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哲学者・思想家の名言
☆ ７月２７日 ☆
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1.
愛の幸福な瞬間、そよ風の楽しさ、明るい朝に散歩して新鮮な空気の香りをかぐこと。
こういったことが、人生の中にあるすべての苦しみや努力ほどの価値がないと、誰に言えるだろうか？
（ エーリヒ・フロム ）
2.
世間の一部の人からは
大学は自由主義の府であるかのように云われているが、
私の見るところでは
必ずしもそうではない。
むしろ大学の改革にとって差当り必要なことは、
その一切の封建的なものの打破である。
（ 三木清 ）
3.
この世界は言葉のゲームだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
4.
ある程度孤独を愛することは、静かな精神の発達のためにも、また、およそ真実の幸福のためにも、絶対に必要である
（ カール・ヒルティ ）
5.
狂人を演じるのも、時には楽しい。
（ セネカ ）
6.
世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。
（ モンテーニュ ）
7.
習慣は我々の偶像であり、我々が服従するから強いのである。
（ アラン ）
8.
栄えると友人がほとんどできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
9.
裏切り者の中で最も危険な裏切り者は何かといえば、全ての人間が己自身の内部に隠しているところのものである。
（ キルケゴール ）
10.
幸福になる秘訣をお教えしよう。
できるだけいろいろなものに興味を持ち、物ごとであれ人間であれ興味を感じるものを無視せず、できるだけ好意的に接することだ。
（ バートランド・ラッセル ）
11.
よい生活は、恐怖や束縛やお互いの自由に対する干渉の上に築くことはできない。
（ バートランド・ラッセル ）
12.
人は老年を恐れる。
果たしてそこまで到達するかどうかも確かでないのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
13.
女が裏切るときの最初の兆候は、その夫に対して昔のような礼儀正しさと注意深さとを取り戻すことにある。
（ アラン ）
14.
けだし自由というものは、中身の多い滋養豊富な食物、あるいは強くて良い葡萄(ぶどう)酒のようなものであって、そういう飲食物はそれに慣れている丈夫な体質を養い強めるには適しているけれど、そういうものには合わない繊弱(せんじゃく)な体質に対しては、これを圧し滅ぼし、酔いつぶしてしまう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
15.
逆境は神の恩寵的試練なり。
（ 森信三 ）
16.
人は女に生まれない。
女になるのだ。
（ ボーヴォワール ）
17.
自分の心の中に安静を得られないのであれば、他のところに安静を求めても徒労に終わるであろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
健康には自由がある。
健康は、すべてにおいて自由をもたらす、第一のものである。
（ アミエル ）
19.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
20.
蒸気が百年前より少しでも強くなったわけではない。
しかしそれは今では、ずっと良く利用されている。
（ エマーソン ）
21.
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
（ キルケゴール ）
22.
数は世界の成り立ちの奥底を照らし出す。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
23.
他人の自我にたえず耳を貸さねばならぬこと――それこそまさに読書ということなのだ。
（ ニーチェ ）
24.
他人のパンのいかに辛(から)く、
他人の家の階段の上がり下がりが
いかに辛(つら)いことであろうか。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
25.
雄弁も長たらしくなると退屈する。
（ ブレーズ・パスカル ）
26.
女たちが愛人の死を泣くのは、彼を惜しむからでなく、このように忠実な自分はさらに新しい愛人を得るに値する、と他人に思わせるためなのだ。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
27.
心を高く保つという一種の謙譲があり、
心を低く保つという一種の傲慢がある。
（ アウグスティヌス ）
28.
何かをするとき、いやいやながらするな、無思慮にするな、心に逆らってするな。
（ アウレリウス ）
29.
くつろぎとは、
ありとあらゆるヒロイズムを進んで失うこと。
（ ロラン・バルト ）
30.
情欲は精神の非理性的、反自然的興奮、すなわち強すぎる衝動なり。
（ ゼノン ）
31.
そんな目に逢うのも当然のことだろう。
君は今日善い人間になるよりも、明日なろうっていうのだから。
（ アウレリウス ）
32.
長生きするには、
ゆっくり生きることが必要である。
（ キケロ ）
33.
自然は自由であり、傲慢なる主人に左右されることなく、自然自身すべて自由勝手な独立行動をとっているものであって、神々とは関係がない。
（ ルクレティウス ）
34.
