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哲学者・思想家の名言
☆ ９月２１日 ☆
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1.
自然に帰れ
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
2.
他者はなにかある意味において
対象的にとらえられるものではなく──
たとえ「理解」ということばをもってしても──、
したがって意味において分類されるものでもない。
（ 鷲田清一 ）
3.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
（ ショーペンハウアー ）
5.
善なる行為も、習慣のおかげで善行でなくなってしまう。
（ カント ）
6.
私が満足するのに必要なものはごくわずかである。
１日２回の美味しい食事、タバコ、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。
これが、私にとっては生活の全てである。
（ エリック・ホッファー ）
7.
自分の人生がつまらないものであっても、それを受け入れ、それを生きよう。
それを避け、ののしるのはやめよう。
悪くはないのだ……自分の周りが富んでいるときには貧しく見える。
あら捜しをしようと思えば、楽園にすらあるものだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
8.
日常の変化は「飛躍的」なものではない。
戦争や天災などによって激しく動揺することももちろんあるが、
そのなかでも日常性はすぐに回収される。
日常はむしろめだたない仕方で、
地すべりを起こすように変化していく。
（ 鷲田清一 ）
9.
数学に対する能力は、他の学問に対する能力に比べて現れ方が稀だ、というような説は、数学を始めるのが遅すぎた者、あるいはしかるべき努力をせずに数学に関わり合う者たちの作り上げた錯覚にすぎない。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
10.
正義なんて滑稽ものだ。
一筋の川で限界づけられるのだから。
ピレネー山脈のこちら側では真実でも、向こう側では誤りなのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
11.
崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。
森は夜崇高であり、昼美しい
（ カント ）
12.
人間は今や、彼らの用いている道具の道具になってしまった。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
13.
自由というのは、他人や社会に求めるものではなくて、自分で気がつくものなんだ。
自分は自分のしたいことをしていい、よいことをしても悪いことをしても何をしてもいい、何をしてもいいのだから何をするかの判断は完全に自分の自由だと、こう気がつくことなんだ。
（ 池田晶子 ）
14.
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
（ セネカ ）
15.
自由な男、つまり妻を持たない男は、少し才知があれば自己の身分以上の社交界に出入りして、上流階級の人々と同等に交際することができる。
一方縛られている男の場合には、こんなに簡単にはいかない。
結婚はあらゆる人々を自分の中に閉じ込めるから。
（ ラ・ブリュイエール ）
16.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
17.
怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。
（ ピタゴラス ）
18.
自分で名言を吐く以外の最善の方法は、引用することである。
（ エマーソン ）
19.
自分の好きなように生きている人間は自由である。
（ エピクテトス ）
20.
人は往々にして恋愛を去って野心に赴(おもむ)くが、野心から恋愛に立ち戻ることはほとんどない。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
各人はその能力に応じて、
各人にはその必要に応じて。
（ カール・マルクス ）
22.
真理が自分の罪業を証明しないかと、真理を畏(おそ)れ始めるときほど不幸なことはない。
（ ブレーズ・パスカル ）
23.
物事の認識に至る道は二つある。
すなわち経験と演繹(えんえき)の二つである。
（ デカルト ）
24.
我々は現在だけを耐え忍べばよい。
過去にも未来にも苦しむ必要はない。
過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから。
（ アラン ）
25.
少なくとも一回は踊らない日は、失われた日だ。
（ ニーチェ ）
26.
「汝自身を知れ」は、
確かに重大な戒めである。
だが、いかなる学問研究の場合でも同じだが、
自分自身を研究する場合にも、
どこが問題であるかは
直接に手を触れてみなければわからない。
扉にかんぬきが掛かっているかどうかは、
押してみないとわからない。
（ モンテーニュ ）
27.
孤独とは生命の要求である。
（ キルケゴール ）
28.
人生とは自らの道である。
一つのことを試みることであり、一つの道を端的に示すことである。
（ サルトル ）
29.
靴屋は素晴らしい靴をつくる。
それは彼が他に何もつくれないからだ。
（ エマーソン ）
30.
理性に従った享楽は禁欲よりも辛い。
あるものを節制する方が、無いのを我慢するよりもずっと辛い徳である。
（ モンテーニュ ）
31.
この世紀には三通りの人間が見られる。
生きている人間、
死んだ人間、
それに船で海を帆走る人間がそれである。
（ アナカルシス ）
32.
つねに控え目に褒めることは、凡人たる大きな証である。
（ ヴォーヴナルグ ）
33.
女のもとへ赴こうとするならば鞭を忘れるな！
（ ニーチェ ）
34.
心が激している時には人は誤って愛する。
本当に愛するには落ち着いて愛さなければならない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
35.
