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哲学者・思想家の名言
☆ ３月８日 ☆
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1.
財宝も、高貴な生(うま)れも、又名家の誉れも、われわれの肉体にとってすら何の益にもならない以上、われわれの精神にとってもまた利するところは全くなしと断ぜざるをえない。
（ ルクレティウス ）
2.
女も凡庸な作家も、自画自賛するほどには世間から賞賛されない。
（ ヴォーヴナルグ ）
3.
人間はお互い同士のために創られた。
ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。
（ アウレリウス ）
4.
私は世間から天才だと見られている。
私の持っている「天才」のすべては
次のことに負うている。
何かやることがあると、
私はそれをつぶさに研究する。
毎日毎晩自分の側(そば)から離さず、
ありとあらゆる角度から検討する。
心はすっかりそのことに浸りきっている。
こうして得られる成果を
世間では「天才のたまもの」と呼んでくださるが、
私に言わせれば、
それは勤労と思考のたまものである。
（ アレクサンダー・ハミルトン ）
5.
すぐれた精神であっても、それを評価する基準がないために過小に評価されることがある。
かかる精神は試金石のない貴金属のようなものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
6.
誰でも真の理性を以(もっ)て
人生の生活方針を定めようとするならば、
乏しさに甘んじて、
心を平静に生活することこそ
人間にとって此(こ)の上もない莫大な富なのである。
（ ルクレティウス ）
7.
賢者は知っている。
人は誰でも
生まれつき賢いのではなく、
賢く成るのであり、
しかも全時代を通じて、
ごく小数の人だけが賢者になり得ることを。
（ セネカ ）
8.
迅速に決断し、行動できるように自己訓練しておくことを、誰しも心がけるべきである。
（ チャールズ・エバレット ）
9.
悲しみのための唯一の治療は、何かをすることだ。
（ ジョージ・ルイス ）
10.
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。
（ アウレリウス ）
11.
人類を全体として愛することのほうが、隣人を愛するよりも容易である。
（ エリック・ホッファー ）
12.
争いをしているときは、理のある側が、まず先に若干譲歩すべきである。
理のない相手は、全然許すことのできないのが通常である。
（ カール・ヒルティ ）
13.
お世辞は虚栄心のおかげで通用する贋金です。
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
虚栄は人間の心の中に深くいかりをおろしているので、軍人も兵卒もコックも人足も、それぞれ自慢する。
（ ブレーズ・パスカル ）
15.
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ。
（ ヴォルテール ）
16.
自分は幸福な生まれでないと思っている人でも、
その友人や近親の幸福によって幸せになるくらいのことはできよう。
ただ恨みだけがこの最後の手を奪うのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
17.
幸福は趣味のうちにあり、物事のうちにはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
人間は、自分の行状を保証するすべてのものを、自らのうちに持っている。
人間は、自分自身を支配する法としてつくられているのである。
（ エマーソン ）
19.
自然は神の芸術なり
（ ダンテ・アリギエーリ ）
20.
共通の運命の下に生きねばならぬとの自覚が、社会人の日常生活の中に深く織り込まれるに至れば、人は自分一個の生活の狭い範囲を超えて、のちの世代を思い、次々に展開していく社会の一種の永遠性をも考えるようになるのである。
（ ギュスターヴ・ティボン ）
21.
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
（ ラ・フォンテーヌ ）
22.
一度も危険に身をさらしたことがなければ、自分の勇気を保証することはできない。
（ ラ・ロシュフコー ）
23.
我々の背後にあるものも目の前にあるものも、我々の内側にあるものに比べたら、所詮ささいなものばかりだ。
（ エマーソン ）
24.
人は往々にして恋愛を去って野心に赴(おもむ)くが、野心から恋愛に立ち戻ることはほとんどない。
（ ラ・ロシュフコー ）
25.
大衆は文化保存の力である。
同時に大衆は文化革新の力である。
（ 三木清 ）
26.
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
（ エマーソン ）
27.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
（ サルトル ）
28.
まるで死んでいるような人間が、死ぬのをいちばん嫌がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
29.
無人島で紳士たり得る人は、
真の人なり。
（ エマーソン ）
30.
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
31.
権力の不平等のあるところでは、いずこにおいても、自尊心は、他人の支配に屈服している人間の間では見当たりそうもない。
（ バートランド・ラッセル ）
32.
大笑いをするな、多くのことに笑うな、しまりなく笑うな。
（ エピクテトス ）
33.
