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301.
善をなしながら誹謗されるのは、国王の宿命である。
（ アンティステネス ）
302.
神は似非(えせ)信心家を作り、王侯は偽善者を作る。
（ モンテスキュー ）
303.
職業や社会的地位によって、えらいのえらくないのは少々おかしいのだ。
（中略）善行を自然に実行している人こそ、えらい人といえるのではないだろうか。
（ 本田宗一郎 ）
304.
人間の本性は邪悪である。
にも関わらず善良であるとすれば、それは教養の成果である。
（ 荘子 ）
305.
善意や親切や思いやりは時には罪悪をつくることさえあるのだ。
（ 遠藤周作 ）
306.
徳をもって怨みに報いる。
（ 孔子・論語 ）
307.
善人は悪人の教師である。
すなわち悪人とは善人の働きかける対象者にほかならない。
（ 老子 ）
308.
施しをする男は善い男だが、彼はすぐに（施しに）疲れる。
（ イギリスのことわざ ）
309.
偉い人にならなくてもよいから、
正直なよい人になりなさい。
（ 野上弥生子 ）
310.
死んでから仏になるのはいらぬこと。
生きているうちによき人になれ。
（ 田中正造の父親の言葉 ）
311.
「良いもの」とは、私たちを助けるもの、あるいは少なくとも邪魔しないもののことである。
「悪」とは、私たち自身の利己的な基準に照らして、私たちに危害を加えたり、干渉したりするもののことを言う。
（ マージョリー・キナン・ローリングス ）
312.
利害損得のみに執着する日本人の封建思想をたたき直して、正邪善悪に基づいて行動する人間をつくることが、民主主義の目的であり、教育者の使命である
（ 尾崎行雄 ）
313.
自己愛に終始した場合に悪をなし、他者を思うという愛に目覚めたときに善となる。
善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにあるのです。
（ 稲盛和夫 ）
314.
人生は本来善でも悪でもない。
生き方しだいで善の舞台とも悪の舞台ともなる。
（ モンテーニュ ）
315.
世渡り上手、才子、利口者の善行は、何かためにするところのある善行で、すべて偽善である。
偽善の流す害毒は、不善よりもなおはなはだし。
（ 山田愛剣 ）
316.
善人たちは逆境でも楽しそうな顔をし、悪人たちは栄えているときでもつまらなそうにしている。
（ サアディー ）
317.
時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。
誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値あるものを残すことによって、「永続性」を達成したいのです。
（ 稲盛和夫 ）
318.
慈善は婦人の徳、寛大は男子の徳。
（ アダム・スミス ）
319.
若い時は、人々の意見で善悪の判断をするのが普通である。
年をとると、自分の何の物差しもないのに興味本位で振る舞い、その上、何の徳があるわけでもないのに恥ずかしさを感じない。
（ サミュエル・ジョンソン ）
320.
文明とは何か？
善良な女性の力だ、
と私は答える。
（ エマーソン ）
321.
生まれつき善良であることは、幸運であり、大きな財産である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
322.
善行も、それによって報われようと思うようになっては、もはや善行ではない。
（ レッシング ）
323.
ここに善意に満ち少し試み多く失敗せる人眠る。
多分これが彼の墓碑銘かもしれない。
しかし、そのことで彼が恥じる必要は毛頭ないのだ。
（ ロバート・ルイス・スティーヴンソン ）
324.
苦悩の美徳を教える僧侶に耳を傾けるのをやめようではないか。
なぜなら快楽こそ善だからである。
（ アナトール・フランス ）
325.
善悪は人にあらず、自らの心にあり。
（ 仏教の教え ）
326.
自己放棄は偽善である。
（ ロマン・ロラン ）
327.
どんなものでも、自然という造物主の手から出るときは善であり、人間の手に渡ってからは悪となる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
328.
立派な身なりの愚か者がいるように、
見かけは立派な愚行がある。
（ シャンフォール ）
329.
悪人だけでなく善人にも災難が降りかかる理由について第１に、分かりません。
第２に、わたしたちは自分で思っているほど善良ではないからです。
（ アーサー・ウェントワース・ヒーウィット ）
330.
私は鉄面皮の悪よりも、むしろ平和のための偽善をよしとする。
（ ウィンストン・チャーチル ）

