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哲学者・思想家の名言
☆ １月２０日 ☆
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1.
ただ動機だけが、人々の行為の真価を決する。
（ ラ・ブリュイエール ）
2.
罪を知らざる者は真に神の愛を知ることは能(あた)わず。
（ 西田幾多郎 ）
3.
生物学的に考察すると、人間は最も恐ろしい猛獣であり、しかも、同じ種族を組織的に餌食にする唯一の猛獣である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
4.
値(ね)の高さが、肉の味をよくする。
（ モンテーニュ ）
5.
時がすべての助言者の中で一番賢い。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
6.
余暇は
表面的には無償の（＝代価を払わない）時間のように見えるが、
生産の時間と奴隷化された日常性に伴うすべての精神的・実践的拘束を
忠実に再現するという意味で、
拘束された時間である。
（ ジャン・ボードリヤール ）
7.
運命は――生としてかくあるべきであるとか、かくあるべきでないとかは――議論することではなく、自分が受け容れるか否かの問題である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
8.
我々が良識の持ち主だと判断する相手は、
ほとんど我々と同意見の人々だけに限られる。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
大きな夢を見よう。
大きな夢だけが人の心を動かす。
（ アウレリウス ）
10.
ささいなことが私たちの慰めになるのは、ささいなことが私たちの苦しみになるからである。
（ ブレーズ・パスカル ）
11.
妬みによって幸福になる人間はどこにもいない。
（ バルタザール・グラシアン ）
12.
私たちが何らかのものを人の権利と呼ぶとき、
私たちが意味しているのは、
人がその所有しているものを
法律の力あるいは教育や世論の力によって保護してもらうことを
社会に対して正当に請求できる
ということである。
（ J・S・ミル ）
13.
真の友情を官職とか国家の公務に従事する人々の間に見出すは、最も困難なり。
友の昇進を自己のそれよりも大切に思うごとき人物が、いずこに見出しえるか。
（ キケロ ）
14.
ひまなことは忙しいよりはよいものだ。
余分なものを何一つ持たない我々庶民にとって、
時間だけが財産である。
（ バルタザール・グラシアン ）
15.
葬式は、
死者に対する務めというよりは、
生者に対する慰めである。
（ アウグスティヌス ）
16.
愚か者が先延ばしにすることを、
賢者はただちに取りかかる
（ バルタザール・グラシアン ）
17.
自己とは自分にとって最良の友人である。
（ アリストテレス ）
18.
意見というものは結局
感情によって決められる、
知性によってではなく
（ ハーバート・スペンサー ）
19.
現在は過去以外の何ものも含んでいない。
そして、結果の中に見出されるものは、すでに原因の中にあったものである。
（ アンリ・ベルクソン ）
20.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
21.
善い人間の在り方について論ずるのはもういい加減で切上げて、
善い人間になったらどうだ。
（ アウレリウス ）
22.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
23.
われわれはこうして自分の運命を手中にしており、
反省によって、
また同じく自分の生命をかけた決意によって、
自分の歴史に責任を負っているのである。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
24.
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、
才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。
（ ニーチェ ）
25.
外部世界について私が見聞きするものは、私の感官が私の振る舞いを照らし出すためにそこから抜き出したものにすぎない。
（ アンリ・ベルクソン ）
26.
よい結婚というものが極めて少ないことは、それがいかに貴重で、偉大なものであるかという証拠である。
（ モンテーニュ ）
27.
一匹の虫をその苦しみから救うことによって、
わたしは人間が生物に対してたえず犯している
新しい罪のいくぶんかを減じようとしているのだ。
（ シュバイツァー ）
28.
悪い政府の元で、正しくあることは危険だ。
（ ヴォルテール ）
29.
わたしたちは生まれて競技場に入り、死んでそこを去る。
競技の終りになってからもっとよく（競技用の）車をあやつる術を学んでなにになる？
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
30.
世代間格差は、制度によって作られる。
（ 萱野稔人 ）
31.
われわれが倦怠を感じるのは、
自分が何を待っているかがわからないときである。
（ ヴァルター・ベンヤミン ）
32.
死は全体性としての人生に
欠くべからざる緊張を与えている。
死が何時(いつ)とも知らず控えているということが
人生を生甲斐あるものであらせている。
（ 九鬼周造 ）
33.
夫婦はハサミのごとし。
（ シェリング ）
34.
