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哲学者・思想家の名言
☆ １２月１０日 ☆
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1.
精神の最も普遍的な特質は多様性である。
（ モンテーニュ ）
2.
価値は人間の勝手な決めつけにすぎない。
そう思えば爽快ではないか。
（ 土屋賢二 ）
3.
女にはあまりにも長い間、
暴君と奴隷とが隠されていた。
女に友情を営む能力の無いゆえんであって、
女の知っているのは恋愛だけだ。
（ ニーチェ ）
4.
もし、くそまじめな人間というものがあるとすれば、それは、
イエスと言うべき（＝イエスとしか言えない）ただ一つのものを持っている人のことです。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
5.
良心・名誉・貞潔・愛・尊敬といったものは金力で得られる。
したがって、恵むことを惜しまなければ富の利益は倍加する。
（ ヴォーヴナルグ ）
6.
気を落とさないようにしなさい。
見てごらん、空はなんときれいに澄んでいるのだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
7.
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。
（ ブレーズ・パスカル ）
8.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
9.
人間たちよ、あなたがたはどこから来たのか。
そして、何に由来してこのように悪しきものとなったのか。
（ サラミスのヒッポダマス ）
10.
心の病いでは重大なのは、その病いが気づかれないままであるか、さらには、その病いの状態を徳性（怒りを勇気、恋の熱狂を愛情、羨望を競争心、臆病を慎重さ）と見なすおそれがあるかの点である。
（ ミシェル・フーコー ）
11.
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの──そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。
奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼らはふたたびそわそわしはじめ、まだ手に入れていないものを欲しがり、人が持っていれば羨(うらや)ましがる。
（ エピクテトス ）
12.
自分をよく知らない者は、何をしても失敗し、損をしたりこらしめを受けたりするばかりでなく、やがては誰からも馬鹿にされ、不名誉な一生を送るようになる。
（ ソクラテス ）
13.
思いやりとは情熱の休息だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
14.
国民から認められると宗教という名を与えられ、国民が否認すれば迷信という名を付けられる。
（ トマス・ホッブズ ）
15.
いかに世間が判断を誤りやすいとはいえ、偽の偉さを厚遇する例の多さは、真の偉さを冷遇する場合を、さらに上回るものがある。
（ ラ・ロシュフコー ）
16.
賢者のみが自由人にして、卑劣なる人間は奴隷なり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
17.
墓に入るまで、
人間は幸福なりと称すべきにあらず。
（ オウィディウス ）
18.
何物も断念することを欲しない者は真の希望を持つこともできぬ。
（ 三木清 ）
19.
真の思想家が何よりもあこがれるのは閑暇であるのに、
凡な学者がそれを回避するのは、
閑暇をどうして始末するかを知らないからである。
その折りに彼を慰める者は書物である。
（ ニーチェ ）
20.
愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
快活さと明るい気分というものは、使えば使うほど残りは多くなる。
（ エマーソン ）
22.
自然は神の芸術なり
（ ダンテ・アリギエーリ ）
23.
道徳とはよいだけでなく、何かの役に立つ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
24.
愛とは、他者の完全性への永続的な憧れである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
25.
不滅の肉体はない。
不屈の精神があるのみだ。
（ チャールズ・エバレット ）
26.
子供には批評よりも手本が必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
27.
洞察力の最大の欠点は、的(まと)に達しないことではなく、その先まで行ってしまうことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
28.
孤独とは
他人を拒否することではなく、
他人を他人として受け容れること。
だからこそ、愛することのありのままの姿は、孤独なんだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
29.
我々が歴史から学ぶことは、
人間は決して歴史から学ばないということだ。
（ ヘーゲル ）
30.
読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
（ ショーペンハウアー ）
31.
喜びが何であるかは、元来、多くの苦しみを耐え忍んできた人のみが知っているのだ。
それ以外の人たちは、真の喜びとは似ても似つかぬ単なる快楽を知っているにすぎない。
むしろそのような人々は、真の喜びに耐えることすらできないであろう。
（ カール・ヒルティ ）
32.
人間は、他人が思うほど幸福ではないし、自分が考えるほど不幸でもない。
（ ラ・ロシュフコー ）
33.
人間は仕事がないと、健康を損なうばかりでなく精神的にも退廃する
（ アダム・スミス ）
34.
ひとりの男だけを見つめている女と、ひとりの男からいつも眼をそらす女とは、結局、似たようなものである。
（ ラ・ブリュイエール ）
35.