331.
人々を結び合わせるすべてのものは善であり、美であります。
彼らを分裂させるすべてのものは悪と醜悪であります。
（ トルストイ ）
332.
善い人とは、強い人たちのことではなく、誠実な人たちのことである。
（ ドストエフスキー ）
333.
アイデアは、善良で勇敢な人の頭と腕で活用されなければならない。
さもないと、それは夢にすぎない。
（ エマーソン ）
334.
善、すなわち一切の幸福と一切の満足とは消極的なものである。
言いかえれば、それは単に欲求が鎮まり、苦痛がやんでいるということにすぎない。
（ ショーペンハウアー ）
335.
目を奪うほど美しいものがいつも善いものとは限らない。
しかし、善いものはいつでも美しい。
（ ニノン・ド・ランクロ ）
336.
秘密になされた善行は
最も名誉に値す。
（ 『聖書』 ）
337.
善は急げ、悪は延ばせ。
（ 西洋のことわざ ）
338.
善については意図より行為が重く、悪については行為より意図が重い。
（ スペインのことわざ ）
339.
悪は必要である。
もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになる。
悪こそは善の唯一の存在理由なのだ。
（ アナトール・フランス ）
340.
世渡りで身を保って行くには、あまり潔癖すぎてはならない。
一切の汚れや穢れも、すべて飲み込むようでありたい。
人と交わるには、あまり几帳面すぎてはならない。
一切の善人悪人、賢者愚者をも、すべて包容することができるようでありたい。
（ 洪応明 ）

341.
災難が過ぎてしまうと、聖人はすぐに忘れられる。
（ フランソワ・ラブレー ）
342.
善は、自分が犠牲になるのでなければ善ではない。
（ ロマン・ロラン ）
343.
良い音楽には、人を良い方向に向かわせるエネルギーがあります。
（ 新実徳英 ）
344.
人間の知ることができ、また知らなければならない学問のなかで最も重要なのは、できるだけ悪を少なくし、できるだけ善を多くするように生きるための、学問です。
（ トルストイ ）
345.
常に良き友と話し、異見をも請け申すべく候。
人の善悪は友によると聞こへ候。
（ 藤堂高虎 ）
346.
中途半端にやる習慣を脱し、全体の中に、善いものの中に、美しいものの中に、決然と生きることを心がけよう。
（ ゲーテ ）
347.
民衆が自由で独立的で自治的である国は、
いかなる国でも、
常に善なる人々と悪なる人々との間に
闘争の行われる国である。
もしこの闘争が存在しないなら、
それは暴君が支配して、
善き人々が力を失っていることを意味する。
（ パール・バック ）
348.
善には常に悪が混じっている。
極端な善は悪となる。
極端な悪はなんの善にもならない。
（ アルフレッド・ド・ヴィニー ）
349.
私は、人間が人間に対してよりすぐれているものとしては、よりいっそう善良だという点の外（ほか）には認めない。
（ ベートーヴェン ）
350.
幸福の戦(いくさ)、正義の戦、美の戦、真理の戦、悪を排し理想を求める善の戦、その他に、戦(いくさ)なる物はあるまい
（ ヴィクトル・ユーゴー ）

351.
光の素晴らしい輝きはその影がなければ存在し得ない。
人生は一つの全体であって、善も悪も共に受け入れられねばならないのである。
（ ウィンストン・チャーチル ）
352.
この世で犯された最初の罪は偽善である。
（ ジャン・パウル ）
353.
平等はあらゆる善の根源であり、極度の不平等はあらゆる悪の根源である。
（ ロベスピエール ）
354.
罰の目的は悪の防止である。
それは決して善への拍車とはならない。
（ ホレース・マン ）
355.
花の香りは風に逆らいて匂わず。
されど、善き人の香りは風に逆らいても匂う。
（ 『法句経』 ）
356.
悪い人々に対する非難や拒絶によって、自分を浪費することがないように。
むしろ善き人々の美徳を称えよう。
（ エマーソン ）
357.
善い人間とは、過去においてどんな失敗や過失をおかしたにかかわりなく、現在より善くなろうと努力し前進している人間のことである。
（ ジョン・デューイ ）
358.
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れ去られるでしょう。
気にせず、し続けなさい。
（ マザー・テレサ ）
359.
孝は百行の本
（ 日本のことわざ ）
360.
善良な人間は、時として家族を不幸にする。
（ ながれおとや ）

361.
善行の報いはその中にあり。
（ 格言 ）
362.
どんな人間でも２で割れる。
善と悪が一緒になっているのだから。
（ エーリッヒ・ケストナー ）
363.
言っておくが、人間が善良であることは決して美徳じゃないぜ。
そいつは壊れ易い装飾品のようなもので、自分の良心を満足させることはできるが現実には何の役にも立たない。
その上周囲の者にいつも負担を負わせるんだ。
（ 山本周五郎 ）
364.
親切という名のおっせかい
そっとしておく思いやり
慈善という名の巧妙な偽善
（ 相田みつを ）
365.
生まれの良い人、権勢のある人、富裕な人は、名誉を受けるに値するとみなされている。
だが本当は、善い人だけが名誉を受けるに値するのである。
（ アリストテレス ）
366.
内に悪念あれば外に鬼と見ゆ。
内に善心あれば外に仏を見る。
（ 無住一円 ）
367.
なぜ自分の繭(まゆ)の中に閉じこもっているのか。
繭を破らなければ、美しい蝶にはなれないのに。
（ ヘーゼルデン財団 ）
368.
あなたは、
あなたのほかの何ものでも無くていい。
あなたは、
ただあなたであればいい。
あなたが、
あなたの中の善いものを
本当に生かしきれば、
世界はそれで満足する。
（ 後藤静香 ）
369.
善人においては、現世にても死後にても、悪は発生せず。
（ ソクラテス ）
370.
ニューヨークにはただでなにかをくれる人間はひとりもいません。
彼らの場合、好奇心と慈善心が背中合わせになっているんです。
（ オー・ヘンリー ）

