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哲学者・思想家の名言
☆ ７月２７日 ☆
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1.
どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2.
謙譲というものは、平凡な能力を持つ人間の場合には単なる誠実であるが、偉大な才能のある人間の場合には偽善である。
（ ショーペンハウアー ）
3.
幸福は夢にすぎず、苦痛は現実である。
（ ヴォルテール ）
4.
精神には二種類ある。
ひとつは幾何学の精神、ひとつは繊細と呼ばれる精神である。
幾何学の精神は緩やかであるが厳格かつ堅固(けんご)な見方をする。
繊細の精神は柔軟な考え方をし、愛するものの多様な部分に対して同時に働きかける。
（ ブレーズ・パスカル ）
5.
ほとんどの宗教は、
神の偉大さを強調することで、
人間との間に非対称的な関係を作るが、
仏教だけは対称的な関係を重視している。
（ 中沢新一 ）
6.
中間を行くのが、もっとも安全だ。
（ オウィディウス ）
7.
各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。
他人が見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が幸福なのである。
（ モンテーニュ ）
8.
世の中には、
自分が“時代おくれ”になっていることを
（正当にも）過敏に意識しながら、
かといって今さら勉強する気力も能力もなく、
ただたんに隠微なルサンチマンから、
彼らをおびやかす何か理解できないものを抹消しようとする者どもが
絶えたことはない。
彼らは概して
できあいのラベルをはることによって、
それを片づけようとする。
（ 柄谷行人 ）
9.
自己の生涯のすべてを海外旅行で過ごすときは、
多くの人と知り合いになるも友はなし。
（ セネカ ）
10.
心には、理性で分からない理由がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
11.
愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。
（ プラトン ）
12.
「そんな難しいことはできない」と言う前に、
まずやってみることです。
結論はそれからでも遅くありません。
（ エマーソン ）
13.
大いなる欠点を持つことは、偉人たちのみに限られる。
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
弁論術は
事柄そのものがどのようになっているかについては
何一つ知る必要がなく、
知識のない者たちのあいだで、
知識のある者たちよりも知識があるように見えるようにさせる
何らかの説得の手立てさえ見つければ、
それで足りるのです。
（ プラトン ）
15.
学者や芸術家との交際においては、評価を反対に誤ることがよくある。
注目すべき学者の背後に凡庸な人間を、また、凡庸な芸術家の背後にしばしばきわめて注目すべき人間を見ることが希ではない。
（ ニーチェ ）
16.
「文化」は
言語の条件であり、
同時に、その産物である。
（ ジョン・デューイ ）
17.
自信がない男ほど、女にいばりたがる。
（ ボーヴォワール ）
18.
おまえの心を明るく楽しくしようと思うならば、共に暮らす人びとの長所を思え。
（ アウレリウス ）
19.
才能ある人は賛辞にのぼせない。
（ オウィディウス ）
20.
民主制は、虚栄心の強いエゴイズムがよってたかってする山分けにほかならない。
（ アミエル ）
21.
あなたがたの隣人への愛は、
あなたがた自身への愛がうまく行かないからだ。
あなたがたはあなたがた自身から逃げだして、
隣人のところへ行くのであり、
それを美徳にしたいと思うのだ。
（ ニーチェ ）
22.
我々が死なずに永久に生きているものとしたら、
どんなに冗漫で退屈なものであろう。
（ 九鬼周造 ）
23.
不正な手段を必要とするような目的は、正当な目的ではない。
（ カール・マルクス ）
24.
称賛をいかに受け止めているかをみれば、いかなる人間の人格も判断できる。
（ セネカ ）
25.
暴力は、権力が危うくなると現れてくるが、暴力をなすがままにしておくと最後には権力を消し去ってしまう。
ということはつまり、暴力に対立するのは非暴力であると考えるのは正しくないということである。
（ ハンナ・アーレント ）
26.
倹約は大いなる収入である。
（ キケロ ）
27.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
（ ショーペンハウアー ）
28.
崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。
森は夜崇高であり、昼美しい
（ カント ）
29.
人はときどき英知を持ちながら馬鹿であるが、判断があって馬鹿であることは絶対にない。
（ ラ・ロシュフコー ）
30.
神は自惚れ屋を憎む。
（ セネカ ）
31.
努力する限りひとはあやまつ。
恥ずべきことは、
誤謬(ごびゅう)を犯すということよりも寧(むし)ろ
自分の犯した誤謬から何物をも学び取ることができないということである。
（ 三木清 ）
32.
目的なしに行動すべきにあらず。
（ アウレリウス ）
33.
霊によって得られたものは
生活に注ぎ込まれねばならない。
また、生活によって得られたものは
霊に注ぎ込まれねばならない。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
34.
