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哲学者・思想家の名言
☆ ３月７日 ☆
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1.
ひとは、
思いどおりにならないもの、
理由がわからないものに取り囲まれて、
苛立ちや焦り、不満や違和感で
息が詰まりそうになると、
その鬱(ふさ)ぎを突破するために、
じぶんが置かれている状況を
わかりやすい論理にくるんでしまおうとする。
（ 鷲田清一 ）
2.
あなたを支配するのは、出来事ではない。
その出来事に対するあなたの見方が支配するのだ。
（ アウレリウス ）
3.
（相手の考えや意見の）間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。
興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
4.
われわれが過去の中に転落せず、
過去から逃れうるためには、
過去の全歴史を必要とするのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
5.
自然は認識の対象でもなく、
意志の素材でもない。
自然はそのうちに
人間を包んで生きているのである。
（ 唐木順三 ）
6.
目的なしに行動すべきにあらず。
（ アウレリウス ）
7.
私は知恵を貨幣に鋳造したい。
つまり、知恵を鋳造して、覚えやすく、伝えやすい箴言と格言とことわざとにしたい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
8.
国家が個人を、
国家よりも高い、独立した力として認識し、
国家の力と権威はすべて個人の力に由来すると考えて、
個人をそれにふさわしく扱うようになるまでは、
真に自由な文明国は決してあらわれないであろう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
9.
人生の謎、喜び、哀しみ、そして平安──
こうした神秘的な経験を表現するのには、
言葉よりも音楽のほうが適している。
（ ポール・ブラントン ）
10.
心のとげを引き抜いてくれるのは、
友の手しかない。
（ エルヴェシウス ）
11.
友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。
たとえ、他のあらゆるものを持っていても。
（ アリストテレス ）
12.
考えて見ると
一日一日、一刻一刻が
こんなに事なく過ごして行けるものか。
（ 串田孫一 ）
13.
人生において最も耐え難いことは、
悪天候が続くことではなく、
雲ひとつない日が続くことである。
（ カール・ヒルティ ）
14.
高位にある人は、
物事をあまりに詳細に詮索すべきではない。
全てを知ることは大切だが、
全てのことについて何もかも知る必要はない。
（ バルタザール・グラシアン ）
15.
世界中で価値のあるものはただひとつ、活動的な魂です。
（ エマーソン ）
16.
全力をあげて努力しない限り、人を愛そうとしても必ず失敗する。
（ エーリヒ・フロム ）
17.
死と死後とは人知の測り知るべからざるところであるが、
ただ死に対する最良の準備が最もよく生きることにあるは疑いがない。
（ 阿部次郎 ）
18.
時間をぜんぜん消費しなければ、年において若くとも、時間においては老いていることもありえる。
（ フランシス･ベーコン ）
19.
どんなに豊かな土壌でも、耕さなければ実りをもたらさない。
人の心も同じである。
（ セネカ ）
20.
男は自己の感じているほどの年であり、女は見かけほどの年なり。
（ セネカ ）
21.
虚栄はあらゆる人間的なもののうち最も人間的なものである。
（ 三木清 ）
22.
甘やかしとは、頼まれもしないことをすること。
（ 岸見一郎 ）
23.
花が花の本性を現(げん)じたる時最も美なるが如(ごと)く、人間が人間の本性を現じたる時は美の頂上に達するものである。
（ 西田幾多郎 ）
24.
欠点の中には、美点に結びついて美点を目立たせ、矯正しないほうがよいという欠点もある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
25.
本当に無敵なものは、攻撃されないということではなくて、攻撃されても傷つかないということだ。
（ セネカ ）
26.
時間は、
人間の条件の平等化という
特殊な神話的価値を持っている。
（ ジャン・ボードリヤール ）
27.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
28.
心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。
（ ブレーズ・パスカル ）
29.
算数は上手く数える学問である。
（ ペトルス・ラムス ）
30.
優雅は美徳と違ってすり切れない。
それには生命があり、絶えず新しくなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
31.
世間の付き合いでは、長所よりも短所によって気に入られることが多い。
（ ラ・ロシュフコー ）
32.
微笑したり首をすくめたりすることは、
心配事に対する対策として知られている。
（ アラン ）
33.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
（ ショーペンハウアー ）
34.
責任をとらなくなったのか、
システムにがんじがらめになって責任をとれないのかは別として、
責任を負う、あるいは果たすということの意味が、
責任を問いただされる、とらされる
といった受動形にずらされてきたようにおもう。
「自己責任」という語もそうだが、
「悪いのは○○だ」「○○のせいだ」
という帰責の意味に。
（ 鷲田清一 ）
35.
書籍は青年には食物となり、
老人には娯楽となる。
病める時は装飾となり、
苦しい時には慰めとなる。
内にあっては楽しみとなり、
外に持って出ても邪魔にはならない。
特に夜と旅行と田舎においては、
良い伴侶となる。
（ キケロ ）
36.
賢者は知っている。
人は誰でも
生まれつき賢いのではなく、
賢く成るのであり、
しかも全時代を通じて、
ごく小数の人だけが賢者になり得ることを。
（ セネカ ）
37.
