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今日の
哲学者・思想家の名言
☆ １０月８日 ☆
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1.
人間的なことがらの中で、
いったい何が偉大なものであり、
何が永続的なものであるだろうか。
このようなもの［名誉や名声］でさえ相当なものと思われるのは、
私の見るところでは、
われわれの弱さと命の短さによる。
（ アリストテレス ）
2.
治そうと思う者は、
もう半ば治っている。
（ セネカ ）
3.
運命は――生としてかくあるべきであるとか、かくあるべきでないとかは――議論することではなく、自分が受け容れるか否かの問題である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
4.
道徳とは個人における畜群本能である。
（ ニーチェ ）
5.
恋と酒の共通点。
人を熱くし、明るくし、くつろがせる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
6.
人生を歩むうち、わたしには一つの事がますます明らかになってきた。
それは、開かれた心を失わないことが人間にとって何よりも大切だということである。
正しく開かれた心はもっとも貴重な人間の財産である。
（ マルティン・ブーバー ）
7.
間違った思い込みは、自分を名前だと思うところから、次第に広がってゆくことになる。
世界に存在する物には名前があるから、犬や自動車が存在するのと同じ仕方で、自分という物も存在していると思ってしまうんだ。
でも、これは違う。
だって、自分はその名前のことじゃないんだから。
（ 池田晶子 ）
8.
各々の物はそれが創られた目的に向かって惹かれる。
惹かれるものの中に、各々の目的がある。
目的のある所に各々の利益と善がある。
（ アウレリウス ）
9.
嫉妬には天真爛漫ということがない。
愛と嫉妬とは、種々の点で似たところがあるが、先ずこの一点で全く違っている。
（ 三木清 ）
10.
我々が一方の人たちの栄誉を讃(ほ)めるのは、他方の人たちのそれをけなすためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
哲学者は言葉を話すが、
そのことが哲学者における弱さ、
しかも説明し難い弱さとなる。
つまり、彼は黙るべきであり、
沈黙したまま合致し、
そして〈存在〉のうちで、
そこにすでに出来上っている哲学にたどりつくべきなのだ。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
12.
人は友を敵にしてはいけない。
友は自分に忠言を与えるが、敵は自分に警戒を与える。
（ ソクラテス ）
13.
現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう？
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
善、すなわち一切の幸福と一切の満足とは消極的なものである。
言いかえれば、それは単に欲求が鎮まり、苦痛がやんでいるということにすぎない。
（ ショーペンハウアー ）
15.
運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。
（ ショーペンハウアー ）
16.
いかなる職業でも、
自分が支配するかぎり愉快であり、
服従するかぎり不愉快である。
（ アラン ）
17.
われわれが倦怠を感じるのは、
自分が何を待っているかがわからないときである。
（ ヴァルター・ベンヤミン ）
18.
ゼウスが人間の願いに耳を傾けたなら、すべての者が滅びるだろう。
（人間は）人類に有害な多くのものを要求するからである。
（ エピクロス ）
19.
太陽が昇る。
星々は消える。
魂が明るむ。
夢は消える。
昼がわたしを受け入れる。
地上の生活の歩みのなかで
昼がわたしを守る。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
20.
友たるものは、
推察と沈黙に熟達した者でなければならない。
（ ニーチェ ）
21.
賢明である秘訣は、重要視しなくともいいものが何かを心得ることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
22.
過去とは、所有者の贅沢だ。
過去を整頓しておくには一軒の家を持つことが必要だ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
23.
じぶんはだれか。
それをすぐに内部に、
つまりじぶんのなかに持続する同一性に
求める習慣から
一度じぶんを隔てる必要がありそうだ。
わたしたちの「だれ」はむしろ、
他人との関係のなかで配給される。
（ 鷲田清一 ）
24.
他人のあざけりを心にとめず、敗北にもくじけず、勇気をもってまた立ち上がれ。
いっさいの正義にはやがて勝利が訪れるのだ。
（ エマーソン ）
25.
軽蔑は不機嫌におけるエゴイズムである。
（ コールリッジ ）
26.
生命を賭(と)すること、生命を犠牲にすることは、それなしでは人間にふさわしい生を得ることもできず、救いの道を見出すこともできないであろうような、人間にとって必須の条件であるが、それも生命を賭すること、生命を犠牲にすることそのものにではなく、それが理性と愛から出た、人間として生きる上での契機となっている点に、意味があるのである。
（ カール・ヤスパース ）
27.
現存在の最大の生産性と最大の享楽とを収穫するための秘訣は、危機に生きるということである。
（ ニーチェ ）
28.
何か不運に見舞われそうになったら、
起こり得る最悪の事態について真剣に、慎重に考えてみよう。
この起こり得る最悪の事態をしっかり見据えたら、
それも結局大した災難ではないと思うための理由を考えてみよう。
その理由は必ずあるものだ。
（ バートランド・ラッセル ）
29.
