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哲学者・思想家の名言
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1.
健康はそれ自身一つの宝ではあろうが、
時として健康でなくても非常に幸福でありうる。
（ カール・ヒルティ ）
2.
（相手の考えや意見の）間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。
興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
3.
平和が来るか来ないかということは、個々人の心の持ちようの中に、また諸国民の心の持ちようの中に作り上げられるものにかかっている。
（ シュバイツァー ）
4.
たがいが存在をそっくり肯定しあうような関係は重すぎる。
裏返していえばそれは、
他人にこのじぶんの存在をそっくり肯定してほしいという、
深い相互依存の関係でもあるからだ。
そのひとがいないと生きてゆけないという、
逆の危機にひとを誘い入れるからだ。
（ 鷲田清一 ）
5.
恐らくは、今日のもので未来を持つものは他に何もないとしても、やはり我々の笑いこそはなお未来を持つのだ！
（ ニーチェ ）
6.
連載を毎週続けるのに
必要な才能というものがあるとしたら、
それは「不幸に恵まれる」才能だろう。
（ 土屋賢二 ）
7.
ここで気をつけてほしいのは、法律はそれを「してはいけない」としているのであって、「悪い」としているわけではないということだ。
なぜなら、法律がいけないとすることが悪いことなのだったら、どうしてそんな法律があるのだろう。
つまり、多くの人はそれを悪いことだと思っていないからだって、これ、わかるかな。
（ 池田晶子 ）
8.
私は君たちに、君たちの官能を殺せと勧めるのではない。
私が勧めるのは官能の無邪気さだ。
（ ニーチェ ）
9.
笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明したものである。
（ ニーチェ ）
10.
人と一緒にいる時が、最も孤独な時だ。
（ キケロ ）
11.
この無限の空間の永遠の沈黙は、私に恐怖を起こさせる。
（ ブレーズ・パスカル ）
12.
第一に必要なのは大胆さ、第二に必要なのも大胆さ、第三に必要なのも大胆さだ。
（ キケロ ）
13.
二百語以内で表現できない考えはない。
（ エリック・ホッファー ）
14.
作家は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
15.
科学技術って
進歩する以外に能がないんですね。
文化、芸術がブレーキかけないと、
野蛮な文明国になっちゃう。
合理を最優越させないで
知情意、真善美のバランスを回復しなくてはいけない。
（ 唐木順三 ）
16.
個々の人すべてに共通な心が一つある。
そして各人は同じものに至る入り江であり、
すべての人間は同じものから生じたのだ。
（ エマーソン ）
17.
祝祭のない生活とは、旅館のない、長い街道である。
（ デモクリトス ）
18.
雑草とは何か？
その美点がまだ発見されていない植物である。
（ エマーソン ）
19.
最高の善は快楽、最大の悪は苦痛なり。
（ エピクロス ）
20.
信頼こそ才知よりも交際を深める。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
22.
科学は熱狂や迷信の毒に対する素晴らしい解毒剤である。
（ アダム・スミス ）
23.
読書は単に知識の材料を提供するだけである。
それを自分のものにするのは思索の力である。
（ ジョン・ロック ）
24.
哲学には初心者も専門家もいない。
哲学はむしろすすんで初心者であろうとする。
（哲学は）「なぜ？」という問いを連発する子どもたちと連帯しようとする……。
なんとも不思議な知的いとなみである。
（ 鷲田清一 ）
25.
人間は神にもなれず
さりとて悪魔となりて満足することもできず、
つまり五里霧中に彷徨(ほうこう)する哀れな生物である。
（ 西田幾多郎 ）
26.
年とった人々は異議が多すぎ、相談が長すぎ、冒険が少なすぎ、後悔が早すぎ、めったに仕事をとことんまでやりとげず、いいかげんな成功で満足する。
（ フランシス･ベーコン ）
27.
人生は、幼年期には遠くから見た舞台装飾に、老年期には間近に見た舞台装飾に似ている。
（ ショーペンハウアー ）
28.
「時」をまねるがよい。
「時」は一切のものをゆっくりと破壊する。
「時」はおもむろに浸蝕し、消耗させ、根こそぎにし、引き離す。
だが、ひったくることはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
29.
他の人を幸福にすることは、やはりいちばん確かな幸福である。
（ アミエル ）
30.
我々が人間の心に発見する最初にして最も単純な感情は、好奇心である。
（ エドマンド・バーク ）
31.
人間ってものはね、
どんな人間でも可能性としては
宝を内に秘めている。
（ 谷川徹三 ）
32.
本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。
本は著者がとても苦労して身につけたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
（ ソクラテス ）
33.