理性は、生に対する愛から生まれる。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
38.
君の精神は、君の平生の思いと同じようになるであろう。
なぜならば、魂は思想の色に染められるからである。
（ アウレリウス ）
39.
完全に目覚めた知性とは、直観である。
直観こそが、人生のただ一つの真のガイドである。
（ J・クリシュナムルティ ）
40.
人はしばしばある意見に反対する。
ところが本当はそれの述べられた調子だけが同感できないのに過ぎないのだが。
（ ニーチェ ）
41.
人生の道には、広いのはたくさんあるが、天才が歩んだ道はほんのわずかしかない。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
42.
法は国家の市民が互いに裁判を行うひとつの公約なり。
（ アリストテレス ）
43.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
44.
言論が詭弁であるかどうかは、（言論）技術の働きそのものによってではなく、論者の意図によって決まる。
（ アリストテレス ）
45.
民衆は
情熱から蜂起するのではなく、
苦痛の焦慮(しょうりょ)から反旗をひるがえす。
（ エドマンド・バーク ）
46.
世の中で通用しているどんな価値も、自分にとってよいものと感じられるどんなものも、でも、ほんとうにそれでいいのかって問いに、どこまでも開かれているんだよ。
（ 永井均 ）
47.
人間を判断するのに、その人の偉大な特質によるべきでではなく、（その人が）それをどのように運用するかを見るべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
どんな革命も、一人の人間が心に思いついた、ひとつの思想にほかならなかった。
（ エマーソン ）
49.
すべて偉大なことは、小規模に、少人数から始まるものだ。
（ カール・ヒルティ ）
50.
精神的な人は、
そういう人は同時に勇気もある人だと前提しての話だが、
精神的であればあるだけ、
また痛ましい悲劇にも出会う。
だが、彼らは
まさに人生が自分たちに大きく敵対してくればくるだけ、
その人生を称賛する。
（ ニーチェ ）
51.
最も大きな心の持ち主は、
最も大きな徳をなしうるのと同じく、
最も大きな悪徳をもなしうる。
また、
ごくゆっくりとしか歩かない人でも、
つねに正しい道をたどっていれば、
走っていて道をそれる人よりも
はるかに前進できるのである。
（ デカルト ）
52.
自分の功績によってえたのではなく、
したがってその功績に不相応とみずから感じるような特権をもつ者が、
それによってますます謙遜の念を深めることは、
いつの世にも非常に少い、
ほんの少数の立派な人だけである。
その他の人人は、
これによって、
ただ自負の念を高めるだけである。
（ J・S・ミル ）
53.
法は習慣のおかげで力を発揮する。
（ エルヴェシウス ）
54.
高慢は弱者の慰めの手段である。
（ ヴォーヴナルグ ）
55.
「私は君に対して率直に振る舞うことにした」こんなことを言う人間は、なんと腐った卑しい人間であることか。
いったい何がしたいのか。
口に出して言うべきことではない。
（ アウレリウス ）
56.
幸福においても、また不幸においても同様に、重要なのは、現実の過去や現在や未来に何があるかではなく、私たちが何を想像し感じているかなのだ。
（ タタルケビッチ ）
57.
何も知らないよりは、
つまらぬことでも知っていることの方がもちろんよい。
（ セネカ ）
58.
人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。
（ ブレーズ・パスカル ）
59.
自然は神の芸術なり
（ ダンテ・アリギエーリ ）
60.
結婚生活は、双方がそこから多くの幸せを得ることを期待しなければ、幸福と呼べる可能性が高くなる。
（ バートランド・ラッセル ）
61.
女性は自分を求める人を求めはしない。
むしろ若干冷淡な態度をとる人を求める。
（ カール・ヒルティ ）
62.
哲学は幾世紀もむかしから、
生を享けたうちで最もすぐれた精神の持ち主たちが培ってきたのだが、
それでもなお哲学には
論争の的にならないものはなく、
したがって
疑わしくないものは一つもない。
（ デカルト ）
63.
科学や芸術は一種の贅沢にすぎない。
虚偽の装飾にすぎない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
64.
絶望した側が戦いに勝つことがよくある。
（ ヴォルテール ）
65.
他の人の評価に左右されているようでは
自分のしたいことができず、
自分のしていることや自分の価値を
自分では決められないことになります。
（ 岸見一郎 ）
66.
葬式の壮麗さは、生きている人の虚栄のためで、死んだ人の名誉のためではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
少年の頃の理想主義の中に、人間にとっての真理が潜んでいる。
そして少年の頃の理想主義は、何ものにも換えることが出来ない人間の財産である。
（ シュバイツァー ）
68.
希望がなくなったからといって、何も絶望する必要はない。
（ セネカ ）
69.
友たるものは、
推察と沈黙に熟達した者でなければならない。
（ ニーチェ ）
70.
善がなければ、人間はただの虫けらにすぎないし、うるさい有害な劣悪な動物にとどまろう。
（ フランシス･ベーコン ）
71.
「思考」とは何であるか知っている人間は、成功からも失敗からも、非常に多くのことを学ぶ。
（ ジョン・デューイ ）
72.
