1. 人間の一生は誠にわずかの事なり。好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かな事なり。(山本常朝)
2. なんつーかよ、漫画とかよ、小説とかよ、映画とかよ、テレビとかよ、そういうもんがおもしれーうちは、おもしれーと感じられるうちは、死なねー方がいいんじゃねえか? だってオメー、この先もっとおもしれーも……(漫画『3年Z組銀八先生』)
3. たとえ一人になろうとも、全世界に立ち向かい給え! 世界から血走った眼で睨(にら)まれようとも、君は真っ向から世界を見すえるのだ。恐れてはならない。君の心に響く、小さな声を信じ給え!(ガンジー)
4. 沈黙が金なのだ。不在が神なのだ。神とは人間の孤独さだ。俺しかいなかったのだ。(サルトル)
5. 人生はどこまでも生かされる人生であっちゃいけない。生きる人生でなきゃいけない。(中村天風)
6. 死者は死んでいて、もうこの世にないが、新たなやり方で私達が彼らを理解し始めると、まるで私達が彼らに理解されているような気がする。また死者を通して、己を新たに知るような気がする。
7. 金がいらぬという男は怖ろしい。名誉がいらぬという男も怖ろしい。無私、無欲、滅私奉公などという人間にいたっては、ぼくは逸早(いちはや)くおぞ気をふるって、厳重な警戒を怠らぬようにしてきている。いいか……(中野好夫)
8. 歴史の変わり目は若い世代に格好の活躍の舞台を与えてくれるが、寄らば大樹の陰とばかりにありもしない大樹を求めて、むなしく人生を送ることだけは考え直すべきである。(作者不詳)
9. 女の慾(よく)というものは、男の慾よりもさらに徹底してあさましく、凄(すさま)じいところがあるようでございます。(太宰治)
10. 彼ら(ほかの意見を批判する人)が見落としているのは、ほかの人を非難したり、批判したり、けなしたりするときは、実際には自分自身の中にそのような特質のすべてをつくり出しているのだということです。(ジョセフ・マーフィー)