国民から認められると宗教という名を与えられ、国民が否認すれば迷信という名を付けられる。
（ トマス・ホッブズ ）
34.
老人の忠告は冬の太陽のようなものだ。
光を与えるが暖めはしない。
（ ヴォーヴナルグ ）
35.
いないのがいちばん悪い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
36.
善事をなして悪く言われるのは、王者らしいことだ。
（ アウレリウス ）
37.
愛はすべてに打ち勝つ。
（ カール・ヒルティ ）
38.
よく祈る者とはよく愛する者なり
人をも鳥をも獣をも
最もよく祈る者とは最もよく愛する者なり
大なるものでも小なるものでもすべてのものを
われらを愛したまう神は
すべてをつくり、すべてを愛したまえばなり
（ コールリッジ ）
39.
ある人物からまったく尊敬されていないと感じ取った人は、その人物に憎しみに近い感情をいだく。
（ ヴォーヴナルグ ）
40.
恋愛に年齢というものはない。
それはいつでも生まれる。
（ ブレーズ・パスカル ）
41.
万物をつくる者の手を離れるときすべてはよいものであるが、人間の手に移るとすべてが悪くなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
42.
我々の祈りは、一般的に言って、祝福のためのものでなければならない。
なぜならば、神は我々にとって何が善であるかを最もよく知っておられるのだから。
（ ソクラテス ）
43.
平和は自分の足もとから始まる。
世界の平和は各国内の平和から始まるのである。
指導権をめぐる内政的、精神的な争いから、場合によっては暴力を用いかねないような平和破壊のものの考え方を消し去らねばならない。
（ カール・ヤスパース ）
44.
人は天才に生まれるのではない。
天才になるのだ。
（ ボーヴォワール ）
45.
美学的に完璧なものが世の中に二つある。
時計と猫だ。
（ アラン ）
46.
大人物と小人物との差異は、一度意を決すれば死ぬまでやるという覚悟があるかないかにある。
（ シェリング ）
47.
祈りとは、無益に言葉を弄(ろう)することではなく、何かもったいぶった呪文を繰り返すことでもない、それは魂の働きそのものだ。
魂がその存在を感じる神秘的な力と親しく接触することだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
48.
誤った愛の心が三つある。
思い上がりの心、羨む心、逆上する心。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
49.
現代における革命的とも言える大発見は、人間が心の内面のあり方を変えることによって、その外面をも変革しうることだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
50.
一生を真に充実して生きる道は、結局今日という一日を真に充実して生きる外(ほか)ないでしょう。
実際一日が一生の縮図です。
（ 森信三 ）
51.
手は、道具の中の道具である。
（ アリストテレス ）
52.
最も平安な、そして純粋な喜びの一つは、労働をした後の休息である。
（ カント ）
53.
老人をけちにするのは、
将来金銭の必要に迫られるという観念ではない。
この悪徳はむしろ老人の年齢と体質の生む結果である。
彼らが若い時代に快楽を追い、
壮年期に野心を追った同じ自然さで、
この欲に溺れているのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
54.
不満足は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
55.
誰か過去をほめず、現在をののしらない老人を見たことがあるか。
彼らはみな自分の悲惨と悲哀を世の中のせい、人々の考え方のせいにしている。
（ モンテーニュ ）
56.
歴史は人生の師である
（ キケロ ）
57.
どんなことにも笑う人間は、
どんなことにも泣く人間と同じく
阿呆である。
（ バルタザール・グラシアン ）
58.
一切の本当の思想や文化は、最も広範な意味に於(おい)て世界的に翻訳され得るものでなくてはならぬ。
（ 戸坂潤 ）
59.
人間は自ら作り出した道具の道具になってしまった。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
60.
自分のなりたいものを、
みんながなりたいと思うものから少し遠ざけてみると、
あんがい簡単に見つかるのではないだろうか。
（ 鷲田小彌太 ）
61.
その日を終えたら、その日のことは済ませてしまおう。
君はできることをした。
大失態や不合理が心に入り込んできたら、できるだけ早く忘れることだ。
明日は新しい一日。
穏やかにその日を始めることができる。
かつての馬鹿げたことで苦しまなくて済むほど高揚した精神で。
（ エマーソン ）
62.
我々が良識的な人だと思うのは、
我々と考えを同じくする人たちだけだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
63.
この校則は破るしかないと決めたなら、それだけの覚悟と責任でもって、破ればいい。
なぜなら、それが、君が本当にしたいことだからだ。
君が君の人生で本当にしたいことを、君の自由で決めたのだから、規則を破ることの報いとしての、「罰」を受けることにだって、決して悔いなどないはずだ。
（ 池田晶子 ）
64.
