想像によって刺繍(ししゅう)されたカンヴァスである。
（ ヴォルテール ）
58.
教師はすべてを知っているのではなく、
むしろ知らない部分についての、
より多くの自覚を持っている者なのである。
（ 田中美知太郎 ）
59.
何が問題なのかが完全にわかったら、その問題は解決されている。
（ アラン ）
60.
自分がもし他の人々よりも賢いとすれば、
それは自分が無知であることを自覚しているからだろう。
（ ソクラテス ）
61.
人間のことは何にてあれ、大いなる心労に値せず。
（ プラトン ）
62.
力によってではなく、何度も落ちることによって、滴は岩に穴をあける。
（ オウィディウス ）
63.
人格は知性より重要だ。
偉大な精神は、考えるときと同様に生きるうえでも強い。
（ エマーソン ）
64.
神を畏(おそ)れるは知識の始めである。
（ スピノザ ）
65.
信仰が殉教者を作るのではなく、信仰をつくるのが殉教者である。
（ ウナムーノ ）
66.
金(かね)は戦争の筋肉あるいは腱(けん)である。
（ キケロ ）
67.
我々が自由でありうるために、我々全員が法律の奴隷となる。
（ キケロ ）
68.
貨幣は私の力を表す。
（ サルトル ）
69.
純朴と純真な真実とは、いかなる時代においても時と場を得る。
（ モンテーニュ ）
70.
親の愛は下るばかりで上ってこない。
（ エルヴェシウス ）
71.
趣味は魂の文学的良心である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
72.
人類に与えられた自然の恵みのうち、自分の子供たちほど甘美なものがまたとあろうか。
（ キケロ ）
73.
人間が自由であり得るためには、神があってはならない。
（ シェリング ）
74.
老人をけちにするのは、
将来金銭の必要に迫られるという観念ではない。
この悪徳はむしろ老人の年齢と体質の生む結果である。
彼らが若い時代に快楽を追い、
壮年期に野心を追った同じ自然さで、
この欲に溺れているのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
75.
侮辱は相手のせいではなく、侮辱されたと思い込むせいだ。
（ エピクテトス ）
76.
ヒロイズムは虚栄と相容れない。
また、それと同じ原因と結果を持たない。
虚栄が大きければ、それだけ栄光の愛は小さい。
（ ヴォーヴナルグ ）
77.
個人の自由も次の点では制限されなければならない。
すなわち、他の人達に迷惑をかけてはならない。
（ J・S・ミル ）
78.
大成功はおぼつかないと分かった時になって、人は大風呂敷を軽蔑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
79.
世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振るう暴力に比べれば、ものの数ではない。
自分自身をどう考えるかによって人の運命は決定される、あるいは暗示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
80.
相反するものは一致する。
不調和なものが最も美しい調和を作る。
（ ヘラクレイトス ）
81.
適当に語るには多くの技巧を要するにしても、黙っているのにも、それ以上の技巧が必要である。
（ ラ・ロシュフコー ）
82.
人間は社会的動物なり。
（ セネカ ）
83.
人間の幸不幸は運によるところも大きいが、その人の気質によるところも、これに劣らず大きい。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
故意だからこそ、罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
85.
我々は決して悪を選ぶことが出来ない。
我々が選ぶのは常に善である。
（ サルトル ）
86.
よく練られた仕事は、
半ば終わったようなものである。
（ プラトン ）
87.
これら（＝以下）の点の一つを欠いても賢者とはいわれない。
（中略）自己認識、明晰で雅量のある精神的自由、自然に従うこと、真の満足、それらは賢者以外のどこにも見出され得ない。
（ ピエール・シャロン ）
88.
友達の友情が冷たくなったのを気づかないのは、こちらも友情がない証拠である。
（ ラ・ロシュフコー ）
89.
成す価値のあるものは、
成し終える価値がある。
もし成し終える価値がないなら、
なぜ始めたのか。
（ バルタザール・グラシアン ）
90.
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
（ ニーチェ ）
91.
一方の疑念は他方の欺瞞を正当化する。
（ ラ・ロシュフコー ）
92.
あらゆる世俗の知恵は、かつて何人かの賢者が唱えた、とっつきにくい所見を修飾したものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
93.
人はあらゆることに対して身を守ることができる。
ところが死に関しては、我々はみな城壁の崩れた城砦(じょうさい)に住んでいるようなものだ。
（ エピクロス ）
94.
絵はあまりに絵画的であってはいけない。
（ エマーソン ）
95.
ある人民の制度を作り出そうと企てるほどの人間は、いわば人間の本性を変えることができるという確信のもとに、事に当たるべきである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
96.
一般に友情などと呼ばれるものは、ごろつきの間なら、多少相手から尊敬されるという程度のものにすぎない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
97.
私は、単に笑いを誘うようなことを、楽しいとは言わない。
楽しさとはある種の魅力、つまり、どんな話題からも、たとえかなり深刻な話題からでも醸成される、快い雰囲気を指すのである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
98.
恐れる者は恐れることなかれ。
だが恐れぬ者は恐れよ。
（ ブレーズ・パスカル ）
99.
目は耳よりも確かな証人である。
（ ヘラクレイトス ）
100.
悪をなす者はみずからにも悪をなす。
（ アウレリウス ）
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