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哲学者・思想家の名言
☆ １１月２３日 ☆
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1.
男は見せかけの愛で女を欺くことができる。
ただし、他の女を心から愛していない限りは。
（ ラ・ブリュイエール ）
2.
もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。
我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである。
（ サルトル ）
3.
中間を行くのが、もっとも安全だ。
（ オウィディウス ）
4.
（侵略者に対する）最も完全なる復仇(ふっきゅう)は、侵略者の真似をせざることなり。
（ アウレリウス ）
5.
男は妻や愛人（＝恋人）が嫌いになると、逃げようとする。
だが、女は憎い男には仕返ししようと、手元に抑えておきたがる。
（ ボーヴォワール ）
6.
一生を真に充実して生きる道は、結局今日という一日を真に充実して生きる外(ほか)ないでしょう。
実際一日が一生の縮図です。
（ 森信三 ）
7.
「不正」はお互いの間に不和と憎しみをつくり出し、
「正義」は協調と友愛をつくり出す。
（ プラトン ）
8.
我々が広々とした自然にこれほど居たがるのは、自然が我々に関してなんら意見を持っていないからである。
（ ニーチェ ）
9.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
10.
友情の続かざるものは性格の悪しき人間なり。
（ デモクリトス ）
11.
精神の名士たちの人間味は、無名の人々と交わって、愛想のよい仕方で自分の言い分を引っ込めるところに成り立つ。
（ ニーチェ ）
12.
愛なくしては、何人(なんびと)も、優れた才能を持っている人でさえも幸福ではありえない。
（ カール・ヒルティ ）
13.
不正な手段を必要とするような目的は、正当な目的ではない。
（ カール・マルクス ）
14.
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。
絵とはなんとむなしいものだろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
15.
法は、仮に人が別の人を虐待しないなら、各人が自分の自由に従って生きることを妨げることはないであろう。
（ デモクリトス ）
16.
あらゆる人間は、
いかなる時代におけるのと同じく、
現在でも奴隷と自由人に分かれる。
自分の一日の三分のニを
自己のために持っていない者は、奴隷である。
（ ニーチェ ）
17.
少女には少女の自由を許さなければならない。
ただし、それを利用する機会は与えるべきでない。
（ キルケゴール ）
18.
つねに控え目に褒めることは、凡人たる大きな証である。
（ ヴォーヴナルグ ）
19.
見えないものを信じるのでなければ、何が信仰であろうか。
（ アウグスティヌス ）
20.
雄弁は、常軌を逸した群衆や暴徒を扇動したり操ったりするために考え出された道具である。
（ モンテーニュ ）
21.
我々は不幸な人々を叱責する。
それは、不幸な人々を憐憫せずにすますためである。
（ ヴォーヴナルグ ）
22.
吾人(ごじん＝我々)が小過失を懺悔するは、他に大過失なき事を世人に信ぜしめんが為(ため)のみ。
（ ラ・ロシュフコー ）
23.
あなたが何かになろうとしている限り、あなたが何かにとりつかれている限り、不可避的な葛藤、混乱、つのりゆく不幸があるだろう。
（ J・クリシュナムルティ ）
24.
私たちは他人の不幸に堪えられるだけ十分幸福なのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
25.
本当の癒しは、
安易な自己肯定によるものではなく、
「否定」をくぐり抜けた結果でなければならない。
（ 中沢新一 ）
26.
数は芸術の中に生きている。
（ アウグスティヌス ）
27.
他人の自我にたえず耳を貸さねばならぬこと――それこそまさに読書ということなのだ。
（ ニーチェ ）
28.
実(げ)に
無分別は青春につきもの、
分別は老熟につきものである。
（ キケロ ）
29.
生きるためにはわずかの生気しか必要でないが、行動するためには多くの生気が必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
30.
ある人民の制度を作り出そうと企てるほどの人間は、いわば人間の本性を変えることができるという確信のもとに、事に当たるべきである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
31.
少年たちの勉学を強制と厳格さによって訓練するのではなく、彼らに興味をいだかせるように導くならば、彼らは心の張りを発見するだろう。
（ プラトン ）
32.
めいめいの弱点を見つけ出すことが、
人々の意思を操る術だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
33.
忍苦とは、
晴れ晴れした日の予感を抱き、
現在をその日のために、
どうしても歩まねばならぬ当然の道として、
黙って進むことである。
（ 串田孫一 ）
34.
自己の過誤から学びうるがゆえに、
知識が発展し、科学が進歩する
（ カール・ポパー ）
35.