エメラルドは人にほめられなくても、その価値を失わない。
（ アウレリウス ）
36.
夫婦生活は長い会話である。
（ ニーチェ ）
37.
我々が恋愛について話し始めるや否や、ただちに第一の問題が出て来る。
すなわち、人は何を愛するかという問題である。
これに対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしきものを愛す、ということである。
（ キルケゴール ）
38.
大人物と小人物との差異は、一度意を決すれば死ぬまでやるという覚悟があるかないかにある。
（ シェリング ）
39.
欠陥に満ちていることは一つの悪である。
しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
40.
人間は万物の尺度だ。
（ プロタゴラス ）
41.
自己とは何ぞや、
これ人生の根本問題なり。
（ 清沢満之 ）
42.
戦争は従属ほど負担が重くない。
（ ヴォルテール ）
43.
群衆の一員でいることはまったく気楽なことだ。
（ アダム・スミス ）
44.
性格のための証拠は、いかなる細事からでも取り出し得る。
（ セネカ ）
45.
他人から理解されたり、認められたり、必要とされたりすることが、一番大切なことだっていうのは、今の人間達が共通に信じ込まされている、間違った信仰なんだ。
人間は自分のことを分かってくれる人なんかいなくても生きていけるってことこそが、人間が学ぶべき、何より大切なことなんだ。
（ 永井均 ）
46.
一つのものが同時に善であったり、悪であったり、そのいずれでもなかったりすることがある。
例えば、音楽は憂鬱な人には善であるが、喪に服している人には悪であり、耳の聞こえない人にとっては善でもなく悪でもない。
（ スピノザ ）
47.
愛──
その手段においては両性の闘い、
その根底においては両性の命がけの憎悪。
（ ニーチェ ）
48.
汝(なんじ)ら我(われ)に哲学を学ぶべきにあらず。
哲学することを学ぶべし。
（ ソクラテス ）
49.
偉大な人間は、
必然的に懐疑家である。
（ ニーチェ ）
50.
血と格言を持って書くものは、読まれることを望まず、暗誦されることを欲する。
（ ニーチェ ）
51.
己はこの世のすべてである。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
根本本能が、
現実逃避そのものを価値あることのように、
哲学者に思わせてしまう。
そうなったときの哲学者は、
世界否定の代弁者になる。
そして人生に背を向け、
禁欲的な理想に従うようにと教える。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
53.
称賛をいかに受け止めているかをみれば、いかなる人間の人格も判断できる。
（ セネカ ）
54.
客観性とは、
けっして無関与をさすのではなく──
なぜなら無関与とは、
そもそも主観的・客観的態度の区別の彼方(かなた)にあるものだから──、
ひとつの積極的かつ特別な関与のありかたを言う。
（ ゲオルク・ジンメル ）
55.
愛と憎しみは正確な対立物と見ることは
完全な誤りである。
愛の対立物は
愛でないもの…つまり無関心である。
（ ゲオルク・ジンメル ）
56.
私は平和を望まないわけではないが、平和の名に包まれた戦争を怖れる。
（ キケロ ）
57.
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
（ モンテーニュ ）
58.
大部分の人は、
羽振りや地位によってしか
人間を判断しない。
（ ラ・ロシュフコー ）
59.
人は幸福を探し始めると、
たちまち幸福を見つけられない運命に陥る。
（ アラン ）
60.
真理が歴史をもつと言うとき、歴史は過去の認識の形態の系列のみを我々に叙述するものである以上、歴史の中では真理は見出されることはできないはずである。
真理は過ぎ去ったものではないからである。
（ ヘーゲル ）
61.
およそ人づき合いなるものは、まず第一に、必然的に互いに同調し節度を守ることを要求する。
したがって、その範囲が広ければ広いほど、味気ないものになる。
だれもが完全に「自分自身である」ことが許されるのは、独りでいるときだけだ。
（ ショーペンハウアー ）
62.
愛したい思いを抑えるために自分の心に加える強制は、しばしば、愛するひとのつれなさよりも辛（つら）いものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
63.
酒神（バッカス）の杖の捧信者は多けれど、真の酒神信者は少なし。
（ ソクラテス ）
64.
人生は短い。
人間に与えられた時間は、束の間の虹のごとくである。
（ セネカ ）
65.
内容なき思惟(しい)は空虚であり、概念なき直感は盲目である。
（ カント ）
66.
肉体より魂を癒すことのほうがはるかに必要なり。
なんとなれば、死は悪い人生よりよいからなり。
（ エピクテトス ）
67.
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。
その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。
読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
68.