自然に強制を加えてはならず、むしろ、これに従うべきなり。
（ エピクロス ）
35.
すべてを与えざる愛はエゴイズムである。
（ カール・マルクス ）
36.
他の人からみると、
すばらしい職業に見えるものは、
例外なく、その過程がきわめて厳しい。
（ 鷲田小彌太 ）
37.
すべての人は、限られた世界に対して、自らの限られた視野からの見方しかできない。
（ ショーペンハウアー ）
38.
心は正しい目標をなくすと、偽りの目標にはけ口を向けるものだ。
（ モンテーニュ ）
39.
物語化したい、物語化せざるを得ないというのは、人間の根強い欲望というか習性のようなものですね。
意味づけしないで混沌のままほうっておくということが、どういうわけかできない。
意味がほしいという、このどうしようもない癖は何なんでしょうね。
（ 池田晶子 ）
40.
生きることが重要なのではない。
君の奴隷だってみんな生きているし、動物もみんな生きているよ。
重要なのは立派に、思慮深く、勇敢に死ぬことなのだ。
（ セネカ ）
41.
賢い者は、機会を見つける以上に、機会を多く創る。
（ フランシス･ベーコン ）
42.
生命の所有が短くなればなるほど、私はこの所有をますます深め、ますます充実させなければならない。
（ モンテーニュ ）
43.
民衆は伝統に甘んじているのではなくて、
経済生活上甘んぜざるを得ないのだ。
真に甘んじ得る伝統ならば、
伝統精神とか伝統主義とかいって騒がなくても、
間違いなく保存されるものなのだ。
（ 戸坂潤 ）
44.
世間のだれをも、すべて満足させようなんて、狂気の沙汰だ。
今後は、どんなに非難されようが、ほめられようが、人があれこれ言おうが言うまいが、俺は俺の考えに従う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
45.
互いに許し得ない唯一の罪は、意見の相違である。
（ エマーソン ）
46.
ほほえましい人生を送りたいなら、
まずは気分の良い生活を身につけるべきだ。
（ スピノザ ）
47.
人間の真の宝は、間違いについての記憶、何千年もの間、一滴一滴上澄みを醸成してきた長い生の体験にある。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
48.
有閑階級なしでは、
人類は野蛮状態から脱却することはなかったであろう。
（ バートランド・ラッセル ）
49.
年月は一日一日が知っていないことを、たくさん教えてくれる。
（ エマーソン ）
50.
人は両端の燃えているローソクのようでなければならない。
（ ローザ・ルクセンブルク ）
51.
希望を持たぬ者は、絶望することもない。
（ セネカ ）
52.
技芸はひと揃いの衣装を創るであろうが、
天性は人間を創らねばならない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
53.
祝祭のない生活とは、旅館のない、長い街道である。
（ デモクリトス ）
54.
はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。
（ ショーペンハウアー ）
55.
何人も本意から悪人たるものなし。
（ ソクラテス ）
56.
自分の目標に近づいた者は、
踊り出す。
（ ニーチェ ）
57.
私たちの存在は、獣性と神性、つまり、より人間的なものと、より人間的でないものの間の、シーソーだ。
（ アブラハム・ヘシェル ）
58.
権力欲は強さでなく弱さに根ざしている。
（ エーリヒ・フロム ）
59.
思慮のある人は、
苦しみながら探究する。
自分の推論が、多分正しいというだけで、
いつ、他の考え方が、
それに疑惑をもたらすかも知れない
ということをよく承知している。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
60.
人の性質に反応して理解し、その動作やしぐさを解釈する能力の大部分は、一部の人はより直接的に、そして大部分の人は偉大な文学芸術家を通して得た教育の産物である。
（ ジョン・デューイ ）
61.
生きるためには、食べなければならない。
食べるためには、稼がなければならない。
そのためには、仕事をしなければならない。
この「しなければならない」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。
（ 池田晶子 ）
62.
文人は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
63.
結婚したほうがいいのか、それともしないうがいいのかと問われるならば、わたしは、どちらにしても後悔するだろうと答える。
（ ソクラテス ）
64.
人間ってものはね、
どんな人間でも可能性としては
宝を内に秘めている。
（ 谷川徹三 ）
65.
慎重さとは、
求めるべきものと、
避けるべきものを知ることである。
（ キケロ ）
66.
人を欺(あざむ)いて得をするよりは、人を欺かずに損をするほうがよいと思え。
人を欺いて得をしても、限りなく嘆くはめになるが、人を欺かずに損をしても、嘆くのは一度で済むからである。
（ キオン ）
67.
今日の人間は果たして幸福であるために幸福について考えないのであろうか。
むしろ我々の時代は人々に幸福について考える気力をさえ失わせてしまったほど不幸なのではあるまいか。
幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に満ちているのではあるまいか。
（ 三木清 ）
68.
