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哲学者・思想家の名言
☆ ７月２８日 ☆
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1.
人間の有用性というものは
木の枝の葉のようなものである。
一枚の葉が散ると、
すぐ他の葉がはえてくる。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
2.
一般に、人は、
（親をはじめ）自分が恩恵を被っている人を、
恩恵を被っているからこそ
憎む場合があり、
（子をはじめ）自分が恩恵を与えている人を、
恩恵を与えているからこそ
嫌う場合がある。
（ 中島義道 ）
3.
世界が存在するのは誰のためでもない。
（ スピノザ ）
4.
怒りは奇妙な用法を有する武器である。
他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
（ モンテーニュ ）
5.
文章の長短はその文章の価値を奪ったり、付与したりする特性にはならない。
（ プラトン ）
6.
常識とは、
この世で最も広く分配されている日用品である。
（ デカルト ）
7.
人間にあっては、
近いもの（たとえばじぶんの感情、性、家族）、
大事なこと（たとえば政治）ほど、
見えにくいものだ。
言葉にはなりえないもののうちに
それでも言葉を駆使して潜り込んでゆくこと。
このことを、胆に銘じたいものだ。
（ 鷲田清一 ）
8.
勤勉であることは、人間を知らずゆずらず屈辱的ならしめる。
（ 三木清 ）
9.
すべての無頼漢は盗人にあらざるも、すべての盗人は無頼漢なり。
（ アリストテレス ）
10.
私たちは自分たちが永遠であるのを感じ、知っている。
（ スピノザ ）
11.
人生の楽しみではなく、喜びを求めていこう。
（ J・S・ミル ）
12.
与えるとはどういうことか。
この疑問にたいする答えは単純そうに思われるが、じつはとても曖昧で複雑である。
（ エーリヒ・フロム ）
13.
恵みとは調和、自分自身との一体感、神との一体感。
（ トマス・マートン ）
14.
勇気は、どんな嵐が吹こうと、道を途中でやめたり、歩みを止めたりはしない。
（ モンテーニュ ）
15.
賢人の精神は、何ものにも動ぜず、何ものにも傷つかず、敢然としていられる強さを宿しているのだ。
（ セネカ ）
16.
富は良心をもたらさない。
しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
（ ソクラテス ）
17.
完全を求めることは、人間の心を悩ませるこの世で最悪の病である。
（ エマーソン ）
18.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
（ ラ・ロシュフコー ）
19.
文明人は鉄道客車をつくったが、
自己の足を使うことを失った。
（ エマーソン ）
20.
もし自分に傲慢さが少しもなければ、我々は他人の傲慢さを責めはしないだろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
社交においては、我々の優れた特性によってよりも、欠点によって気に入られることのほうが、かえって多い。
（ ラ・ロシュフコー ）
22.
我々の知識は、すべて経験に基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるのである。
（ ジョン・ロック ）
23.
嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。
だから、私は生まれながら嘘を相続している。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
24.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
25.
生物の存在するところに、
すべて権力に対する欲求がある。
（ ニーチェ ）
26.
同じ職業の者が真の友人になることは、違った職業の者の間においてよりも遙かに困難である。
（ 三木清 ）
27.
空想は魂の眠りである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
28.
不真実はいずれも、
全体主義への道をたどる一歩である。
（ カール・ヤスパース ）
29.
人間においては、精神のほかに偉大なものは存在しない。
（ ハミルトン ）
30.
精神を養うのは交渉しかない。
（ アラン ）
31.
妻子を持つ者は、
運命に人質をとられたようなものである。
というのは、
妻子は善であれ、悪であれ、
大事業の足手まといとなるからである。
（ フランシス･ベーコン ）
32.
葬式は、
死者に対する務めというよりは、
生者に対する慰めである。
（ アウグスティヌス ）
33.
人間とは、常に人間になりつつある存在である。
（ 谷川徹三 ）
34.
君があまりに大きな声でわめき立てるので、
私は君の言うことが聞き取れない。
（ エマーソン ）
35.
たとえば、
走者の平均速度をたった１パーセント速めるだけで、
持久力は即座に１０パーセント落ちる。
このことはどんな種類の活動にもあてはまるので、
馬車馬のように働く生活の果てには、
喜びも利益もありえない。
（ タタルケビッチ ）
36.
私は二つの顔を持つヤヌスだ。
一面の顔で笑い、一面の顔で泣いている。
（ キルケゴール ）
37.
完全な作品を作り上げて名声を得ることは、既に得ている名声によって平凡な作品に箔をつけるような、そんな生やさしいものではない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
38.
