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哲学者・思想家の名言
☆ ９月８日 ☆
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1.
女は男を愛するにしたがって、いっそう男を憎む心に近くなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
2.
悲しむことはない。
いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
3.
真実には、我々は何も知らない。
というのも、真理は奥底にあるから。
（ デモクリトス ）
4.
知性もあらゆる物と同じく消耗する。
学問はその栄養である。
知性を養い、かつそれを消耗する。
（ ラ・ブリュイエール ）
5.
私にとって、真の道理のほうが民衆の意見より価値がある。
（ キケロ ）
6.
極端な希望は極端な悲惨から生まれる。
（ バートランド・ラッセル ）
7.
普通、人間は機会さえあれば悪いことをするものである。
（ アリストテレス ）
8.
倫理問題の場所は
孤立的個人の意識にではなくして、
まさに人と人との間柄にある。
だから倫理学は人間の学なのである。
（ 和辻哲郎 ）
9.
政治の一番大きな努力が、あれほど多くの人々の平和を犠牲にして何人かの幸福な人々を作るのであるならば、政治というものは喜ぶべきものだろうか。
（ ヴォーヴナルグ ）
10.
心にある感情を隠すことは、心にない感情を装う以上に難しい。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
私の好きな話し方は、
単純で、素朴で、
紙に書くときも口に出すときも
変わらぬ話し方であり、
滋味豊かで、力強く、短くて、引き締まった話し方です。
繊細で整ったのよりも、
激しくぶっきらぼうなのがいいのです。
（ モンテーニュ ）
12.
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの──そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。
奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼らはふたたびそわそわしはじめ、まだ手に入れていないものを欲しがり、人が持っていれば羨(うらや)ましがる。
（ エピクテトス ）
13.
国民精神を根本からくつがえすことは、
法的な指令を変えることと同様に、
いやそれ以上に、危険なことである。
（ モンテスキュー ）
14.
生活とは、つまり習慣の織物である。
（ アミエル ）
15.
将来もっと不幸なときがくるかもしれないのだから、
今不幸だと思うのは愚かしい。
（ セネカ ）
16.
幸福の秘訣は欲しがらずに称讃することである。
しかし、それは幸福なことではない。
（ ブラッドリー ）
17.
君は運命の手中にあるものをあれこれ計画し、自分の手中にあるものを喪失している。
（ セネカ ）
18.
我々の後悔は、我々が行った悪を遺憾に思う心であるというよりはむしろ、それがやがて我が身にふりかかりはしないか、とあやぶむ心である。
（ ラ・ロシュフコー ）
19.
知識は力なり。
（ フランシス･ベーコン ）
20.
人間の希望は絶望よりも激しく、人間の喜びは悲しみより激しく、かつ永続するものである
（ ラ・ブリュイエール ）
21.
すべての信仰にある特徴は、不信仰をしりぞける点である。
（ カール・ヤスパース ）
22.
ずるい人間は、けっして欺かれはしないが、人を欺くこともできない。
（ ラ・ブリュイエール ）
23.
もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。
（ オウィディウス ）
24.
幸福な人々の節制は、幸運が彼らの気質に与えた穏やかさから来る。
（ ラ・ロシュフコー ）
25.
人生に対してもっと大きい信頼を寄せているなら、おまえたちはこれほど瞬間に身を委ねることもないだろうに。
（ ニーチェ ）
26.
けちは、気前のよさ以上に倹約の敵である。
（ ラ・ロシュフコー ）
27.
我々は、
自分自身の行為と行動によって、
自らの労働によって、
自らの活動によって、
人生や他の人々や世界に対する自らの態度によって、
自分自身の人生を意味あるものとすることができるのです。
（ カール・ポパー ）
28.
審美的な選択は、全く間接的であり、その限りにおいて選択というべきものにはならないか、あるいは、多様な可能性の中に埋没するか、そのどちらかである。
（ キルケゴール ）
29.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
30.
我々自身は不満だらけのものである。
そこにあるものは悲惨と空虚だけである。
（ モンテーニュ ）
31.
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。
絵とはなんとむなしいものだろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
32.
気前よさそうに見えるのは、しばしば偽装した野心家にすぎない。
それは、わずかな利益を無視して巨利を獲得しようとしているのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
33.
諸君が貧しいならば、徳によって名をあげるがよいし、諸君が富裕であるならば、慈善によって名をあげるがよい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
34.
人はそれぞれ、
ある規定された人であって、
ある特殊なものである。
人はただそのようにしてのみ
現実的である。
というのも、
人という単に抽象的なものには、
いかなる真理もないからである。
（ ヘーゲル ）
35.
生物学的に考察すると、人間は最も恐ろしい猛獣であり、しかも、同じ種族を組織的に餌食にする唯一の猛獣である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
36.
