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哲学者・思想家の名言
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1.
人生は短く物憂い。
それは徹頭徹尾、欲望のうちに過ごされる。
（ ラ・ブリュイエール ）
2.
楽観主義者は、どこでも青信号を見る人のこと。
悲観主義者とは、赤信号しか見えない人のこと。
本当に賢い人は色盲です。
（ シュバイツァー ）
3.
他人によって傷つけられるものは、自分のエゴイズムだけである。
（ 谷川徹三 ）
4.
まだ感じやすきうちに心を訓練するは容易なり。
（ セネカ ）
5.
本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。
本をめくらないときには考えない。
（ ニーチェ ）
6.
真実には特定の時などない。
真実はどんな時代にも真実である。
（ シュバイツァー ）
7.
わが心を打ち明ける友を持たない人々は、己と己の心とを食う人喰い鬼である。
（ フランシス･ベーコン ）
8.
読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
（ ショーペンハウアー ）
9.
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
（ アラン ）
10.
良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。
（ デカルト ）
11.
弱者の譲歩は恐怖のそれである。
（ エドマンド・バーク ）
12.
すべての旅には、
旅人が気づいていない
秘密の目的地がある。
（ マルティン・ブーバー ）
13.
夢想は空っぽの頭ではない。
それは言わば充実した魂を知るための──時間という贈り物なのだ。
（ ガストン・バシュラール ）
14.
人は自分から抜け出すほど一層自分となる。
また一層よく自分の生きていることを感ずる。
（ アラン ）
15.
全世界を知り、己自身を知らない者がある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
16.
目にとって、空は日々の糧。
（ エマーソン ）
17.
偉大な人物とは、思考が世界を治めると分かっている者のことである。
（ エマーソン ）
18.
人の手によるどんな大規模な企てでもそうであるように、一部の援助は非効率である可能性がある。
とはいえ、援助が実際に逆効果であるというのではない限り、比較的非効率な援助でさえ、大富豪による贅沢な浪費よりは人間の福利を向上させるのに役立つ可能性が高いだろう。
（ ピーター・シンガー ）
19.
名誉は、外に現れた良心であり、良心は、内に潜む名誉である。
（ ショーペンハウアー ）
20.
持って生まれた能力というのは植物と似たようなものだ。
研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
21.
男女が結論だけ同じ時には、
双方の理由は、
いつもかけ離れている。
（ サンタヤーナ ）
22.
「信仰」は悲惨な人たちには慰めであり、幸運な人たちにとっては恐怖の的である。
（ ヴォーヴナルグ ）
23.
一緒に泣くことほど、人の心を結びつけるものはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
24.
誘惑が去ってしまわないうちに、急いで誘惑に負けよう。
（ エピクロス ）
25.
節約は不必要な費用を回避する科学であり、また慎重にわれわれの財産を管理する技術なり。
（ セネカ ）
26.
幸福は閑暇にこそあると思われる。
なぜなら、われわれは閑暇を得るために働き、平和の裡(うち)にすごさんがために戦争するからである。
（ アリストテレス ）
27.
眠りは、神からの唯一の無償の授かり物である。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
28.
物事の記号的なイメージが、数である。
（ ニコラウス・クサヌス ）
29.
取るに足りない不愉快なできごとが、幸福をだいなしにすることもある。
（ タタルケビッチ ）
30.
（相手の考えや意見の）間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。
興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
31.
呼吸が身体の活力であるように、
名声は心の活力である。
（ バルタザール・グラシアン ）
32.
生得の才能は自然樹のようなもので、学問によって剪定(せんてい)することを必要とする。
（ フランシス･ベーコン ）
33.
眠れぬ夜こそ、神が与え給もうた貴重な時間である。
（ カール・ヒルティ ）
34.
君が盗みをはたらかないのは、正直者だからではなく計算にすぎない。
つまり君は、道徳的なのではなく、用心深いだけなのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
35.
我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。
他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちていることを百も承知なのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
36.
平等を求めるものは、たいてい劣っているもので、低いものほど平等を要求する。
また中位の連中は、むしろ、優越を欲して、特権を要求する。
しかし、真にすぐれている人は、平等も優越も要求しない。
（ アリストテレス ）
37.