「もし口をつつしまねば果ては禍(わざわい)を招く」、
つまり、蔵や納戸(なんど)の戸締りを忘れるからではなく、
口の戸締りを忘れるから禍が訪れるのだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
39.
空中に投げられた石にとって、落ちるのが悪いことではないし、昇るのが良いことでもない。
（ アウレリウス ）
40.
男性の間では愚かで無知な男が、
女性の間では醜い女が
愛され、ちやほやされる。
（ ショーペンハウアー ）
41.
ほめられた子どもは自分に価値があるとは思わない。
どこか馬鹿にされたような気がする。
（ 岸見一郎 ）
42.
我々が人生で直面する憎しみのほとんどは、単に嫉妬か、あるいは辱められた愛にほかならない。
（ カール・ヒルティ ）
43.
人は女を深いと思う──なぜか？
女の場合、底まで行けないからだ。
女は浅くさえもないのだ。
（ ニーチェ ）
44.
苦難の道は永くもあれば、また暗くもある。
次第に明るくなるような道は別の道である。
（ キルケゴール ）
45.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
競争心と嫉妬は、同じ技術、同じ才能、自分と同等の人々の間にしか存在しない。
（ ラ・ブリュイエール ）
47.
虚栄心の強い男は自分のことをよく言ったり、悪く言ったりして得する。
謙遜な人は、まったく自分のことを語らない。
（ ラ・ブリュイエール ）
48.
変化はつねに力強い。
あなたの鈎針(かぎばり)を投げておけ。
少なくともあなたが期待する池の中に魚はいる。
（ オウィディウス ）
49.
雫が岩に穴を開けるのは、
その力ではなく何度も落ちることによってである。
（ オウィディウス ）
50.
ボランティアやＮＰＯや自治活動といった「公民」としての活動に、
ワークとライフとが内からつながってゆかなければ、
この標語（＝「個人の自由」）は、むしろ危ういものとなる。
（ 鷲田清一 ）
51.
一人の人間の評価と価値は、心と意志の中にある。
そこに人間の本当の栄誉が宿るのだ。
（ モンテーニュ ）
52.
苦悩なき者は深き精神的趣味を理解することは出来ない。
（ 西田幾多郎 ）
53.
子供は眠っているときが一番美しい。
（ キルケゴール ）
54.
我々は、
他人に幸福を分け与えることにより、
それと正比例して
自分の幸福を増加させるのだ。
（ ジェレミー・ベンサム ）
55.
人間の本性には、動物と通い合える肉体と、神々と通い合える理性・英智とが混じり合っている。
（ エピクテトス ）
56.
ある小さな時代は、
独特の醜いやり方で、
ほかのすべての時代を誤解する。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
57.
あなたがたの祖先の徳が残してきた
昔の足跡をたどるがいい。
祖先の意志があなたがたと一緒に登るのでなければ、
あなたがたはどうして（＝どうやって）高く登ろうというのか。
（ ニーチェ ）
58.
お喋りは他人に任せて、
まず行動せよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
59.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
60.
満足は自然の与える富である。
（ ソクラテス ）
61.
全ての芸術、全ての教育は、単に自然の付属物に過ぎない。
（ アリストテレス ）
62.
解釈するとは、自分を投入することである。
よって、私は自分自身の解釈者にはなれない。
しかしひたすら自分自身の道を登る者がいれば、
その者は私の姿をも明るい光の内に引き上げてくれる。
（ ニーチェ ）
63.
なるほどぼくは人生の主人ではなく、人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ることはできないにしても、糸を切ることはできるのだ。
（ キルケゴール ）
64.
なんのために人間は
裕福でなければならないのか？
なんのために彼には
高価な馬が、立派な服が、美しい部屋が、
公共の娯楽場に入場する権利が
必要なのか？
すべてはこれは思考の欠如からきている。
こうした人々に、
思考の内的な仕事を与えよ。
さすれば彼は、
最も富裕な人々よりも幸福になるだろう。
（ エマーソン ）
65.
人間は自由であり、
常に自分自身の選択によって行動するべきものである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
66.
普通の身体組織を持っている人はみな、精神についてもほぼ等しい素質を持っている。
（ エルヴェシウス ）
67.
人間は心構えを変えることによって、
その人生を変えることができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
68.
美学的に完璧なものが世の中に二つある。
時計と猫だ。
（ アラン ）
69.
