正しき道を歩む者、
必ずしも富める者ではない。 しかし、 貧窮の裡(うち)に喘(あえ)ぎながらも、 良きおしえのままに生くる。 九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928) 自著『無憂華』 「運命に克つ」 【 九条武子の名言 】
〈全文〉
正しき道を歩む者、必ずしも富める者ではない。 しかし、貧窮の裡(うち)に喘(あえ)ぎながらも、良きおしえのままに生くる。 __ Link __ おしえをもとめながら、ともすれば身の不幸をかこつものは、幸福をもとめるために、おしえを弄(もてあそ)ぶものではあるまいか。 __ Link __ むしろ貧窮に徹したとき、絶望に徹したとき、まことの道はそこに展(ひら)け、まことの力はそこに燃え出(い)でて来よう。 __ Link __ おしえの中にすむ、――おしえのままに生くるものこそ、如何(いか)なる運命の戯れにも、之(これ)に打ち克つものであろう。 __ Link __ 正しき道を歩む者は、最大の強者である。
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