常識と公平な扱いほど、人々を驚かせることはない。
（ エマーソン ）
36.
完全を求めることは、人間の心を悩ませるこの世で最悪の病である。
（ エマーソン ）
37.
すべての夫は醜い。
（ モンテスキュー ）
38.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
39.
火あぶりの拷問具や地獄などは必要としない。
他人の存在が地獄なのだ。
（ サルトル ）
40.
誠実な人間の行き着く果ては、
自分が始終偽っていることを悟ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
41.
先の見通しがどれほど利くか。
どれほど他人の気持ちの察しがつくか。
何事についてもどれほどバランスを心得ているか。
この三つで人間の知恵は一応わかる。
（ 森信三 ）
42.
民族主義が首尾一貫したイデオロギーであるとすれば、
愛国主義はその感情的表現だという違いがあるだけである。
（ モーリス・ブランショ ）
43.
すべての人は、自分の中に医者を持っている。
（ シュバイツァー ）
44.
悪い人々に対する非難や拒絶によって、自分を浪費することがないように。
むしろ善き人々の美徳を称えよう。
（ エマーソン ）
45.
もし自分の友人が自分の不在のときに自分について語ったことを各自が知ったとするならば、よしそのとき彼がいかに真実に冷静に語ったにせよ、それに耐えうる友情はいかに少ないことであろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
46.
アクセントは会話の生命である。
アクセントは会話に感性と真実を与える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
47.
自分のやっていることに
一生不満を持ち続けるということは、
予想する以上に難しい。
愚痴をいいながらも、
自分のやってきたもの、やっているものを
いとおしく思うからだ。
（ 鷲田小彌太 ）
48.
本当の勇気が
事物の客観的な認識から出て来るのは
もとよりである。
しかし事物の客観的な認識を得るためには
なによりも勇気を必要とする。
（ 三木清 ）
49.
なるほど、人には自分のしたいことをする自由がある、悪いことをする自由もある。
でも、悪いことをする自由は、じつは自由ではないんだ。
（ 池田晶子 ）
50.
どのような運が降りかかろうと、喜びに浮かれることのないように、悲しみに暮れることのないように。
万物は流転し、そして運もまた、いつ変わるとも知れないのだから。
（ ショーペンハウアー ）
51.
思索は下から昇ってゆくものであるとすれば、瞑想は上から降りてくるものである。
（ 三木清 ）
52.
成長は必ず抵抗を伴うものです。
成長には必ず対抗勢力が現れるものです。
反対に、何の疑われることもなく、何の迫害もなければ、成長の理由そのものが存在しなくなってしまいます。
（ ジョン・デューイ ）
53.
大半の者は心の底では徳を軽蔑しているが、栄光を軽蔑する者は少ない。
（ ヴォーヴナルグ ）
54.
夢はすぐに見あたらない。
つかみたいものがどこにもない。
人生の大きな設計など、
それこそ夢心地にならなければイメージできない。
で、手近なところに「しなければならない」ことを探す。
（ 鷲田清一 ）
55.
運命の女神の愛顧を得ている間に、
この女神の不興(ふきょう)を覚悟しておかねばならぬ。
（ モンテーニュ ）
56.
女の貞節は、多くの場合、
自分の名声と平穏への愛着である。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
船荷のない船は不安定でまっすぐ進まない。
一定量の心配や苦痛、苦労は、いつも、誰にも必要である。
（ ショーペンハウアー ）
58.
国家の価値は、
結局国家を組織する人民の価値である。
（ J・S・ミル ）
59.
何が問題なのかが完全にわかったら、その問題は解決されている。
（ アラン ）
60.
不幸な人間を見つけるのは容易だ。
いつも自分が不幸であるということを自慢している。
（ バートランド・ラッセル ）
61.
人間を判断するのに、その人の偉大な特質によるべきでではなく、（その人が）それをどのように運用するかを見るべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
62.
愛は統一を求むるの情である。
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である。
（ 西田幾多郎 ）
63.
演繹法は、厳密であればあるほど、いっそう理解しやすい。
なぜなら、正確さというのは、すべてをより簡単な原理に帰着させることだからである。
（ ダランベール ）
64.
同じ季節が、
ぶどう畑には利益をもたらし、
牧草地には害を与える。
（ モンテーニュ ）
65.
自分の魂（精神）をできるだけ優れたものにせよ。
（ ソクラテス ）
66.
有害なのは、自分の身の丈に合わせて、たいていは自分の身の丈より小さく見立てて、なそうという目標を立てる心性である。
第一、窮屈である。
第二に、窮屈に慣れて、身も心も縮こまったままになる。
第三に、自分の窮屈さを、思慮深さと勘違いして、子どもの世代に強要することだ。
（ 鷲田小彌太 ）
67.
