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哲学者・思想家の名言
☆ ３月６日 ☆
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1.
恋愛が欲望の手段ではなくして欲望が恋愛の手段である。
（ 和辻哲郎 ）
2.
ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいの恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
3.
人は幸せだから歌うのではない。
歌うから幸せなのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
4.
理解は感嘆にまさる。
しかし製作は理解にまさる。
（ アラン ）
5.
健康は実に貴重なものである。
これこそ人がその追求のために、単に時間のみならず、汗や労力や財宝をも、否(いな)生命さえも捧げるに値する唯一のものである。
（ モンテーニュ ）
6.
暴力の正当化は、それが意図する目的が未来へ遠ざかるほど真実味を失う。
自衛のための暴力の行使を疑問視する者がいないのは、危険が明らかであるばかりでなく現に存在しており、手段を正当化する目的が目前に迫っているからである。
（ ハンナ・アーレント ）
7.
人間にふさわしい態度は、死に対して無関心であるのでもなく、烈しい気持ちをいだくのでもなく、侮蔑するのでもなく、自然の働きの一つとしてこれを待つことである。
（ アウレリウス ）
8.
なるほど死は生の末端に違いないが、目標ではない。
生の終極ではあるが決して目的ではない。
生それみずからが、生にとっての目標、その仕事でなければならぬ。
（ モンテーニュ ）
9.
国家を最下級の野蛮状態から最高度の富裕に達せしめるには、平和と軽い税金と、正義の寛大な執行の他に不可欠なものはほとんどない。
（ アダム・スミス ）
10.
逆境における友というものは、果たして稀であろうか。
反対である。
誰かと友情を結ぶや否や、その人は苦境にさいして金を借りたがる。
（ ショーペンハウアー ）
11.
本当の賭博者は、注意・用意・腕前がものをいう賭け事はあまり好まない。
（ アラン ）
12.
利己心に勝る鞭はない。
（ アダム・スミス ）
13.
人の一生は短い。
君の人生はもうほとんど終わりに近づいているのに、君は自分に尊敬をはらわず、君の幸福を他人の魂の中に置くことをしているのだ。
（ アウレリウス ）
14.
どれほど多くの料理が、それらが高価であるというただそれだけの理由で追求されたことか！
何年もの間、文明化した諸国民は香辛料を獲得するために、海外へ向かう努力の大部分を費やした。
（ アンリ・ベルクソン ）
15.
人間の欲望は他者の欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
16.
富は徳の荷物
（ フランシス･ベーコン ）
17.
民主主義国家には
政治的な不十分さがあるが、
それを民主主義のせいだとするのは
完全に誤っている。
われわれはむしろ自分自身に、
すなわち民主主義国家の市民に
その責を帰すべきである。
（ カール・ポパー ）
18.
自分の人生がつまらないものであっても、それを受け入れ、それを生きよう。
それを避け、ののしるのはやめよう。
悪くはないのだ……自分の周りが富んでいるときには貧しく見える。
あら捜しをしようと思えば、楽園にすらあるものだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
19.
樹木は伐(き)り倒されても直(す)ぐに生えて来るが、人間は殺されると再び得ることは容易でない。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
20.
男性の特権もまたひとつの罠なのであり、
男性ひとりひとりは特権の代償として、
ことあるごとに男らしさをはっきりと示さなければならない必要から、
恒常的に、ときには不条理なほどの緊張と精神集中を強いられている。
（ ピエール・ブルデュー ）
21.
その女がもし男だったら親友に選んだであろう者でなければ、妻として選んではいけない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
22.
自尊心を持つ、ということと、プライドがあるということは、間違いやすい。
誰も自分が大事で、プライドがあると思っているけど、それなら他人に侮辱されても腹は立たないはずだよね。
なぜなら、自分で自分の価値を知っているなら、他人の評価なんか気にならないはずだから。
もしそうでないなら、自分の価値より他人の評価を価値としていることになる。
するとそれは自尊心ではなくて、単なる虚栄心だということだ。
（ 池田晶子 ）
23.
生のみが我等(われら)にあらず
死もまた我等なり
（ 清沢満之 ）
24.
今日(こんにち)の良心とは幸福の要求である。
（ 三木清 ）
25.
何かにケチをつける喜び。
それを味わうと、何か良いものに心動かされる喜びが、私たちから奪われてしまう。
（ ラ・ブリュイエール ）
26.
夢の本性とは、
意識は現実を取り戻そうとするのに、
現実が至る所で逃れてしまう点にある。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
27.
思考という要素を含まなければ、経験は意味を持ち得ない。
（ ジョン・デューイ ）
28.
文明の道具のそれぞれを内部から見れば、それらすべてにまったく同じ核を見いだすだろう。
それらすべては、他人を頼りにしたいという、漸進的に強くなる根源的欲求を前提としているのだ。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
29.
思想や文化は
云(い)うまでもなく自主的なものだ。
ひとからもらったものは結局、
思想であるよりもモードにすぎぬ。
（ 戸坂潤 ）
30.
