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哲学者・思想家の名言
☆ ６月５日 ☆
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1.
人間というものは
時の上にあるのだ。
過去というものがあって
わたしというものがあるのだ。
過去が現存しているという事が又
その人の未来を構成しているのだ。
（ 西田幾多郎 ）
2.
考えることは自由である。
（ キケロ ）
3.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）
4.
宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることが出来ない。
（ ショーペンハウアー ）
5.
人間は他人の経験を利用するという特殊な能力を持った動物である。
（ コリングウッド ）
6.
許すことは復讐に勝る。
（ エピクテトス ）
7.
害徳の名誉は、これから手に入れなければならない名誉の担保である。
（ ラ・ロシュフコー ）
8.
他人の過ちが気に障る時は、即座に自らを反省し、自分も同じような過ちを犯していないか考えてみるといい。
（ アウレリウス ）
9.
自然が暴威をふるわないところでは、自然は合理的な姿に己を現してくる。
（ 和辻哲郎 ）
10.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
11.
ある命題を信じよと提案されるとき、
あなたはまず
それが受け容れられるものか否かを
検討しなければなりますまい。
なぜなら、
わたしたちの理性は神によって創造されたのであり、
わたしたちの理性にとって好ましいものが
神の理性にとっても好ましくないはずはないから。
（ ウンベルト・エーコ ）
12.
一度も恋の話を聞かなかったなら、恋なんか決してしなかったろうと思われる人間がたくさんいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
13.
徳性は宝石のようなもので、あっさりした台に嵌（は）めこまれたものが最上である。
（ フランシス･ベーコン ）
14.
懐疑は無限の探求にほかならない。
（ ソクラテス ）
15.
慣習とは反対の道を行け。
そうすれば常に物事はうまくいく。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
16.
時間を充実させることが幸福である。
（ エマーソン ）
17.
美しい女にはやがて飽きがくるが、
善良な女には決して飽きはこない。
（ モンテーニュ ）
18.
歴史は人間を賢明にし、
詩は多才あるものにし、
数学は鋭敏にし、
自然哲学は深遠にし、
倫理学は重厚ならしめ、
論理学と修辞学は議論に秀でさせる。
（ フランシス･ベーコン ）
19.
私は、幼い精神を名誉と自由に向かって育て上げようとする教育においては、すべての暴力を否定します。
厳格と強制には何かしら奴隷的なものがあります。
そして、理性と知恵と技術によってなし得ないものは、力によっては決してなし得ないのだと言いたいのです。
（ モンテーニュ ）
20.
善き意志、あるいは悪しき意志が
世界を変化させるとき、
変えうるのはただ世界の限界であり、
事実ではない。
すなわち、
善き意志も悪しき意志も、
言語で表現しうるものを
変化させることはできない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
21.
過ぎ去る時間とは失われた時間であり、怠惰と無気力の時間であり、いくたびも誓いを立てても守らない時間であり、しばしば引越しをし、絶えず金の工面に奔走する時間である。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
22.
ある民族を故意に卑しめる者は、その民族が誤れる民族になった場合、その責めを負わなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
23.
（人間を）幸福にするものが善であるのではなく、
善であるものだけが（人間を）幸福にするのである。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
24.
戦争は従属ほど負担が重くない。
（ ヴォルテール ）
25.
新しい体制が現在において予告されるが、
それが確立されることは決してない。
明日は、
すべてを無償で無に帰するのだ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
26.
ひとつの理論の反証そのものが、
常にわれわれを真理へ一歩近づける。
（ カール・ポパー ）
27.
恐れている事をやってみなさい。
そうすれば恐怖心は、あとかたもなく消える。
（ エマーソン ）
28.
いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
（ ソクラテス ）
29.
極陰は陽に転ずることわりを
ただにし思へば心動ぜず
（ 森信三 ）
30.
国家を最下級の野蛮状態から最高度の富裕に達せしめるには、平和と軽い税金と、正義の寛大な執行の他に不可欠なものはほとんどない。
（ アダム・スミス ）
31.
仕事をしていて、
〈さあこれで切り上げよう〉と自分に言い聞かせるのは、
人間の肉体的欲求である。
私たちが哲学するときには、
いつもいつもこの欲求と戦いながら、
考え続けなければならない。
おかげで哲学という仕事は、
本当に骨が折れる。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
32.
豊かな人間とは、自身が富であるような人間のことであって、富を持つ人間のことではない。
（ カール・マルクス ）
33.
人間はみな、発見の航海の途上にある探求者である。
（ エマーソン ）
34.
朝起きてすぐ、迎えるその日になすべき行為を順に挙げよ。
（ ピタゴラス ）
35.
