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穴の名言
1.
政治とは、
情熱と判断力の二つを駆使しながら、
堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫(ぬ)いていく作業である。
（ マックス・ウェーバー ）
（ Max Weber ）
2.
個人として優れていればいるほど、
それで墓穴を掘るケースが多い。
（ 大西一平 ）
（ Oonishi Ippei ）
3.
泥棒は、鼠ではなく鼠の穴だ。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
（ Judea ）
4.
決して希望を失うな。
どんなに深い穴でも綱が届くから。
（ アルゼンチンのことわざ・格言 ）
（ Argentine saying ）
5.
二頭の熊は、同じ穴では暮らせない。
（ ロシアのことわざ・格言 ）
（ Russia saying ）
6.
蟹は甲羅(こうら)に似せて穴を掘る。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
7.
巣穴を持たない野ウサギも、
言い訳をしない女もいない。
（ イギリスのことわざ・格言 ）
（ UK saying ）
8.
穴だらけでも我が家。
（ モンゴルのことわざ・格言 ）
（ Mongol saying ）
9.
狐(きつね)には穴あり、鳥には巣あり、
されど人の子には枕(まくら)するところ無し。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
10.
知識は
みずからの穴隙(けつげき)に気づくことにより、
みずからの不足を感じることによって、
学問にみちびかれる。
（ ゲーテ ）
（ Goethe ）
11.
私は美とは有り得るところに在るものとは考へたくないのだ。
有ると思へる手前か先にあると思ふので、
あり得ぬと思はれるところにこそあるものだと思ふのだ。
あり得ぬところに生ずるものだから
この美の静かさは一種淋しさに似てゐるのだ。
よるべなく虚無的な真闇な大穴のやうな淋しさに似てゐるものだ。
（ 京極杞陽 ）
（ Kyougoku Kiyou ）
12.
うつくしや障子の穴の天の川
（ 小林一茶 ）
（ Kobayashi Issa ）
13.
葱(ねぎ)切るや猫の手消えし障子穴
（ 大橋櫻坡子［大橋桜坡子］ ）
（ Oohashi Ouhashi ）
14.
九竅(きゅうきょう)のいきいきとして秋刀魚食ふ
（ 澤本三乗 ）
（ Sawamoto Sanjou ）
15.
（キリストの言う）
狐(きつね)には穴あり、鳥には巣あり、
されど人の子には枕(まくら)するところ無し、
とはまた、自由思想家の嘆きといっていいだろう。
一日も安住をゆるされない。
その主張は、日々にあらたに、また日にあらたでなければならぬ。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
16.
少しづつ身を押して蛇穴に入る
（ 永田耕一郎 ）
（ Nagata Kouichirou ）
17.
蝉穴といふ寂寞(せきばく)をのぞき見る
（ 能村登四郎 ）
（ Nomura Toshirou ）
18.
炎天下穴に沈めり穴掘りつゝ
（ 川口重美 ）
（ Kawaguchi Shigemi ）
19.
自分の得意なものを発見したならば、
大事に育てることが大切である。
育てるといっても、
その得意なものを
「井の中の蛙大海を知らず」式に、
自分の小さな穴の中でいじり廻しているだけでは
大成しない。
それでは早くから小さく固まってしまい、
融通性も弾力性もなくなるので、
後で気付いた時には、
どうにも動かせないデクの棒になってしまう。
そうなってからでは手遅れである。
若さも、新しい創意の芽も、全然期待できないだろう。
（ 本田宗一郎 ）
（ Honda Souichirou ）
20.
恋には、たくらみもあれば、おとし穴も用意される。
欺瞞も恫喝も存在する。
──というのは、恋におちいっているときは世俗を忘却するが、やがて、恋自体が“世俗”になるときがくるからである。
（ 田辺聖子 ）
（ Tanabe Seiko ）
21.
奉仕だとか、ボランティアだとか、
おもてなしだとか
ホスピタリティだとかいう
美辞麗句に踊らされる人間は、
最終的にケツの毛までむしり取られる。
（ 小田嶋隆 ）
（ Odajima Takashi ）
22.
人々は、孤立したまま生き、
詩は、たがいの孤立のありかたに、
それぞれ関心はもつが、
それを知り、理解するよろこびはあるとしても、
つまるところ
砂漠のなかをそれぞれ穴を掘っていることに
変わらない。
（ 三木卓 ）
（ Miki Taku ）
23.
眼の奥には、みんな
怖ろしい深い穴だけしかない骨が埋(うま)っているのだし、
手のつけ根にも、腰のつけ根にも、
蝶つがいのついた骨がぶらさがっていてね、
人間って、もろいものだわ……。
（ 林芙美子 ）
（ Hayashi Fumiko ）
24.
念仏に身をさらしをり穴まどひ
（ 澤本三乗 ）
（ Sawamoto Sanjou ）
25.
献身の根本的な誤謬(ごびゅう)は、
人が他人を見る場合、
心中に一つの穴ぼこを持っている対象物としてであり、
自分なら、その穴ぼこを埋めることができると思うことであります。
（ ボーヴォワール ）
（ Simone de Beauvoir ）
26.
自分の覗(のぞ)き穴から世界を眺める、とでも言えばいいでしょうか。
アニメーションといえども、いろいろな動きをひたすら描き続けていくうちに「ああ、これが世界の秘密かもしれない」と思う瞬間があります。
そして、そういう経験の積み重ねから自分なりのものの見方が形づくられていくのでしょう。
（ 宮崎駿 ）
（ Miyazaki Hayao ）
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