思想や文化は云(い)うまでもなく自主的なものだ。
ひとからもらったものは結局、
思想であるよりもモードにすぎぬ。
（ 戸坂潤 ）
34.
希望はある種の白昼夢である。
（ アリストテレス ）
35.
正直にしよう。
このことのうちに雄弁と徳行の秘訣があり、このことのうちに道徳的な影響力がある。
（ アミエル ）
36.
人の眼の中には、精神、魂、肉体の現れがある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
37.
神は許されても、牛は許されない。
（ アクィナス ）
38.
ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、
すべてある共通の特徴を持っている。
彼らはキリスト教的な形の厳しさに対して、
スパルタ的な形の厳しさを代表する。
（ バートランド・ラッセル ）
39.
美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない。
結婚には、一定して変わることのないしっかりとした土台と、堅実にして慎重な行動が必要である。
沸き立つような歓喜は、何の役にも立たない。
（ モンテーニュ ）
40.
聖書は教義ではなくて文学である。
（ サンタヤーナ ）
41.
とにかく結婚したまえ。
良妻を得れば幸福になれるし、悪妻を得れば哲学者になれる。
（ ソクラテス ）
42.
無関心でいる自由は、
自由の中で最も低級である。
（ デカルト ）
43.
情念は過度でなければ美しくありえない。
人は愛しすぎないときには十分に愛していないのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
44.
教育の秘訣は、生徒を尊敬することにある。
（ エマーソン ）
45.
評判が良くない規則というのは、
長続きしないものだ。
（ セネカ ）
46.
剣で人を殺すよりも、言葉で戦(いくさ)をつぶすほうが名誉なことである。
（ アウグスティヌス ）
47.
本を読む動機は二つある。
一つは楽しむため、もう一つは自慢するため。
（ バートランド・ラッセル ）
48.
時は苦しみや争いを癒す。
というのは、（時がたてば）人が変わるからである。
人はもはや同一人ではないのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
49.
空威張りする人間は、
賢者に軽蔑され、
愚者に感嘆され、
寄生的人間にたてまつられ、
彼ら自身の高慢心の奴隷となる。
（ フランシス･ベーコン ）
50.
人には知力と人格が備わっている。
事実を拾い集め、自らの無知を知ることによって、人はうぬぼれという精神異常を癒すことができるのだ。
（ エマーソン ）
51.
強欲を棄て去りたくば、その母たる贅沢を棄てよ。
（ キケロ ）
52.
正義とは、己にふさわしきものを所有し、己にふさわしきように行為することなり。
（ プラトン ）
53.
人間はみな幸福を求むるも、幸福とは、宇宙および人間の指導原理たる理性について生きることなり。
（ ゼノン ）
54.
地獄への道は、善意で舗装されている。
（ カール・マルクス ）
55.
私たちの生きているもとのもの（精神・魂）が乱れ、腐っているならば、生きがいのあるわけがないではないか。
（ ソクラテス ）
56.
悪を原因によって知る人は、決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
（ アラン ）
57.
悪に苦しまずしては悪をなしえない。
（ エマーソン ）
58.
子供の教育は、過去の価値の伝達にはなく、未来の新しい価値の創造にある。
（ ジョン・デューイ ）
59.
僕ぐらい僕に似ていない者はいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
60.
権威に対する抵抗それ自体にすでに価値があるのだとか、
普通でない意見は当然正しいはずであるなどと考えたがるのは、
非常に危険である。
街灯に石を投げたり、
シェイクスピアは詩人でないと主張したりしても、
有益な目的にはまだ何の役にも立たないのである。
（ バートランド・ラッセル ）
61.
我々が広々とした自然にこれほど居たがるのは、自然が我々に関してなんら意見を持っていないからである。
（ ニーチェ ）
62.
完全を求めることは、人間の心を悩ませるこの世で最悪の病である。
（ エマーソン ）
63.
我々は理性によってのみではなく、心によって真実を知る。
（ ブレーズ・パスカル ）
64.
危険な行き過ぎが二つある。
理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
65.
宗教は
逆境に打ちひしがれた者の溜息(ためいき)であり、
非情な世界の感傷であり、
魂のないところに魂を見るものである。
それは民衆の阿片である。
（ カール・マルクス ）
66.
いかなる職業でも、
自分が支配するかぎり愉快であり、
服従するかぎり不愉快である。
（ アラン ）
67.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
68.
現存在の最大の生産性と最大の享楽とを収穫するための秘訣は、危機に生きるということである。
（ ニーチェ ）
69.