人間は物を信じやすい。
信じる物を持たないではいられない。
信じるべき良い理由が無ければ悪い理由でも満足する。
（ バートランド・ラッセル ）
31.
真実が持つ真の利点は、
次のようなことである。
ある意見が本当であっても、
一回、二回、もしくは何回も
葬り去られるかもしれない。
しかし時間が経つにつれ、
それを再発見する人が現れるものだ。
（ J・S・ミル ）
32.
人間は自信を持ち、貫禄がつき、自分の仕事以外に己がないようになると、平凡なものになる。
役所ほど人間を殺すところはない。
（ アラン ）
33.
黙するは高き叫びである。
（ キケロ ）
34.
女たちにとっての地獄は老いである。
（ ラ・ロシュフコー ）
35.
アメリカでは、人間はみな平等だから、社会的に自分より上の人はいないと誰もが思っている。
ところが、自分よりも劣る者はいないという点に関しては、誰も認めようとはしない。
（ バートランド・ラッセル ）
36.
理性を使うことを許された者は、全財産を所有した自由民である。
（ エマーソン ）
37.
幸福は受け取られるべきものではなくして、それにねうちする行為に伴う報償という意味において作られるべきものである。
（ 天野貞祐 ）
38.
希望と怖れは切り離せない。
希望のない怖れもなければ、怖れのない希望もない。
（ ラ・ロシュフコー ）
39.
伝統となるものも
過去において創造されたものであるのみでなく、
現在における創造を通じて
伝統として生きたものになるのである。
その意味において
伝統は単に客観的なものではない。
（ 三木清 ）
40.
私を破滅させないものが、私を強くする。
（ ニーチェ ）
41.
生身の人間の行動は、
ある行動をしないで、それを抑制するという状態をも含めて、
それはいつも揺れ動いている過程にあります。
人間はどういう状態においても、
揺れ動くということから自由になるものではありません。
そしてこの揺れ動くという状態において、
人は自分自身を何かの根本的な価値基準によって支える必要があり、
その根本的な価値基準は、宗教と呼ぶことができます。
（ 鶴見俊輔 ）
42.
多くの愚者を友とするより、一人の知者を友とするべきである。
（ デモクリトス ）
43.
友人や恩人たちの欠点について終始遠慮なく語るようになったら、もう彼らに対して持つべき感情を永く持続できない。
（ ラ・ロシュフコー ）
44.
つまづいた人のために手を差し伸べようと身をかがめないのは、正義の拒絶である。
それは人類共通の正しい行いなのだから。
（ セネカ ）
45.
性格のための証拠は、いかなる細事からでも取り出し得る。
（ セネカ ）
46.
習慣というものは、真にはげしい陰険な女教師である。
それは徐々に我々の内部に、その権力を植え付ける。
（ モンテーニュ ）
47.
歴史は、人間たちがその本性に背いた行為から成り立っている。
（ アラン ）
48.
人間の希望は絶望よりも激しく、人間の喜びは悲しみより激しく、かつ永続するものである
（ ラ・ブリュイエール ）
49.
いかなる事も、友に相談すべし。
とりわけ、自分自身に関する事は。
自己愛は判断を狂わすゆえ、友の助言は有益である。
（ セネカ ）
50.
パンを得んがために純粋無垢を失うよりも、餓死に甘んじるほうが人間にとってましである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
51.
愛する者、親しい者の死ぬことが多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでいくように思われる。
（ 三木清 ）
52.
深い悲しみと失望が怒りを生み、
怒りが妬みを、
妬みが恨みを、
そして恨みが再び深い悲しみを生む。
それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
53.
哲学というのは一切の現象を批判の対象とするような、生活の一種の態度そのもの、或いは少なくとも思想の態度そのものを意味する。
（ 戸坂潤 ）
54.
存在し続けるのは、変化のみである。
（ ヘラクレイトス ）
55.
選択の瞬間、自我はおのれ自身を選ぶ──あるいはむしろ、おのれ自身に委ねられるがままにするのである。
その時、個性は、いつまでもおのれを高貴にしてくれる儀式を受けるのである。
（ キルケゴール ）
56.
真面目に恋をする男は、恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくに無いものである。
（ カント ）
57.
虚偽を加味することは、金貨銀貨に加える混ぜ物のように、実用に役立たせるかも知れないが、その質を低下させる。
（ フランシス･ベーコン ）
58.
先延ばしは、先々(さきざき)のことを約束することで、次の日が来るごとに、その一日を奪い去り、今という時を奪い去る。
（ セネカ ）
59.
人間には、その人がなりたいと思うようになる性質がある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
60.
本当の学問には、無駄に終わるような理論や研究は一つもない、と言える。
（ ヴォルテール ）
61.
全体というのは、一個人の拡大された影である。
（ エマーソン ）
62.
アイデアは、善良で勇敢な人の頭と腕で活用されなければならない。
さもないと、それは夢にすぎない。
（ エマーソン ）
63.
友達は第二の自己である。
（ アリストテレス ）
64.
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
65.
不幸に打ちのめされた意識は、慰めや愉快な感情、ポジティブな思考を拒絶する。
（ タタルケビッチ ）
66.