多くの者達は博識であっても分別を持たない。
博識ではなく分別を多く持つことに努めねばならない。
（ デモクリトス ）
30.
悲運に耐えるより、幸運に耐えるためにこそ、大きな能力が要る。
（ ラ・ロシュフコー ）
31.
自分に理のある時は和解に応じ、
先方に理のある時は訴えるのが得策である。
（ ヴォルテール ）
32.
国家の安全保障が最高の法である。
（ キケロ ）
33.
信頼は才気よりも会話を力づける。
（ ラ・ロシュフコー ）
34.
大成功はおぼつかないと分かった時になって、人は大風呂敷を軽蔑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
35.
間違ったことをして、それに苦しむことができない人間くらい、たびたび間違ったことをする人間はいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
36.
善事をなして悪く言われるのは、王者らしいことだ。
（ アウレリウス ）
37.
急いでも無駄だ。
大切なのは間に合うように始めることだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
38.
動物にさまざまな種類があるように、人間にもさまざまな異なった種類がある。
そして、人と人との関係は、異なった動物と動物との関係によく似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
39.
大衆はモノを書かない批評家である。
（ ヴォルテール ）
40.
深い悲しみと失望が怒りを生み、
怒りが妬みを、
妬みが恨みを、
そして恨みが再び深い悲しみを生む。
それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
41.
外からの出来事が人の運の良し悪しに大いに関係することは確かだ。
これには、他人の好意、機会、関係者の死、その人の美徳ゆえの機会などが入る。
だが、自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない。
（ フランシス･ベーコン ）
42.
ある小さな時代は、
独特の醜いやり方で、
ほかのすべての時代を誤解する。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
43.
何よりも注意しなければならぬのは、羊が群(むれ)についてゆくように本能的に先行者の後ろについてゆくことで、これではみなの行く道を行くことになり、本来辿(たど)るべき道を行くことになりません。
（ セネカ ）
44.
人は持たぬもの、あるいは知らぬものを他の人に与えることも、他の人に教えることも出来ぬであろう。
（ プラトン ）
45.
泣くことも一種の快楽である。
（ モンテーニュ ）
46.
行動は感情に従うように思われているが、
実際には行動と感情は同時に働くのである。
意思の力でより直接的に支配されている行動を規制することによって、
意思に支配されにくい感情をも規制することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
47.
あらゆる借金の中で
人々は税金を一番払いたがらない。
これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
（ エマーソン ）
48.
言葉や属性こそ、事物の本質に一致すべきであり、逆に本質を言葉に従わせるべきではない。
というのは、最初に事物が存在し、言葉はその後に従うものだからである。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
49.
怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望。
（ セネカ ）
50.
新しい真理は、最小の動揺と最大の連続性とを与えるようにして旧(ふる)い意見を新しい事実にめあわせる。
一つの理論が真であるかどうかということは、その理論がかかる「最大と最小の問題」をどの程度に解決しえているかに比例して計られることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
51.
われ死なば　引導追善葬無用
むくろは荼毘(だび)て　骨な拾いそ
（ 久松真一 ）
52.
障害を克服できると信ずる者だけが、本当に障害を克服することができる。
（ エマーソン ）
53.
現在、人間は脈絡がなく、不連続的である。
それも、歴史上の他の諸時代において起ったように
一時的にそうなのではない。
今では、不連続的であることが
世界の本質そのものなのである。
（ モーリス・ブランショ ）
54.
教育もまた、教育を必要としないだろうか？
（ カール・マルクス ）
55.
人間にとっての主な仕事は、
自分自身を創造することである。
（ エーリヒ・フロム ）
56.
乞食──乞食は一掃すべきである。
けだし何か恵むのもしゃくにさわるし、何もやらないのも、しゃくにさわるから。
（ ニーチェ ）
57.
人間は、もはや誇りを持って生きることができないときには、
誇らしげに死ぬべきである。
（ ニーチェ ）
58.
他人に対する不正を防ぎうるのは、正義の原則よりもむしろ思いやりである。
（ エリック・ホッファー ）
59.
すべての歴史は「現代史」である。
（ ベネデット・クローチェ ）
60.
どこまで行けるかを知る方法はただ一つ、出発して歩き始めることだ。
（ アンリ・ベルクソン ）
61.
年がら年中嫉妬の種ばかりまいているような女たちは、少しも我々が焼き餅を焼いてやるに及ばないであろう。
（ ラ・ブリュイエール ）
62.
幸運の愛は、勇者とともにある。
（ オウィディウス ）
63.
およそ惨めなものは、
将来のことを不安に思って、
不幸になる前に不幸になっている心です。
（ セネカ ）
64.