「世論政権」というものは、制度上の代表に対抗して、世論を利用し、発明し、引き合いに出すことができます。
しかしこのことが行なえるのは、そして言えるのは、最低限形式的な民主主義のなかでだけです。
人民独裁や全体主義体制は世論政権ではありません。
（ ジャック・デリダ ）
70.
より大きな河を以前見たことのない者には、どんな河でも一番大きな河に見えるものであり、樹にしても、人にしても巨大に見えようし、あらゆる種類のものでも、誰でも一番大きいと思って見たものはすべて、これ巨大なものと想像するものである。
（ ルクレティウス ）
71.
優雅は、正しさと魅力の成果である。
（ ヴォルテール ）
72.
世論はいわば世界の女王であるが、
力は世界の暴君である。
（ ブレーズ・パスカル ）
73.
哲学を本気でやれば、君は決して孤独ではない。
君は必ず真の友人を見つけることができる。
君が君の思考を進めれば進めるほど、隠れていた友人たちが次々と現れてくるはずだ。
（ 永井均 ）
74.
自分で実行できることは、決して他人の手を煩わすな。
（ モンテスキュー ）
75.
欲する所最も少なき人は、最も神に近き人なり。
（ ソクラテス ）
76.
足下を掘れ、そこに泉あり。
（ ニーチェ ）
77.
現代は、何かおちつかぬ、休まぬ、絶えずいらいらするような要素を持っていて、世捨て人でもないかぎり、これからまったくのがれることは容易でない。
（ カール・ヒルティ ）
78.
成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
79.
休息する時間がなければ継続できない。
（ オウィディウス ）
80.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
81.
苦労を伴う学問研究や難渋を極める思索に、
たとえ女性が成功したとしても、
それは彼女の性にふさわしい美点を破壊する。
（中略）それによって彼女は冷ややかな尊敬は受けようが、
異性に対して絶大な力をふるう魅力は失われる。
（ カント ）
82.
裁判官としての職務は、法律を解明することに存し、法理を制定することではない。
（ フランシス･ベーコン ）
83.
愛するとは、誰かに親切を施したいと望むことである。
（ アクィナス ）
84.
優れた人間とは、自分自身に多くを課す者のことであり、凡俗な人間とは、自分自身に何も課さず、現在あるがままのもので満足し、自分自身に陶酔（とうすい）している者である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
85.
偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ。
（ プラトン ）
86.
夢は、決して
現実性と取り違えられたフィクションではない。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
87.
知性は、
それを身につければ世界がよりクリスタルクリアに見えてくる
というものではありません。
むしろ世界を理解するときの補助線、あるいは参照軸が増殖し、
世界の複雑性はますますつのっていきます。
世界の理解はますます煩雑になってくるのです。
（ 鷲田清一 ）
88.
道徳的理想の勝利は、ほかのいずれの勝利と同じく、「非道徳的」手段によって、つまり暴力・虚言・誹謗・不正によって得られる。
（ ニーチェ ）
89.
女の性格がわかるのは、恋が始まる時ではない。
恋が終わる時だ。
（ ローザ・ルクセンブルク ）
90.
自惚れは進歩の障害である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
91.
いかなる本もそれ自身では存在できない。
一冊の本はつねに他の本と支え合い依存し合う関係にある。
一冊の本はネットワークのなかのひとつの点であって、明示的であるにせよないにせよ、他の諸々の本、他の諸々のテクスト、他の諸々の文へと送り返す参照指示のシステムを備えている。
（ ミシェル・フーコー ）
92.
人間の細部において個別に判断する者こそ、最も真実を言い当てるだろう。
（ モンテーニュ ）
93.
人生とは、自らの想いを実現することである。
（ アウレリウス ）
94.
人を信頼（信用）しなさい。
そうすれば人はあなたに正直になるだろう。
素晴らしい人物として接しなさい。
そうすれば素晴らしさを示してくれるだろう。
（ エマーソン ）
95.
何についてもいうな、｢なくした｣と。
｢返した｣と言え。
（ エピクテトス ）
96.
人間はみな幸福を求むるも、幸福とは、宇宙および人間の指導原理たる理性について生きることなり。
（ ゼノン ）
97.
教養を構成しているのは、一般的には
普遍的なものという形式的なものでしかない。
（ ヘーゲル ）
98.
考えに考え抜けば、解決できない問題はない。
（ ヴォルテール ）
99.
人類のいかなる種族も、倦怠な種族よりはマシだ。
（ ヴォルテール ）
100.
教養とは、
普遍的なものの活動性であり、
考えることの形式である。
（ ヘーゲル ）
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