せいぜい自分に
恥をかかせたらいいだろう。
恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。
自分を大事にする時など、
もうないのだ。
人の一生は短い。
（ アウレリウス ）
36.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
37.
世界は断じて神々の力によって我々の為に造られたものではない。
世界には、実に多くの欠陥が具(そな)わっているではないか。
（ ルクレティウス ）
38.
その日その日が一年中の最善の日である。
（ エマーソン ）
39.
不満は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
40.
名門、名声は悪を示す仰々しき飾りなり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
41.
社会というものに、
子どもたちがまずは《買える／買えない》という位相で出会うことが
どれほど子どもの魂を蝕んでいるかを、
いちどきちんと見ておいたほうがいい。
（ 鷲田清一 ）
42.
善事をなして悪く言われるのは、王者らしいことだ。
（ アウレリウス ）
43.
「個人の自由」の名のもとに
ますます「私人」化されてきた個人の生活。
その背景には、
「私」企業での勤務と「私」生活にのみ意識を注ぎ、
公共的なことがらは「お上」にまかせるというふうに、
市民生活が「私」的なものへと縮まっているという事実がある。
（ 鷲田清一 ）
44.
生者は元来、しかも、ますます死者に支配されるものである。
（ オーギュスト・コント ）
45.
おずおずとお願いする者は、（相手に）拒絶することを教えている。
（ セネカ ）
46.
ファッションはからだの観念を揺さぶり、
性のイメージをずらせ、
品位とか優美とか情愛のきめを作りだし、
欲望のかたちを象(かたど)り、
最後に、あらゆる包囲をすり抜ける抵抗のスタイルを決める。
（ 鷲田清一 ）
47.
生活のための闘争と言っているものは、正直なところ、成功のための闘争にほかならない。
（ バートランド・ラッセル ）
48.
我々を救ってくれるもの、それは友人の助けそのものというよりは、友人の助けがあるという確信である。
（ エピクロス ）
49.
人は、「おれはゼロだ。
　マイナスだ」という自己評価に耐えることはできる。
しかし、「おまえはゼロだ。
　マイナスだ」という他者評価には耐え難い存在なのである。
（ 鷲田小彌太 ）
50.
厳密さは、最も自然で最も直線的な方法を伴っている。
（ ダランベール ）
51.
人は多くの場合、他人と異なるのみならず、また、いろいろなときにおける自分自身と異なることが多い。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
嫉妬は常に他人との比較においてであり、
比較のないところには嫉妬はない。
（ フランシス･ベーコン ）
53.
人間は、ただ神の遊びの具になるように、というので創られたのです。
（ プラトン ）
54.
育ちのいい者、理性ある者が絶対に話題にすべきでないものが一つある。
それは自分の身体のことだ。
（ エマーソン ）
55.
いかなる英雄も最後にはうんざりさせられる。
（ エマーソン ）
56.
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。
そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
（ セネカ ）
57.
ヘーゲルは、欲望とは他人の欲望だといっています。
つまり、他人に承認されたい、認知されたいという欲望（のこと）です。
これはまた、
他人が欲望しているものを欲する、
ということを意味します。
なぜなら、これを手に入れることによって、
他人に承認され、
他人に対して優位に立ちうるからです。
他人が欲望しているから欲しい。
（ 柄谷行人 ）
58.
怒りによって赤くなる人々は、怒りによって青くなる人々よりも怖ろしくない。
（ デカルト ）
59.
目は耳よりも確かな証人である。
（ ヘラクレイトス ）
60.
よい生活は、恐怖や束縛やお互いの自由に対する干渉の上に築くことはできない。
（ バートランド・ラッセル ）
61.
たいていの人は愛の問題を、「愛する」という問題、愛する能力の問題としてではなく、「愛される」という問題として捉えている。
つまり、人びとにとって重要なのは、どうすれば愛されるか、どうすれば愛される人間になれるか、ということなのだ。
（ エーリヒ・フロム ）
62.
健康と自由な一日（＝日々）を与えられれば、帝王の栄華も馬鹿らしく思われるほど幸福になれる。
（ エマーソン ）
63.
人生の謎、喜び、哀しみ、そして平安──
こうした神秘的な経験を表現するのには、
言葉よりも音楽のほうが適している。
（ ポール・ブラントン ）
64.
人間は世界史の重要な担い手であって、世界史は人類の運命の集合から生ずる。
（ ブレンターノ ）
65.