大衆人は、自分の運命という確固不動の大地に足をふまえようとはせず、どちらかといえば、宙に浮いた虚構の生を営んでいるのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
35.
想像とは心の遊びである。
自分だけを相手にする勝手な遊戯である。
（ アラン ）
36.
科学的な経験は、常識的な経験に異議を唱える。
（ ガストン・バシュラール ）
37.
習慣は人間生活の最大の道案内である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
38.
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
（ ニーチェ ）
39.
家は、中に住むために建てるのであって、外から見るためではない。
（ フランシス･ベーコン ）
40.
思いちがいを恐れずに、毎日新しく思いちがいを世界にこじいれてゆく他ない。
（ 鶴見俊輔 ）
41.
われわれがよく知らないところの
なんらかの理由に同意するときには、
われわれは誤るか、
ただ偶然に真理に出会うかであり、
したがって、
われわれが誤っていないと知ることすらできぬ、
ということも確実である。
（ デカルト ）
42.
よい格言は陳腐なものになりがちである。
というのは、それらはことわざに転化するからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
43.
もしも、個性とは、個性的になろうとしてそうなるようなものであるなら、そこには必ず他人との比較があるはずだ。
人と同じようにはするまい、人と同じようにはなるまいという、他人を気にする気持ちがあるはずだ。
だったら、どうしてそんな人が個性的であるはずがあるだろう。
本来のその人がそうである仕方でそうであるのではないからだ。
（ 池田晶子 ）
44.
スタイル・ハーモニー・優雅・よきリズムの美は、簡素さによる。
（ プラトン ）
45.
噂は誰のものでもない、噂されている当人のものでさえない。
噂は社会的なものであるにしても、厳密に言うと、社会のものでもない。
（ 三木清 ）
46.
偽りは、それ自体において悪しきもの、非難されるべきものであり、素直さは高貴で賞讃に値する
（ アリストテレス ）
47.
（美の対象は）
所有の喜びも、
直接的な物理的使用の喜びも、
すべて排除されなければならない。
（ ジョン・デューイ ）
48.
すべての無頼漢は盗人にあらざるも、すべての盗人は無頼漢なり。
（ アリストテレス ）
49.
労働と貧困は、だれもが嫌がりますが、大多数の人にとっては避けられない運命です。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
50.
自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
51.
不満足は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
52.
体系は
内的な生、
あるいは包摂された歴史を
引き合いに出す。
（ ジル・ドゥルーズ ）
53.
誕生と死、それは人の力ではどうしようもない出来事であり、この二つの間の期間をせいぜい楽しむにこしたことはない。
（ サンタヤーナ ）
54.
私たちは、自分たちの成功の度合いを少なくとも部分的には自分たちの生活水準の上昇率によって判断しているが、隣人や友人や同僚との比較によって判断することもある。
この場合も同じように、社会全体が豊かになっても、平均的な幸福感は増大しない。
（ ピーター・シンガー ）
55.
言葉の中に、
話し手の心の状態と人格と気質が見える。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
56.
人間はときに、他人と別人であると同じほどに自分とも別人である。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
感情に関しては、心の垣根はない。
（ スザンヌ・K・ランガー ）
58.
天使は力において神と等しくなろうと欲して法を破って堕ち、人間は知識において神と等しくなろうと欲して法を破って堕ちた。
（ フランシス･ベーコン ）
59.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
自分に何ができるかは、自分以外の者には分からない。
いや、自分でもやってみるまではわからないものだ。
（ エマーソン ）
61.
いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
（ ソクラテス ）
62.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
63.
人間の空虚な事を十分に知ろうとするには、恋愛の原因と結果を考察すれば足りる。
原因は「何も言えない」ことである。
…が、その結果は恐るべきもので、この「何も言えないこと」…人の知る事も出来ない些細たる事が、全地、王侯、軍隊、全世界をも動かすのである。
（ モンテーニュ ）
64.
人間はみな幸福を求むるも、幸福とは、宇宙および人間の指導原理たる理性について生きることなり。
（ ゼノン ）
65.
悪口は意地悪な人による慰めである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
66.
期待と不安は分かちがたい。
期待のない不安はないし、不安のない期待はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
人類は絶えず徒(いたず)らに又(また)無駄に齷齪(あくせく)し、空疎なる心労に生命を費やしているが、明らかにその理由は、所有するということには如何(いか)なる限度があるかを知らず、又(また)真の快楽は如何(いか)なる程度まで増大し得るかの範囲に全く無智であるが為である。
（ ルクレティウス ）
68.