欠点の中には、美点に結びついて美点を目立たせ、矯正しないほうがよいという欠点もある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
68.
下坐行(げざぎょう)ということは、
その人の真の値打ち以下のところで働きながら、
しかもそれを不平としないばかりか、
かえってこれをもって、
自己を識(し)り自分を鍛える絶好の機会と考えるような、
人間的な生活態度を言うわけです。
（ 森信三 ）
69.
審美的な選択は、全く間接的であり、その限りにおいて選択というべきものにはならないか、あるいは、多様な可能性の中に埋没するか、そのどちらかである。
（ キルケゴール ）
70.
真の勇気は、目撃者のいない場合に示される。
（ ラ・ロシュフコー ）
71.
抑制の欠如と限界の逸脱が、政治においては罪あるいは犯罪と呼ばれず、「誤り」と呼ばれる。
（ ベネデット・クローチェ ）
72.
役立つ人間だと人に思われたいならば、それを口に出すな。
（ ブレーズ・パスカル ）
73.
貧困は不正なる事を教える。
（ セネカ ）
74.
ものごとは確信を持って始めると、疑惑に包まれて終わるのがオチである。
しかし初めに疑ってかかり、じっくりそれに耐えれば、最後は確信に満ちたものになる。
（ フランシス･ベーコン ）
75.
多くの恩恵は、咲き始めの時だけ匂いのする花に似ている。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
76.
仮に君が怒って破裂したところで、彼らは少しも遠慮せずに、同じことをやりつづけるであろう。
（ アウレリウス ）
77.
嫉妬は平生(へいぜい)は「考え」ない人間にも「考え」させる。
（ 三木清 ）
78.
ひやかすとは、品よく無礼を働くことだ。
（ アリストテレス ）
79.
我々に関する他人の悪評は、しばしば本当は我々に当てられているのではなく、まったく別の理由から出る腹立ちや不機嫌の表明なのである。
（ ニーチェ ）
80.
黙するは高き叫びである。
（ キケロ ）
81.
古来の偉人には雄大な根の営みがあった。
その故(ゆえ)に彼らの仕事は、味わえば味わうほど深い味を示してくる。
（ 和辻哲郎 ）
82.
数日では分からないことも、
数年経てば分かる。
（ エマーソン ）
83.
見ることではなく、泣くこと、ただ人間だけが泣くことを知っている。
（ ジャック・デリダ ）
84.
悪人を憎む善人は、
実力なき善人なり。
（ 清沢満之 ）
85.
我々は自分が直そうと思わない欠点を、ことさらに自慢の種にしようとする。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
血統の尊さは短くなり易き衣のごとし、
日に日に補足せざれば、
時ははさみを持って周りをめぐらむ。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
87.
どんな種類の変更も改良も何も望まないほど完全に自分の境遇に満足しきっていることは、おそらくただの一例もないだろう。
（ アダム・スミス ）
88.
他人の不幸に同情するのは、自分に無関係だと思えない時だけである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
89.
欠陥に満ちていることは一つの悪である。
しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
90.
良い結婚は・・・
恋愛を同伴し、
その性質を帯びることを拒む。
それはむしろ、
友愛の性質を模倣しようと務める。
（ モンテーニュ ）
91.
人びとからよい目で見られることにいかに強い欲望をもつか、人間性のうちでこの欲望ほど顕著なものはない。
（ ジェームズ・ミル ）
92.
希望は、目覚めている者が見る夢であり、絶望は、眠れる政治家を持つ現実なり。
（ アリストテレス ）
93.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
（ ショーペンハウアー ）
94.
何よりも次の二つの真理を記憶せよ──
まず第一に、外界は君の魂に触れることはできず、常に揺るぎなく外部に立つものであるから、君の内面の平和は君の想像からのみ生じるということ、
そして第二に、君が今、目の前に見ているものは、たちまち変化して、もはや存在しなくなるということだ。
（ アウレリウス ）
95.
時は未来永劫の幻影なり。
（ プラトン ）
96.
怒りは奇妙な用法を有する武器である。
他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
（ モンテーニュ ）
97.
いかなる人間にも、三つの望みがある。
健康であること、
正直な手段で金持ちになること、
そして美しくあること。
（ プラトン ）
98.
人生は、
高価なぶどう酒のように、
適当に間をおきながらちびちびと味わうべきものだ。
どんなに上等なぶどう酒でも、
それを水のように注ぎ込んでいたのでは、
その魅力の全ては失われ、
もはや大事なものとは思えなくなってしまう。
（ フォイエルバッハ ）
99.
自己の中に深く没入すれば、自分の求めるものがそこにあることを知る。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
100.
金は火によって試され、勇者は逆境によって試される。
（ セネカ ）
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