われわれは、
苦しんでいる時と悦(よろこ)んでいる時とでは、
或(ある)いはまた好意的である時と憎しみを抱いている時とでは、
同じ状態で判断を下すとは言えない。
（ アリストテレス ）
73.
見なさい。
（書物の）執筆者たちが高度に気持ちを張りつめても、
最も賢明な執筆者でさえ、
一つの論拠の周りに、
どんなに浮薄な論を、
じっくり読めばすぐ判(わか)る実体のない論を撒き散らしているかを。
いずれも、我々を瞞着(まんちゃく)する
口先だけの屁理屈にすぎないのだ。
（ モンテーニュ ）
74.
言うことと、やることは別のものである。
（ モンテーニュ ）
75.
節制や不屈の精神、自由、荘厳といった理念を理解することがなければ、
決して音楽家にはなれない。
（ プラトン ）
76.
昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。
（ ニーチェ ）
77.
どんなことでも、度を越して他人をうんざりさせる人は見くびられる。
（ フランシス･ベーコン ）
78.
著者を知ることが本を理解するための鍵になる本はあります。
しかし、何人かの偉大な著者は別ですが、それ以外の大部分の著者に関しては、そうした知識はまったく何の役にも立たないのです。
それはただ、遮蔽幕（スクリーン）の役割を演じるにすぎません。
（ ミシェル・フーコー ）
79.
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、
自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。
だがその差異が絶対的でなく、
自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。
全く異質的でなく、
共通なものがなければならぬ。
（ 三木清 ）
80.
生きるとは、自由を行使すること、この世でわれわれがなろうとするものを決断することが宿命的に強制されているのを自覚することなのだ。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
81.
誰かが巨富を得たということを知って嫉妬の心が起こりかけてきたら、すぐに、「彼とその富に祝福あれ」と言うのです。
その人のために喜んでやるのです。
そうすると、あなたの意識する心（＝顕在意識）が、富や幸運を肯定することになり、それが潜在意識に受け入れられ、あなたにも富や幸運がもたらされるのです。
（ 渡部昇一 ）
82.
善悪の基準を自分の外に求めるという思い込みの根は、とにかく深い。
まさにこの思い込みのために、人類において、道徳や法律は時代や国によって相対的になっているのであって、本当は話がまったくあべこべなのだけど、ここ数千年、人類はそのことに気がついていない。
（ 池田晶子 ）
83.
人間の生の価値は、その人が何をしたがではなく、どうしたかにかかっているべきである。
（ キルケゴール ）
84.
苦しみは、苦しむ者がその限界を知っていて、その恐怖に想像を加えなければ、堪えられないこともなく、また永続するものでもない。
（ アウレリウス ）
85.
真理はこの世のものなのです。
真理は、この世の数々の制約があればこそ、生みだされたものなのです。
真理は権力作用、それも調整ずみの権力作用を手中に収めています。
（ ミシェル・フーコー ）
86.
もし平和が名誉をもって維持され得ないならば、そのような平和はいかなる平和でもない。
（ バートランド・ラッセル ）
87.
ある特定の職業や仕事に用いられる専門用語は、それを習ったことのない者にとっては不可解であろう。
しかしそれは、これらの用語そのものが難しいからではない。
むしろ逆に、それらは常に話を分かりやすくするために導入されるのである。
（ ホワイトヘッド ）
88.
ヒロイズムは虚栄と相容れない。
また、それと同じ原因と結果を持たない。
虚栄が大きければ、それだけ栄光の愛は小さい。
（ ヴォーヴナルグ ）
89.
我々が小さな欠点を認めるのは、大きな欠点を持っていないと、人に信じさせるためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
世界ではなく、
自分自身を征服せよ。
（ デカルト ）
91.
人間は生まれながらにして自由である。
しかし、いたるところで鎖につながれている。
自分こそが主人だと思っている人も、実は奴隷であることに変わりはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
92.
目的を忘れることは、愚かな人間にもっともありがちなことだ。
（ ニーチェ ）
93.
「この世で最も美しいものは何か」
「言論の自由」
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
94.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
（ ラ・ロシュフコー ）
95.
敵があなたを怖がらせる方法をよく観察すれば、敵がもっとも恐れていることを見つけることができる。
（ エリック・ホッファー ）
96.
人生は生活の心構えをしている中に、いたずらに過ぎゆく。
（ エマーソン ）
97.
思慮を持ち、正義をかざしてその生涯を送らなければ、何者も決して幸福にはなれないだろう。
（ プラトン ）
98.
信ずることが合理的動機できめられることは、殆(ほと)んどないし、
また信じないことも同様である。
（ バートランド・ラッセル ）
99.
「あなた」は「わたし」より古い。
「あなた」といって、
人は神に呼びかけたが、
「わたし」ということばはまだ聖化されていない。
だから人間は隣人のところに押しかけて行くのだ。
（ ニーチェ ）
100.
気まぐれな読書は喜びを与えてくれるが、
有益なものとするには注意深い指導が必要だ。
（ セネカ ）
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