人生の自然な目的によって計るとき、貧しさは大いなる富となり、限度を知らぬ富は大いなる貧しさとなる。
（ エピクロス ）
69.
制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。
そして全ての服装は、多かれ少なかれ制服である。
（ アラン ）
70.
人が財産を使うに際しては、慎重さとためらいとがある。
それは善行ではないし、手腕も能力も必要とはしない。
（ カント ）
71.
そぶりのほうは、すでにとっくに愛していないと物語っているのに、永い習慣から会い続ける。
（ ラ・ブリュイエール ）
72.
推理する能力を持っている人はたくさんいるが、
判断する能力を持っている人は少ししかいない。
（ ショーペンハウアー ）
73.
決断を留保したり、行動を留保したりして、ひたすら思索をつむという習慣は、思想を思想として考えているだけでくらしをたてることのできる人々にだけ、可能なことで、民衆のもちうる傾向ではない。
（ 鶴見俊輔 ）
74.
ある状況についての幻想を捨てたいという願いは、
幻想を必要とする状況を捨てたいという願いである。
（ カール・マルクス ）
75.
目に見えないもの、思いや感じや考えのことをひとまとめにして「心」と呼んでいるけれど、同じ目に見えないものの中でも、動いて変わる部分と、動きも変わりもしない部分とがある。
前者が感情、後者が精神だ。
感情は感じるもので、精神は考える物だ。
（ 池田晶子 ）
76.
良心は、ただただ常に沈黙という形で語る。
（ ハイデッガー ）
77.
しばしば我々は、我々の最も美しい行為をも恥ずかしく思うであろう。
それを生み出したすべての動機を人に見られたならば。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
（本当のことは）誰にとっても正しいことなのだから、お互いの正しさを主張しあって喧嘩になるはずもないということも、わかるよね。
だから、本当のことを知っているということは、それ自体が自由なこと（＝自由であるということ）なんだ。
本当のことを知らないから、人は人に対して自分の自由を主張することになるんだ。
（ 池田晶子 ）
79.
思索は下から昇ってゆくものであるとすれば、瞑想は上から降りてくるものである。
（ 三木清 ）
80.
人の手によるどんな大規模な企てでもそうであるように、一部の援助は非効率である可能性がある。
とはいえ、援助が実際に逆効果であるというのではない限り、比較的非効率な援助でさえ、大富豪による贅沢な浪費よりは人間の福利を向上させるのに役立つ可能性が高いだろう。
（ ピーター・シンガー ）
81.
幾何学は、人間精神を真理に近づける。
（ プラトン ）
82.
環境と決断、この二つが生を構成している基本的な要素である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
83.
物事を学ぶのに、決まった方法はない。
（ アリストテレス ）
84.
青年は熱い血によってその趣味を変え、老人は習慣によってその趣味を保つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
85.
人の欲望とは、他人に自分の欲望を認めさせたいという欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
86.
睡眠は死からの負債である。
睡眠は生命を維持するために、死から借りるものである。
（ ショーペンハウアー ）
87.
一つの進路を根気よく進んで行けば、たとえ小さな損失があっても、大きな利益を獲得することができる。
（ エマーソン ）
88.
正義とは、己にふさわしきものを所有し、己にふさわしきように行為することなり。
（ プラトン ）
89.
私たちは、死の心配によって生を乱し、生の心配によって死を乱している。
（ モンテーニュ ）
90.
真実の中には、
個人的な経験を経て
初めて本当の意味が理解できるものも多い。
（ J・S・ミル ）
91.
食べるために生きている
生きているから食べている
前者の「生きる」は生存である
後者の「生きる」は存在である
生存⊂存在
（ 池田晶子 ）
92.
貧困は、
気高い心を堕落させることはできないし、富は、
卑しい心を高めることはできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
93.
人生を楽しむには、それだけの手心が必要である。
（ モンテーニュ ）
94.
強い人間は自分の運命を嘆かない。
（ ショーペンハウアー ）
95.
財産や名誉を得ることのみ執心し、己の魂を善くすることに努めないのを、恥とは思わないのか。
（ ソクラテス ）
96.
血統の尊さは短くなり易き衣のごとし、
日に日に補足せざれば、
時ははさみを持って周りをめぐらむ。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
97.
人間はゲームをするとき、最大限の能力を発揮する。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
98.
いったん選んだ道に関して頑張る人は多い。
目標に関してそうする人は少ない。
（ ニーチェ ）
99.
幸福以外のものを目的として生きるとき、人は幸福になれる。
（ J・S・ミル ）
100.
哲学の正しい方法とは、
語ることが出来るもの以外に語らないということ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
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