我々の肉体が衣服に包まれているように、我々の精神は虚偽に包まれている。
（ ショーペンハウアー ）
70.
友達の間で親密さが不足しているということは、咎(とが)めたら最後、治しようがなくなるような過失である。
（ ニーチェ ）
71.
中間を行くのが、もっとも安全だ。
（ オウィディウス ）
72.
自分が不幸なとき、他の人たちを非難するのは無教養者、自分自身を非難するのは教養の初心者、そして他人をも自分をも非難しないのが本当の教養人である。
（ エピクテトス ）
73.
ひとたび一人の愛にまき込まれても、憂いや頑なな苦痛を保持しないようにすべきである。
なぜならば、初めの傷を新しい刺激を加えてまぎらし、傷の新しい内に、移り気な愛で気まぐれな振舞いをして治療し、心の動きを他に転じ得ないならば、傷は活発となり、育むことによって痼疾(こしつ)化し、日毎に狂気はつのり、苦悩は悪化するばかりだからである。
（ ルクレティウス ）
74.
究極の善、究極の悪、究極の価値がなければ、人間のある活動が別の活動よりも本質的に優っていることなどあり得ない。
だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを認めざるを得ない。
とするなら、一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、我々が自分で独自の選択を行っているからなのである。
（ サルトル ）
75.
恋愛の楽しみは愛することにある。
（ ラ・ロシュフコー ）
76.
キリスト教徒の神は、リンゴを大切にしながら、子供をなおざりにする父親である。
（ ドゥニ・ディドロ ）
77.
人はたいていのことを、それを誉めるのが、またはけなすのが流行りだから、誉めたりけなしたりするのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
力なき正義は無能であり、
正義なき力は圧制である。
（ ブレーズ・パスカル ）
79.
敵の害を防ぐの友の害を防ぐより易しい。
（ アルクマイオン ）
80.
知と愛とは同一の精神作用である。
（ 西田幾多郎 ）
81.
成功はすべて人間の悪しき性質を誘い出し、不成功は善き性質を育てる。
（ カール・ヒルティ ）
82.
人生を生きるためには理性を備えるか、それとも首括(くく)りの輪縄を用意しておかなければならない。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
83.
戦争──それはつまるところ無益な殺し合いだ。
「よい戦争」とか「悪い平和」なんてものはない。
あるのはただ「悪い戦争」と「よい平和」だけだ。
（ バートランド・ラッセル ）
84.
行動的な人のように考え、思慮深い人のように行動せよ。
（ アンリ・ベルクソン ）
85.
満ち足りてしまった恋は、すぐに、退屈になってしまうものである。
（ オウィディウス ）
86.
汝の道を行け、
しかして、
あとは人の語るにまかせよ。
（ カール・マルクス ）
87.
人間とは、常に人間になりつつある存在である。
（ 谷川徹三 ）
88.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
（ ショーペンハウアー ）
89.
めいめいの弱点を見つけ出すことが、
人々の意思を操る術だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
90.
どんなことでも、度を越して他人をうんざりさせる人は見くびられる。
（ フランシス･ベーコン ）
91.
我々が幸福になりたいと望むだけなら簡単だ。
しかし、人は他人になりたがるので、そうなるには困難だ。
我々は他人はみんな実際以上に幸福だと思っているからだ。
（ モンテスキュー ）
92.
人間は自ら作り出した道具の道具になってしまった。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
93.
人間の可能性は無限である。
だが、これは矛盾しているように見えるが、
人間の不可能性も無限である。
この両者の間、
人間の成し得る無限と、
人間の成し得ざる無限との間に、
彼の故郷がある。
（ ゲオルク・ジンメル ）
94.
人間の本質が人間の最高のものであるならば、実践的にも最高かつ最善の掟は、人間に対する人間の愛でなければならない。
（ フォイエルバッハ ）
95.
年をとった人が拠り所にしている独断的な考えは、その年になるとおそらく不可欠な支えになっている場合が多い。
（ ゲオルク・ジンメル ）
96.
期待を持つこと、これが幸福であることだ。
（ アラン ）
97.
独創は天才の唯一のあかしである。
（ ヴォーヴナルグ ）
98.
賢人のもっとも美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、きわめて強烈なことを言うにある。
（ ルイ・ド・ボナール ）
99.
われわれは苦しむ以上に恐れるのである。
（ アラン ）
100.
地球は皮膚を持っている。
そしてその皮膚はさまざまな病気を持っている。
その病気のひとつが人間である。
（ ニーチェ ）
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