共通の運命の下に生きねばならぬとの自覚が、社会人の日常生活の中に深く織り込まれるに至れば、人は自分一個の生活の狭い範囲を超えて、のちの世代を思い、次々に展開していく社会の一種の永遠性をも考えるようになるのである。
（ ギュスターヴ・ティボン ）
36.
世の中が不完全な状態である限りでは、
このような犠牲（＝自己犠牲）を払う心構えがあることは、
人間に見出すことのできる最高の徳である。
（ J・S・ミル ）
37.
賞賛の中には、非難の中よりも、より多くの鉄面皮がある。
（ ニーチェ ）
38.
他人には困難なことを容易に行うこと、これは才能であり、才能に不可能なことを容易に行うこと、これが天才である。
（ アミエル ）
39.
大胆は無知と卑劣の子であって、他の資格よりはるかに劣る。
（ フランシス･ベーコン ）
40.
いかに示唆するかを知ることは、教え方の偉大な技術である。
（ アミエル ）
41.
想像力は何でもやってのける。
それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
42.
人は人によりてのみ人となり得べし。
人より教育の結果を取り除けば無とならん。
（ カント ）
43.
最上のタイプの愛情は、相互に生命を与え合うものだ
（ バートランド・ラッセル ）
44.
優雅は美徳と違ってすり切れない。
それには生命があり、絶えず新しくなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
45.
怒りは自己に悦(よろこ)びへつらう感情である。
（ モンテーニュ ）
46.
お互いに助け合わねばならない。
これは自然の掟である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
47.
友達を疑ってかかるのは、友達からだまされるよりも恥ずかしいことだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
瞑想にふける者は、夜のない昼を憎む。
（ ハーバート・スペンサー ）
49.
恋愛が欲望の手段ではなくして欲望が恋愛の手段である。
（ 和辻哲郎 ）
50.
運は我々から富を奪うことはできても、
勇気を奪うことはできない。
（ セネカ ）
51.
吟味を欠いた人生というものは、人間にとって生きるに値しない。
（ ソクラテス ）
52.
科学の革命というものは、
理解不能なものの現出が、
従来の研究が立脚してきた枠組みを
根底から揺さぶり、それを無効にしてしまうところから生まれる。
（ 鷲田清一 ）
53.
美は真理の輝きである。
（ プラトン ）
54.
学ぶのに、時間を費やしすぎるのは、怠惰である。
（ フランシス･ベーコン ）
55.
知性は、
人性についての自然的理解の欠如によって
性格づけられる。
（ アンリ・ベルクソン ）
56.
（誰かが始めた土地の占有宣言と行為に対して）もし誰かが、杭や溝を引き抜いたり埋め戻したりし、「この嘘つきの言うことは聞くな。
　（中略）君たちは、土地は誰のものでもなく、そこから生じる果実は万人のものということを忘れている」と叫んだら、この人は人類に、いかに多くの罪悪・戦争・殺戮(さつりく)・不幸・恐怖をまぬがれさせたことだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
57.
女というものは、目の前を通った他の女が自分に注目したかどうかを直感的に悟る術を心得ている。
というのも、女がその身を飾るのは、男に媚びるためではなく他の女たちに誇るためだからである。
（ キルケゴール ）
58.
孤独を知りたかったら恋愛せよ。
（ 作者不詳 ）
59.
君主にとって、歴史ほど優れた女教師はない。
だが、彼女の方は少々散漫な生徒を持って不幸なのである。
（ ヨハン・ヤコプ・エンゲル ）
60.
もし私が怒っていなかったとすれば、
私はたぶん、
お前を殴りつけていたであろう。
（ ソクラテス ）
61.
私たちが脅威をリスクとして明確に認めることがないかぎり、
脅威は増大し続けるであろう。
（ モーリス・ブランショ ）
62.
哲学者の全生涯は、まさに死に至ることと、その死を成就することに他ならない。
（ プラトン ）
63.
彼は何も知らないのに、
何かを知っていると信じており、
これに反して私は、何も知りもしないが、
知っているとも思っていない。
（ ソクラテス ）
64.
人間だけがこの世で苦しむため、笑いを発明するほかなかったのだ。
（ ニーチェ ）
65.
人は必要に迫られるとすぐに実力を発揮する。
（ ピタゴラス ）
66.
たとえ神とは何であるか知らなくても、神をあがめることを知らない民族ほど野蛮な民族はない。
（ キケロ ）
67.
思索と瞑想との差異は、ひとは思索のただ中においてさえ瞑想に陥ることがあるという事実によって示されている。
（ 三木清 ）
68.