キレイごとの好きな人は、
とかく実践力に欠けやすい。
けだし実践とは
キレイごとだけではすまず、
どこか野暮ったく、
泥くさい処(ところ)を免れぬものだからです。
（ 森信三 ）
38.
理性を使うことを許された者は、全財産を所有した自由民である。
（ エマーソン ）
39.
異端者とは、火刑柱(ひあぶりばしら)を燃やす者ではなく、火刑柱に火をつける者のことだ。
（ フランシス･ベーコン ）
40.
一つの思想に凝り固まったとき、
その思想ほど危険なものはない。
（ アラン ）
41.
どのチャンスも、一度しか巡ってこない
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
42.
仕事に対する考えを整理するとか、熟考するとか口走るのは、おおかた仕事を逃れる口実である。
（ カール・ヒルティ ）
43.
人格は肉体であるとともに精神であり、
活動であるとともに存在である
（ 三木清 ）
44.
二度子供になるは老人のみならず、酔っ払いも然(しか)り。
（ プラトン ）
45.
真実のよろこびというものは、深いかなしみの経験のないものには味わうことができない。
（ 柳田謙十郎 ）
46.
私たちの人間性は、私たちの内部に動く神性を除くと、貧弱なものである。
（ フランシス･ベーコン ）
47.
神に見られているかのように人間の中で暮らし、
人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
（ セネカ ）
48.
狂人を演じるのも、時には楽しい。
（ セネカ ）
49.
世の中のために働いていると言っている人間で、本当に世の中のために働いている人間を見たことはない。
（ アダム・スミス ）
50.
人間は神にもなれず
さりとて悪魔となりて満足することもできず、
つまり五里霧中に彷徨(ほうこう)する哀れな生物である。
（ 西田幾多郎 ）
51.
本人に固有な長所にもとづかない栄誉はすべて、
性格形成に悪影響を与える。
したがってこの理由一つだけからでも、
（家柄崇拝は）ぜひ廃止すべきものである。
（ バートランド・ラッセル ）
52.
貧窮の時に友たるは、
友の最も大なるものなり。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
53.
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、
自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。
だがその差異が絶対的でなく、
自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。
全く異質的でなく、
共通なものがなければならぬ。
（ 三木清 ）
54.
苦境には科学的価値がある。
よく学ぶ者は決して見逃さない、絶好の機会なのだ。
（ エマーソン ）
55.
怖れるべきは死ではない。
真に生きていないことをこそ怖れよ。
（ アウレリウス ）
56.
完全な作品を作り上げて名声を得ることは、既に得ている名声によって平凡な作品に箔をつけるような、そんな生やさしいものではない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
57.
宗教は論理的もしくは倫理的な根拠など何一つ有しない。
それは人間学的な起原をもつのみである。
宗教は超自然的な力を畏怖し、
この力を和らげ宥(なだ)めて自らの意志に従わせたいと願う
人間の欲望から生まれた。
（ エルンスト・カッシーラー ）
58.
上流階級は国家の過去である。
中産階級こそが未来なのだ。
（ エイン・ランド ）
59.
いかに老年に成長するかを知ることは、英知の傑作であり、生活の偉大な技術における最も難しい章の一つである。
（ アミエル ）
60.
本当に出席に値する講義には、
出席を強制する規律など必要ではない。
（ アダム・スミス ）
61.
男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。
（ アラン ）
62.
幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である。
（ バートランド・ラッセル ）
63.
数日では分からないことも、
数年経てば分かる。
（ エマーソン ）
64.
冗談はよいものだ。
誰も傷つかなければ、さらによいものだ。
（ サンタヤーナ ）
65.
人間はすべての財を背に負う放浪者のように、あらゆる経験を背負っていく。
（ オルテガ ）
66.
宗教は生命の塩であり、力である。
（ カール・ヒルティ ）
67.
狂気はどこにあるか。
それを汝らに植え付けねばならぬのだが。
（ ニーチェ ）
68.
死ぬ危険がない時に死のうと考えるよりも、死のうと考えずに死を受けるほうが、より容易に死ねる。
（ ブレーズ・パスカル ）
69.