371.
出来る限り善を行い、
何者にもまして自由を愛し、
王座のもと（＝前）であろうとも、
断じて真理を裏切るまい。
（ ベートーヴェン ）
372.
真の保守政治家は、善には保守的、悪には急進的である。
その意味は革命家なのだ。
（ ベンジャミン・ディズレーリ ）
373.
末期患者には、激励は酷で、善意は悲しい。
説法も言葉もいらない。
きれいな青空のような瞳をした、すきとおった風のような人がそばにいるだけでいい。
（ 青木新門 ）
374.
忠告してこれを善道し、不可なれば則ち止む。
自ら辱しめらるることなかれ。
（ 孔子・論語 ）
375.
君について、誠実でないとか、善い人間でないとか、そういったことを嘘を伴わずに言える権利を誰にも与えてはならない。
（ アウレリウス ）
376.
自由・平等は悪い原理である。
真の人間的原理は正義である。
弱者に対する正義は保護もしくは善意である。
（ アミエル ）
377.
いまの時代では、まさに善なるものは、かなしい。
（ 寺山修司 ）
378.
邪悪なる善は甘い蜜に潜む。
（ オウィディウス ）
379.
好事(こうじ)門を出(い)でず、悪事千里を行く。
（ 『北夢瑣言（ほくむさげん）』 ）
380.
富は消費するためにある。
消費する目的は、名誉と善行である。
（ フランシス･ベーコン ）

381.
人生はしばしば
善よりもむしろ悪の選択を我々に提供する。
（ チャールズ・カレブ・コルトン ）
382.
陰徳あれば必ず陽報あり。
（ 『淮南子』 ）
383.
よく食べ、よく働き、よく眠る。
その調和が善良な精神となる。
（ 大西良慶 ）
384.
善行をするのにためらうな。
（ 格言 ）
385.
我々はただ自己にのみ関心を持つのか、それともより大きな善、社会の、我々の、また人類の幸福に関心を持つのか？
結局のところ、このより大きな善は、我々を包括するものではあるまいか。
（ ネルー ）
386.
あなたがお金を非難すれば、それは羽根がはえて飛び去ってしまいます。
「自分はお金が好きだ」とはっきりといい、「お金は善であり、きわめてよいものである」と宣言しなさい。
（ ジョセフ・マーフィー ）
387.
最高の善は快楽、最大の悪は苦痛なり。
（ エピクロス ）
388.
臆病な善人は、人々を不幸にする悪い奴よりもっと悪い。
なぜなら、自分もまわりの人も神経質に責め立てる。
しかも、どん欲で要求ばかりするから・・・・。
（ 山崎房一 ）
389.
パンを得んがために純粋無垢を失うよりも、餓死に甘んじるほうが人間にとってましである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
390.
一悪(いちあく)をもってその善を忘れず
（ 太宗 ）

391.
善行とは、悪行を慎むのではなくて悪行を望まないことである。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
392.
（人間を）幸福にするものが善であるのではなく、
善であるものだけが（人間を）幸福にするのである。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
393.
暴力団ってね、どこかで世間の非行少年を預かっているという意識があるんですよ。
つまり、悪いこともしているけど、善行も積んでいる。
そのプラスマイナスのバランスの上にいるから、自分たちが悪い奴だと思ってません。
（ 永六輔 ）
394.
善事は罪悪感を抱きながらせねばならない。
（ 亀井勝一郎 ）
395.
科学技術って
進歩する以外に能がないんですね。
文化、芸術がブレーキかけないと、
野蛮な文明国になっちゃう。
合理を最優越させないで
知情意、真善美のバランスを回復しなくてはいけない。
（ 唐木順三 ）
396.
本当の教育は知性と美しさと善良さを組み合わせたものです。
そしてこのうち一番大切なものは善良さです。
（ ヘレン・ケラー ）
397.
戦争においては、あらゆる種類の善きものも美しきものも姿を現し、あらゆる種類の邪(よこしま)なるものも醜いものも明るみへ曝(さら)し出される。
（ フランソワ・ラブレー ）
398.
相手があなたに非情な言動をとってきたら、その真意を汲み取って善意に解釈しましょう。
対人関係の悪化は未然に防げます。
（ ジョセフ・マーフィー ）
399.
常に、善良な言葉、人を勇気づける言葉、人に喜びを与える言葉のみを使っている人、
そういう人は心がけなくても、
人に幸福を分けている人だよ。
（ 中村天風 ）
400.
この世には善も悪もなく、思考がそれらを作り出します。
（ ジョセフ・マーフィー ）

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