人は、くだらないとして礼儀作法をなおざりにするが、善人か悪人かを礼儀作法で決められることがよくある。
（ ラ・ブリュイエール ）
65.
自分にとって自分の心の奥で真実だと思えることは、万人にとっても真実だと信じること、それが普遍的精神というものだ。
（ エマーソン ）
66.
自己教育の真の方法は、すべてのことを疑ってみることである。
（ J・S・ミル ）
67.
一番大切なことは、
単に生きることではなく、
善く生きることである。
（ ソクラテス ）
68.
神は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。
ゆえに話すことの二倍だけ聞け。
（ ゼノン ）
69.
思いちがいのなかで、思いちがいをすてることでその方角を向いて死ぬ以外に、何ができよう。
（ 鶴見俊輔 ）
70.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
（ キルケゴール ）
71.
人間の本質が人間の最高のものであるならば、実践的にも最高かつ最善の掟は、人間に対する人間の愛でなければならない。
（ フォイエルバッハ ）
72.
自分にできないと考えている間は、
本当はそれをやりたくないと心に決めているのだ。
だからそれは実行されはしない。
（ スピノザ ）
73.
自然が暴威をふるわないところでは、自然は合理的な姿に己を現してくる。
（ 和辻哲郎 ）
74.
学ぶのに年を取り過ぎたということはない。
（ セネカ ）
75.
喧嘩をつくるのは倦怠だ。
その証拠は、いちばん喧嘩好きなのは、仕事や心配のいちばん少ない人間に決まっているからだ。
（ アラン ）
76.
人の天性は、よい草を生ずるか、雑草を生ずるか、そのいずれかである。
だから折を見て、よい草に水をやり、雑草を取り除かねばならない。
（ フランシス･ベーコン ）
77.
私達は竹馬に乗っても何もならない。
なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。
（ モンテーニュ ）
78.
親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、
厳しい闘いをしているのだから。
（ プラトン ）
79.
食べ物を選ぶように、言葉も選べ。
（ アウグスティヌス ）
80.
人生の悲劇は、
生きていながら内部では死んでいること。
（ シュバイツァー ）
81.
残された時間は短いが、
私はこのまま自分の一生を貫き通したいと思う。
（ ソクラテス ）
82.
哲学はあらゆることについて、
まことしやかな話をし、
学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
（ デカルト ）
83.
世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
人間の世に起こる事件で心配に値するものは何もない。
（ プラトン ）
85.
人生の目的には、
レジャー、幸福、知識の蓄積の三つがある。
レジャーは幸福と知識の蓄積を得るための必要条件で、
人生の究極の目的の一つである。
（ アリストテレス ）
86.
最大の犯罪は、欲望によらず飽満によりて引き起こされる。
（ アリストテレス ）
87.
恥は一つしかない。
すなわち、なんの恥も感じないということだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
88.
執着とは、
実在を感受する能力の欠如以外のなにものでもない。
なにかを所有することに執着するのは、
自分が所有するのをやめると、
そのなにかも存在するのをやめてしまうと思いこんでいるからだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
89.
人は、他人と違っているのと同じくらい自分自身とも違っている時がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
私にしてみれば、快楽や恥辱のうちにあって喜んでいる者のほうが、艱難に耐えているとおぼしい者よりなお、同情に値する。
（ アウグスティヌス ）
91.
病気は身体の障害であるが、気にしない限り意思の障害ではない。
（ エピクテトス ）
92.
思弁が終わる、まさにそのときに信仰が始まる。
（ キルケゴール ）
93.
死は我々にとって何ものでもない。
なぜなら、我々が存在する時には、
死はまだ訪れていないのであり、
死が訪れた時には、
我々は存在しないのだから。
（ エピクロス ）
94.
自分の実力以上に有徳であろうとするな。
また、できそうにないことを自分に求めようとするな。
（ ニーチェ ）
95.
たしかに
哲学をしている最もすぐれた人々でさえ、
一般大衆にとっては役に立たない人間だ。
ただし、役に立たないことの責は、
役に立てようとしない者たちにこそ問うべきであって、
すぐれた人々自身に問うべきではない。
（ プラトン ）
96.
沈黙することを学びなさい。
静まった心に耳をすませ、
吸収させなさい。
（ ピタゴラス ）
97.
気まぐれな読書は喜びを与えてくれるが、
有益なものとするには注意深い指導が必要だ。
（ セネカ ）
98.
始め良ければ半分終わったようなもの。
（ アリストテレス ）
（ 始めが良ければ半分終わったも同然 ）
99.
好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。
たいていの場合、何かを知ろうとする人は、ただそれについて他人に語りたいからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
100.
女、この生きている謎を解くためには、それを愛さなければならない。
（ アミエル ）
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