もとよりたいていの習慣は無意識的な技術であるが、これを意識的に技術的に自由にするところに道徳がある。
修養というものはかような技術である。
（ 三木清 ）
70.
何故(なぜ)女が不幸に対して男より深い同情を示すかといえば、推理能力に弱みを持っているからである。
（ ショーペンハウアー ）
71.
「そんな難しいことはできない」と言う前に、
まずやってみることです。
結論はそれからでも遅くありません。
（ エマーソン ）
72.
お前の哲学の目的は何か？
それはハエに、ハエ取り器から脱出する出口を示してやることだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
73.
世間のだれをも、すべて満足させようなんて、狂気の沙汰だ。
今後は、どんなに非難されようが、ほめられようが、人があれこれ言おうが言うまいが、俺は俺の考えに従う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
74.
「汝自身を知れ」は、
確かに重大な戒めである。
だが、いかなる学問研究の場合でも同じだが、
自分自身を研究する場合にも、
どこが問題であるかは
直接に手を触れてみなければわからない。
扉にかんぬきが掛かっているかどうかは、
押してみないとわからない。
（ モンテーニュ ）
75.
人間は考えるために生まれている。
ゆえに人間は、ひとときも考えないではいられない。
（ ブレーズ・パスカル ）
76.
恋と同じで、
憎悪も人を信じやすくさせる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
77.
現実に触れよとは切実な経験をせよということである。
（ 安倍能成 ）
78.
靴屋は素晴らしい靴をつくる。
それは彼が他に何もつくれないからだ。
（ エマーソン ）
79.
自己愛は、あらゆるおべっか使いの中で、最も強力なものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
80.
始めることさえ忘れなければ、
人はいつまでも若くある。
（ マルティン・ブーバー ）
81.
自分に適したことを見つけ、その仕事を行う機会を確保すること。
これは幸せへのカギである。
（ ジョン・デューイ ）
82.
記憶が言う。
それをしたのは私だと。
自尊心が答える。
そんなことをこの私がするはずはないと。
（ ニーチェ ）
83.
閑暇は心の充足ではなく、その骨休めである。
（ キケロ ）
84.
本当に幸福になれる者は、人に奉仕する道を探し求め、ついにそれを見出した者である。
（ シュバイツァー ）
85.
先の見通しがどれほど利くか。
どれほど他人の気持ちの察しがつくか。
何事についてもどれほどバランスを心得ているか。
この三つで人間の知恵は一応わかる。
（ 森信三 ）
86.
人間は、助けることの出来るすべての生命を助けたいという内的要求に従い、何らかの生命のあるものならば加害することを怖れる、というときにのみ真に倫理的である。
（ シュバイツァー ）
87.
私の出会う人は皆、ある意味で私の先輩だ。
（ エマーソン ）
88.
人間の細部において個別に判断する者こそ、最も真実を言い当てるだろう。
（ モンテーニュ ）
89.
教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、つくり出しはしない。
（ ヴォルテール ）
90.
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。
（ アラン ）
91.
この世は絶え間のないシーソーだ。
（ モンテーニュ ）
92.
偉大であるということは、誤解されるということだ。
（ エマーソン ）
93.
悪人は善人のずる賢さに気づいていつも驚く。
（ ヴォーヴナルグ ）
94.
賢い貧しさよりも、厄介な富を同居人として家に抱える方が勝っているだろうか？
（ クリティアス ）
95.
自愛こそ、この世でいちばんのへつらいである。
（ ラ・ロシュフコー ）
96.
結婚とは、
男の権利を半分にして、
義務を二倍にすることである。
（ ショーペンハウアー ）
97.
彼は決心した、というのはいい言葉だ。
一語で、決心と解決という二つの意味を示している。
（ アラン ）
98.
私が知らないことについて無知であることを告白するのを、私は恥としない。
（ キケロ ）
99.
死を望むは臆病者の行為なり。
（ オウィディウス ）
100.
人生の意味とは、
我々が人生の中で見つけたり、
あるいは発見できるような
何かしら隠されたものではなく、
我々自身が自らの人生に付与しうるものであることを教えてくれています。
（ カール・ポパー ）
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