身なりが顔つきや風俗を変える。
（ ヴォルテール ）
67.
罪は憎むべきものである、
しかし悔い改められたる罪ほど世に美しきものもない。
（ 西田幾多郎 ）
68.
愚者ほど自分が才人をだますのに適していると思い込む。
（ ヴォーヴナルグ ）
69.
反抗者とは、
憤りのために、権威を打倒しようとするひとであり、
それゆえ、その打倒した権威のかわりに、
今度は自分が権威になろうとするひとである。
（ エーリヒ・フロム ）
70.
この人生は生きる価値があると言えるだろう。
なぜなら、人生は自分で作るものであるからだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
71.
真理は
もったいぶった厳格な主人であるどころか、
従順で素直な召使いなのだ。
自分が一意専心に真理の探求に献身していると思っている科学者は、
自分を欺いている。
彼は些細な真理には関心をもたない。
（ ネルソン・グッドマン ）
72.
嫉妬は常に恋と共に生まれる。
しかし必ずしも恋と共には滅びない。
（ ラ・ロシュフコー ）
73.
切れ者らしく見せようという色気が邪魔をして、切れ者になれないことがよくある。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
ファシスト政治は
自立した反対意見を育む教育機関の信頼性を貶(おとし)めようとする──
そうした声を拒絶するメディアや大学が、
現状に取って代わるまで。
典型的なのは、「偽善である」という非難を投げつける手法だ。
（ ジェイソン・スタンリー ）
75.
人は自分の運命を非難して、
責任をまぬがれるつもりでいる。
つまり、いつも運命の女神がいけないことになる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
76.
明日を始める前に今日をすっかり終える。
今日と明日との間に眠りの壁を置く。
これをやり遂げるには、節制の心がけが必要だ。
（ エマーソン ）
77.
生命の剥奪が不幸ではないわけを悟り得た者にとっては、この世に何の不幸もない。
（ モンテーニュ ）
78.
運命とは受け入れるべきものではなく、自ら選び創り出すものだ。
（ スピノザ ）
79.
各自その性格に身をゆだねれば、それに抵抗するための無用な努力から免れる。
（ エルヴェシウス ）
80.
スリムであるということ、
つまり無駄のないことというのは、
若いこと、美しいこと、
健康であること、新品であることとならんで、
自由で誇りある人間であるために必要なことではない。
それは売り買いされる商品の価値でしかない。
（ 鷲田清一 ）
81.
いかに我々は
「相手に勝とうとする気持」だけで議論するのであろうか？
「新しい展開」を求めてゆくという
対話の基本原理を忘れてはならない。
（ 中島義道 ）
82.
幸福を確かなものにするには、
美徳では不十分だが、
不幸を確かなものにするには、
悪徳で十分である。
（ アリストテレス ）
83.
社会は貴族的であるかぎりにおいて社会であり、それが非貴族化されるだけ社会でなくなるといえるほど、人間社会はその本質からして、いやがおうでもつねに貴族的なのだ。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
84.
学んだものと学ばない者、訓練を受けた者と受けない者とでは、まさに大違いなのです。
（ プラトン ）
85.
故意だからこそ、
罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
86.
一番快感のあるものに金のかからないような人間こそ、最も富める者である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
87.
人がいらだったり、不機嫌だったりするのは、あまり長い間立ち通しでいたせいであることがよくある。
そういう時、その人の不機嫌に対して理屈をこねあげたりしてはいけない。
椅子を差し出してやるがいい。
（ アラン ）
88.
真の悲劇家は真の喜劇家なり。
（ ソクラテス ）
89.
礼節とは、道徳的にまた知的に貧弱な互いの性質を互いに無視し合いながら、非難しまいという暗黙のうちの協定である。
（ ショーペンハウアー ）
90.
他の人を幸福にすることは、やはりいちばん確かな幸福である。
（ アミエル ）
91.
幸福なる生活は、心の平和において成り立つ。
（ キケロ ）
92.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
93.
到達された自由のしるしは何か？
――もはや自分自身に対して恥じないこと。
（ ニーチェ ）
94.
他人との関係においてのみ、あなたは自分を知ることができます。
抽象的概念で自分を知ることはできませんし、一人きりでいては自分を知ることはできません。
あなたの振る舞いや態度は、あなた自身を示す指標です。
それはあなたの意識を映す鏡なのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
95.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
96.
民主制とは何かということを考えるとき、
今日、ある人々が習慣としているような単純な仕方で、
「多数者である大衆が最高の権限を握る国制」
と見なすべきではない。
（ アリストテレス ）
97.
あなたが欲しいもののいくつかをなしで済ませることが、幸せになるには不可欠である。
（ バートランド・ラッセル ）
98.
寂寥(せきりょう)の極(きわみ)、天に通ず。
（ 森信三 ）
99.
真の幸福は外部より受けて生ずるものにあらず。
内部の知識と道徳と慣習より生ずるものなり。
（ ソクラテス ）
100.
優しくなりなさい。
あなたの出会う人々は皆、
困難な戦いに挑んでいるのだから。
（ プラトン ）
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