私が哲学より習得したものは、いかなる社会においても安じて感知する能力である。
（ アリスティッポス ）
69.
人類は多くの難事を成し遂げたが、その原動力は、何事も簡単にできると勘違いする軽率さである。
（ 土屋賢二 ）
70.
忙しいだけでは十分ではない。
問題は何(なに)で忙しいかである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
71.
真実には、我々は何も知らない。
というのも、真理は奥底にあるから。
（ デモクリトス ）
72.
他をとがめんとする心をとがめよ。
（ 清沢満之 ）
73.
心は一種の劇場だ。
そこではいろいろな知覚が次々に現れる。
去っては舞い戻り、
いつの間にか消え、
混じり合っては
限りなくさまざまな情勢や状況を作り出す。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
74.
とにかく健康が第一。
充分な睡眠こそ健康のもと。
（ エマーソン ）
75.
詩は自分の内に持っていなければ、どこにも見つけられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
76.
我々は言う。
「彼は無為の中にその一生を過ごした」と。
「私は今日何もなさなかった」と。
冗談ではない。
君は生きたではないか。
それこそが、君たちの仕事の根本であるだけでなく、その最も輝かしいものではないか。
（ モンテーニュ ）
77.
惨めさから抜け出す慰めは２つある。
音楽と猫だ。
（ シュバイツァー ）
78.
人間を真理に導くには、力ずくによってではなく、理性によってでなくてはならない。
（ ドゥニ・ディドロ ）
79.
孤独は、その恐怖や苦痛とともに、孤立であり、自我の避けがたい行為である。
（ J・クリシュナムルティ ）
80.
我々に秘密がありすぎるのも、
また、なさすぎるのも
精神の弱い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
81.
大成功はおぼつかないと分かった時になって、人は大風呂敷を軽蔑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
82.
倹約は大いなる収入である。
（ キケロ ）
83.
ひとり徒歩で旅したときほど
豊かに考え、豊かに存在し、豊かに生き、
あえて言うならば、私自身であったことはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
自尊心は我々に嫉妬心を吹き込むが、しばしばその嫉妬心を和らげる役もする。
（ ラ・ロシュフコー ）
85.
未成年に惜しみなく注がれる同情の何とお門(かど)違いなこと。
まだもっと難しい年代がその後に来るというのに。
賽(さい)はすでに投げられ、
熟年の習慣や智恵といった慰めもなく、
たまたま選んだ人生に腰を据えなければならないときが。
（ アイリス・マードック ）
86.
人は肯定において喜びを感じ、否定において悲しみを感ずる。
（ 柳田謙十郎 ）
87.
私には著書を作る病癖があり、しかも著書を作った後にはこれを恥じる病癖がある。
（ モンテスキュー ）
88.
存在し続けるのは、変化のみである。
（ ヘラクレイトス ）
89.
真理というものはもともと自己保存および自己に矛盾するものは何ものをも絶滅しようとする欲望、このすさまじい本能をもったものである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
90.
中庸というのは、
おもしろくない教義である。
忘れもしない、
私も若いときには
中庸を軽蔑と憤りをもって退けたものだ。
なにしろ、当時、私が賛美したのは
英雄的な極端であったのだ。
（ バートランド・ラッセル ）
91.
それぞれの時代はそれぞれに固有の条件のもとに独自の状況を形成するのであって、是非善悪の決定も状況のなかからおこなわれなければならないし、また、それ以外に決定のしようがない。
（ ヘーゲル ）
92.
愛するためには第一に勇気が必要である。
感傷だけではとかく裏切ることになるであろう。
（ アラン ）
93.
結婚は男にとって、しばしばひとつの危機である。
その証拠に、多くの男の精神病患者が婚約期あるいは結婚生活の初期に生まれるからである。
（ ボーヴォワール ）
94.
我々はそれぞれ、違う温度で沸騰する。
（ エマーソン ）
95.
大衆は文化保存の力である。
同時に大衆は文化革新の力である。
（ 三木清 ）
96.
何も知らないよりは、
つまらぬことでも知っていることの方がもちろんよい。
（ セネカ ）
97.
だまっている奴は物騒だ。
騒ぎ立てる奴はそうでもない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
98.
地位ますます高くなれば、
いよいよ謙虚にならなければならない。
（ キケロ ）
99.
私たちは自分たちが永遠であるのを感じ、知っている。
（ スピノザ ）
100.
本質と存在の融合が最高度に実現されるのは、まさに愛を通してのみである。
（ プラトン ）
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