世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
（ モンテーニュ ）
35.
数のあるところ、
必ず美がある。
（ プロクロス ）
36.
大道のそばでひなたぼっこをしている乞食の有する安心感は、
もろもろの王様が欲しても得られないものである。
（ アダム・スミス ）
37.
適切な行動に全力をかけた人は、この上なく豊かな知恵の報酬を与えられます。
（ エマーソン ）
38.
やっかいなのは恐怖心そのものだけだ。
（ フランシス･ベーコン ）
39.
世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振るう暴力に比べれば、ものの数ではない。
自分自身をどう考えるかによって人の運命は決定される、あるいは暗示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
40.
汝がいっさいを屈服させんと欲せば、汝自身を理性に屈服せしめよ。
（ セネカ ）
41.
人は己れの信念にとって苦痛な場合には、容易に信じようとはしないものである。
（ オウィディウス ）
42.
希望を持つことはやがて失望することである。
だから失望の苦しみを味わいたくない者は初めから希望を持たないのが宜(よろ)しい、といわれる。
（ 三木清 ）
43.
孤独は内に閉じこもることではない。
孤独を感じるとき、試みに、自分の手を伸ばして、じっと見詰めよ。
孤独の感じは急に迫ってくるであろう。
（ 三木清 ）
44.
普遍的な真理に対して人がいかに無関心でも、個別的な真理に対しては実に執着が強い。
（ ショーペンハウアー ）
45.
階級選択は自由による選択である。
したがって、
ある階級に所属するよう強制されたり、
どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
46.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
（ ショーペンハウアー ）
47.
幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。
幸福を追っかけるなどは、言葉の上以外には不可能なことである。
（ アラン ）
48.
人間が生きている間、決して消え失せることのない唯一の情欲は、自愛である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
49.
人類の間に秩序が支配しているのは、理性と徳がいちばん強いものであるという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
50.
感動するということは、共感するということに他ならないからだ。
だから、ある天才の仕事に感動できるとしたなら、君は、天才だ。
天才が何をしようとしていたのかを理解できるなら、君は天才だ。
天才を理解できるのは天才だけだという動かせない対応とは、両者が共に自分を超えた大きなもの、つまり「天」を見ているということで理解し合うということなんだ。
（ 池田晶子 ）
51.
一人の人間の評価と価値は、心と意志の中にある。
そこに人間の本当の栄誉が宿るのだ。
（ モンテーニュ ）
52.
最も笑うべき、最も向こう見ずな希望が、時として異常な成功の因(もと)であった。
（ ヴォーヴナルグ ）
53.
多くの人間たちにとって、不幸を癒す薬は沈黙である。
とりわけ分別のある者には。
（ カルキノースⅡ ）
54.
愛というものは単に優しさだけで（あるいは単に弱さだけで）成り立つものではなく、常にはっきりとして揺るがない一つの信仰、言い換えれば幸福な誓いによってしか十分に表現されない、自由で変化しない何ものかを含むものである。
（ アラン ）
55.
本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。
本は著者がとても苦労して身につけたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
（ ソクラテス ）
56.
我々は、どんなものでも自分自身のためにしか愛することができない。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
尊大な態度は、昇進が人にねたみを起こさせる以上に敵を作る。
（ ルイ・ド・ボナール ）
58.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
59.
己自身に全面的に頼り、己自身のうちにすべてを所有する者が幸福にあらざるなどはありえず。
（ キケロ ）
60.
天才を知る者は天才である。
（ ヘーゲル ）
61.
法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。
道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
（ カント ）
62.
握ったコブシを開けば、怒りも消える。
（ アラン ）
63.
信仰はまさに
思惟(しい)の終わるところから始まる。
（ キルケゴール ）
64.
勇気は恐怖を克服する徳。
（ アラン ）
65.
有能の評判を得たいという欲望は、
しばしば有能になることの邪魔をする。
（ ラ・ロシュフコー ）
66.
愛は統一を求むるの情である。
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である。
（ 西田幾多郎 ）
67.
人間の心は、肉体とともに滅びるものではない。
ある永遠なものが残るのである。
（ スピノザ ）
68.
ジャーナリストは公平な批評家であるよりも、
むしろ党派的意見の代表者である。
（ 三木清 ）
69.
人間は一日中自分が考えている通りの者になる。
（ エマーソン ）
70.