人は当然ながら、
偉大なことより目新しいことを褒めそやす。
（ セネカ ）
65.
他人のために生きることは容易である。
誰でも皆していることである。
（ エマーソン ）
66.
私には著書を作る病癖があり、しかも著書を作った後にはこれを恥じる病癖がある。
（ モンテスキュー ）
67.
一般常識は、決してそれほど一般的ではない。
（ ヴォルテール ）
68.
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
（ ニーチェ ）
69.
汝は生きるために食うべきで、
食うために生きるべきではない。
（ キケロ ）
70.
概して言えば、人間は、自分の限界よりも、ずっと狭い範囲内で生きているにすぎず、いろいろな能力を使いこなせないままに放置しているのである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
71.
愛と憎しみは正確な対立物と見ることは完全な誤りである。
愛の対立物は愛でないもの…つまり無関心である。
（ ゲオルク・ジンメル ）
72.
私は、魂を良いものにするよう、魂にとって良いことだけをするように、配慮しています。
（ ソクラテス ）
73.
お喋りは他人に任せて、
まず行動せよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
74.
幸福なる生活は、心の平和において成り立つ。
（ キケロ ）
75.
幸福の秘訣は欲しがらずに称讃することである。
しかし、それは幸福なことではない。
（ ブラッドリー ）
76.
人間達の幸福は、身体によってでも金銭によってでもなく、正しさと思慮深さによってである。
（ デモクリトス ）
77.
賢者には、大地は至る所に開かれている。
善良なる魂の祖国は全世界なり。
（ デモクリトス ）
78.
古典が引く伝統の糸は、
哲学なら哲学史の、
社会科学なら社会科学史の、
流れを貫いて
いつも不断の作用を各時代に及ぼしている。
だからして古典は論拠とされてはならぬが、
併(しか)し又必ず参照されねばならぬものとなる。
（ 戸坂潤 ）
79.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
80.
「本当にそう思う」ということと、「本当にそうである」ということは、違うことだと覚えておこう。
だって、間違ったことだって、自分がそう思っているのだから、「本当にそう思う」と思えるわけだ。
でも、間違ったことを本当だと思ったって、間違ったことが本当になるわけじゃない。
（ 池田晶子 ）
81.
何が最も真実なことと言われるか？
人間たちが邪悪であることである。
（ サラミスのヒッポダマス ）
82.
人がやれるのは、やれることだけだ。
それをやるからこそ夜に眠ることができるし、明日また続けることもできる。
（ シュバイツァー ）
83.
雄弁家たちは功名心にかられやすい。
なぜならば、雄弁は彼ら自身にも、またほかの人々にも英知に見られるからである。
（ トマス・ホッブズ ）
84.
我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。
他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちていることを百も承知なのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
85.
ラディカルであることは、事柄を根本において把握することである。
（ カール・マルクス ）
86.
わが身にふりかかることはすべてこれ天意。
（ 森信三 ）
87.
存在するとは、知覚されることである。
（ ジョージ・バークリー ）
88.
臆病の虫に取り付かれると、その人はよきことを行わなくなる
（ キルケゴール ）
89.
乏しいと云(い)うことには欠乏がない。
（ ルクレティウス ）
90.
自分でも守れない秘密を、
どうして人に守らせることができようか。
（ ラ・ロシュフコー ）
91.
男と女という
こうも違った、また複雑な人間の間で、
互いに良く理解しあい、
ふさわしく愛するために、
一生を費やして長すぎるということはない。
（ オーギュスト・コント ）
92.
私どもが屈服しさえしなければ、害悪はみな恩人である。
（ エマーソン ）
93.
未来を見る目を失い、現実に先んずる術(すべ)を忘れた人間の行き着く先は、自然の破壊だ。
（ シュバイツァー ）
94.
心の中に未来にふさわしいビジョンを描け。
そして、自分を過去の末裔(まつえい)であるという迷信を忘れるんだ。
あの未来の生を思い巡らせば、工夫し、発明すべきものが限りなくある。
（ ニーチェ ）
95.
最も高度な文明においても、
読書はやはり最大の喜びである。
一度その満足を知った者は、
不幸の中でもその満足を得る。
（ エマーソン ）
96.
法のないところに不義はない。
（ トマス・ホッブズ ）
97.
疑義は哲学者の感知であり、
哲学は疑義に始まる。
（ ソクラテス ）
98.
どんな革命も、一人の人間が心に思いついた、ひとつの思想にほかならなかった。
（ エマーソン ）
99.
結婚のロマンチックな幸福をあきらめると、結婚は幸福なものになる。
（ バートランド・ラッセル ）
100.
宗教は抑圧された生物の嘆息である。
（ カール・マルクス ）
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