誰かが巨富を得たということを知って嫉妬の心が起こりかけてきたら、すぐに、「彼とその富に祝福あれ」と言うのです。
その人のために喜んでやるのです。
そうすると、あなたの意識する心（＝顕在意識）が、富や幸運を肯定することになり、それが潜在意識に受け入れられ、あなたにも富や幸運がもたらされるのです。
（ 渡部昇一 ）
69.
ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。
誰一人として、今日に生きようとする者がいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
70.
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
（ ヴォルテール ）
71.
平和は自分の足もとから始まる。
世界の平和は各国内の平和から始まるのである。
指導権をめぐる内政的、精神的な争いから、場合によっては暴力を用いかねないような平和破壊のものの考え方を消し去らねばならない。
（ カール・ヤスパース ）
72.
すべての社会制度は、人間の疎外と障害の克服を助け、真の自由と個性を達成させるものでなければならない。
（ エーリヒ・フロム ）
73.
未成年に惜しみなく注がれる同情の何とお門(かど)違いなこと。
まだもっと難しい年代がその後に来るというのに。
「ちょっとおばかさんな若い娘」の時代が終わり、
ただの女になってゆく、
何よりも悪いのは、
誰かの妻という存在になってしまうときが来るというのに。
（ アイリス・マードック ）
74.
愛する人々にも死後には会うことができない。
死ぬ際にはすべてを失うのである。
（ 中村元 ）
75.
光るものすべてが黄金ではない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
76.
たとえどんなに愛らしい子でも、寝ついてくれたのを喜ばない母親はいない。
（ エマーソン ）
77.
わたしがわたしの生を実現する上で直面する障害こそ、まさにわたしの能力を目覚めさせ、行動を喚起するものなのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
78.
もし自分の友人が自分の不在のときに自分について語ったことを各自が知ったとするならば、よしそのとき彼がいかに真実に冷静に語ったにせよ、それに耐えうる友情はいかに少ないことであろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
79.
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足りる敗北があるものだ。
（ モンテーニュ ）
80.
行動原理を他人に倣うということなら、善いことを倣う方が善いに決まっている。
しかし決してそうはならないのは、やはり人は自分の見たいものしか見ない。
自分のしたいことしかできないということである。
（ 池田晶子 ）
81.
噂は誰のものでもない、噂されている当人のものでさえない。
噂は社会的なものであるにしても、厳密に言うと、社会のものでもない。
（ 三木清 ）
82.
民主主義はしばしば嫉(ねた)みによって成立する。
（ バートランド・ラッセル ）
83.
現代の資本主義社会では、平等の意味は変わってきている。
今日、平等といえば、それはロボットの、すなわち個性を失った人間の平等である。
現代では平等は「一体」ではなく「同一」を意味する。
（ エーリヒ・フロム ）
84.
いかなる身分でも、気晴らしができる限り幸福である。
それは自分自身について考えることから心をそらしてくれるという幸福である。
（ ブレーズ・パスカル ）
85.
一巻の書物を前にして、
それが何を言っているのかではなく、
何を言わんとしているのかを、
わたしたちは問題にしなければならない。
（ ウンベルト・エーコ ）
86.
残された時間は短いが、
私はこのまま自分の一生を貫き通したいと思う。
（ ソクラテス ）
87.
祖先を顧みようとしない人々は、子孫のことも考えまい。
（ エドマンド・バーク ）
88.
人間にとって、自分自身の生命ほど保ち続けたいと思うものはないが、これほど大事にしないものもない。
（ ラ・ブリュイエール ）
89.
すべての歴史は「現代史」である。
（ ベネデット・クローチェ ）
90.
正義は美徳の最上の栄光なり。
（ キケロ ）
91.
貞潔は、
ある人においては徳であるが、
多くの者においてはほとんど悪徳である。
（ ニーチェ ）
92.
栄えると友人がほとんどできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
93.
一度も危険に身をさらしたことがなければ、自分の勇気を保証することはできない。
（ ラ・ロシュフコー ）
94.
人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。
（ J・S・ミル ）
95.
どうして君は他人の報告を信じるばかりで、自分の眼で観察したり見たりしなかったのですか。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
96.
「わからない」と感じることを、どこまでも考えてゆくようにして下さい。
「わからない」ということは、答えではなくて、問いなのです。
君が毎日やっているその自分とは、本当はなんなのか、知りたくないはずはないでしょう。
（ 池田晶子 ）
97.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
98.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
99.
先へ進めば進むほど道がひらけてくるなんてのは、神様かわずかなたぐい稀な天才のほかにはありませんな。
（ ドゥニ・ディドロ ）
100.
血と格言を持って書くものは、読まれることを望まず、暗誦されることを欲する。
（ ニーチェ ）
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