いたい目にあうごとに、わたしは、自分のえりくびをつかまれて、真理のほうに向けられる。
真理は、痛い方角にある。
しかし、真理は、方角としてしか、わたしにはあたえられない。
思いちがいに思いちがいをついで、その方角に向うのだ。
（ 鶴見俊輔 ）
37.
思慮を持ち、正義をかざしてその生涯を送らなければ、何者も決して幸福にはなれないだろう。
（ プラトン ）
38.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
（ ショーペンハウアー ）
39.
喜びが何であるかは、元来、多くの苦しみを耐え忍んできた人のみが知っているのだ。
それ以外の人たちは、真の喜びとは似ても似つかぬ単なる快楽を知っているにすぎない。
むしろそのような人々は、真の喜びに耐えることすらできないであろう。
（ カール・ヒルティ ）
40.
艱難(かんなん)に会って初めて真の友を知る。
（ キケロ ）
41.
ひとたび一人の愛にまき込まれても、
憂いや頑なな苦痛を保持しないようにすべきである。
なぜならば、
初めの傷を新しい刺激を加えてまぎらし、
傷の新しい内に、移り気な愛で気まぐれな振舞いをして治療し、
心の動きを他に転じ得ないならば、
傷は活発となり、
育むことによって痼疾(こしつ)化し、
日毎に狂気はつのり、
苦悩は悪化するばかりだからである。
（ ルクレティウス ）
42.
哀れみは一つの感傷であるために、人は哀れみのため哀れみを感じることができる。
そのため、もともと哀れみの原因であった他の人びとの苦悩をほとんど無意識のうちに賛美するようなことにもなる。
（ ハンナ・アーレント ）
43.
人間は、人生を理解するために創られたのではない。
人生を生きるために創られたのである。
（ サンタヤーナ ）
44.
女性にとって、男性の眠りは貪婪(どんらん)であり裏切りである。
（ ボーヴォワール ）
45.
自分がこの世界を生きたことによって、
ほっと息をつけた人が一人でもいること。
これが人生で成功したということである。
（ エマーソン ）
46.
新刊書の不都合な点は、我々が古い書物を読まなくなることである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
47.
一度も危険に身をさらしたことがなければ、自分の勇気を保証することはできない。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
葬式は、
死者に対する務めというよりは、
生者に対する慰めである。
（ アウグスティヌス ）
49.
大きな仕事を企てる場合には、機会を作り出すことよりも、目の前の機会を利用するように努めるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
50.
恋は幻想の子供であり、幻滅の親である。
（ ウナムーノ ）
51.
最も不知なるものこそ、神とすることに適している。
（ モンテーニュ ）
52.
沈黙は、
横柄、俗悪、羨望から来る、あらゆる否定に対する、
最も安全な応答である。
（ チンメルマン ）
53.
読書は心豊かな人を作る。
（ フランシス･ベーコン ）
54.
人生を生きるためには理性を備えるか、それとも首括(くく)りの輪縄を用意しておかなければならない。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
55.
好人物な人間は余るほどいるが、
高慢な者に戦い勝つ鉄の心をもった正義の味方はとぼしい。
（ エマーソン ）
56.
長いこと論争している場合は、たいてい、彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
（ ヴォルテール ）
57.
知らない女性はどれも愛想がよく見える。
（ モンテーニュ ）
58.
相手側の言い分を聞いてやろう、
という気持ちがなくなったら、
もうその人の負けである。
（ ラ・ロシュフコー ）
59.
抑制の欠如と限界の逸脱が、政治においては罪あるいは犯罪と呼ばれず、「誤り」と呼ばれる。
（ ベネデット・クローチェ ）
60.
不当な軽蔑をはねつける必要に迫られると、
どんな謙虚な人も
プライドと同意識の昂奮(こうふん)に否応なしに追い込まれる。
（ コールリッジ ）
61.
脳髄（＝執行権）がマヒしてしまっても、個人はなお生きうる。
バカになっても、命はつづく。
しかし、心臓（＝立法権）が機能を停止するやいなや、動物は死んでしまう。
国家は、法律によって存続しているのではなく、立法権によって存続しているのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
62.
幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。
幸福を追っかけるなどは、言葉の上以外には不可能なことである。
（ アラン ）
63.
《多様性》というのは、
異なる集団が無交通のままに併存することではなくて、
異なる者が交わり通いあうこと、
そしてみずからの視野の内部に、
異なる者、異なる基準を容(い)れる空地を
ちゃんと設(しつら)えているということである。
（ 鷲田清一 ）
64.
君が君自身を重んじることができなければ、誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、ほとんどないであろう。
（ キルケゴール ）
65.