学問に時間を費やしすぎるのは、怠惰である。
（ フランシス･ベーコン ）
69.
あなたをまどわして究極的成功ができないようにする者は誰もいないのです。
いるとすれば、あなただけです。
（ エマーソン ）
70.
金を払う相手は先生だが、実際に私の息子を教育してくれたのは生徒たちだ。
（ エマーソン ）
71.
肉体があまり安楽すると、精神が腐敗してくる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
72.
未成年に惜しみなく注がれる同情の何とお門(かど)違いなこと。
まだもっと難しい年代がその後に来るというのに。
「ちょっとおばかさんな若い娘」の時代が終わり、
ただの女になってゆく、
何よりも悪いのは、
誰かの妻という存在になってしまうときが来るというのに。
（ アイリス・マードック ）
73.
ドイツは旅行するのに、
イタリアは滞在するのに、
イギリスは思索するのに、
フランスは生活するのに適している。
（ ダランベール ）
74.
人は、実際の恋愛対象よりも、自分で心に描き出した相手の像の方を一層愛する。
人がその愛する者を正確にあるがままに見るならば、もはや地上に恋は無くなるだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
75.
心配に対する最上の対策は、
忍耐と勇気である。
（ カール・ヒルティ ）
76.
世間では驚嘆されながら、
妻や召使いから見れば、
何一つすぐれたところのなかった人もいる。
家中(かちゅう)の者から称讃された人というのはほとんどない。
（ モンテーニュ ）
77.
伝統が創造されるというのは、
それが形を変化するということである。
伝統を創り得るものはまた
伝統を毀(こわ)し得るものでなければならぬ。
（ 三木清 ）
78.
もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。
我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
79.
おお富よ、
最も不幸をもたらすものでありながら、
人間の間では最大の羨望の的。
（ カルキノースⅡ ）
80.
われわれは自分の言葉を統御していると考えているが、しかし、われわれが言葉によって支配され統御されているのである。
（ フランシス･ベーコン ）
81.
我々は一人で世の中を歩いている。
我々が望むような友情は夢であり、寓話である。
（ エマーソン ）
82.
恋されて恋するのは恋愛ではなく友愛である。
（ プラトン ）
83.
深い友情とは、それ自体が目的なのだ。
（ アリストテレス ）
84.
気軽に約束しない人が、いちばん約束を守る。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
85.
幸福になるのは、自分の好きなものを持っているからであり、他人がよいと思うものを持っているからではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
常に今日のためにのみ働く習慣をつくるがよい。
明日はひとりでにやってくる。
そしてそれとともに新しい明日の力もまた来るのである。
（ カール・ヒルティ ）
87.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
88.
自分を分かち与えることこそ、最高の贈り物だ。
（ エマーソン ）
89.
真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。
（ モンテーニュ ）
90.
特定の土地を囲い込んで「これは俺の土地だ」と宣言することを思いつき、他人にもごく素直に自分の言い分を信じ込ませた最初の人間こそ、市民社会の真の創始者であった。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
91.
多くの愚者は自分に飽き、嫌になることによって悩む。
（ セネカ ）
92.
火中(かちゅう)の栗を拾う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
93.
成長を欲する者は、
まず根を確かに下(おろ)さなくてはならない。
上にのびることのみ欲するな。
まず下に食い入ることに努めよ。
（ 和辻哲郎 ）
94.
何が問題なのかが完全にわかったら、その問題は解決されている。
（ アラン ）
95.
人間のことは何にてあれ、大いなる心労に値せず。
（ プラトン ）
96.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、自分を知る人々には自分の益となるものが何であるか分かり、自分にできることとできないことを見分けることができる。
（ ソクラテス ）
97.
最も高度な文明においても、
読書はやはり最大の喜びである。
一度その満足を知った者は、
不幸の中でもその満足を得る。
（ エマーソン ）
98.
過去によって未来をもくろむな。
（ エドマンド・バーク ）
99.
文化はOSであり、
言葉はネックトップ、
すなわち脳の中に入れるアプリのようなものです。
そのアプリのおかげで
人間には創造性があるのです。
（ ダニエル・デネット ）
100.
情熱がもはや精神に水を与えることも育(はぐく)むこともなくなると、
怖れが雑草のごとく、
捨てられた土地の荒れ土に吹き出すのです。
（ サム・キーン ）
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