私にとって、真の道理のほうが民衆の意見より価値がある。
（ キケロ ）
71.
どんな儲けも、他人の損害の上に成り立つ。
（ モンテーニュ ）
72.
天使は力において神と等しくなろうと欲して法を破って堕ち、人間は知識において神と等しくなろうと欲して法を破って堕ちた。
（ フランシス･ベーコン ）
73.
どんな女の過失も、男の責任である。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
74.
私は常々、人の考えをもっともよく表すのは、その人の行いだと考えてきた。
（ ジョン・ロック ）
75.
本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。
本をめくらないときには考えない。
（ ニーチェ ）
76.
学問は人格に移る。
（ オウィディウス ）
77.
女は男を愛するにしたがって、いっそう男を憎む心に近くなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
死後に残す人々の運命を、自分自身の運命と感じ得る能力が欠如している者ほど、また利己的にのみ生きてきた、利他の喜びを実感した経験のない者ほど、老年に至って自分自身の快楽がゼロに近づくに及んで、いよいよ利己的な形における生命の存続を妄執するものである。
（ J・S・ミル ）
79.
人間はすべて誤るものである。
ただ過失を固守するのが愚か者なのである。
（ キケロ ）
80.
汝が富者ならば、喜ばしきときに食べよ、汝が貧者(ひんじゃ)ならば、食べられるときに食べておくべし。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
81.
（永遠平和は）経験に教えられた我々が、絶対に努力すべきであるし、またそれが可能なことは、「理想としての戦争」という考え方のいかなる残骸をも駆逐し、それを完全に根絶することである。
（ ベネデット・クローチェ ）
82.
真の苦行は全く人に知られることのない苦行である。
そうでないものは虚栄心によって楽になる。
（ ラ・ロシュフコー ）
83.
何よりも次の二つの真理を記憶せよ──
まず第一に、外界は君の魂に触れることはできず、常に揺るぎなく外部に立つものであるから、君の内面の平和は君の想像からのみ生じるということ、
そして第二に、君が今、目の前に見ているものは、たちまち変化して、もはや存在しなくなるということだ。
（ アウレリウス ）
84.
均整の少し異常なものでなければ、最上の美ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
85.
するのが怖いということは、
次にすべきことがハッキリしているということだ。
（ エマーソン ）
86.
生まれつき確固たるものを持ち、反省によって柔軟になるのはよいことである。
（ ヴォーヴナルグ ）
87.
汝は生きるために食うべきで、
食うために生きるべきではない。
（ キケロ ）
88.
習慣というものは、真にはげしい陰険な女教師である。
それは徐々に我々の内部に、その権力を植え付ける。
（ モンテーニュ ）
89.
大衆とは、善い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分は「すべての人」と同じであると感じ、そのことに苦痛を覚えるどころか、快感すら覚える。
（ オルテガ ）
90.
考えに考え抜けば、解決できない問題はない。
（ ヴォルテール ）
91.
人生はすべて実験である。
実験の数は多ければ多いほどよい。
もし失敗したら、もう一度起き上がればよい。
転んだって何ともない。
（ エマーソン ）
92.
離婚は進んだ文明にとって必要である。
（ モンテスキュー ）
93.
他人のために生きることは容易である。
誰でも皆していることである。
（ エマーソン ）
94.
一つの事柄について全てを知るよりも、全ての事柄について何らかのことを知るほうがずっとよい。
知識の多面性が最上である。
（ ブレーズ・パスカル ）
95.
恋は幻想の子供であり、幻滅の親である。
（ ウナムーノ ）
96.
真理は神によりてのみ到達され、人間の及ぶところにあらず。
（ アルケシラオス ）
97.
自分を最も深く動かすものを信じなさい。
（ サム・キーン ）
98.
毎日少なくとも一回、何か小さなことを断念しなければ、毎日は下手に使われ、翌日も駄目になるおそれがある。
（ ニーチェ ）
99.
他人の厚顔無恥に腹が立つとき、ただちに自らに問うてみよ。
「世の中に恥知らずの人間が存在しないということがありえようか」…「ありえない」と答えるだろう。
それならば、ありえぬことを求めるな。
（ アウレリウス ）
100.
人々がいつでも正直なことを言うのはなぜか。
神が嘘を禁じたからではない。
それは、嘘をつかないほうが気が楽だからである。
（ ニーチェ ）
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