合理的な思索が
ぎりぎりまで考えぬかれるとき、
それは思考必然的な非合理性に達する。
これはわれわれの精神的生活を支配する逆説である。
（ シュバイツァー ）
66.
世界は一枚の絵に描けるような構造をしてはいないのだ。
正確に言えば、一枚の絵に収めようとしてもどうしても何かが飛び出してしまうような構造をしている。
（ 永井均 ）
67.
友愛はつねに利をもたらすも、恋情は害をもたらす場合もありえる。
（ セネカ ）
68.
自由は、
なんらの拘束も受けない時には、
自分自身を廃棄してしまう。
拘束なき自由とは、
強者には
弱者に対して暴虐をふるい、
かれらの自由を強奪しうる自由がある
ということなのだ。
（ カール・ポパー ）
69.
他人によって傷つけられるものは、自分のエゴイズムだけである。
（ 谷川徹三 ）
70.
敵となることは罪だ。
敵を持つことは試練だ。
（ ベンジャミン・ウイッチカット ）
71.
人間は戦わねばならない。
困難こそ、進歩するためのチャンスとなるのだ。
（ ジョン・デューイ ）
72.
どんな楽しみも、
それ自体は悪ではない。
けれども、特定の楽しみについては、
それを得るための手段が、
楽しみよりもはるかに大きな痛みをもたらす。
（ エピクロス ）
73.
この世界は言葉のゲームだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
74.
道徳とは個人における畜群本能である。
（ ニーチェ ）
75.
神は永遠に幾何学する。
（ プラトン ）
76.
世界を動かす力は、あなたの潜在意識の中にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
77.
私たちは、私たちがいつ最も成功したのかということを、決して知り得ない。
（ ウナムーノ ）
78.
まだ感じやすきうちに心を訓練するは容易なり。
（ セネカ ）
79.
下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
80.
汝の馬車を星へつなげ。
（ エマーソン ）
81.
幸福は趣味のうちにあり、物事のうちにはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
82.
金(かね)に目もくれない人はいくらもいるが、金の与え方を心得ている人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
83.
常識とは
恐ろしく豊かで煩雑で不透明なものです。
（ 中島義道 ）
84.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
85.
自由というのは、他人や社会に求めるものではなくて、自分で気がつくものなんだ。
自分は自分のしたいことをしていい、よいことをしても悪いことをしても何をしてもいい、何をしてもいいのだから何をするかの判断は完全に自分の自由だと、こう気がつくことなんだ。
（ 池田晶子 ）
86.
敵か、それとも味方か。
私が攻撃すれば、敵になる。
私がなんの恐れも抱かず、
微笑してみせれば味方になる。
（ アラン ）
87.
なるほどぼくは人生の主人ではなく、人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ることはできないにしても、糸を切ることはできるのだ。
（ キルケゴール ）
88.
一度信用を得れば進路はおのずから開けるだろう。
（ エドマンド・バーク ）
89.
あらゆる世俗の知恵は、かつて何人かの賢者が唱えた、とっつきにくい所見を修飾したものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
90.
過去に大きな出来事に遭遇した場合、その影響がまったくないとは言い切れません。
もちろんあるでしょう。
ただ、同じ出来事を経験したかたらといって、皆が同じようになるわけではない。
（ 岸見一郎 ）
91.
（相手の考えや意見の）間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。
興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
92.
人間への信頼は希望を支える。
（ シュバイツァー ）
93.
過ちを犯すことは恥ずべきことではない。
むしろその過ちがわかった後も、
その過ちを改めようとしないで、
繰り返すのは恥ずかしいことだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
94.
将来は、それに準備した人の手の内にある。
（ エマーソン ）
95.
本当に重要な人間で、
多くの苦難を受けずに生きた人は
かつてなかった。
（ カール・ヒルティ ）
96.
生活そのものから学ぼうとする意欲、そして、
すべての人がその生活の過程で学ぶことになるように
生活の諸条件をととのえようとする意欲こそ、
学校教育のもっとも立派な成果なのである。
（ ジョン・デューイ ）
97.
微笑は笑いの完成だ。
笑いのうちには、
すぐ鎮まるとはいえ、
常に不安があるからだ。
微笑のうちでは、
いっさいがくつろぎ、
なんの不安も抵抗もないからだ。
（ アラン ）
98.
なんと多くの人間が罪のない者たちの血と命で生きていることか！
（ ラ・ロシュフコー ）
99.
人間の不幸というのは、部屋の中にじっと静かにしていることができないという、ただ一つのことから生じるのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
100.
文明は流血の戦場の上に構築されていて、
個々の人々の生存は、
ひとりぼっちの断末魔の苦しみの中へ消えてゆく。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
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