自己に与えられた条件を
ギリギリまで生かすことが、
人生の生き方の最大最深の秘訣である。
（ 森信三 ）
66.
人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。
（ ヴォルテール ）
67.
創意をもつには方法は一つしかない。
それは模倣することだ。
よく考えるには方法は一つしかない。
それは昔からの検討を経た思想を継承することだ。
（ アラン ）
68.
感謝の気持ちを表わすことは、
最も美しい礼儀作法である。
（ ジャック・マリタン ）
69.
「彼にとり入りたいのか？
　それならば、彼の前に出て当惑のさまを示せ・・・」
（ ニーチェ ）
70.
真の友情を官職とか国家の公務に従事する人々の間に見出すは、最も困難なり。
友の昇進を自己のそれよりも大切に思うごとき人物が、いずこに見出しえるか。
（ キケロ ）
71.
宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることが出来ない。
（ ショーペンハウアー ）
72.
世界を動かす力は、あなたの潜在意識の中にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
73.
ラブレターを書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ることなく書き終わらなければなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
74.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
75.
教育の根は苦いが、
その果実は甘い。
（ アリストテレス ）
76.
本当の親切ほどまれなものはない。
人に対して親切なつもりでいる人は、通常ただ人を喜ばせようとする心か、さもなければ弱い心しか持っていない人だ。
（ ラ・ロシュフコー ）
77.
民衆は
情熱から蜂起するのではなく、
苦痛の焦慮(しょうりょ)から反旗をひるがえす。
（ エドマンド・バーク ）
78.
医者とは、ほとんど知識を持っていない薬を処方し、さらに少ない知識しか持っていない病気を治療し、全然知識を持っていない人間を健康にしようとする者のことである。
（ ヴォルテール ）
79.
褒める非難もあれば、けなす賞賛もある。
（ ラ・ロシュフコー ）
80.
大衆を擁護して声高に叫ぶ者が、
大衆の幸福を最も気遣っている
と考えるのは、よくある誤りである。
（ エドマンド・バーク ）
81.
運は常に、思慮深い人の味方として戦う。
（ クリティアス ）
82.
自由を放棄することは、人間としての資格を放棄することである。
人間としての権利を放棄することである。
すべてを放棄する人にとっては、いかなる補償もありえない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
83.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
（ ショーペンハウアー ）
84.
人間の根源的な本質は、感謝されることを切望することである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
85.
あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。
（ ニーチェ ）
86.
哲学はあらゆることについて、まことしやかな話をし、学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
（ デカルト ）
87.
この校則は破るしかないと決めたなら、それだけの覚悟と責任でもって、破ればいい。
なぜなら、それが、君が本当にしたいことだからだ。
君が君の人生で本当にしたいことを、君の自由で決めたのだから、規則を破ることの報いとしての、「罰」を受けることにだって、決して悔いなどないはずだ。
（ 池田晶子 ）
88.
本当の勇気が
事物の客観的な認識から出て来るのは
もとよりである。
しかし事物の客観的な認識を得るためには
なによりも勇気を必要とする。
（ 三木清 ）
89.
思いやりとは情熱の休息だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
90.
わたしたちは生まれて競技場に入り、死んでそこを去る。
競技の終りになってからもっとよく（競技用の）車をあやつる術を学んでなにになる？
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
91.
人間への信仰は、人間の存在を可能ならしめる神性への信仰を前提としている。
（ カール・ヤスパース ）
92.
我々は親友の不幸の中に、なんとなしに嫌ではない、あるものを常に感じる。
（ ラ・ロシュフコー ）
93.
お互いに友人だといっても、それを信じるのは愚か者である。
この名ほど世間にありふれたものはなく、その実、これほど天下に稀なものはない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
94.
生涯の幸福な時は、全体的に見て、仕事をしている時である。
（ カール・ヒルティ ）
95.
あまりに多くの事をなし得る者は、自己の能力以上のことをなさんと欲す。
（ セネカ ）
96.
臆病の虫に取り付かれると、その人はよきことを行わなくなる
（ キルケゴール ）
97.
明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向う。
（ エピクロス ）
98.
結婚のための愛は人間をつくるが、友情の愛は人間を完成する。
（ フランシス･ベーコン ）
99.
チャンスという黄金の瞬間を利用すること、そして手の届くところにあるよきものをつかまえることは、人生の最大なる技術であります。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
100.
人間は、各個が唯一者であって、形而上学的にも科学的にも、その用語によっては、説明され得ない。
（ キルケゴール ）
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